イエレン議長講演で円安株高
8月29日(月)15:50
大引け
日経平均株価
16631.06(9:00)
16764.64(13:15)
16616.65(9:02)
16737.49(15:00)
前日比△376.78 +2.30%
TOPIX
1309.17(9:00)
1316.39(12:52)
1307.88(9:02)
1313.24(15:00)
前日比△25.34 +1.97%
日経平均株価は大幅反発
先週末のイエレン議長講演で早期利上げを示唆する内容を受けて
NYダウは3日続落、為替が円安に振れました
102円水準の円安を背景に輸出関連銘柄中心に全面高で始まりました
寄付 16631.06(9:00)△270.35
安値 16616.65(9:02)△255.94
先週末、円買い日経平均先物売りを仕掛けていた
投機筋の巻き戻しにより、円売り日本株買戻しが
本日の流れを大きく変え、上げ幅を拡大
高値 16764.64(13:15)△403.93
上げ一巡後も堅調に推移し、日経平均株価は大幅反発して引けました
大引 16737.49(15:00)△376.78
8/25(木)16555.95円▼41.35円 日銀ETF買いにもかかわらず
軟調に推移したため、日銀の効力も次第に薄れたと判断した売り方が
円買い日経平均先物売りを仕掛けてきました。
先週末、ジャクソンホールでのイエレン議長講演前の日経平均株価は
8/26(金)終値16360.71円▼195.24円 25日移動平均線を割り込み
75日移動平均ラインまで下落し売り優勢になっていました。
そして、イエレン議長講演待ちとなりました。
8/26(金)イエレン議長のジャクソンホールでの講演
イエレン議長はこの日の講演で
「FRBが目標とする最大雇用と物価安定に米経済は近づいている」
と言明しました。
足元で雇用が持ち直している点に言及し、FRBは経済が今後も
拡大を続けると予想していると述べました。
9月利上げの可能性も排除せず、年内利上げの方向に向かい
ドルが円に対し2週間ぶり高値をつけました。
イエレン議長の今回の講演では、大半が利上げを言及する
具体的な発言はないという見通しでしたが、9月利上げの可能性も
排除せず年内の利上げを示唆する内容でした。
ドル円相場は、101円台後半まで円安方向に振れ日経平均先物も上昇しました。
週明け8/29(月)の日本市場は、その流れを引き継ぎ、インデックスと
輸出関連セクター中心に大型株が買われ全面高の展開になりました。
円買い日本株売りのポジションを取っていた海外短期筋の巻き戻しになり
円売り日本株買戻しになりました。
買戻しだけではなく、先週末の売りポジション以上の買いが入った感じです。
目先の日経平均株価の節目
8/12高値16943.67円
7/21高値16938.96円
ドル円相場(日本時間)
8/12 101.77円~102.21円
7/21 106.75円~107.49円
蒸気節目は、日銀ETF買い入れ枠3.3兆円を6兆円に拡大する前ですので
8/12高値16943.67円 8/12 101.77円~102.21円
16900円台の節目は抜ける可能性が大きいと考えます。
日経平均株価が上値の節目付近に戻るまでしばらくの間は
インデックスと大型株が優勢の展開になりそうです。
先週末の重要イベントで風向きが変化したため今後は円安水準が
どこまで進むかが当面の焦点になります。
目先の重要指標
週末9/2(金)米国雇用統計
当面は、インデックスと大型株に物色の流れが進み、中小型株や
新興銘柄は、相場の圏外となり小動きになりそうです。
風向きが変わって動き出したインデックス、大型株をここから追いかけても
利益を得ることは難しく、ここは従来の予定通り大きく売り込まれ調整中の
成長銘柄のバーゲン価格を待ち伏せ、コツコツと拾うことで年末までには
その大きな成果が見込まれると思います。
個人投資家が、海外短期筋と同じ投資行動をしても儲けられません。
海外短期筋の影響を最も受けにくい銘柄をバーゲン価格で拾うのが
今の激動の時代の有効な投資手法と思います。
本日も自動運転になくてはならない銘柄を2銘柄買いました。
良い買い物ができたと考えています。
年内に50%~100%高を目標にしています。
明日以降もバーゲン価格の突込みがあれば拾っていく方針です。
次回は、8/30(火)20:00~21:00頃更新いたします。
目先の重要指標
