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2022-10

リバウンドの勢い低下

2022年10月5日(水)11:35

前日10/4(火)の米国株
NYダウ 30,316.32ドル △825.43 +2.79%
ナスダック 11,176.406 △360.971 +3.33%
S&P500 3,790.93 △112.50 +3.05%
米国10年債利回り 3.635% △0.001%
NY原油 86.53ドル
欧州市場 
ドイツDAX 12,670.48 △461.00 +3.77%
イギリスFTSETM100 7,086.46 △177.70 +2.57%
フランスCAC40 6,039.69 △245.54 +4.23%

前日の米国株、欧州主要国株は揃って大幅高で続伸
NYダウの2日間の上昇幅は1590ドルに達しました。
主要国中央銀行が利上げペースを緩めるとの見方が広がり
株買い、買戻しに弾みがつきました。
4日、オーストラリア準備銀行が、0.25%の利上げを決めました。
前回までの4会合を継続して0.5%の利上げを続けるとの市場予想に反し
半分の0.25%にとどまったため、米国欧州の主要中央銀行が
景気減速に配慮して、利上げ幅を減速するとの見方につながりました。
4日発表、8月米国雇用動態調査で非農業部門の求人件数が
前月比で市場予想以上に減り、減少幅は2020年4月以来の大きさになり
労働需給の逼迫が和らいだと市場は受け止めました。(FRBのタカ派姿勢へ緩和期待)

米国長期金利は
9/27(火)米国10年債利回りが、3.9%まで上昇
10/3(月)米国10年債利回り一時3.5%台後半まで低下 3.634%▼0.193%
10/4(火)米国10年債利回り3.635% △0.001%
長期金利の上昇がひとまず止まり、9/30(金)までの米国株の急落が
売られすぎの水準まで達したためのリバウンドの場面と思われます。
世界経済の減速懸念は、何にも変わっておらず、どこまでも上昇を続ける
力強い米国株復活とはならないと考えます。
リバウンドのため、買い一巡後(買戻し)更なる上値を買い進む投資主体が
入なければ、リバウンドの場面は終了します。
評論家の方々のような予想はしませんが、異常な下落でいったん底を付けると
大きく戻り、その上を買う動きがなくなると再び調整に入る。
これが相場の常です。


10月5日(水)東京マーケット
日経平均株価
 前場
寄付 27211.32(9:00)△219.11
高値 27216.80(9:02)△224.59
安値 27030.55(10:50)△38.34
前引 27085.97(11:30)△93.76 +0.35%

前日の米国株、欧州主要国株は大幅高で続伸
連動して上昇した日経平均先物にサヤ寄せして続伸して始まり
一気に27,000円の大台を突破し、27,200円台に乗せて始まりました。
寄付 27211.32(9:00)△219.11
高値 27216.80(9:02)△224.59
寄付き直後高値を付けると上げ幅をジリジリと縮め上値が重くなりました。
10/3(月)前場安値25621.96円 10/5前場高値27216.80円 
3営業日の上下幅1594.84円
リバウンドの勢いが低下してきました。
安値 27030.55(10:50)△38.34
前引 27085.97(11:30)△93.76 +0.35%

今晩以降の米国株と米国長期金利の動向に短期筋のAIが活発に動き
今後も相場を乱高下されることは変わりないでしょう。
今晩以降の米国株の上値が重くなると「リバウンドの場面」は
一服となるでしょう。

リバウンドの場面 戻りメド 10/4時点の株価
25日移動平均 27430.15円
75日移動平均 27405.36円
200日移動平均 27330.03円
全ては米国株と長期金利次第です。


◎直近の銘柄分布の一例

9/30(金)日経平均終値25937.21円▼484.84円 安値25805.91円
プライム市場 銘柄数1836銘柄 
プライム市場 25日移動平均 
+乖離銘柄数 356銘柄
+10%以上乖離銘柄数 12銘柄
-乖離銘柄数 1471銘柄
-10%以上乖離銘柄数 105銘柄

