マイナス金利深堀せず
9月21日(水)15:45
大引け
日経平均株価
16471.85(9:00)
16823.63(14:59)
16399.65(10:54)
16807.62(15:00)
前日比△315.47 +1.91%
TOPIX
1316.64(9:00)
1353.52(14:59)
1309.51(10:27)
1352.67(15:00)
前日比△35.70 +2.71%
日経平均株価は大幅反発
前日の米国株は小幅高でしたが海外時間での
日経平均先物が軟調に推移したため売り先行で始まりました
寄付 16471.85(9:00)▼20.30
正午過ぎに発表される本日の日銀結果発表を控え
マイナス圏のまま様子見ムードになりました
安値 16399.65(10:54)▼92.50
正午過ぎの日銀結果発表が遅れたためその思惑から
後場は、急速に下げ幅を縮小
日銀結果発表直後は一瞬売り込まれる場面がありましたが
急速に切り返しに転じました
大引けにかけてさらに上げ幅を拡大し
高値 16823.63(14:59)△331.48
日経平均株価は大幅反発して引けました
大引 16807.62(15:00)△315.47
日経平均株価は小安く寄り付き、その後は
日銀金融政策決定会合結果待ちで16400円台もみ合いで
前場を引けました。
前場終値16411.97円 ▼80.18円
正午過ぎに日銀発表がないため、日銀緩和の思惑が働き
後場寄りは海外短期筋の先物主導でプラス圏に浮上。
13時を過ぎても日銀発表はなく、小幅高のまま神経質な値動きになりました。
13:18
長短金利調整付きの機能を加えたマイナス金利-0.1%を維持が報道されると
アルゴリズム取引が主導し13:38 16415.12円まで売り込まれました。
一瞬売りと判断したAIが、一気に切り返しに転じました。
13:28には上げ幅を拡大し、16,700円台に乗せました。
マイナス金利現状維持から銀行、生損保株が急上昇し相場をけん引しました。
国債の金利を一定水準にコントロールする金利ターゲットを新たに
導入することを賛成多数5-2で決めました。
マイナス金利政策で長期金利が下がり過ぎる副作用を抑制する狙いで
当面は長期金利の指標となる10年物国債金利がゼロ%程度で
推移するように買いを入れる方針。
国債購入ペースは現行の年間80兆円をメドとし物価が2%を超えるまで
国債購入を続ける方針。
マイナス金利はマイナス0.1%のまま維持。
金利ターゲットは世界的にも異例の政策となります。
日経平均株価は16400円~16800円水準に主要な移動平均が位置しています。
日銀金融政策決定会合前は16,500円を挟んだ水準から若干弱含みながら
結果発表を見極める動きでしたが、本日の日銀イベントを通過した時点で
16,500円から上方向に乖離し大幅高で引けました。
大引 16807.62(15:00)△315.47
黒田総裁は従来のサプライズを米国式の市場との対話、今後の方針公表
に傾いたため本日の事実上の現状維持を海外短期筋は売り込むことは
なく、マイナス金利深堀の思惑で銀行株を売り込んでいた売り方は
買い戻しに転じ全体相場の牽引になりました。
33業種すべて上昇の全面高になり、直近の101円台の円高は円安方向に振れました。
今晩日本時間3:30AM 米国FOMCの結果待ちになりますが
現状は9月の利上げ確率は低下したままで、市場の関心は
12月利上げに関する何らかのコメントが出るかどうかが
注目点になります。
今晩のFOMCの内容次第では、さらに円安方向に振れる可能性があります。
明日は日本市場休場のため、海外時間での主要市場の動向と
為替相場、日経平均先物の動きで週末9/23(金)以降17,000円方向に
振れるかどうかが今後の注目点です。
次回は、9/23(金)16:00頃更新いたします。
9/21(水)日銀金融政策決定会合は、円安株高で無事通過。
日本時間9/22(木)3:30AM米国FOMC
追加緩和は無くても12月利上げに関する何らかのコメントが
出るかどうかが注目点です。
主要企業の今年度経常利益見通し証券3社が下方修正
大手証券3社が9/13までに16年度企業業績見通しを下方修正しました。
野村証券 経常利益率 +0.9% 3か月前予想値 +2.9% 前提為替レート105.7円
大和証券 経常利益率 -1.0% 3か月前予想値 +2.8 前提為替レート105.8円