週末9/2(金)米国雇用統計
8/26(金)ジャクソンホールでのイエレン議長講演を機に
風向きが変わりました。
米国早期利上げ機運が台頭し、今後の連日の米国経済指標に
注目が集まります。
2つの重要イベント
8/26(金)ジャクソンホールでのイエレン議長講演
(早期利上げ観測台頭、円安日本株高に流れが変わる)
9/21(水)日銀金融政策決定会合 金融政策の総括
同時開催の米国FOMCと日銀金融政策決定会合に注目
日本市場と外部要因(不安要素)
①為替レートは107円前後が多く、円安への巻き戻しがどこまで進むか注目
②今のところ底堅く推移している中国市場の今後(中国景気減速)
③史上最高値水準で高止まりしている米国株の行方(米国株下落の可能性)
④欧州金融機関不良債権問題(欧州不安再燃のリスク)
どれひとつ歯車がくるっても日本市場下落の可能性が高まります。
日本株の下値を支える買い主体
①日銀6兆円のETF買い
②6兆円規模の自社株買い
2017年3月期経常減益に下振れする見込み(8/16日経)
4-6月期経常利益前年比-17%(金融などを除く1571社ベース)
17/3期通期予想1.7%増益から-0.5%減益に下振れ
直近の為替レートは107円前後が多く現在の円高が続くと再減額修正必至
日銀追加緩和 ETF買い入れ枠3.3兆円→6兆円に増額
TOPIXが前場0.2%以上下がると後場、日銀がETFを
700億円規模で買ってくると思惑が働きます。
日本市場に影響のある指標は以下の4指数
①ドル円相場 ユーロ円相場
②NYダウ ナスダック指数 S&P500 米国3指数
③中国株
④原油価格
円高水準が長期化すると輸出企業の収益がさらに悪化
日経平均EPSがさらに低下
メインプレーヤーの長期運用の海外投資家は日本市場の投資を縮小
もう一方のメインプレーヤー海外短期筋の独断場になっています
海外短期筋の思惑で演出相場が展開しています
演出相場①
4/8安値15471.80円~4/25高値17613.56円
立会日数12営業日 値上がり幅2141.76円
この時は日銀追加緩和をまくし立てて上昇させ、日銀ゼロ回答を機に
4/25高値17613.56円~5/2安値15975.47円まで売り崩しました。
立会日数12営業日 値下り幅1638.09円
演出相場②
5/2安値15975.47円~5/31高値17251.36円
立会日数19営業日 値上がり幅1275.89円
この時は伊勢志摩サミットで議長国の日本が大規模な財政出動と
消費増税凍結期待から上昇
5/31高値17251.36円~6/24安値14864.01円
立会日数19営業日 値下り幅2387.35円
サミット後の財政出動は無し、消費増税30カ月延期
この時を境に海外投資家の日本株離れが始まりました。
演出相場③
6/24安値14864.01円 7/8安値15106.52円ダブルボトムからの上昇
7/8安値15106.52円~7/21高値16938.96円
107円台の円安、日銀緩和を先取りして上昇
その後為替が円高方向に振れ上げ幅を縮小
7/29日銀追加緩和決定後材料出尽くしとなる。
7/21高値16938.96円~8/4安値15921.04円
その後日銀ETF買い入れ額6兆円を背景に戻りを試す展開
8/4安値15921.04円~8/12高値16943.67円(為替比連動の上昇)
8/12ミニSQ
8/12高値16943.67円~直近の99円台の円高を背景に下値模索
米国成長率4-6月年率+1.2%にとどまる。(7/29)
潜在成長率2.0%
1-3期+0.8%(海外経済の減速)
4-6期+1.2%(設備投資の不振鮮明)
2016年IMF世界経済見通し(7/19改定)
世界の成長率3.1%に減速
イギリスEU離脱で不透明感が増したため減額修正
世界全体2016年3.1%▼0.1% 2017年3.4%▼0.1%
日本2016年0.3%▼0.2% 2017年0.1%△0.2%
米国2016年2.2%▼0.2% 2017年2.5% ±0%
ユーロ圏2016年1.6%△0.1% 2017年1.4%▼0.2%
中国2016年6.6%△0.1% 2017年6.2% ±0%
英国2016年1.7%▼0.2% 2017年1.3%▼0.9%
インド2016年7.4%▼0.1% 2017年7.4%▼0.1%
ロシア2016年ー1.2%△0.6% 2017年1.0%△0.2%
ブラジル2016年ー3.3%△0.5% 2017年0.5%△0.5%
