2017-08

今後も為替動向に注意が必要

7月29日(金)15:50

大引け

日経平均株価

16359.68(9:00)

16679.19(12:44)

16174.35(12:50)

16569.27(15:00)

前日比△92.43 +0.56%

TOPIX

1303.69(9:00)

1323.99(14:57)

1288.88(12:50)

1322.74(15:00)

前日比△15.74 +1.20%


週末7/29金)日経平均株価は反発

前日のNYダウは小幅安で4日続落
為替の円高が103.40円まで進み日銀結果発表を控え
手仕舞い売りが広がり売り先行で始まりました

寄付 16359.68(9:00)▼117.16

売り一巡後は為替の円高が円安方向に振れたため
下げ幅を縮小しプラス圏に浮上し上げ幅を拡大しました

高値 16679.19(12:44)△202.35

後場寄り後に日銀追加緩和を決定が伝わると
マイナス圏に転落し下げ幅を拡大

安値 16174.35(12:50)▼302.49

14時を過ぎると前日終値付近でのもみ合いになりましたが
週末7/29金)日経平均株価は反発して引けました

大引 16569.27(15:00)△92.43


日銀追加緩和がありましたがその内容が想定内だったため
市場は失望売りが広がり日経平均株価は下振れしました。
その後も思惑が交差し、海外短期筋のプログラム売買主導で
乱高下が続きました。
14時過ぎには前日終値を挟んでの値動きになり
大引けにかけてはプラス圏を維持して引けました。

黒田総裁もつらい立場です。
追加緩和を行っても手詰まり感が指摘されます。
逆に緩和を行わなかった場合は、市場では何をやっているのだという
批判を受けることになります。
常に海外短期筋のイベントの先取りの標的にされています。

日本市場は海外短期筋主導の世界的流動性を誇る巨大マーケットです。
個人投資家の市場シェアは年々低下し、昔花形だったディーラー部門も
海外短期筋の高速プログラム売買に太刀打ちできず壊滅的になり
昨年市場をにぎわせたGPIFなどの公的資金も直近の相場では
赤字幅を拡大させ、市場の存在感は大きく低下しました。
国内ファンドも大型株が海外短期筋の空売りの標的になるため
大苦戦しています。

このような市場でも海外短期筋の動きや過去の手口を学べば
逆に逆手を取ることができます。

演出相場①
4/8安値15471.80円~4/25高値17613.56円
立会日数12営業日 値上がり幅2141.76円 
この時は日銀追加緩和をまくし立てて上昇させ、日銀ゼロ回答を機に
4/25高値17613.56円~5/2安値15975.47円まで売り崩しました。
立会日数12営業日 値下り幅1638.09円

演出相場②
5/2安値15975.47円~5/31高値17251.36円
立会日数19営業日 値上がり幅1275.89円
この時は伊勢志摩サミットで議長国の日本が大規模な財政出動と
消費増税凍結期待から上昇
5/31高値17251.36円~6/24安値14864.01円
立会日数19営業日 値下り幅2387.35円
サミット後の財政出動は無し、消費増税30カ月延期
この時を境に海外投資家の日本株離れが始まりました。

演出相場③
6/24安値14864.01円 7/8安値15106.52円ダブルボトムからの上昇
7/8安値15106.52円~7/21高値16938.96円
107円台の円安、日銀緩和を先取りして上昇
その後為替が円高方向に振れ上げ幅を縮小
7/29日銀追加緩和決定後材料出尽くしとなる。

◎8月相場の展望
日本株にとっての大きな買い材料もなくなり夏枯れ相場になりそうです。
様々な悪材料は今後も注意しなければなりません。
欧州金融機関不良債権問題
米国大統領選でトランプ氏の不安材料
中国景気減速の不安再燃

日経平均株価の想定レンジ

高値圏
7/21高値16938.96円
5/31高値17251.36円
4/25高値17613.56円

安値圏
7/8安値15106.52円
6/24安値14864.01円

28兆円の政策出動がある程度の相場の下支えになりますが
為替水準に注意しなければなりません。
円高=日本株売り 円安=日本株買い
1にも2にも為替水準が日本株の動向に影響を与えます。
米国の早期利上げは遠のき、大統領選を控えドル高円安に
大きく振れることは考えにくく、日本株が大きく上昇し続ける可能性は
極めて低いと考えます。
8月は為替を横目に見ながらの方向感に乏しい夏枯れ相場になりそうです。

103円台半ばの円高水準で日経平均株価16,500円台は適正水準なのか?
日経平均株価は割高であれば円安に振れるか日本株安に振れるでしょう。
来週以降為替水準と日経平均株価の連動性が再び見直されると思います。

