2017-06

円高の行方

8月17日(水)15:45

大引け

日経平均株価

16596.26(9:00)

16772.11(14:54)

16596.26(9:00)

16745.64(15:00)

前日比△149.13 +0.90%

TOPIX

1297.40(9:00)

1312.87(14:56)

1297.14(9:00)

1311.13(15:00)

前日比△12.66 ++0.97%


日経平均株価は3日ぶりの反発

前日の米国株は早期利上げに対する警戒感から反落
欧米株安を背景に日経平均株価は小安く始まりました

寄付 16596.26(9:00)▼0.25

安値 16596.26(9:00)▼0.25

寄り付き直後、プラス圏に浮上
昨日海外時間で99円台半ばまで円高が加速しましたが
円高が一服し100円台後半まで戻したことで安心感が広まった模様
大引けにかけて上げ幅を拡大

高値 16772.11(14:54)△175.60

日経平均株価は3日ぶりに反発して引けました

大引 16745.64(15:00)△149.13


昨晩の海外時間で21:30頃、ドル円相場が99.52水準まで円高が進みました。
その後ラドリンNY連銀総裁が年内早期利上げを示唆する発言をしたことが
伝わると米国利上げ観測から再び100円台に戻りました。
日経平均先物は16500円を大きく割り込むことはなく、堅調に推移していました。
今回の円高は投機筋が夏休みシーズンの閑散期にスキをついての仕掛けでしたが
タイミングよく米国利上げ観測で押し戻される形になりました。
このまま円安方向に大きく振れることは今のところは考えにくく
暫くは、円高水準には注意が必要です。

昨日の日経新聞の記事に
2017年3月期経常減益に下振れする見込み(8/16日経)との記事が掲載されました。
4-6月期経常利益前年比-17%(金融などを除く1571社ベース)
17/3期通期予想1.7%増益から-0.5%減益に下振れ
直近の為替レートは107円前後が多く現在の円高が続くと再減額修正必至

トヨタの為替レート100円
多くの輸出企業が直近の為替レートを107円前後に設定しています。
直近の日本市場は為替感応度が低下し、円高の影響力がかなり低くなっています。
しかし、100円前後の円高が長引くとボディーブローのように企業業績に
影響してくるため輸出企業の押し目買いは注意が必要です。

直近の日経平均株価は日銀のETF買いをはやし立てて
海外短期筋が買い上がっているため為替との感応度が
非常に低くなっています。
TOPIXが前場0.2%以上下がると後場、日銀がETFを
700億円規模で買ってくると思惑が働きます。

1秒間に数千回の売買が可能な海外短期筋は、日銀のETF買いを
先回りして売買して利ざやを稼ぎます。
昨年のGPIF同様、日銀のETF買いは海外短期筋の餌食に
なっているように思えます。
指数と日経平均寄与度上位銘柄が上がり、他の銘柄は蚊帳の外になっています。
そのため、日経平均株価が高値付近に到達しても新高値銘柄数は
まったく増加しません。

8/12日経平均株価高値16943.67円
新高値銘柄数34銘柄

7/21日経平均株価高値16938.96円
新高値銘柄数78銘柄

5/31日経平均株価高値17251.36円
新高値銘柄数96銘柄

海外短期筋主導の日本市場は、日銀ETF買いを背景に思惑が絡み
連日いびつな値動きになっています。
日銀ETF買いが待ち構えていても昨日のように先物主導で
売り仕掛けすることは、彼らにとっては容易にできることです。
過去の高値付近の節目を見れば一目瞭然で、いつはしごを外されるか
常に注意しなければなりません。
節目①7/21高値16938.96円
節目②5/31高値17251.36円
節目③4/25高値17613.56円
節目④3/14高値17291.35円

本日は円高一服から株価切り返しになりましたが、再び99円台の円高になると
先物主導で売ってくることも考えておかなければなりません。
過去何度も演出相場ではしごを外されたように、16900円以上での新規買いは
非常に危険を伴います。

本日は主軸株が買われたため中小型株は閑散になりました。
今後も相場が不透明になった時は、テーマ株、成長銘柄が賑わうことは
間違いないようです。
個人投資家が海外短期筋の買うインデックス寄与度上位銘柄をここから
買っても仕方ありません。
1秒に数千回の売買を行うヘッジファンドと同じ土俵で戦っても仕方ありません。
買えるか買えないかわかりませんが、成長株の下値、下値のアンダーに
買い指値をはわせます。

1部上場のコア銘柄投資は封印します。



次回は、8/18(木)16:00頃更新いたします。

2017年3月期経常減益に下振れする見込み(8/16日経)
4-6月期経常利益前年比-17%(金融などを除く1571社ベース)
17/3期通期予想1.7%増益から-0.5%減益に下振れ
直近の為替レートは107円前後が多く現在の円高が続くと再減額修正必至

