こう着相場はいずれ解消する
8月25日(木)20:35
大引け
日経平均株価
16580.15(9:00)
16628.79(12:33)
16520.84(9:25)
16555.95(15:00)
前日比▼41.35 -0.25%
TOPIX
1306.43(9:00)
1307.60(12:33)
1301.79(9:25)
1304.27(15:00)
前日比▼2.44 -0.19%
値上がり銘柄数 916
値下がり銘柄数 889
新高値銘柄数 27
新安値銘柄数 27
騰落レシオ25D 84.7
日経平均25D乖離率 -0.11
TOPIX25D乖離率 -0.27
日経平均株価は反落
前日の欧米市場軟調、原油価格、資源価格下落
日経平均株価は小幅安で始まりました
寄付 16580.15(9:00)▼17.15
安値 16520.84(9:25)▼76.46
売り一巡後は100円台半ばの円高一服感から
下げ幅を縮小しプラス圏に浮上しました
高値 16628.79(12:33)△31.49
前日終値を挟んで狭いレンジでの値動きになり
日経平均株価は反落して引けました
大引 16555.95(15:00)▼41.35
市場の注目のイエレン議長の講演は明日になります。
日本市場は週末引け後ですので、その結果は海外時間で
為替、株式先物に反映され、週明けの8/29(月)の日本市場で
材料視されることになります。
本日の日経平均株価 1日の上下幅107.95円
この状態は日本だけではなく米国株式市場、債券市場も
こう着状態になっています。
2016年も8カ月経過し、米国の利上げは年に2回できるのかどうか
大統領選の最中9月の利上げは難しく、12月に利上げがあるかどうか
世界の投資マネーが米国利上げに注目しています。
イエレン議長が、はっきりと利上げを示唆する発言は期待薄とする見方
12月の利上げも不透明とする見方、様々な思惑、予想が交差しています。
イエレン議長の講演後の質疑応答は無いとのことですが
黒田日銀総裁の発言に注目する投資家もいます。
日々大きく変動する金融市場において、ヘッジファンド
国内外機関投資家ならいざ知らず、一般の個人投資家が
このようなイベントに勝負をしても仕方ありません。
今の日本市場の立ち位置を整理して考えてみます。
日本株に影響が大きい重要イベント
8/26(金)ジャクソンホールでのイエレン議長講演
9/21(水)日銀金融政策決定会合 金融政策の総括
8/26イエレン議長講演結果で相場が動き出す可能性がありますが
結果として特に重要発言がなく膠着状態が続いた場合は
9/21(水)日銀金融政策決定会合 金融政策の総括に焦点が集まります。
この時は日銀が追加緩和を行えば上放れ(円安株高)
日銀が追加緩和を行わなければ下方向(円高株安)
9月には膠着状態から脱却することが考えられます。
日本市場と外部要因
①為替レートは107円前後が多く現在の円高が続くと再減額修正必至
②今のところ底堅く推移している中国市場の今後(中国景気減速)
③史上最高値水準で高止まりしている米国株の行方(米国株下落の可能性)
④欧州金融機関不良債権問題(欧州不安再燃のリスク)
どれひとつ歯車がくるっても日本市場下落の可能性が高まります。
日本株の下値を支える買い主体
①日銀6兆円のETF買い
②6兆円規模の自社株買い
12兆円規模の買い主体が下落を食い止める力になります。
永久的にこう着相場が続くことはありません。
過去もざまざまな偏った相場を見てきましたが、
そのたびに
ネットバブル期はネット関連銘柄以外はもう上がらないとか
ニフティーヒフティー相場の時は一握りの優良銘柄以外は今後は買われないとか
昨年夏の中国ショックの時は、日本株は今後数年立ち上がれないとか
様々な極端な市場の声が聞こえてきました。
結果として、その時の偏った相場はいずれ解消され、そのこと自体
忘れ去られるということです。
明日のイエレン議長講演内容によって仮に日本株が下振れしたとしても
9/21(水)日銀金融政策決定会合 金融政策の総括は、日本市場にとって
重要イベントです。
いったん下方向に行ったとしても、9月日銀重要イベント直前には
レンジ上限付近まで戻ると考えます。
9/20、9/21日銀金融政策決定会合までの想定レンジ(8/18記)
レンジ上限16900円~17000円
レンジ下限15900円~16100円
9/21(水)日銀金融政策決定会合まではレンジ内の値動きになりそうです。
仮に、来週下方向に動いても、9月第3週にはレンジ上限値付近まで戻りそうです。