今の日本市場は、レンジ内での株価推移が続いています。
レンジ上限付近では現金ポジションを高め
レンジ下限付近の突込みを買う以外ありません。
海外短期筋は東証のサーバーに連結し、多言語に対応したAIを駆使し
スーパーコンピューターでの高速商いを行っています。
海外短期筋の裏をかくにはレンジ上限付近では利食い優先とし現金ポジションを高める。
レンジ下限値の突込みを待ち、ピンチの局面をチャンスとする。
つまりレンジ下限の突込みを買い、レンジ上限で利食い優先として
現金ポジションを高めて次の下落局面を待つ。

これ以外に市場で生き残る方法は見当たりません。
8月夏枯れ相場で成長銘柄を待ち伏せすることが当面の課題です。




次回は、8/1(月)16:00頃更新いたします。

7/29 欧州金融機関ストレステスト(イタリアの金融機関が台風の目)
イタリアの不良債権は、EU全体の3分の1 3600億ユーロ(約41兆円)
公的資金の注入前に損出負担を求めるEUのルール
国民の痛みを伴う損出負担が先になるため、イタリアの混乱が予想されます。

2016年IMF世界経済見通し(7/19改定)
世界の成長率3.1%に減速
イギリスEU離脱で不透明感が増したため減額修正
世界全体2016年3.1%▼0.1% 2017年3.4%▼0.1%
日本2016年0.3%▼0.2% 2017年0.1%△0.2% 
米国2016年2.2%▼0.2% 2017年2.5% ±0%
ユーロ圏2016年1.6%△0.1% 2017年1.4%▼0.2%
中国2016年6.6%△0.1% 2017年6.2% ±0%
英国2016年1.7%▼0.2% 2017年1.3%▼0.9%
インド2016年7.4%▼0.1% 2017年7.4%▼0.1%
ロシア2016年ー1.2%△0.6% 2017年1.0%△0.2%
ブラジル2016年ー3.3%△0.5% 2017年0.5%△0.5%
日本の今年の成長率は0.3%と見込む(消費増税延期が上振れ要因)
今後も円高水準が進めば減額、補正予算次第で増額となる見込み
イギリスEU離脱が順調に進まなければ世界全体で下押し圧力が高まる
その場合の世界全体は、下方シナリオで2.9% 深刻シナリオで2.8%
日本市場は、為替水準と外部要因で海外短期筋がどのような策を取るかで
大きく変わってきます。

ゴールドマンサックス証券の日経平均株価見通し(7/1)
従来予想から大幅に目標株価を引き下げ
3か月後1万4375円、半年後1万5000円
1年後を1万6250円

日本株株価見通し6/29日経新聞より抜粋
野村証券 
従来予想年内 17,500円~20,000円
直近修正年内 15,250円~17,250円
みずほ証券
従来予想年内 15,000円~19,000円
直近修正年内 14,000円~19,000円
大和証券
直近修正当面 14,500円~16,500円
シティーグループ証券
直近修正当面 14,000円~16,500円

