2017-03

19000円の攻防

3月23日(木)20:55


大引け

日経平均株価

19048.84(9:00)

19105.11(14:58)

18973.75(10:22)

19085.31(15:00)

前日比△43.93 +0.23%

TOPIX

1528.46(9:00)

1531.73(14:58)

1523.11(10:22)

1530.41(15:00)

前日比△0.21 +0.01%


値上がり銘柄数 824


値下がり銘柄数 1037


新高値銘柄数 42


新安値銘柄数 2


騰落レシオ25D 99.8


日経平均25D乖離率 -1.48


TOPIX25D乖離率 -1.60


日経平均株価は4日ぶりに反発

前日の米国市場は高安まちまちでNYダウは下げ渋り
日本市場は前日までの大幅続落から自律反発狙いの買いが入り
小幅反発で始まりました

寄付 19048.84(9:00)△7.46

森友学園をめぐる籠池氏の証人喚問を見極める動きから
一時マイナス圏に転落しましたが

安値 18973.75(10:22)▼67.63

売り急ぐ動きは限定的で前日終値を挟んだ値動きで
前引をむかえました

前引 19068.22(11:35)△26.84

後場は19,000円台を固める値動きになり狭いレンジでの
小動きになり、大引けにかけて19,100円に乗せる場面がありました

高値 19105.11(14:58)△63.73

日経平均株価は4日ぶりに反発して引けました

大引 19085.31(15:00)△43.93


トランプ大統領への政策期待で史上最高値を連日更新し
その後も高止まりしていた米国3指数は、大統領への期待が
剥落し始め3/21に大陰線を引き、ドル円相場は11月以来4カ月ぶりの
ドル安円高水準になりました。(米国株安、ドル安円高)
昨晩の海外時間では、1ドル110円台後半までドル安円高になり
米国発の不透明感が台頭。

オバマケア代替法案への最大の懸念は、同法案が阻止された場合
トランプ相場の市場への最大の期待案件が延期、或いは阻止されることへの
不安につながります。
1、市場への最大の期待を集めた法人減税
2、大規模なインフラ投資
3、規制緩和

注:オバマケア代替法案が無事通過すれば安心感が出て
  米国株切り返し、ドル高円安に振れます。

米国市場は、3/1までは連日の史上最高値更新の強い相場が続き
その後も3/21の大陰線を引くまでは高値圏での株価推移が続いていました。
それに対して、日経平均株価は、12/12に19,000円台に到達して以降は
何度も20,000円トライと思われる場面がありましたが、そのたびに
ドル円相場が、ドル安円高方向に振れ、3/2高値19668.01円が
レンジ上限値になっています。

3/13高値19656.48円 114.92円 引け値ベースで昨年来高値更新
3/2高値 19668.01円 114円台前半 ザラ場ベースで昨年来高値更新
2/13高値19519.44円 ドル円H 114.17円
1/27高値19486.68円 ドル円H 115.30円
1/5高値19615.40円 ドル円H 118.18円(1/4)H 117.43円(1/5) 
12/21高値19592.90円 ドル円H 118.06円

今回も昨年懸念された 日本市場は当事国よりも大きく下落する現象になりました。
3/21NYダウ 20668.01ドル ▼237.85ドル -1.14%
(3/1までトランプ相場が続く)
3/21日経平均株価 19041.38円 ▼414.50円 -2.13%
(12/15~12/21 トランプ相場終了)

日本株より持続的に上昇し、連日の史上最高値まで買われた米国株よりも
日経平均株価の方がはるかに大きく売り込まれました。

直近売り越している長期運用の海外投資家は、日経平均のボラティリティーの高さを
敬遠していました。
世界主要市場でありながら、売られると新興国並みに大きく下落する
日本市場のリスクを長期運用の海外投資家は「最大の運用リスク」として
現在警戒しているのです。

今後のプラス要因とマイナス要因

4月に日本株を買い越す外国人投資家の季節的習性 
2000年~2016年 4月は、16年間にわたり海外投資家は日本株を買い越している。
1990年以降では 4月は、25回 海外投資家は日本株を買い越している。

日本国内
国内機関投資家の決算対策売りは、3月中旬までに峠を越え
3月決算期末で止まる習性。
貸し株を使って空売りを仕掛けている海外短期筋は、3月末までに
借りている株(空売り用の貸し株)を3月期末前にいったん返す。

上記の海外投資家と日本勢の季節的習性を考えると
4月相場は期待ができる季節です。
メインプレーヤー海外投資家が、4月に日本株を買い越すことになると
現在の中小型株、新興銘柄相場から大型株物色へ流れが変わることになります。
(インデックス+主要大型株 物色)