日本の今年の成長率は0.3%と見込む(消費増税延期が上振れ要因)
今後も円高水準が進めば減額、補正予算次第で増額となる見込み
イギリスEU離脱が順調に進まなければ世界全体で下押し圧力が高まる
その場合の世界全体は、下方シナリオで2.9% 深刻シナリオで2.8%
日本市場は、為替水準と外部要因で海外短期筋がどのような策を取るかで
大きく変わってきます。
ゴールドマンサックス証券の日経平均株価見通し(7/1)
従来予想から大幅に目標株価を引き下げ
3か月後1万4375円、半年後1万5000円
1年後を1万6250円
日本株株価見通し6/29日経新聞より抜粋
野村証券
従来予想年内 17,500円~20,000円
直近修正年内 15,250円~17,250円
みずほ証券
従来予想年内 15,000円~19,000円
直近修正年内 14,000円~19,000円
大和証券
直近修正当面 14,500円~16,500円
シティーグループ証券
直近修正当面 14,000円~16,500円
証券3社の今年度企業業績見通し(6/9)
野村、大和 下方修正
想定レンジが108円~110円の為、直近の円高が続くと再減額修正必必至
野村 16年度経常増益率2.9%増益予想 (前回予想7.2%)
ドル円相場108円前提
17年度経常増益率11.4%増益予想
大和 16年度経常増益率2.6%増益予想 (前回予想4.1%)
ドル円相場110円前提
17年度経常増益率8.6%増益予想
日興 16年度経常増益率6.0%増益予想 (前回予想5.9%)
ドル円相場110円前提
17年度経常増益率9.7%増益予想
2/12日経平均EPS1152.86円日経225PER12.97倍
2/19日経平均EPS1148.72円日経225PER13.90倍
2/24日経平均EPS1155.83円日経225PER13.77倍
2/26日経平均EPS1151.38円日経225PER14.06倍
2/29日経平均EPS1150.52円日経225PER13.93倍
3/2 日経平均EPS1154.14円日経225PER14.51倍
3/4 日経平均EPS1151.20円日経225PER14.78倍
3/7 日経平均EPS1155.93円日経225PER14.63倍
3/11日経平均EPS1159.40円日経225PER14.61倍
3/16日経平均EPS1173.08円日経225PER14.47倍
3/18日経平均EPS1169.57円日経225PER14.30倍
3/25日経平均EPS1131.25円日経225PER15.03倍
4/1 日経平均EPS1119.40円日経225PER14.44倍
4/5 日経平均EPS1118.98円日経225PER14.06倍
4/8 日経平均EPS1104.85円日経225PER14.32倍
4/13日経平均EPS1103.86円日経225PER14.84倍
4/15日経平均EPS1103.86円日経225PER14.84倍
4/19日経平均EPS1097.88円日経225PER15.37倍
4/22日経平均EPS1098.97円日経225PER15.99倍
4/27日経平均EPS1111.21円日経225PER15.56倍
4/28日経平均EPS1092.14円日経225PER15.26倍
5/6 日経平均EPS1091.24円日経225PER14.76倍
5/10日経平均EPS1098.49円日経225PER15.08倍
5/12日経平均EPS1140.94円日経225PER14.59倍
5/13日経平均EPS1191.88円日経225PER13.77倍
5/17日経平均EPS1195.46円日経225PER13.93倍
5/20日経平均EPS1193.75円日経225PER14.02倍
5/25日経平均EPS1190.15円日経225PER14.08倍
5/30日経平均EPS1192.73円日経225PER14.31倍
6/2 日経平均EPS1192.41円日経225PER13.89倍
6/8 日経平均EPS1195.38円日経225PER14.08倍
6/10日経平均EPS1198.65円日経225PER13.85倍
6/15日経平均EPS1198.76円日経225PER13.28倍
6/20日経平均EPS1198.60円日経225PER13.32倍
6/28日経平均EPS1198.99円日経225PER12.78倍日経平均PBR1.04倍