SMBC日興 経常利益率 -2.3% 3か月前予想値 +6.0 前提為替レート102.0円
米国大統領選挙の雲行きが再び怪しくなってきました。
8月中旬にかけてクリントン氏優勢の流れは不動と思われましたが
直近トランプ氏が急速に巻き返してきました。
クリントン氏46.6%
トランプ氏42.0%
クリントン財団問題とクリントン氏の健康不安説がトランプ氏に有利に働いています。
これからの討論会で大統領選挙の行方が見えてきます。
当然のことながら、トランプ氏が大統領になれば日本だけではなく
世界的ショック安になることは避けられないでしょう。(9/12記)
9/26米国大統領選第1回討論会
過去人気のあったニクソン候補がケネディー候補に一気に追い上げられ
ケネディー氏に大統領の座を取られたことは有名です。
現在支持率で大差がなく第1回討論会は形勢が大きく動く可能性があります。
トランプ氏が優勢に逆転した場合は、再び世界的なリスクになります。
少子高齢化社会において最も重要なことは労働者人口の減少です。
働き手が不足するだけではなく、少なくなった現役世代で
高齢者と子供を支えなければなりません。
これは待ったなしのところまで来ており、日本の進むべき道は
世界のどこの国よりも第4次産業革命を推進し
生産性を向上させなければなりません。
日本の国力を上げる様々な新産業と投資テーマ
2020年東京オリンピックまでに新産業バブルが来ることを想定
フィンテックブロックチェーン、ロボット、人工知能、ドローン、自動運転
バイオ再生医療、IoT、電子教科書、遠隔診療、VR Virtual Reality 仮想現実
AR Augmented Reality 拡張現実 、有機EL、ランサムウエア、5G
日本市場と外部要因(不安要素)
①為替レートは107円前後が多く、101円~102円水準が長引くと収益下振れ要因になります。
②今のところ底堅く推移している中国市場の今後(中国景気減速)
③史上最高値水準で高止まりしている米国株の行方(米国株下落の可能性)
④欧州金融機関不良債権問題(欧州不安再燃のリスク)
どれひとつ歯車がくるっても日本市場下落の可能性が高まります。
日本株の下値を支える買い主体
①日銀6兆円のETF買い
②6兆円規模の自社株買い
③GPIFを中心に公的資金の株式買い入れ枠3兆円規模
2017年3月期経常減益に下振れする見込み(8/16日経)
4-6月期経常利益前年比-17%(金融などを除く1571社ベース)
17/3期通期予想1.7%増益から-0.5%減益に下振れ
直近の為替レートは107円前後が多く現在の円高が続くと再減額修正必至
日本市場に影響のある指標は以下の4指数
①ドル円相場 ユーロ円相場
②NYダウ ナスダック指数 S&P500 米国3指数
③中国株
④原油価格
円高水準が長期化すると輸出企業の収益がさらに悪化
日経平均EPSがさらに低下
メインプレーヤーの長期運用の海外投資家は日本市場の投資を縮小
もう一方のメインプレーヤー海外短期筋の独断場になっています
海外短期筋の思惑で演出相場が展開しています
演出相場①
4/8安値15471.80円~4/25高値17613.56円
立会日数12営業日 値上がり幅2141.76円
この時は日銀追加緩和をまくし立てて上昇させ、日銀ゼロ回答を機に
4/25高値17613.56円~5/2安値15975.47円まで売り崩しました。
立会日数12営業日 値下り幅1638.09円
演出相場②
5/2安値15975.47円~5/31高値17251.36円
立会日数19営業日 値上がり幅1275.89円
この時は伊勢志摩サミットで議長国の日本が大規模な財政出動と
消費増税凍結期待から上昇
5/31高値17251.36円~6/24安値14864.01円
立会日数19営業日 値下り幅2387.35円
サミット後の財政出動は無し、消費増税30カ月延期
この時を境に海外投資家の日本株離れが始まりました。
演出相場③
6/24安値14864.01円 7/8安値15106.52円ダブルボトムからの上昇
7/8安値15106.52円~7/21高値16938.96円
107円台の円安、日銀緩和を先取りして上昇
その後為替が円高方向に振れ上げ幅を縮小
7/29日銀追加緩和決定後材料出尽くしとなる。
7/21高値16938.96円~8/4安値15921.04円