今後は為替水準を横目で見ながら 9/21(水)日銀金融政策決定会合を待つ
あと残す4か月の年内相場を成長銘柄の突込みの待伏せ買いで
結果を出すということのみです。
今週も成長株の底値水準の待伏せ買いをしました。
日々様々な市場の雑音は動じず、成長する銘柄のバーゲンを買い
時を待つということだけに集中します。
それ以外は何もせず、上値は決して追いかけず、チャンスの場面のみ行動する。
中途半端な場面では何もしないのが一番です。
次回は、8/26(金)16:00頃更新いたします。
2つの重要イベント
8/26(金)ジャクソンホールでのイエレン議長講演
9/21(水)日銀金融政策決定会合 金融政策の総括
9/20、9/21日銀金融政策決定会合までの想定レンジ(8/18記)
レンジ上限16900円~17000円
レンジ下限15900円~16100円
為替は、100円を挟み為替の動向を見ながら
99円台に入ると日経平均先物売りで16500円割れ
為替は100円を意識した値動きに
日経平均株価は16500円を挟んだ値動きになりそうです。
8/18日経平均EPS1198.98円日経225PER13.75倍
1198.98×14.04=16833.68 日経平均PERで見た短期的レンジ上限
1198.98×13.34=15994.39 日経平均PERで見た短期的レンジ下限
2017年3月期経常減益に下振れする見込み(8/16日経)
4-6月期経常利益前年比-17%(金融などを除く1571社ベース)
17/3期通期予想1.7%増益から-0.5%減益に下振れ
直近の為替レートは107円前後が多く現在の円高が続くと再減額修正必至
日銀追加緩和 ETF買い入れ枠3.3兆円→6兆円に増額
TOPIXが前場0.2%以上下がると後場、日銀がETFを
700億円規模で買ってくると思惑が働きます。
日本市場に影響のある指標は以下の4指数
①ドル円相場 ユーロ円相場
②NYダウ ナスダック指数 S&P500 米国3指数
③中国株
④原油価格
円高水準が長期化すると輸出企業の収益がさらに悪化
日経平均EPSがさらに低下
メインプレーヤーの長期運用の海外投資家は日本市場の投資を縮小
もう一方のメインプレーヤー海外短期筋の独断場になっています
海外短期筋の思惑で演出相場が展開しています
演出相場①
4/8安値15471.80円~4/25高値17613.56円
立会日数12営業日 値上がり幅2141.76円
この時は日銀追加緩和をまくし立てて上昇させ、日銀ゼロ回答を機に
4/25高値17613.56円~5/2安値15975.47円まで売り崩しました。
立会日数12営業日 値下り幅1638.09円
演出相場②
5/2安値15975.47円~5/31高値17251.36円
立会日数19営業日 値上がり幅1275.89円
この時は伊勢志摩サミットで議長国の日本が大規模な財政出動と
消費増税凍結期待から上昇
5/31高値17251.36円~6/24安値14864.01円
立会日数19営業日 値下り幅2387.35円
サミット後の財政出動は無し、消費増税30カ月延期
この時を境に海外投資家の日本株離れが始まりました。
演出相場③
6/24安値14864.01円 7/8安値15106.52円ダブルボトムからの上昇
7/8安値15106.52円~7/21高値16938.96円
107円台の円安、日銀緩和を先取りして上昇
その後為替が円高方向に振れ上げ幅を縮小
7/29日銀追加緩和決定後材料出尽くしとなる。
7/21高値16938.96円~8/4安値15921.04円
その後日銀ETF買い入れ額6兆円を背景に戻りを試す展開
8/4安値15921.04円~8/12高値16943.67円(為替比連動の上昇)
8/12ミニSQ
8/12高値16943.67円~直近の99円台の円高を背景に下値模索
米国成長率4-6月年率+1.2%にとどまる。(7/29)
潜在成長率2.0%
1-3期+0.8%(海外経済の減速)
4-6期+1.2%(設備投資の不振鮮明)
2016年IMF世界経済見通し(7/19改定)
世界の成長率3.1%に減速
イギリスEU離脱で不透明感が増したため減額修正
世界全体2016年3.1%▼0.1% 2017年3.4%▼0.1%
日本2016年0.3%▼0.2% 2017年0.1%△0.2%
米国2016年2.2%▼0.2% 2017年2.5% ±0%
ユーロ圏2016年1.6%△0.1% 2017年1.4%▼0.2%
中国2016年6.6%△0.1% 2017年6.2% ±0%
英国2016年1.7%▼0.2% 2017年1.3%▼0.9%