10/3(月)日経平均終値26215.79円△278.58 安値25621.96円
前場安値を更新 午後リバウンドに転じる 日経平均上下幅601.88円
プライム市場 銘柄数1836銘柄 
プライム市場 25日移動平均 
+乖離銘柄数 315銘柄
+10%以上乖離銘柄数 5銘柄
-乖離銘柄数 1515銘柄
-10%以上乖離銘柄数 70銘柄

10/4(火)日経平均終値26992.21円 高値26994.44円ほぼ高値引け
10/3(月)に続くリバウンド2日目 2.96%の大幅高
プライム市場 銘柄数1836銘柄 
プライム市場 25日移動平均 
+乖離銘柄数 882銘柄
+10%以上乖離銘柄数 28銘柄
-乖離銘柄数 944銘柄
-10%以上乖離銘柄数 34銘柄


◎相場の話

日銀によるETF買いがなくなり、メインの買い方がいなくなりました。
短期筋のAIによる売買が相場の過半数を占め、独断場になっています。
長期運用の海外投資家による日本株買いもめっきり減少し売り越しが続いています。
長期運用の海外投資家はなぜ日本株を大幅に買い越してこないのか?
米国の巨大ハイテク企業のような時価総額上位企業だけではなく
海外では、効率よく稼ぐ力のある時価総額上位の巨大企業が多くあり
あえて日本株に積極投資する魅力がなくなっているからです。

自社株買いが日本でも増加し始めましたが、それでも欧州の3分の1程度
米国とは比べるべきもない低水準で、日本企業のROEは欧米株に比べ非常に低く
余剰資金をため込むだけで、将来のための積極投資、M&Aによる事業拡大に向けて
投資する企業は一握りで、多くの企業がサラリーマン社長の下で
余剰資金を眠らせたままの状態です。
そのため、海外投資家が積極的に買うような時価総額上位銘柄は増えません。

日本企業時価総額上位企業 10/4(火)終値ベース
時価総額1兆円企業は、プライム市場全体で141銘柄 141位 9104商船三井1兆49億円
時価総額2兆円企業は、プライム市場全体で84銘柄 84位7201日産自動車2兆234億円
時価総額3兆円企業は、プライム市場全体で45銘柄 45位4689 Z-HD3兆403億円
時価総額4兆円企業は、プライム市場全体で35銘柄 35位411みずほFG4兆730億円
時価総額5兆円企業は、プライム市場全体で29銘柄 29位6594日本電産5兆308億円 
時価総額6兆円企業は、プライム市場全体で21銘柄 21位8035東京エレク6兆275億円
時価総額7兆円企業は、プライム市場全体で13銘柄 13位9434ソフトバンク7兆1017億円
時価総額8兆円企業は、プライム市場全体で9銘柄 9位4568第一三共8兆2496億円
時価総額9兆円企業は、プライム市場全体で6銘柄 6位9984ソフトバンクG9兆197億円
時価総額10兆円企業は、プライム市場全体で4銘柄
1位 7203トヨタ自動車 32兆6952億円
2位 9432NTT 14兆3721億円
3位 6758ソニーG 12兆2943億円
4位 6861キーエンス 12兆2212億円

プライム市場上場企業1836銘柄中 時価総額1000億円以上 699銘柄
プライム市場上場企業1836銘柄中 時価総額5000億円以上 247銘柄
プライム市場上場企業1836銘柄中 時価総額1兆円以上 141銘柄

時価総額5000億円以上でもっとも割安(株価水準が低い)銘柄
6753シャープ 時価総額5678億円 直近安値10/3安値838円 1/6高値1395円
株価は安く底値水準にありますが、積極的に買おうとは思えません。

上記時価総額上位銘柄の中にも一握りの世界に通用する銘柄、稼ぐ力のある銘柄があります。
これら銘柄の中で、数年に1度の安値(売られすぎの底値圏)を10月、11月に狙います。