7/11日経平均EPS1224.94円日経225PER13.14倍日経平均PBR1.07倍
7/20日経平均EPS1207.98円日経225PER13.92倍日経平均PBR1.14倍
7/29日経平均EPS1198.93円日経225PER13.82倍日経平均PBR1.14倍
8/8 日経平均EPS1203.08円日経225PER13.84倍日経平均PBR1.14倍
8/18日経平均EPS1198.98円日経225PER13.75倍日経平均PBR1.14倍
8/18日経平均PER13.75倍
16486.01÷13.75=1198.98
日経平均PERは日経新聞投資指標から抜粋
2015年9月以降
日経225PER
レンジ上限 11/19 15.73倍 12/30 15.57倍 2016/4/22 15.99倍 5/31 14.46倍
レンジ下限 1/21 13.32倍 2/12 12.97倍 6/24 12.62倍
5/18以降の日経平均PERレンジ
レンジ上限 5/31 14.46倍 6/8 14.08倍 7/21 14.03倍 8/12 14.04倍
為替変動による下振れの場合
今後の2017/3期減益分を加味(為替次第 -8%として)
1198.98×0.92=1103.06
円高進行による減益の場合
中長期日経平均株価レンジ 日経225PER12.97倍~15.99倍
1103.06×15.00=16545.90
1103.06×15.99=17637.93
1103.06×12.62=13920.62
1103.06×12.97=14306.69
2016年後半(7月~12月)日経平均想定レンジ
レンジ上限値 17637.93円
レンジ下限値 13920.62円~14306.69円
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個人投資家の1人として「株式投資勝利の法則」を通じて1人でも多くの読者の皆様が
より良い成果を上げられますことをお祈り申し上げます。
「株式投資勝利の法則」
大引け
日経平均株価
16631.06(9:00)
16764.64(13:15)
16616.65(9:02)
16737.49(15:00)
前日比△376.78 +2.30%
TOPIX
1309.17(9:00)
1316.39(12:52)
1307.88(9:02)
1313.24(15:00)
前日比△25.34 +1.97%
日経平均株価は大幅反発
先週末のイエレン議長講演で早期利上げを示唆する内容を受けて
NYダウは3日続落、為替が円安に振れました
102円水準の円安を背景に輸出関連銘柄中心に全面高で始まりました
寄付 16631.06(9:00)△270.35
安値 16616.65(9:02)△255.94
先週末、円買い日経平均先物売りを仕掛けていた
投機筋の巻き戻しにより、円売り日本株買戻しが
本日の流れを大きく変え、上げ幅を拡大
高値 16764.64(13:15)△403.93
上げ一巡後も堅調に推移し、日経平均株価は大幅反発して引けました
大引 16737.49(15:00)△376.78
8/25(木)16555.95円▼41.35円 日銀ETF買いにもかかわらず
軟調に推移したため、日銀の効力も次第に薄れたと判断した売り方が
円買い日経平均先物売りを仕掛けてきました。
先週末、ジャクソンホールでのイエレン議長講演前の日経平均株価は
8/26(金)終値16360.71円▼195.24円 25日移動平均線を割り込み
75日移動平均ラインまで下落し売り優勢になっていました。
そして、イエレン議長講演待ちとなりました。
8/26(金)イエレン議長のジャクソンホールでの講演
イエレン議長はこの日の講演で
「FRBが目標とする最大雇用と物価安定に米経済は近づいている」
と言明しました。
足元で雇用が持ち直している点に言及し、FRBは経済が今後も
拡大を続けると予想していると述べました。
9月利上げの可能性も排除せず、年内利上げの方向に向かい
ドルが円に対し2週間ぶり高値をつけました。
イエレン議長の今回の講演では、大半が利上げを言及する
具体的な発言はないという見通しでしたが、9月利上げの可能性も
排除せず年内の利上げを示唆する内容でした。
ドル円相場は、101円台後半まで円安方向に振れ日経平均先物も上昇しました。