インド2016年7.4%▼0.1% 2017年7.4%▼0.1%
ロシア2016年ー1.2%△0.6% 2017年1.0%△0.2%
ブラジル2016年ー3.3%△0.5% 2017年0.5%△0.5%
日本の今年の成長率は0.3%と見込む(消費増税延期が上振れ要因)
今後も円高水準が進めば減額、補正予算次第で増額となる見込み
イギリスEU離脱が順調に進まなければ世界全体で下押し圧力が高まる
その場合の世界全体は、下方シナリオで2.9% 深刻シナリオで2.8%
日本市場は、為替水準と外部要因で海外短期筋がどのような策を取るかで
大きく変わってきます。
ゴールドマンサックス証券の日経平均株価見通し(7/1)
従来予想から大幅に目標株価を引き下げ
3か月後1万4375円、半年後1万5000円
1年後を1万6250円
日本株株価見通し6/29日経新聞より抜粋
野村証券
従来予想年内 17,500円~20,000円
直近修正年内 15,250円~17,250円
みずほ証券
従来予想年内 15,000円~19,000円
直近修正年内 14,000円~19,000円
大和証券
直近修正当面 14,500円~16,500円
シティーグループ証券
直近修正当面 14,000円~16,500円
証券3社の今年度企業業績見通し(6/9)
野村、大和 下方修正
想定レンジが108円~110円の為、直近の円高が続くと再減額修正必必至
野村 16年度経常増益率2.9%増益予想 (前回予想7.2%)
ドル円相場108円前提
17年度経常増益率11.4%増益予想
大和 16年度経常増益率2.6%増益予想 (前回予想4.1%)
ドル円相場110円前提
17年度経常増益率8.6%増益予想
日興 16年度経常増益率6.0%増益予想 (前回予想5.9%)
ドル円相場110円前提
17年度経常増益率9.7%増益予想
2/12日経平均EPS1152.86円日経225PER12.97倍
2/19日経平均EPS1148.72円日経225PER13.90倍
2/24日経平均EPS1155.83円日経225PER13.77倍
2/26日経平均EPS1151.38円日経225PER14.06倍
2/29日経平均EPS1150.52円日経225PER13.93倍
3/2 日経平均EPS1154.14円日経225PER14.51倍
3/4 日経平均EPS1151.20円日経225PER14.78倍
3/7 日経平均EPS1155.93円日経225PER14.63倍
3/11日経平均EPS1159.40円日経225PER14.61倍
3/16日経平均EPS1173.08円日経225PER14.47倍
3/18日経平均EPS1169.57円日経225PER14.30倍
3/25日経平均EPS1131.25円日経225PER15.03倍
4/1 日経平均EPS1119.40円日経225PER14.44倍
4/5 日経平均EPS1118.98円日経225PER14.06倍
4/8 日経平均EPS1104.85円日経225PER14.32倍
4/13日経平均EPS1103.86円日経225PER14.84倍
4/15日経平均EPS1103.86円日経225PER14.84倍
4/19日経平均EPS1097.88円日経225PER15.37倍
4/22日経平均EPS1098.97円日経225PER15.99倍
4/27日経平均EPS1111.21円日経225PER15.56倍
4/28日経平均EPS1092.14円日経225PER15.26倍
5/6 日経平均EPS1091.24円日経225PER14.76倍
5/10日経平均EPS1098.49円日経225PER15.08倍
5/12日経平均EPS1140.94円日経225PER14.59倍
5/13日経平均EPS1191.88円日経225PER13.77倍
5/17日経平均EPS1195.46円日経225PER13.93倍
5/20日経平均EPS1193.75円日経225PER14.02倍
5/25日経平均EPS1190.15円日経225PER14.08倍
5/30日経平均EPS1192.73円日経225PER14.31倍
6/2 日経平均EPS1192.41円日経225PER13.89倍
6/8 日経平均EPS1195.38円日経225PER14.08倍
6/10日経平均EPS1198.65円日経225PER13.85倍
6/15日経平均EPS1198.76円日経225PER13.28倍
6/20日経平均EPS1198.60円日経225PER13.32倍