日銀追加緩和 ETF買い入れ枠3.3兆円→6兆円に増額
TOPIXが前場0.2%以上下がると後場、日銀がETFを
700億円規模で買ってくると思惑が働きます。

日本市場に影響のある指標は以下の4指数
①ドル円相場 ユーロ円相場 
②NYダウ ナスダック指数 S&P500 米国3指数
③中国株
④原油価格

直近の日経平均株価レンジ
上限 16800円以上(8/12到達)
下限 15300円以下
難関① 7/21高値16938.96円(8/12到達)
難関② 5/31高値17251.36円

直近のTOPIXレンジ
上限 1330以上
下限 1230以下

円高水準が長期化すると輸出企業の収益がさらに悪化
日経平均EPSがさらに低下
メインプレーヤーの長期運用の海外投資家は日本市場の投資を縮小
もう一方のメインプレーヤー海外短期筋の独断場になっています
海外短期筋の思惑で演出相場が展開しています

演出相場①
4/8安値15471.80円~4/25高値17613.56円
立会日数12営業日 値上がり幅2141.76円 
この時は日銀追加緩和をまくし立てて上昇させ、日銀ゼロ回答を機に
4/25高値17613.56円~5/2安値15975.47円まで売り崩しました。
立会日数12営業日 値下り幅1638.09円

演出相場②
5/2安値15975.47円~5/31高値17251.36円
立会日数19営業日 値上がり幅1275.89円
この時は伊勢志摩サミットで議長国の日本が大規模な財政出動と
消費増税凍結期待から上昇
5/31高値17251.36円~6/24安値14864.01円
立会日数19営業日 値下り幅2387.35円
サミット後の財政出動は無し、消費増税30カ月延期
この時を境に海外投資家の日本株離れが始まりました。

演出相場③
6/24安値14864.01円 7/8安値15106.52円ダブルボトムからの上昇
7/8安値15106.52円~7/21高値16938.96円
107円台の円安、日銀緩和を先取りして上昇
その後為替が円高方向に振れ上げ幅を縮小
7/29日銀追加緩和決定後材料出尽くしとなる。
7/21高値16938.96円~8/4安値15921.04円
その後日銀ETF買い入れ額6兆円を背景に戻りを試す展開
8/10高値16822.86円(為替比連動の上昇)
8/12ミニSQ

米国成長率4-6月年率+1.2%にとどまる。(7/29)
潜在成長率2.0%
1-3期+0.8%(海外経済の減速)
4-6期+1.2%(設備投資の不振鮮明)

2016年IMF世界経済見通し(7/19改定)
世界の成長率3.1%に減速
イギリスEU離脱で不透明感が増したため減額修正
世界全体2016年3.1%▼0.1% 2017年3.4%▼0.1%
日本2016年0.3%▼0.2% 2017年0.1%△0.2% 
米国2016年2.2%▼0.2% 2017年2.5% ±0%
ユーロ圏2016年1.6%△0.1% 2017年1.4%▼0.2%
中国2016年6.6%△0.1% 2017年6.2% ±0%
英国2016年1.7%▼0.2% 2017年1.3%▼0.9%
インド2016年7.4%▼0.1% 2017年7.4%▼0.1%
ロシア2016年ー1.2%△0.6% 2017年1.0%△0.2%
ブラジル2016年ー3.3%△0.5% 2017年0.5%△0.5%
日本の今年の成長率は0.3%と見込む(消費増税延期が上振れ要因)
今後も円高水準が進めば減額、補正予算次第で増額となる見込み
イギリスEU離脱が順調に進まなければ世界全体で下押し圧力が高まる
その場合の世界全体は、下方シナリオで2.9% 深刻シナリオで2.8%
日本市場は、為替水準と外部要因で海外短期筋がどのような策を取るかで
大きく変わってきます。

ゴールドマンサックス証券の日経平均株価見通し(7/1)
従来予想から大幅に目標株価を引き下げ
3か月後1万4375円、半年後1万5000円
1年後を1万6250円

日本株株価見通し6/29日経新聞より抜粋
野村証券 
従来予想年内 17,500円~20,000円
直近修正年内 15,250円~17,250円
みずほ証券
従来予想年内 15,000円~19,000円
直近修正年内 14,000円~19,000円
大和証券
直近修正当面 14,500円~16,500円
シティーグループ証券
直近修正当面 14,000円~16,500円