週明け8/29(月)の日本市場は、その流れを引き継ぎ、インデックスと
輸出関連セクター中心に大型株が買われ全面高の展開になりました。
円買い日本株売りのポジションを取っていた海外短期筋の巻き戻しになり
円売り日本株買戻しになりました。
買戻しだけではなく、先週末の売りポジション以上の買いが入った感じです。
目先の日経平均株価の節目
8/12高値16943.67円
7/21高値16938.96円
ドル円相場(日本時間)
8/12 101.77円~102.21円
7/21 106.75円~107.49円
蒸気節目は、日銀ETF買い入れ枠3.3兆円を6兆円に拡大する前ですので
8/12高値16943.67円 8/12 101.77円~102.21円
16900円台の節目は抜ける可能性が大きいと考えます。
日経平均株価が上値の節目付近に戻るまでしばらくの間は
インデックスと大型株が優勢の展開になりそうです。
先週末の重要イベントで風向きが変化したため今後は円安水準が
どこまで進むかが当面の焦点になります。
目先の重要指標
週末9/2(金)米国雇用統計
当面は、インデックスと大型株に物色の流れが進み、中小型株や
新興銘柄は、相場の圏外となり小動きになりそうです。
風向きが変わって動き出したインデックス、大型株をここから追いかけても
利益を得ることは難しく、ここは従来の予定通り大きく売り込まれ調整中の
成長銘柄のバーゲン価格を待ち伏せ、コツコツと拾うことで年末までには
その大きな成果が見込まれると思います。
個人投資家が、海外短期筋と同じ投資行動をしても儲けられません。
海外短期筋の影響を最も受けにくい銘柄をバーゲン価格で拾うのが
今の激動の時代の有効な投資手法と思います。
本日も自動運転になくてはならない銘柄を2銘柄買いました。
良い買い物ができたと考えています。
年内に50%~100%高を目標にしています。
明日以降もバーゲン価格の突込みがあれば拾っていく方針です。
次回は、8/30(火)20:00~21:00頃更新いたします。
目先の重要指標
週末9/2(金)米国雇用統計
8/26(金)ジャクソンホールでのイエレン議長講演を機に
風向きが変わりました。
米国早期利上げ機運が台頭し、今後の連日の米国経済指標に
注目が集まります。
2つの重要イベント
8/26(金)ジャクソンホールでのイエレン議長講演
(早期利上げ観測台頭、円安日本株高に流れが変わる)
9/21(水)日銀金融政策決定会合 金融政策の総括
同時開催の米国FOMCと日銀金融政策決定会合に注目
日本市場と外部要因(不安要素)
①為替レートは107円前後が多く、円安への巻き戻しがどこまで進むか注目
②今のところ底堅く推移している中国市場の今後(中国景気減速)
③史上最高値水準で高止まりしている米国株の行方(米国株下落の可能性)
④欧州金融機関不良債権問題(欧州不安再燃のリスク)
どれひとつ歯車がくるっても日本市場下落の可能性が高まります。
日本株の下値を支える買い主体
①日銀6兆円のETF買い
②6兆円規模の自社株買い
2017年3月期経常減益に下振れする見込み(8/16日経)
4-6月期経常利益前年比-17%(金融などを除く1571社ベース)
17/3期通期予想1.7%増益から-0.5%減益に下振れ
直近の為替レートは107円前後が多く現在の円高が続くと再減額修正必至
日銀追加緩和 ETF買い入れ枠3.3兆円→6兆円に増額
TOPIXが前場0.2%以上下がると後場、日銀がETFを
700億円規模で買ってくると思惑が働きます。
日本市場に影響のある指標は以下の4指数
①ドル円相場 ユーロ円相場
②NYダウ ナスダック指数 S&P500 米国3指数
③中国株
④原油価格
円高水準が長期化すると輸出企業の収益がさらに悪化
日経平均EPSがさらに低下
メインプレーヤーの長期運用の海外投資家は日本市場の投資を縮小
もう一方のメインプレーヤー海外短期筋の独断場になっています
海外短期筋の思惑で演出相場が展開しています
演出相場①
4/8安値15471.80円~4/25高値17613.56円
立会日数12営業日 値上がり幅2141.76円
この時は日銀追加緩和をまくし立てて上昇させ、日銀ゼロ回答を機に
4/25高値17613.56円~5/2安値15975.47円まで売り崩しました。
立会日数12営業日 値下り幅1638.09円
演出相場②
5/2安値15975.47円~5/31高値17251.36円
立会日数19営業日 値上がり幅1275.89円