6/28日経平均EPS1198.99円日経225PER12.78倍日経平均PBR1.04倍
7/11日経平均EPS1224.94円日経225PER13.14倍日経平均PBR1.07倍
7/20日経平均EPS1207.98円日経225PER13.92倍日経平均PBR1.14倍
7/29日経平均EPS1198.93円日経225PER13.82倍日経平均PBR1.14倍
8/8 日経平均EPS1203.08円日経225PER13.84倍日経平均PBR1.14倍
8/18日経平均EPS1198.98円日経225PER13.75倍日経平均PBR1.14倍
8/18日経平均PER13.75倍
16486.01÷13.75=1198.98
日経平均PERは日経新聞投資指標から抜粋
2015年9月以降
日経225PER
レンジ上限 11/19 15.73倍 12/30 15.57倍 2016/4/22 15.99倍 5/31 14.46倍
レンジ下限 1/21 13.32倍 2/12 12.97倍 6/24 12.62倍
5/18以降の日経平均PERレンジ
レンジ上限 5/31 14.46倍 6/8 14.08倍 7/21 14.03倍 8/12 14.04倍
為替変動による下振れの場合
今後の2017/3期減益分を加味(為替次第 -8%として)
1198.98×0.92=1103.06
円高進行による減益の場合
中長期日経平均株価レンジ 日経225PER12.97倍~15.99倍
1103.06×15.00=16545.90
1103.06×15.99=17637.93
1103.06×12.62=13920.62
1103.06×12.97=14306.69
2016年後半(7月~12月)日経平均想定レンジ
レンジ上限値 17637.93円
レンジ下限値 13920.62円~14306.69円
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個人投資家の1人として「株式投資勝利の法則」を通じて1人でも多くの読者の皆様が
より良い成果を上げられますことをお祈り申し上げます。
「株式投資勝利の法則」
大引け
日経平均株価
16580.15(9:00)
16628.79(12:33)
16520.84(9:25)
16555.95(15:00)
前日比▼41.35 -0.25%
TOPIX
1306.43(9:00)
1307.60(12:33)
1301.79(9:25)
1304.27(15:00)
前日比▼2.44 -0.19%
値上がり銘柄数 916
値下がり銘柄数 889
新高値銘柄数 27
新安値銘柄数 27
騰落レシオ25D 84.7
日経平均25D乖離率 -0.11
TOPIX25D乖離率 -0.27
日経平均株価は反落
前日の欧米市場軟調、原油価格、資源価格下落
日経平均株価は小幅安で始まりました
寄付 16580.15(9:00)▼17.15
安値 16520.84(9:25)▼76.46
売り一巡後は100円台半ばの円高一服感から
下げ幅を縮小しプラス圏に浮上しました
高値 16628.79(12:33)△31.49
前日終値を挟んで狭いレンジでの値動きになり
日経平均株価は反落して引けました
大引 16555.95(15:00)▼41.35
市場の注目のイエレン議長の講演は明日になります。
日本市場は週末引け後ですので、その結果は海外時間で
為替、株式先物に反映され、週明けの8/29(月)の日本市場で
材料視されることになります。
本日の日経平均株価 1日の上下幅107.95円
この状態は日本だけではなく米国株式市場、債券市場も
こう着状態になっています。
2016年も8カ月経過し、米国の利上げは年に2回できるのかどうか
大統領選の最中9月の利上げは難しく、12月に利上げがあるかどうか
世界の投資マネーが米国利上げに注目しています。
イエレン議長が、はっきりと利上げを示唆する発言は期待薄とする見方
12月の利上げも不透明とする見方、様々な思惑、予想が交差しています。
イエレン議長の講演後の質疑応答は無いとのことですが
黒田日銀総裁の発言に注目する投資家もいます。
日々大きく変動する金融市場において、ヘッジファンド
国内外機関投資家ならいざ知らず、一般の個人投資家が
このようなイベントに勝負をしても仕方ありません。
今の日本市場の立ち位置を整理して考えてみます。
日本株に影響が大きい重要イベント
8/26(金)ジャクソンホールでのイエレン議長講演
9/21(水)日銀金融政策決定会合 金融政策の総括