その後日銀ETF買い入れ額6兆円を背景に戻りを試す展開
8/4安値15921.04円~8/12高値16943.67円(為替比連動の上昇)
8/12ミニSQ
8/12高値16943.67円~99円台の円高を背景に8/26安値16320.43円
ここからは演出相場ではなく、
8/26(金)ジャクソンホールでのイエレン議長講演
早期利上げ観測台頭、円安日本株高に流れが変わり
104円台の円安水準を好感して9/5高値17156.36円回復
9/6(火)8月の米国ISM非製造業景況感指数が市場予想を下回り
米国景気減速懸念から急速に円高進行
9/5 104円台前半から一転し 101円台前半を伺う動き
9/21(水)日銀金融政策決定会合 金融政策の総括
同時開催の米国FOMCと日銀金融政策決定会合に注目
米国成長率4-6月年率+1.2%にとどまる。(7/29)
潜在成長率2.0%
1-3期+0.8%(海外経済の減速)
4-6期+1.2%(設備投資の不振鮮明)
2016年IMF世界経済見通し(7/19改定)
世界の成長率3.1%に減速
イギリスEU離脱で不透明感が増したため減額修正
世界全体2016年3.1%▼0.1% 2017年3.4%▼0.1%
日本2016年0.3%▼0.2% 2017年0.1%△0.2%
米国2016年2.2%▼0.2% 2017年2.5% ±0%
ユーロ圏2016年1.6%△0.1% 2017年1.4%▼0.2%
中国2016年6.6%△0.1% 2017年6.2% ±0%
英国2016年1.7%▼0.2% 2017年1.3%▼0.9%
インド2016年7.4%▼0.1% 2017年7.4%▼0.1%
ロシア2016年ー1.2%△0.6% 2017年1.0%△0.2%
ブラジル2016年ー3.3%△0.5% 2017年0.5%△0.5%
日本の今年の成長率は0.3%と見込む(消費増税延期が上振れ要因)
今後も円高水準が進めば減額、補正予算次第で増額となる見込み
イギリスEU離脱が順調に進まなければ世界全体で下押し圧力が高まる
その場合の世界全体は、下方シナリオで2.9% 深刻シナリオで2.8%
日本市場は、為替水準と外部要因で海外短期筋がどのような策を取るかで
大きく変わってきます。
ゴールドマンサックス証券の日経平均株価見通し(7/1)
従来予想から大幅に目標株価を引き下げ
3か月後1万4375円、半年後1万5000円
1年後を1万6250円
日本株株価見通し6/29日経新聞より抜粋
野村証券
従来予想年内 17,500円~20,000円
直近修正年内 15,250円~17,250円
みずほ証券
従来予想年内 15,000円~19,000円
直近修正年内 14,000円~19,000円
大和証券
直近修正当面 14,500円~16,500円
シティーグループ証券
直近修正当面 14,000円~16,500円
証券3社の今年度企業業績見通し(6/9)
野村、大和 下方修正
想定レンジが108円~110円の為、直近の円高が続くと再減額修正必必至
野村 16年度経常増益率2.9%増益予想 (前回予想7.2%)
ドル円相場108円前提
17年度経常増益率11.4%増益予想
大和 16年度経常増益率2.6%増益予想 (前回予想4.1%)
ドル円相場110円前提
17年度経常増益率8.6%増益予想
日興 16年度経常増益率6.0%増益予想 (前回予想5.9%)
ドル円相場110円前提
17年度経常増益率9.7%増益予想
2/12日経平均EPS1152.86円日経225PER12.97倍
2/19日経平均EPS1148.72円日経225PER13.90倍
2/24日経平均EPS1155.83円日経225PER13.77倍
2/26日経平均EPS1151.38円日経225PER14.06倍
2/29日経平均EPS1150.52円日経225PER13.93倍
3/2 日経平均EPS1154.14円日経225PER14.51倍
3/4 日経平均EPS1151.20円日経225PER14.78倍
3/7 日経平均EPS1155.93円日経225PER14.63倍
3/11日経平均EPS1159.40円日経225PER14.61倍
3/16日経平均EPS1173.08円日経225PER14.47倍
3/18日経平均EPS1169.57円日経225PER14.30倍
3/25日経平均EPS1131.25円日経225PER15.03倍