この時は伊勢志摩サミットで議長国の日本が大規模な財政出動と
消費増税凍結期待から上昇
5/31高値17251.36円~6/24安値14864.01円
立会日数19営業日 値下り幅2387.35円
サミット後の財政出動は無し、消費増税30カ月延期
この時を境に海外投資家の日本株離れが始まりました。
演出相場③
6/24安値14864.01円 7/8安値15106.52円ダブルボトムからの上昇
7/8安値15106.52円~7/21高値16938.96円
107円台の円安、日銀緩和を先取りして上昇
その後為替が円高方向に振れ上げ幅を縮小
7/29日銀追加緩和決定後材料出尽くしとなる。
7/21高値16938.96円~8/4安値15921.04円
その後日銀ETF買い入れ額6兆円を背景に戻りを試す展開
8/4安値15921.04円~8/12高値16943.67円(為替比連動の上昇)
8/12ミニSQ
8/12高値16943.67円~直近の99円台の円高を背景に下値模索
米国成長率4-6月年率+1.2%にとどまる。(7/29)
潜在成長率2.0%
1-3期+0.8%(海外経済の減速)
4-6期+1.2%(設備投資の不振鮮明)
2016年IMF世界経済見通し(7/19改定)
世界の成長率3.1%に減速
イギリスEU離脱で不透明感が増したため減額修正
世界全体2016年3.1%▼0.1% 2017年3.4%▼0.1%
日本2016年0.3%▼0.2% 2017年0.1%△0.2%
米国2016年2.2%▼0.2% 2017年2.5% ±0%
ユーロ圏2016年1.6%△0.1% 2017年1.4%▼0.2%
中国2016年6.6%△0.1% 2017年6.2% ±0%
英国2016年1.7%▼0.2% 2017年1.3%▼0.9%
インド2016年7.4%▼0.1% 2017年7.4%▼0.1%
ロシア2016年ー1.2%△0.6% 2017年1.0%△0.2%
ブラジル2016年ー3.3%△0.5% 2017年0.5%△0.5%
日本の今年の成長率は0.3%と見込む(消費増税延期が上振れ要因)
今後も円高水準が進めば減額、補正予算次第で増額となる見込み
イギリスEU離脱が順調に進まなければ世界全体で下押し圧力が高まる
その場合の世界全体は、下方シナリオで2.9% 深刻シナリオで2.8%
日本市場は、為替水準と外部要因で海外短期筋がどのような策を取るかで
大きく変わってきます。
ゴールドマンサックス証券の日経平均株価見通し(7/1)
従来予想から大幅に目標株価を引き下げ
3か月後1万4375円、半年後1万5000円
1年後を1万6250円
日本株株価見通し6/29日経新聞より抜粋
野村証券
従来予想年内 17,500円~20,000円
直近修正年内 15,250円~17,250円
みずほ証券
従来予想年内 15,000円~19,000円
直近修正年内 14,000円~19,000円
大和証券
直近修正当面 14,500円~16,500円
シティーグループ証券
直近修正当面 14,000円~16,500円
証券3社の今年度企業業績見通し(6/9)
野村、大和 下方修正
想定レンジが108円~110円の為、直近の円高が続くと再減額修正必必至
野村 16年度経常増益率2.9%増益予想 (前回予想7.2%)
ドル円相場108円前提
17年度経常増益率11.4%増益予想
大和 16年度経常増益率2.6%増益予想 (前回予想4.1%)
ドル円相場110円前提
17年度経常増益率8.6%増益予想
日興 16年度経常増益率6.0%増益予想 (前回予想5.9%)
ドル円相場110円前提
17年度経常増益率9.7%増益予想
2/12日経平均EPS1152.86円日経225PER12.97倍
2/19日経平均EPS1148.72円日経225PER13.90倍
2/24日経平均EPS1155.83円日経225PER13.77倍
2/26日経平均EPS1151.38円日経225PER14.06倍
2/29日経平均EPS1150.52円日経225PER13.93倍
3/2 日経平均EPS1154.14円日経225PER14.51倍
3/4 日経平均EPS1151.20円日経225PER14.78倍
3/7 日経平均EPS1155.93円日経225PER14.63倍
3/11日経平均EPS1159.40円日経225PER14.61倍