8/26イエレン議長講演結果で相場が動き出す可能性がありますが
結果として特に重要発言がなく膠着状態が続いた場合は
9/21(水)日銀金融政策決定会合 金融政策の総括に焦点が集まります。
この時は日銀が追加緩和を行えば上放れ(円安株高)
日銀が追加緩和を行わなければ下方向(円高株安)
9月には膠着状態から脱却することが考えられます。
日本市場と外部要因
①為替レートは107円前後が多く現在の円高が続くと再減額修正必至
②今のところ底堅く推移している中国市場の今後(中国景気減速)
③史上最高値水準で高止まりしている米国株の行方(米国株下落の可能性)
④欧州金融機関不良債権問題(欧州不安再燃のリスク)
どれひとつ歯車がくるっても日本市場下落の可能性が高まります。
日本株の下値を支える買い主体
①日銀6兆円のETF買い
②6兆円規模の自社株買い
12兆円規模の買い主体が下落を食い止める力になります。
永久的にこう着相場が続くことはありません。
過去もざまざまな偏った相場を見てきましたが、
そのたびに
ネットバブル期はネット関連銘柄以外はもう上がらないとか
ニフティーヒフティー相場の時は一握りの優良銘柄以外は今後は買われないとか
昨年夏の中国ショックの時は、日本株は今後数年立ち上がれないとか
様々な極端な市場の声が聞こえてきました。
結果として、その時の偏った相場はいずれ解消され、そのこと自体
忘れ去られるということです。
明日のイエレン議長講演内容によって仮に日本株が下振れしたとしても
9/21(水)日銀金融政策決定会合 金融政策の総括は、日本市場にとって
重要イベントです。
いったん下方向に行ったとしても、9月日銀重要イベント直前には
レンジ上限付近まで戻ると考えます。
9/20、9/21日銀金融政策決定会合までの想定レンジ(8/18記)
レンジ上限16900円~17000円
レンジ下限15900円~16100円
9/21(水)日銀金融政策決定会合まではレンジ内の値動きになりそうです。
仮に、来週下方向に動いても、9月第3週にはレンジ上限値付近まで戻りそうです。
今後は為替水準を横目で見ながら 9/21(水)日銀金融政策決定会合を待つ
あと残す4か月の年内相場を成長銘柄の突込みの待伏せ買いで
結果を出すということのみです。
今週も成長株の底値水準の待伏せ買いをしました。
日々様々な市場の雑音は動じず、成長する銘柄のバーゲンを買い
時を待つということだけに集中します。
それ以外は何もせず、上値は決して追いかけず、チャンスの場面のみ行動する。
中途半端な場面では何もしないのが一番です。
次回は、8/26(金)16:00頃更新いたします。
2つの重要イベント
8/26(金)ジャクソンホールでのイエレン議長講演
9/21(水)日銀金融政策決定会合 金融政策の総括
9/20、9/21日銀金融政策決定会合までの想定レンジ(8/18記)
レンジ上限16900円~17000円
レンジ下限15900円~16100円
為替は、100円を挟み為替の動向を見ながら
99円台に入ると日経平均先物売りで16500円割れ
為替は100円を意識した値動きに
日経平均株価は16500円を挟んだ値動きになりそうです。
8/18日経平均EPS1198.98円日経225PER13.75倍
1198.98×14.04=16833.68 日経平均PERで見た短期的レンジ上限
1198.98×13.34=15994.39 日経平均PERで見た短期的レンジ下限
2017年3月期経常減益に下振れする見込み(8/16日経)
4-6月期経常利益前年比-17%(金融などを除く1571社ベース)
17/3期通期予想1.7%増益から-0.5%減益に下振れ
直近の為替レートは107円前後が多く現在の円高が続くと再減額修正必至
日銀追加緩和 ETF買い入れ枠3.3兆円→6兆円に増額
TOPIXが前場0.2%以上下がると後場、日銀がETFを
700億円規模で買ってくると思惑が働きます。
日本市場に影響のある指標は以下の4指数
①ドル円相場 ユーロ円相場
②NYダウ ナスダック指数 S&P500 米国3指数
③中国株
④原油価格
円高水準が長期化すると輸出企業の収益がさらに悪化
日経平均EPSがさらに低下
メインプレーヤーの長期運用の海外投資家は日本市場の投資を縮小
もう一方のメインプレーヤー海外短期筋の独断場になっています
海外短期筋の思惑で演出相場が展開しています
演出相場①
4/8安値15471.80円~4/25高値17613.56円
立会日数12営業日 値上がり幅2141.76円
この時は日銀追加緩和をまくし立てて上昇させ、日銀ゼロ回答を機に