今年特有の不透明要因
欧州の政治日程
4/23(日)フランス大統領選挙 1回目(イベントリスク)
5/7(日)フランス大統領選挙 2回目(イベントリスク)
さらに、欧州の銀行システムは1兆ユーロの不良債権を抱えています。
ギリシャ債務とイタリア、ポルトガル金融機関不良債務問題
9月ドイツ総選挙(欧州政治リスクに要注意)

現時点では様々なシナリオが考えられますが

4月に海外投資家が日本株を買い越した場合は持ち株の整理をして
現金ポジションを高めることが賢明と考えます。

今年に限っては欧州選挙があり、ギリシャ債務とイタリア、ポルトガル
金融機関不良債務問題が再燃するリスクがありますので、4月に上昇に転じ
20,000円トライの場面があったとしても、高値で買わないように
十分注意するべきと考えます。

市場の商いの過半数が人工知能を駆使したプログラム取引です。
株式投資で 勝ち残る、生き残るためには、人工知能に勝たなくてはなりません。
個人投資家には特権があり、その特権を最大限生かすことが
人口知能に打ち勝つ方法と考えます。

◎個人投資家の特権
①迷った時、分からない時は様子を見ること、休むことができます。
②頻繁に売買する必要がないため、相場が年初来安値圏になるまで待ち
日柄、値幅調整の進んだ銘柄だけ買って、気長に上昇を待つ投資手法は
個人投資家ならではの最大の特権であり武器でもあります。

海外短期筋、国内外機関投資家がプログラム売買を行っても
「良品安価」年に1度~2度の大バーゲン価格で買えば
人工知能の売買にも勝ち残るばかりではなく、
人工知能の資金を奪い取ることも可能と考えます。

株式投資で最も大切なことは、資金的余裕と精神的余裕です。
信用取引の目いっぱいの買いは墓穴を掘ることになりかねません。
初心者の方がトレンドに乗ってとんとん拍子に勝つと
しだいに分相応の枠を超えてしまいます。
資金的余裕と精神的余裕を常に頭の片隅にとどめて
欲を抑えて、腹八分目のつもりで投資に臨んでください。


コメントの御返事

いつも参考にさせていただいております。
質問させてください。
3900 クラウドワークス
ここ数日の動きをどのように分析されますでしょうか?
出来高急増の大幅高の後、出来高は付いてきませんが落ちそうで落ちません。
個人だけの動きではと思うのですが、どのように思われますでしょうか?
よろしくお願いいたします。

コメントありがとうございます。
3/13に出来高が増え、翌3/14に出来高急増株価上昇(大陽線)になり
その後3/21高値1080円を付けましたが、1000円を挟んだ水準での推移となっています。
前回は、10/18高値1490円まで買われましたが、この時の出来高は意外に少ないため
1100円以上の戻り売り待ちの売り玉は、限定的です。
大きなしこりが少ないため、もう一段上昇する可能性はありますが
買い気配で始まったのちどれだけの提灯がつくかどうかです。
マザーズ市場は、IPO関連銘柄物色が相場の中心になっているため
ここから買い上げるのは少し難しい場面といえます。
以下の1~3のパターンが考えられますが、確率の高い順に記載しました。
1、1000円を挟んだ水準でのもみ合いがもう少し続く。
2、近日中に大陽線になる。
3、出来高がさらに減少し800円台まで下落。


いよいよバーゲンセールが
始まったと考えていいのか、まだまだ
下がるのか手が出しづらいです。
工藤先生は下落過程の中で、
投資配分をどのように
されていますでしょうか。
最初の買いは、余力全体の3割くらいに
していますが多すぎでしょうか。

コメントありがとうございます。
バーゲンセールはまだ先でしょう。
現在は、12/12以降のレンジ相場の下限を試す動きで
19,000円の攻防になっています。
25日移動平均を割り込み、75日移動平均を割り込んだばかりで
米国情勢と為替次第で切り返す可能性は残っています。
日経平均株価は、通常25日移動平均±5%程度のレンジで動きますが
今回の相場では±2.5% と狭まっています。
今回のBOX相場においては、2017年の日銀ETF買が、1兆4千億円が
下支えになり、加えて企業収益の上振れ期待も加わり、下値が限られています。
海外短期筋も大きく売り崩せないところです。
昨晩未明の海外時間でのドル円相場110.73円まで一瞬振れましたが
本日日本時間では111円台を守り、日経平均も19,000円の攻防を維持できました。
今後の日本株の行方は、為替と米国株しだいの展開になります。