証券3社の今年度企業業績見通し(6/9)
野村、大和 下方修正
想定レンジが108円~110円の為、直近の円高が続くと再減額修正必必至

野村 16年度経常増益率2.9%増益予想 (前回予想7.2%)
ドル円相場108円前提
17年度経常増益率11.4%増益予想

大和 16年度経常増益率2.6%増益予想 (前回予想4.1%)
ドル円相場110円前提
17年度経常増益率8.6%増益予想

日興 16年度経常増益率6.0%増益予想 (前回予想5.9%)
ドル円相場110円前提
17年度経常増益率9.7%増益予想

2/12日経平均EPS1152.86円日経225PER12.97倍
2/19日経平均EPS1148.72円日経225PER13.90倍
2/24日経平均EPS1155.83円日経225PER13.77倍
2/26日経平均EPS1151.38円日経225PER14.06倍
2/29日経平均EPS1150.52円日経225PER13.93倍
3/2 日経平均EPS1154.14円日経225PER14.51倍
3/4 日経平均EPS1151.20円日経225PER14.78倍
3/7 日経平均EPS1155.93円日経225PER14.63倍
3/11日経平均EPS1159.40円日経225PER14.61倍
3/16日経平均EPS1173.08円日経225PER14.47倍
3/18日経平均EPS1169.57円日経225PER14.30倍 
3/25日経平均EPS1131.25円日経225PER15.03倍 
4/1 日経平均EPS1119.40円日経225PER14.44倍
4/5 日経平均EPS1118.98円日経225PER14.06倍
4/8 日経平均EPS1104.85円日経225PER14.32倍
4/13日経平均EPS1103.86円日経225PER14.84倍
4/15日経平均EPS1103.86円日経225PER14.84倍
4/19日経平均EPS1097.88円日経225PER15.37倍
4/22日経平均EPS1098.97円日経225PER15.99倍
4/27日経平均EPS1111.21円日経225PER15.56倍
4/28日経平均EPS1092.14円日経225PER15.26倍
5/6 日経平均EPS1091.24円日経225PER14.76倍
5/10日経平均EPS1098.49円日経225PER15.08倍
5/12日経平均EPS1140.94円日経225PER14.59倍
5/13日経平均EPS1191.88円日経225PER13.77倍
5/17日経平均EPS1195.46円日経225PER13.93倍 
5/20日経平均EPS1193.75円日経225PER14.02倍 
5/25日経平均EPS1190.15円日経225PER14.08倍
5/30日経平均EPS1192.73円日経225PER14.31倍
6/2 日経平均EPS1192.41円日経225PER13.89倍
6/8 日経平均EPS1195.38円日経225PER14.08倍
6/10日経平均EPS1198.65円日経225PER13.85倍
6/15日経平均EPS1198.76円日経225PER13.28倍
6/20日経平均EPS1198.60円日経225PER13.32倍
6/28日経平均EPS1198.99円日経225PER12.78倍日経平均PBR1.04倍 
7/11日経平均EPS1224.94円日経225PER13.14倍日経平均PBR1.07倍
7/20日経平均EPS1207.98円日経225PER13.92倍日経平均PBR1.14倍
7/29日経平均EPS1198.93円日経225PER13.82倍日経平均PBR1.14倍
8/8 日経平均EPS1203.08円日経225PER13.84倍日経平均PBR1.14倍

8/8日経225PER13.84倍
16650.57÷13.84=1203.08
日経平均PERは日経新聞投資指標から抜粋

2015年9月以降
日経225PER
レンジ上限 11/19 15.73倍  12/30 15.57倍 2016/4/22 15.99倍 5/31 14.46倍
レンジ下限 1/21 13.32倍 2/12 12.97倍 6/24 12.62倍

5/18以降の日経平均PERレンジ
レンジ上限 5/31 14.46倍 6/8 14.08倍 7/21 14.03倍 8/13.88倍

為替変動による下振れの場合
今後の2017/3期減益分を加味(為替次第 -8%として)
1203.08×0.92=1106.83

円高進行による減益の場合
中長期日経平均株価レンジ 日経225PER12.97倍~15.99倍
1106.83×15.00=16602.45
1106.83×15.99=17698.21
1106.83×12.62=13968.19
1106.83×12.97=14355.59

2016年後半(7月~12月)日経平均想定レンジ
レンジ上限値 17698.96円
レンジ下限値 13968.19円~14355.59円

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k124816

Author:k124816
1974年高校1年で株式投資を始める。
順調に儲かったが、大学時代に仕手株投資で、8ケタの損出。その後30歳代で10ケタ近くの損出。
その苦い経験から 
「株式投資勝利の法則」と「秘伝指数表」を使って勝ち続ける法則を実践。

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