4/25高値17613.56円~5/2安値15975.47円まで売り崩しました。
立会日数12営業日 値下り幅1638.09円
演出相場②
5/2安値15975.47円~5/31高値17251.36円
立会日数19営業日 値上がり幅1275.89円
この時は伊勢志摩サミットで議長国の日本が大規模な財政出動と
消費増税凍結期待から上昇
5/31高値17251.36円~6/24安値14864.01円
立会日数19営業日 値下り幅2387.35円
サミット後の財政出動は無し、消費増税30カ月延期
この時を境に海外投資家の日本株離れが始まりました。
演出相場③
6/24安値14864.01円 7/8安値15106.52円ダブルボトムからの上昇
7/8安値15106.52円~7/21高値16938.96円
107円台の円安、日銀緩和を先取りして上昇
その後為替が円高方向に振れ上げ幅を縮小
7/29日銀追加緩和決定後材料出尽くしとなる。
7/21高値16938.96円~8/4安値15921.04円
その後日銀ETF買い入れ額6兆円を背景に戻りを試す展開
8/4安値15921.04円~8/12高値16943.67円(為替比連動の上昇)
8/12ミニSQ
8/12高値16943.67円~直近の99円台の円高を背景に下値模索
米国成長率4-6月年率+1.2%にとどまる。(7/29)
潜在成長率2.0%
1-3期+0.8%(海外経済の減速)
4-6期+1.2%(設備投資の不振鮮明)
2016年IMF世界経済見通し(7/19改定)
世界の成長率3.1%に減速
イギリスEU離脱で不透明感が増したため減額修正
世界全体2016年3.1%▼0.1% 2017年3.4%▼0.1%
日本2016年0.3%▼0.2% 2017年0.1%△0.2%
米国2016年2.2%▼0.2% 2017年2.5% ±0%
ユーロ圏2016年1.6%△0.1% 2017年1.4%▼0.2%
中国2016年6.6%△0.1% 2017年6.2% ±0%
英国2016年1.7%▼0.2% 2017年1.3%▼0.9%
インド2016年7.4%▼0.1% 2017年7.4%▼0.1%
ロシア2016年ー1.2%△0.6% 2017年1.0%△0.2%
ブラジル2016年ー3.3%△0.5% 2017年0.5%△0.5%
日本の今年の成長率は0.3%と見込む(消費増税延期が上振れ要因)
今後も円高水準が進めば減額、補正予算次第で増額となる見込み
イギリスEU離脱が順調に進まなければ世界全体で下押し圧力が高まる
その場合の世界全体は、下方シナリオで2.9% 深刻シナリオで2.8%
日本市場は、為替水準と外部要因で海外短期筋がどのような策を取るかで
大きく変わってきます。
ゴールドマンサックス証券の日経平均株価見通し(7/1)
従来予想から大幅に目標株価を引き下げ
3か月後1万4375円、半年後1万5000円
1年後を1万6250円
日本株株価見通し6/29日経新聞より抜粋
野村証券
従来予想年内 17,500円~20,000円
直近修正年内 15,250円~17,250円
みずほ証券
従来予想年内 15,000円~19,000円
直近修正年内 14,000円~19,000円
大和証券
直近修正当面 14,500円~16,500円
シティーグループ証券
直近修正当面 14,000円~16,500円
証券3社の今年度企業業績見通し(6/9)
野村、大和 下方修正
想定レンジが108円~110円の為、直近の円高が続くと再減額修正必必至
野村 16年度経常増益率2.9%増益予想 (前回予想7.2%)
ドル円相場108円前提
17年度経常増益率11.4%増益予想
大和 16年度経常増益率2.6%増益予想 (前回予想4.1%)
ドル円相場110円前提
17年度経常増益率8.6%増益予想
日興 16年度経常増益率6.0%増益予想 (前回予想5.9%)
ドル円相場110円前提
17年度経常増益率9.7%増益予想
2/12日経平均EPS1152.86円日経225PER12.97倍
2/19日経平均EPS1148.72円日経225PER13.90倍
2/24日経平均EPS1155.83円日経225PER13.77倍
2/26日経平均EPS1151.38円日経225PER14.06倍
2/29日経平均EPS1150.52円日経225PER13.93倍
3/2 日経平均EPS1154.14円日経225PER14.51倍
3/4 日経平均EPS1151.20円日経225PER14.78倍
3/7 日経平均EPS1155.93円日経225PER14.63倍