数年前までは、ボトムを付けるとV字回復する場面が多かったのですが
昨年の相場では、下降トレンドで海外短期筋の貸し株を使った空売りが
異常値に達する場面が多々あったため、2点底、3点底になるケースが増えました。
そのため、2017年相場においては慌てて買わずに、2番目の底、
3番目の底で買えるように工夫するつもりです。

2017年相場では海外短期筋の異常なまでの売りを警戒し
初動の買いは控える時と考えております。
資金には様々な個人的理由があるため一概には言えませんが
現物であれば30%くらいは可 と考えます。
信用取引の場合は、絶対に無理はいけません。

これは余談になりますが
一般の投資家は買ったとたんに不安になることが多いのです。
中途半端な水準での売買、目いっぱいの投資をすることで
資金的余裕、精神的余裕がなくなります。
資金的余裕、精神的余裕が株式投資の生命線です。



次回の更新は3/24(金)15:30ごろ更新予定です。

今年1月以降の円高水準と日経平均株価
3/22ドル円 111.32円 3/22日経平均安値19026.53円(海外時間110.73円)
3/21ドル円 112.26円 3/21日経平均安値19337.22円
2/27ドル円 111.92円  2/27日経平均安値18995.55円
2/7ドル円 111.59円  2/7日経平均安値18805.32円
1/24ドル円 112.53円 1/24日経平均安値18783.16円

3/13高値19656.48円 114.92円 引け値ベースで昨年来高値更新
3/2高値 19668.01円 114円台前半 ザラバベースデ昨年来高値更新
2/13高値19519.44円 ドル円H 114.17円
1/27高値19486.68円 ドル円H 115.30円
1/5高値19615.40円 ドル円H 118.18円(1/4)H 117.43円(1/5) 
12/21高値19592.90円 ドル円H 118.06円

3/23(木)日経平均株価19085.31円 PER15.80倍 EPS1207.93円
EPS1207.93円×17倍=20535
17倍まで買われた場合 日経平均株価20535円

EPS1207.93円×13.5倍=16307
13.5倍まで売り込まれた場合 日経平均株価16307円

日経平均PERで考える2017年相場の天底
天井 20535円
底値 16307円
直近の111円台の円高水準が続いた場合は、企業の来期収益予想値が
弱含みになるため、控えめな予想値になります。
逆に、急速に円安に振れた場合は、企業の来期収益予想値が
強含みになるため、増益幅が上に振れた予想値になります。

昨年末12/15を境に大型株は調整局面 
中小型株、新興銘柄に投資資金が循環し大きく上昇しました。
東証2部株価指数 日経ジャスダック平均株価 東証マザーズ指数
高値圏に位置しており、要注意

日経平均株価 BOX相場 昨年末12/15以降横ばい
TOPIX BOX相場 昨年末12/15以降横ばい
日経平均株価下落時は、25日移動平均-2.5%乖離
日経平均株価上昇時は、25日移動平均+2.5%乖離

高所恐怖症に見えてきたチャート
301東証2部株価指数 まだ崩れてはいないが高値警戒
3/17史上最高値更新 3/15、3/17長めの陰線でやや警戒感
3/17~3/23 4連続陰線も気になります。
3月陽線で終われば 2016年7月~ 9カ月連続月足陽線

801日経ジャスダック平均株価 要警戒 
3/10バブル期以降最高値3075.22形成後 3/13、3/15の長い陰線に警戒
3/21上昇しましたが、3/22、3/23連続陰線。
早い時期に3/10バブル期以降最高値3075.22 を越えなければ
3/10 1番天井になります。

149東証マザーズ指数 3/13天井形成の可能性大
3/13(年初来高値)1097.78 形成したものの3/9~3/15 5日連続陰線
3/15の大陰線、3/16の切り返しは力不足
3/15以降は、陰線と陽線が交互に出る「くじらまく」になっています。
3/22、3/23は連続で25日移動平均割れ
早い時期に3/15の大陰線を埋めることが出来なければ
3/13高値1097.78 が1番天井形成になる可能性がさらに高まります。


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プロフィール

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Author:k124816
1974年高校1年で株式投資を始める。
順調に儲かったが、大学時代に仕手株投資で、8ケタの損出。その後30歳代で10ケタ近くの損出。
その苦い経験から 
「株式投資勝利の法則」と「秘伝指数表」を使って勝ち続ける法則を実践。

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