4/1 日経平均EPS1119.40円日経225PER14.44倍
4/5 日経平均EPS1118.98円日経225PER14.06倍
4/8 日経平均EPS1104.85円日経225PER14.32倍
4/13日経平均EPS1103.86円日経225PER14.84倍
4/15日経平均EPS1103.86円日経225PER14.84倍
4/19日経平均EPS1097.88円日経225PER15.37倍
4/22日経平均EPS1098.97円日経225PER15.99倍
4/27日経平均EPS1111.21円日経225PER15.56倍
4/28日経平均EPS1092.14円日経225PER15.26倍
5/6 日経平均EPS1091.24円日経225PER14.76倍
5/10日経平均EPS1098.49円日経225PER15.08倍
5/12日経平均EPS1140.94円日経225PER14.59倍
5/13日経平均EPS1191.88円日経225PER13.77倍
5/17日経平均EPS1195.46円日経225PER13.93倍
5/20日経平均EPS1193.75円日経225PER14.02倍
5/25日経平均EPS1190.15円日経225PER14.08倍
5/30日経平均EPS1192.73円日経225PER14.31倍
6/2 日経平均EPS1192.41円日経225PER13.89倍
6/8 日経平均EPS1195.38円日経225PER14.08倍
6/10日経平均EPS1198.65円日経225PER13.85倍
6/15日経平均EPS1198.76円日経225PER13.28倍
6/20日経平均EPS1198.60円日経225PER13.32倍
6/28日経平均EPS1198.99円日経225PER12.78倍日経平均PBR1.04倍
7/11日経平均EPS1224.94円日経225PER13.14倍日経平均PBR1.07倍
7/20日経平均EPS1207.98円日経225PER13.92倍日経平均PBR1.14倍
7/29日経平均EPS1198.93円日経225PER13.82倍日経平均PBR1.14倍
8/8 日経平均EPS1203.08円日経225PER13.84倍日経平均PBR1.14倍
8/18日経平均EPS1198.98円日経225PER13.75倍日経平均PBR1.14倍
8/31日経平均EPS1198.98円日経225PER14.19倍日経平均PBR1.17倍
9/12日経平均EPS1186.68円日経225PER14.05倍日経平均PBR1.16倍
9/12日経平均PER14.19倍
16672.92÷14.05=1186.68
日経平均PERは日経新聞投資指標から抜粋
2015年9月以降
日経225PER
レンジ上限 11/19 15.73倍 12/30 15.57倍 2016/4/22 15.99倍 5/31 14.46倍
レンジ下限 1/21 13.32倍 2/12 12.97倍 6/24 12.62倍
5/18以降の日経平均PERレンジ
レンジ上限 5/31 14.46倍 6/8 14.08倍 7/21 14.03倍 8/12 14.04倍
8/31日経平均EPSを5/31の14.46倍で算出した場合
1186.68×14.46=17159.39
今後ドル円相場が105円、108円方向に振れることを前提に考慮
2016年後半(9月~12月)日経平均想定レンジ
1186.68×15=17800.20
日銀ETF買いを前提に欧州不安、中国不安が台頭した場合
1186.68×13.32=15806.58円
レンジ上限値 17800円
レンジ下限値 15807円
当サイト「株式投資勝利の法則」は、サイト管理人の「株式投資日記」を日々公開しています。
記事には万全を期していますが、正確性、確実性を保証するものではありません。
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投資に100%は存在しません。
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個人投資家の1人として「株式投資勝利の法則」を通じて1人でも多くの読者の皆様が
より良い成果を上げられますことをお祈り申し上げます。
「株式投資勝利の法則」
大引け
日経平均株価
16471.85(9:00)