3/16日経平均EPS1173.08円日経225PER14.47倍
3/18日経平均EPS1169.57円日経225PER14.30倍
3/25日経平均EPS1131.25円日経225PER15.03倍
4/1 日経平均EPS1119.40円日経225PER14.44倍
4/5 日経平均EPS1118.98円日経225PER14.06倍
4/8 日経平均EPS1104.85円日経225PER14.32倍
4/13日経平均EPS1103.86円日経225PER14.84倍
4/15日経平均EPS1103.86円日経225PER14.84倍
4/19日経平均EPS1097.88円日経225PER15.37倍
4/22日経平均EPS1098.97円日経225PER15.99倍
4/27日経平均EPS1111.21円日経225PER15.56倍
4/28日経平均EPS1092.14円日経225PER15.26倍
5/6 日経平均EPS1091.24円日経225PER14.76倍
5/10日経平均EPS1098.49円日経225PER15.08倍
5/12日経平均EPS1140.94円日経225PER14.59倍
5/13日経平均EPS1191.88円日経225PER13.77倍
5/17日経平均EPS1195.46円日経225PER13.93倍
5/20日経平均EPS1193.75円日経225PER14.02倍
5/25日経平均EPS1190.15円日経225PER14.08倍
5/30日経平均EPS1192.73円日経225PER14.31倍
6/2 日経平均EPS1192.41円日経225PER13.89倍
6/8 日経平均EPS1195.38円日経225PER14.08倍
6/10日経平均EPS1198.65円日経225PER13.85倍
6/15日経平均EPS1198.76円日経225PER13.28倍
6/20日経平均EPS1198.60円日経225PER13.32倍
6/28日経平均EPS1198.99円日経225PER12.78倍日経平均PBR1.04倍
7/11日経平均EPS1224.94円日経225PER13.14倍日経平均PBR1.07倍
7/20日経平均EPS1207.98円日経225PER13.92倍日経平均PBR1.14倍
7/29日経平均EPS1198.93円日経225PER13.82倍日経平均PBR1.14倍
8/8 日経平均EPS1203.08円日経225PER13.84倍日経平均PBR1.14倍
8/18日経平均EPS1198.98円日経225PER13.75倍日経平均PBR1.14倍
8/18日経平均PER13.75倍
16486.01÷13.75=1198.98
日経平均PERは日経新聞投資指標から抜粋
2015年9月以降
日経225PER
レンジ上限 11/19 15.73倍 12/30 15.57倍 2016/4/22 15.99倍 5/31 14.46倍
レンジ下限 1/21 13.32倍 2/12 12.97倍 6/24 12.62倍
5/18以降の日経平均PERレンジ
レンジ上限 5/31 14.46倍 6/8 14.08倍 7/21 14.03倍 8/12 14.04倍
為替変動による下振れの場合
今後の2017/3期減益分を加味(為替次第 -8%として)
1198.98×0.92=1103.06
円高進行による減益の場合
中長期日経平均株価レンジ 日経225PER12.97倍~15.99倍
1103.06×15.00=16545.90
1103.06×15.99=17637.93
1103.06×12.62=13920.62
1103.06×12.97=14306.69
2016年後半(7月~12月)日経平均想定レンジ
レンジ上限値 17637.93円
レンジ下限値 13920.62円~14306.69円
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いつも拝見させていただいてます。
今年もあと4ヶ月ですね
日経平均はもう少し上げたら一旦下げそう
ダウは史上最高値付近なのでそれを超えられるか
為替は上がっていきそうですが現時点夜(3:30)では長い上髭のローソク足なので下げるのか....
なかなか難しいです。私には判断しかねます。休むも相場ですね
自分の勝ちパターンを早く見つけたいと思っています。
最近日経ヴェリタス購入して読んでます。
経済っておもしろいですよね。