グローバルニッチ企業 高ROE企業 自己資本比率 負債/売上(負債の低い銘柄)
小型株中型株の中には、不況の影響を受けにくく、これからも安定成長が見込める銘柄は多くあり
これらの銘柄の数年に1度の売られすぎの底値圏を10月、11月に狙います。


空売りは、売り立てした日のロスカット値は厳守、売り乗せ厳禁
日々の株価に一喜一憂せず、ロスカット値に迫った際は逆指値を入れて対処します。
天井圏での空売りですが、これが高値になりそうと思っても最初設定した
低めのロスカット値は厳守します。
これにより、かすり傷程度で済みます。

4958長谷川香料 寄付き3300円買戻し ロスカットしました。
この水準が天井圏と思われますが、最初定めた低めのロスカット値は変更しません。
これは空売りの必須項目です。

7000番台下降トレンド入り銘柄、本日の戻り高値を新規売りしました。


初心者の個人投資家へのおすすめ
1,相場の基本は、良い銘柄をいかに安く買うか これにつきます。
 商売の基本 良い商品をできる限り安く仕入れて、利益を得ること
2,中途半端な水準、高値圏での買いは控えること
 商売の基本 高く仕入れてより高く売るのは続きません。
これらはわかっていてもなかなかうまくいかないと考える方へ
チャートの基本を学んでみてはいかがでしょうか。
私は初心者ではないため、どの入門書をお勧めするなどはできませんが
アマゾンで無数にあるチャートの入門書の中から、レビュイーが多いものを
数冊お読みになり、毎週末だけでも四季報の業績見通しの良い銘柄の
チャートをチェックすることから始めてみてはいかがでしょうか?

高ROE企業 自己資本比率50%以上 負債/売上(負債の低い銘柄)
以外に無借金企業が多々あります。

萎縮している日本経済、少子高齢化がさらに進む日本経済
良い銘柄をできる限り安く買う リスクをとって投資を行うことは
これからの人生、残る人生の非常に重要な選択肢と考えます。
投資の勉強の勧め「継続は力なり」

短期筋主導の荒れた相場のさなか、日々の相場に翻弄されてはいけません。
乱高下に一喜一憂していては、判断を間違えて短期目線になってしまいます。
短期目線すなわち、中途半端な株価水準での売買、これはAIを駆使した
短期筋の高速アルゴリズム売買の餌食になりかねません。




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次回は、10/6(木)20:00前に更新します。
ブログ更新時刻
(月)(水)(金)大引け前に更新
(火)(木)20:00前に更新
(日)(祝)休み 相場急変時は臨時に更新 

10月相場は米国株次第ですが、相場が下がることに警戒します。
8月に現金ポジションを高めたまま値下がりを待ちます。

AIが主導する現在の日本市場
個人投資家最大の武器
時を味方につける
短期筋は100万分の1秒を競う高速商い
機関投資家は、相場を休むことは許されない。
個人投資家は、分からないとき、迷った時、様子を見ることができ
最大の武器である休むことができる。
とことん売り込まれ、これ以上、下がりようがない株価まで値下がりした
好内容の優良企業、グローバルニッチ企業を大底買いして
上がるまでじっと待つことができる。

当サイト「株式投資勝利の法則」は、サイト管理人の
「株式投資日記」を日々公開しています。
記事には万全を期していますが
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Author:k124816
株式投資を始めて半世紀近くになります。
様々な暴落やショック安を何とか乗り越えて生き残ることができました。
激動の新時代の投資2022年、2023年相場は、かつて経験したことのないAI主導の
新しい時代になりました。
株式投資で儲けるということは、市場を占有する短期筋のAIに
勝たなければなりません。
今まで以上に売られすぎの超一流株の底値圏での買いに
投資資金を分散投資して、生き残りを図ります。
日々変化する相場の中から、売られすぎの銘柄を中心に掲載しますのでご参考になさってください。

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