16823.63(14:59)
16399.65(10:54)
16807.62(15:00)
前日比△315.47 +1.91%
TOPIX
1316.64(9:00)
1353.52(14:59)
1309.51(10:27)
1352.67(15:00)
前日比△35.70 +2.71%
日経平均株価は大幅反発
前日の米国株は小幅高でしたが海外時間での
日経平均先物が軟調に推移したため売り先行で始まりました
寄付 16471.85(9:00)▼20.30
正午過ぎに発表される本日の日銀結果発表を控え
マイナス圏のまま様子見ムードになりました
安値 16399.65(10:54)▼92.50
正午過ぎの日銀結果発表が遅れたためその思惑から
後場は、急速に下げ幅を縮小
日銀結果発表直後は一瞬売り込まれる場面がありましたが
急速に切り返しに転じました
大引けにかけてさらに上げ幅を拡大し
高値 16823.63(14:59)△331.48
日経平均株価は大幅反発して引けました
大引 16807.62(15:00)△315.47
日経平均株価は小安く寄り付き、その後は
日銀金融政策決定会合結果待ちで16400円台もみ合いで
前場を引けました。
前場終値16411.97円 ▼80.18円
正午過ぎに日銀発表がないため、日銀緩和の思惑が働き
後場寄りは海外短期筋の先物主導でプラス圏に浮上。
13時を過ぎても日銀発表はなく、小幅高のまま神経質な値動きになりました。
13:18
長短金利調整付きの機能を加えたマイナス金利-0.1%を維持が報道されると
アルゴリズム取引が主導し13:38 16415.12円まで売り込まれました。
一瞬売りと判断したAIが、一気に切り返しに転じました。
13:28には上げ幅を拡大し、16,700円台に乗せました。
マイナス金利現状維持から銀行、生損保株が急上昇し相場をけん引しました。
国債の金利を一定水準にコントロールする金利ターゲットを新たに
導入することを賛成多数5-2で決めました。
マイナス金利政策で長期金利が下がり過ぎる副作用を抑制する狙いで
当面は長期金利の指標となる10年物国債金利がゼロ%程度で
推移するように買いを入れる方針。
国債購入ペースは現行の年間80兆円をメドとし物価が2%を超えるまで
国債購入を続ける方針。
マイナス金利はマイナス0.1%のまま維持。
金利ターゲットは世界的にも異例の政策となります。
日経平均株価は16400円~16800円水準に主要な移動平均が位置しています。
日銀金融政策決定会合前は16,500円を挟んだ水準から若干弱含みながら
結果発表を見極める動きでしたが、本日の日銀イベントを通過した時点で
16,500円から上方向に乖離し大幅高で引けました。
大引 16807.62(15:00)△315.47
黒田総裁は従来のサプライズを米国式の市場との対話、今後の方針公表
に傾いたため本日の事実上の現状維持を海外短期筋は売り込むことは
なく、マイナス金利深堀の思惑で銀行株を売り込んでいた売り方は
買い戻しに転じ全体相場の牽引になりました。
33業種すべて上昇の全面高になり、直近の101円台の円高は円安方向に振れました。
今晩日本時間3:30AM 米国FOMCの結果待ちになりますが
現状は9月の利上げ確率は低下したままで、市場の関心は
12月利上げに関する何らかのコメントが出るかどうかが
注目点になります。
今晩のFOMCの内容次第では、さらに円安方向に振れる可能性があります。
明日は日本市場休場のため、海外時間での主要市場の動向と
為替相場、日経平均先物の動きで週末9/23(金)以降17,000円方向に
振れるかどうかが今後の注目点です。
次回は、9/23(金)16:00頃更新いたします。
9/21(水)日銀金融政策決定会合は、円安株高で無事通過。
日本時間9/22(木)3:30AM米国FOMC
追加緩和は無くても12月利上げに関する何らかのコメントが
出るかどうかが注目点です。
主要企業の今年度経常利益見通し証券3社が下方修正
大手証券3社が9/13までに16年度企業業績見通しを下方修正しました。
野村証券 経常利益率 +0.9% 3か月前予想値 +2.9% 前提為替レート105.7円
大和証券 経常利益率 -1.0% 3か月前予想値 +2.8 前提為替レート105.8円
SMBC日興 経常利益率 -2.3% 3か月前予想値 +6.0 前提為替レート102.0円