3/11日経平均EPS1159.40円日経225PER14.61倍
3/16日経平均EPS1173.08円日経225PER14.47倍
3/18日経平均EPS1169.57円日経225PER14.30倍
3/25日経平均EPS1131.25円日経225PER15.03倍
4/1 日経平均EPS1119.40円日経225PER14.44倍
4/5 日経平均EPS1118.98円日経225PER14.06倍
4/8 日経平均EPS1104.85円日経225PER14.32倍
4/13日経平均EPS1103.86円日経225PER14.84倍
4/15日経平均EPS1103.86円日経225PER14.84倍
4/19日経平均EPS1097.88円日経225PER15.37倍
4/22日経平均EPS1098.97円日経225PER15.99倍
4/27日経平均EPS1111.21円日経225PER15.56倍
4/28日経平均EPS1092.14円日経225PER15.26倍
5/6 日経平均EPS1091.24円日経225PER14.76倍
5/10日経平均EPS1098.49円日経225PER15.08倍
5/12日経平均EPS1140.94円日経225PER14.59倍
5/13日経平均EPS1191.88円日経225PER13.77倍
5/17日経平均EPS1195.46円日経225PER13.93倍
5/20日経平均EPS1193.75円日経225PER14.02倍
5/25日経平均EPS1190.15円日経225PER14.08倍
5/30日経平均EPS1192.73円日経225PER14.31倍
6/2 日経平均EPS1192.41円日経225PER13.89倍
6/8 日経平均EPS1195.38円日経225PER14.08倍
6/10日経平均EPS1198.65円日経225PER13.85倍
6/15日経平均EPS1198.76円日経225PER13.28倍
6/20日経平均EPS1198.60円日経225PER13.32倍
6/28日経平均EPS1198.99円日経225PER12.78倍日経平均PBR1.04倍
7/11日経平均EPS1224.94円日経225PER13.14倍日経平均PBR1.07倍
7/20日経平均EPS1207.98円日経225PER13.92倍日経平均PBR1.14倍
7/29日経平均EPS1198.93円日経225PER13.82倍日経平均PBR1.14倍
8/8 日経平均EPS1203.08円日経225PER13.84倍日経平均PBR1.14倍
8/18日経平均EPS1198.98円日経225PER13.75倍日経平均PBR1.14倍
8/18日経平均PER13.75倍
16486.01÷13.75=1198.98
日経平均PERは日経新聞投資指標から抜粋
2015年9月以降
日経225PER
レンジ上限 11/19 15.73倍 12/30 15.57倍 2016/4/22 15.99倍 5/31 14.46倍
レンジ下限 1/21 13.32倍 2/12 12.97倍 6/24 12.62倍
5/18以降の日経平均PERレンジ
レンジ上限 5/31 14.46倍 6/8 14.08倍 7/21 14.03倍 8/12 14.04倍
為替変動による下振れの場合
今後の2017/3期減益分を加味(為替次第 -8%として)
1198.98×0.92=1103.06
円高進行による減益の場合
中長期日経平均株価レンジ 日経225PER12.97倍~15.99倍
1103.06×15.00=16545.90
1103.06×15.99=17637.93
1103.06×12.62=13920.62
1103.06×12.97=14306.69
2016年後半(7月~12月)日経平均想定レンジ
レンジ上限値 17637.93円
レンジ下限値 13920.62円~14306.69円
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投資のリスクはすべて自己責任で行ってください。
なぜならば、利益はすべてあなた自身のものだからです。
投資に100%は存在しません。
投資資金は、無理のない範囲で行うことが最重要です。
個人投資家の1人として「株式投資勝利の法則」を通じて1人でも多くの読者の皆様が
より良い成果を上げられますことをお祈り申し上げます。
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