証券3社の今年度企業業績見通し(6/9)
野村、大和 下方修正
想定レンジが108円~110円の為、直近の円高が続くと再減額修正必必至

野村 16年度経常増益率2.9%増益予想 (前回予想7.2%)
ドル円相場108円前提
17年度経常増益率11.4%増益予想

大和 16年度経常増益率2.6%増益予想 (前回予想4.1%)
ドル円相場110円前提
17年度経常増益率8.6%増益予想

日興 16年度経常増益率6.0%増益予想 (前回予想5.9%)
ドル円相場110円前提
17年度経常増益率9.7%増益予想

2/12日経平均EPS1152.86円日経225PER12.97倍
2/19日経平均EPS1148.72円日経225PER13.90倍
2/24日経平均EPS1155.83円日経225PER13.77倍
2/26日経平均EPS1151.38円日経225PER14.06倍
2/29日経平均EPS1150.52円日経225PER13.93倍
3/2 日経平均EPS1154.14円日経225PER14.51倍
3/4 日経平均EPS1151.20円日経225PER14.78倍
3/7 日経平均EPS1155.93円日経225PER14.63倍
3/11日経平均EPS1159.40円日経225PER14.61倍
3/16日経平均EPS1173.08円日経225PER14.47倍
3/18日経平均EPS1169.57円日経225PER14.30倍 
3/25日経平均EPS1131.25円日経225PER15.03倍 
4/1 日経平均EPS1119.40円日経225PER14.44倍
4/5 日経平均EPS1118.98円日経225PER14.06倍
4/8 日経平均EPS1104.85円日経225PER14.32倍
4/13日経平均EPS1103.86円日経225PER14.84倍
4/15日経平均EPS1103.86円日経225PER14.84倍
4/19日経平均EPS1097.88円日経225PER15.37倍
4/22日経平均EPS1098.97円日経225PER15.99倍
4/27日経平均EPS1111.21円日経225PER15.56倍
4/28日経平均EPS1092.14円日経225PER15.26倍
5/6 日経平均EPS1091.24円日経225PER14.76倍
5/10日経平均EPS1098.49円日経225PER15.08倍
5/12日経平均EPS1140.94円日経225PER14.59倍
5/13日経平均EPS1191.88円日経225PER13.77倍
5/17日経平均EPS1195.46円日経225PER13.93倍 
5/20日経平均EPS1193.75円日経225PER14.02倍 
5/25日経平均EPS1190.15円日経225PER14.08倍
5/30日経平均EPS1192.73円日経225PER14.31倍
6/2 日経平均EPS1192.41円日経225PER13.89倍
6/8 日経平均EPS1195.38円日経225PER14.08倍
6/10日経平均EPS1198.65円日経225PER13.85倍
6/15日経平均EPS1198.76円日経225PER13.28倍
6/20日経平均EPS1198.60円日経225PER13.32倍
6/28日経平均EPS1198.99円日経225PER12.78倍日経平均PBR1.04倍 
7/11日経平均EPS1224.94円日経225PER13.14倍日経平均PBR1.07倍
7/20日経平均EPS1224.94円日経225PER13.92倍日経平均PBR1.14倍

7/20日経225PER13.92倍
16681.89÷13.92=1198.41
日経平均PERは日経新聞投資指標から抜粋

為替の乱高下で日経平均PERは機能しなくなっています。
7月発表の4-6期の輸出企業減額修正をいったん織り込めば
しだいに投資尺度として機能し始めると思います。

2015年9月以降
日経225PER
レンジ上限 11/19 15.73倍  12/30 15.57倍 2016/4/22 15.99倍 5/31 14.46倍
レンジ下限 1/21 13.32倍 2/12 12.97倍 6/24 12.62倍

17/3期減収増益予想になりましたが、為替変動による下振れの場合
今後の2017/3期減益分を加味(為替次第 -8%として)
1198.41×0.92=1102.54

円高進行による減益の場合
中長期日経平均株価レンジ 日経225PER12.97倍~15.99倍
1102.54×15.00=16538.10
1102.54×15.99=17629.51
1102.54×12.62=13914.05
1102.54×12.97=14299.94

2016年後半(7月~12月)日経平均想定レンジ
レンジ上限値 17629.51円
レンジ下限値 14299.94円

当サイト「株式投資勝利の法則」は、サイト管理人の「株式投資日記」を日々公開しています。
記事には万全を期していますが、正確性、確実性を保証するものではありません。
当サイトのご利用により生じた損失につきましては一切その責を負いません。
投資のリスクはすべて自己責任で行ってください。
なぜならば、利益はすべてあなた自身のものだからです。
投資に100%は存在しません。
投資資金は、無理のない範囲で行うことが最重要です。

個人投資家の1人として「株式投資勝利の法則」を通じて1人でも多くの読者の皆様が
より良い成果を上げられますことをお祈り申し上げます。

「株式投資勝利の法則」

スポンサーサイト

コメント

銀行株はどうですか?

いつも楽しく拝読させて頂いています。日銀はもうマイナス金利の拡大は出来ないのではないかと勝手に考えています。それとメガバンクの配当利回りの高さに注目しています。今後の銀行株について、先生の見立てを御教示願えればと思います。宜しくお願いします。

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://1248kabu.blog.fc2.com/tb.php/1010-58b46141
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

«  | ホーム |  »

プロフィール

k124816

Author:k124816
1974年高校1年で株式投資を始める。
順調に儲かったが、大学時代に仕手株投資で、8ケタの損出。その後30歳代で10ケタ近くの損出。
その苦い経験から 
「株式投資勝利の法則」と「秘伝指数表」を使って勝ち続ける法則を実践。

最新記事

カテゴリ

参考銘柄 (60)
株式日記 (1189)
株式投資 (4)
空売り (1)
未分類 (18)

アクセスカウンター

ランキング


株式 ブログランキングへ

にほんブログ村 株ブログへ
にほんブログ村

RSSリンクの表示

QRコード

QR