米国大統領選挙の雲行きが再び怪しくなってきました。
8月中旬にかけてクリントン氏優勢の流れは不動と思われましたが
直近トランプ氏が急速に巻き返してきました。
クリントン氏46.6%
トランプ氏42.0%
クリントン財団問題とクリントン氏の健康不安説がトランプ氏に有利に働いています。
これからの討論会で大統領選挙の行方が見えてきます。
当然のことながら、トランプ氏が大統領になれば日本だけではなく
世界的ショック安になることは避けられないでしょう。(9/12記)
9/26米国大統領選第1回討論会
過去人気のあったニクソン候補がケネディー候補に一気に追い上げられ
ケネディー氏に大統領の座を取られたことは有名です。
現在支持率で大差がなく第1回討論会は形勢が大きく動く可能性があります。
トランプ氏が優勢に逆転した場合は、再び世界的なリスクになります。
少子高齢化社会において最も重要なことは労働者人口の減少です。
働き手が不足するだけではなく、少なくなった現役世代で
高齢者と子供を支えなければなりません。
これは待ったなしのところまで来ており、日本の進むべき道は
世界のどこの国よりも第4次産業革命を推進し
生産性を向上させなければなりません。
日本の国力を上げる様々な新産業と投資テーマ
2020年東京オリンピックまでに新産業バブルが来ることを想定
フィンテックブロックチェーン、ロボット、人工知能、ドローン、自動運転
バイオ再生医療、IoT、電子教科書、遠隔診療、VR Virtual Reality 仮想現実
AR Augmented Reality 拡張現実 、有機EL、ランサムウエア、5G
日本市場と外部要因(不安要素)
①為替レートは107円前後が多く、101円~102円水準が長引くと収益下振れ要因になります。
②今のところ底堅く推移している中国市場の今後(中国景気減速)
③史上最高値水準で高止まりしている米国株の行方(米国株下落の可能性)
④欧州金融機関不良債権問題(欧州不安再燃のリスク)
どれひとつ歯車がくるっても日本市場下落の可能性が高まります。
日本株の下値を支える買い主体
①日銀6兆円のETF買い
②6兆円規模の自社株買い
③GPIFを中心に公的資金の株式買い入れ枠3兆円規模
2017年3月期経常減益に下振れする見込み(8/16日経)
4-6月期経常利益前年比-17%(金融などを除く1571社ベース)
17/3期通期予想1.7%増益から-0.5%減益に下振れ
直近の為替レートは107円前後が多く現在の円高が続くと再減額修正必至
日本市場に影響のある指標は以下の4指数
①ドル円相場 ユーロ円相場
②NYダウ ナスダック指数 S&P500 米国3指数
③中国株
④原油価格
円高水準が長期化すると輸出企業の収益がさらに悪化
日経平均EPSがさらに低下
メインプレーヤーの長期運用の海外投資家は日本市場の投資を縮小
もう一方のメインプレーヤー海外短期筋の独断場になっています
海外短期筋の思惑で演出相場が展開しています
演出相場①
4/8安値15471.80円~4/25高値17613.56円
立会日数12営業日 値上がり幅2141.76円
この時は日銀追加緩和をまくし立てて上昇させ、日銀ゼロ回答を機に
4/25高値17613.56円~5/2安値15975.47円まで売り崩しました。
立会日数12営業日 値下り幅1638.09円
演出相場②
5/2安値15975.47円~5/31高値17251.36円
立会日数19営業日 値上がり幅1275.89円
この時は伊勢志摩サミットで議長国の日本が大規模な財政出動と
消費増税凍結期待から上昇
5/31高値17251.36円~6/24安値14864.01円
立会日数19営業日 値下り幅2387.35円
サミット後の財政出動は無し、消費増税30カ月延期
この時を境に海外投資家の日本株離れが始まりました。
演出相場③
6/24安値14864.01円 7/8安値15106.52円ダブルボトムからの上昇
7/8安値15106.52円~7/21高値16938.96円
107円台の円安、日銀緩和を先取りして上昇
その後為替が円高方向に振れ上げ幅を縮小
7/29日銀追加緩和決定後材料出尽くしとなる。
7/21高値16938.96円~8/4安値15921.04円
その後日銀ETF買い入れ額6兆円を背景に戻りを試す展開
8/4安値15921.04円~8/12高値16943.67円(為替比連動の上昇)
8/12ミニSQ
8/12高値16943.67円~99円台の円高を背景に8/26安値16320.43円
ここからは演出相場ではなく、
8/26(金)ジャクソンホールでのイエレン議長講演
早期利上げ観測台頭、円安日本株高に流れが変わり
104円台の円安水準を好感して9/5高値17156.36円回復
9/6(火)8月の米国ISM非製造業景況感指数が市場予想を下回り
米国景気減速懸念から急速に円高進行
9/5 104円台前半から一転し 101円台前半を伺う動き
9/21(水)日銀金融政策決定会合 金融政策の総括
同時開催の米国FOMCと日銀金融政策決定会合に注目
米国成長率4-6月年率+1.2%にとどまる。(7/29)
潜在成長率2.0%
1-3期+0.8%(海外経済の減速)
4-6期+1.2%(設備投資の不振鮮明)
2016年IMF世界経済見通し(7/19改定)
世界の成長率3.1%に減速
イギリスEU離脱で不透明感が増したため減額修正
世界全体2016年3.1%▼0.1% 2017年3.4%▼0.1%
日本2016年0.3%▼0.2% 2017年0.1%△0.2%
米国2016年2.2%▼0.2% 2017年2.5% ±0%
ユーロ圏2016年1.6%△0.1% 2017年1.4%▼0.2%
中国2016年6.6%△0.1% 2017年6.2% ±0%
英国2016年1.7%▼0.2% 2017年1.3%▼0.9%
インド2016年7.4%▼0.1% 2017年7.4%▼0.1%
ロシア2016年ー1.2%△0.6% 2017年1.0%△0.2%
ブラジル2016年ー3.3%△0.5% 2017年0.5%△0.5%
日本の今年の成長率は0.3%と見込む(消費増税延期が上振れ要因)
今後も円高水準が進めば減額、補正予算次第で増額となる見込み
イギリスEU離脱が順調に進まなければ世界全体で下押し圧力が高まる
その場合の世界全体は、下方シナリオで2.9% 深刻シナリオで2.8%
日本市場は、為替水準と外部要因で海外短期筋がどのような策を取るかで
大きく変わってきます。
ゴールドマンサックス証券の日経平均株価見通し(7/1)
従来予想から大幅に目標株価を引き下げ
3か月後1万4375円、半年後1万5000円
1年後を1万6250円
日本株株価見通し6/29日経新聞より抜粋
野村証券
従来予想年内 17,500円~20,000円
直近修正年内 15,250円~17,250円
みずほ証券
従来予想年内 15,000円~19,000円
直近修正年内 14,000円~19,000円
大和証券
直近修正当面 14,500円~16,500円
シティーグループ証券
直近修正当面 14,000円~16,500円
証券3社の今年度企業業績見通し(6/9)
野村、大和 下方修正
想定レンジが108円~110円の為、直近の円高が続くと再減額修正必必至
野村 16年度経常増益率2.9%増益予想 (前回予想7.2%)
ドル円相場108円前提
17年度経常増益率11.4%増益予想
大和 16年度経常増益率2.6%増益予想 (前回予想4.1%)
ドル円相場110円前提
17年度経常増益率8.6%増益予想
日興 16年度経常増益率6.0%増益予想 (前回予想5.9%)
ドル円相場110円前提
17年度経常増益率9.7%増益予想
2/12日経平均EPS1152.86円日経225PER12.97倍
2/19日経平均EPS1148.72円日経225PER13.90倍
2/24日経平均EPS1155.83円日経225PER13.77倍
2/26日経平均EPS1151.38円日経225PER14.06倍
2/29日経平均EPS1150.52円日経225PER13.93倍
3/2 日経平均EPS1154.14円日経225PER14.51倍
3/4 日経平均EPS1151.20円日経225PER14.78倍
3/7 日経平均EPS1155.93円日経225PER14.63倍
3/11日経平均EPS1159.40円日経225PER14.61倍
3/16日経平均EPS1173.08円日経225PER14.47倍
3/18日経平均EPS1169.57円日経225PER14.30倍
3/25日経平均EPS1131.25円日経225PER15.03倍
4/1 日経平均EPS1119.40円日経225PER14.44倍
4/5 日経平均EPS1118.98円日経225PER14.06倍
4/8 日経平均EPS1104.85円日経225PER14.32倍
4/13日経平均EPS1103.86円日経225PER14.84倍
4/15日経平均EPS1103.86円日経225PER14.84倍
4/19日経平均EPS1097.88円日経225PER15.37倍
4/22日経平均EPS1098.97円日経225PER15.99倍
4/27日経平均EPS1111.21円日経225PER15.56倍
4/28日経平均EPS1092.14円日経225PER15.26倍
5/6 日経平均EPS1091.24円日経225PER14.76倍
5/10日経平均EPS1098.49円日経225PER15.08倍
5/12日経平均EPS1140.94円日経225PER14.59倍
5/13日経平均EPS1191.88円日経225PER13.77倍
5/17日経平均EPS1195.46円日経225PER13.93倍
5/20日経平均EPS1193.75円日経225PER14.02倍
5/25日経平均EPS1190.15円日経225PER14.08倍
5/30日経平均EPS1192.73円日経225PER14.31倍
6/2 日経平均EPS1192.41円日経225PER13.89倍
6/8 日経平均EPS1195.38円日経225PER14.08倍
6/10日経平均EPS1198.65円日経225PER13.85倍
6/15日経平均EPS1198.76円日経225PER13.28倍
6/20日経平均EPS1198.60円日経225PER13.32倍
6/28日経平均EPS1198.99円日経225PER12.78倍日経平均PBR1.04倍
7/11日経平均EPS1224.94円日経225PER13.14倍日経平均PBR1.07倍
7/20日経平均EPS1207.98円日経225PER13.92倍日経平均PBR1.14倍
7/29日経平均EPS1198.93円日経225PER13.82倍日経平均PBR1.14倍
8/8 日経平均EPS1203.08円日経225PER13.84倍日経平均PBR1.14倍
8/18日経平均EPS1198.98円日経225PER13.75倍日経平均PBR1.14倍
8/31日経平均EPS1198.98円日経225PER14.19倍日経平均PBR1.17倍
9/12日経平均EPS1186.68円日経225PER14.05倍日経平均PBR1.16倍
9/12日経平均PER14.19倍
16672.92÷14.05=1186.68
日経平均PERは日経新聞投資指標から抜粋
2015年9月以降
日経225PER
レンジ上限 11/19 15.73倍 12/30 15.57倍 2016/4/22 15.99倍 5/31 14.46倍
レンジ下限 1/21 13.32倍 2/12 12.97倍 6/24 12.62倍
5/18以降の日経平均PERレンジ
レンジ上限 5/31 14.46倍 6/8 14.08倍 7/21 14.03倍 8/12 14.04倍
8/31日経平均EPSを5/31の14.46倍で算出した場合
1186.68×14.46=17159.39
今後ドル円相場が105円、108円方向に振れることを前提に考慮
2016年後半(9月~12月)日経平均想定レンジ
1186.68×15=17800.20
日銀ETF買いを前提に欧州不安、中国不安が台頭した場合
1186.68×13.32=15806.58円
レンジ上限値 17800円
レンジ下限値 15807円
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投資のリスクはすべて自己責任で行ってください。
なぜならば、利益はすべてあなた自身のものだからです。
投資に100%は存在しません。
投資資金は、無理のない範囲で行うことが最重要です。
個人投資家の1人として「株式投資勝利の法則」を通じて1人でも多くの読者の皆様が
より良い成果を上げられますことをお祈り申し上げます。
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年の後半の日経平均株価があがってくる予測ということでとても予測といえども嬉しく思いました。
思惑通りにあがっていってくれるといいと思います。
それでは応援して帰ります。