底堅いが上値の重い難しい相場
3月21日(火)20:50
大引け
日経平均株価
19416.55(9:00)
19485.14(10:46)
19337.22(9:23)
19455.88(15:00)
前日比▼65.77 -0.34%
TOPIX
1560.62(9:00)
1565.92(14:36)
1555.96(9:23)
1563.42(15:00)
前日比▼2.43 -0.16%
値上がり銘柄数 991
値下がり銘柄数 862
新高値銘柄数 150
新安値銘柄数 2
騰落レシオ25D 110.3
日経平均25D乖離率 +0.32
TOPIX25D乖離率 +0.44
3連休明けの3/21(火)日経平均株価は続落
為替が1か月半ぶりに1ドル112円台半ばまで円高が進行
休み明けの日経平均株価は売り優勢で始まりました
寄付 19416.55(9:00)▼105.04
寄り後には一時180円超下落する場面がありましたが
安値 19337.22(9:23)▼184.37
売り一巡後は円高が一服したことで押し目を買う動きが優勢となり
急速に下げ幅を縮小
高値 19485.14(10:46)▼36.45
19,500円水準を買い上げる動きはなく19,400円台後半の
狭いレンジでの値動きになりました
大引 19455.88(15:00)▼65.77
日経平均株価は続落して引けました
NY原油先物価格が、米国シェールオイル生産拡大を背景に
再び下落傾向になっています。
2月末は1バレル54ドル水準でしたが、直近では50ドルを割り込み
48ドル前後まで値を下げています。
ここからさらに下落が続くと産油国の財政が再び逼迫懸念が出始めます。
先週のイベント前は米国10年債利回りが高止まりするかのように見えましたが
直近は2.5%を割り込み、日米金利差縮小で2月末以来、1か月半ぶりの
円高になりました。
そのため連休明けの日経平均株価は、売り優勢で始まり
寄り後安値 19337.22(9:23)▼184.37 まで下落する場面がありました。
今年1月以降の円高水準と日経平均株価
3/21ドル円 112円台半ば 3/21日経平均安値19337.22円
2/27ドル円 111.92円 2/27日経平均安値18995.55円
2/7ドル円 111.59円 2/7日経平均安値18805.32円
1/24ドル円 112.53円 1/24日経平均安値18783.16円
今年1月以降の円高水準時の日経平均株価と比べて
本日の112円台半ばの水準での日経平均安値は
安値 19337.22(9:23)▼184.37 で下げ止まり
円高に対する日本株の打たれ強さが、為替感応度の低下になっています。
直近の円相場の高止まりから、海外投資家の積極買いは見られず
海外短期筋の先物主導の値動きになっています。
主要企業の17/3期決算予想は、控えめな予想値になっているものが多く
現在の為替水準でも多くの増額修正がでそうです。
通常3月下旬ころから、決算期にかけて増額修正が出始めることを背景に
海外短期筋は、日本株売りを積極的に仕掛けづらい場面と考えます。
4月以降は様々なイベントリスクがあります。
4月、5月はフランス大統領選挙
5月からはトランプ政権の大幅減税と財政出動の行方
ここからは、イベントリスクと日本主要企業の増額修正の綱引きになりそうです。
(17/3期決算増額修正によりEPS上昇、日経平均PER低下)
もうしばらく、日経平均株価のこう着相場は続くことになりそうですが
上を目指すためには、一段の円安と主要企業の増額修正待ちになるでしょう。
コメントの御返事させていただきます。
いつも貴重な情報をいただき感謝いたしております。
7148FPGにつきましては、昨年、先生のご意見どおりにいたしましたところ
年末に利益を確保いたしました。
その後、株価は値上りしておりますが、この辺で、また買えないでしょうか。
先生のご意見を是非お聞かせください。お願いいたします。
コメントありがとうございます。
3/3高値1149円まで買われ、先週末まで高値圏でのもみ合いになっていましたが
本日出来高を伴っての急落で急速に地合いが悪化しました。
明日以降の株価を見なければわかりませんが、中途半端な水準での買いは
見送った方が良いと考えます。
全体相場においても、底堅さはあるものの4月、5月はフランス大統領選挙を
控えており、ここからは不透明な時期になります。
外国人東証1部 4週連続売り越し
個人現物東証1部 5週連続売り越し
外国人、個人の売り越しを、日銀ETF買いが吸収しているのが
現在の日本市場の実態です。
4月は過去10年間外国人投資家が買い越すアノマリーがあります。
今年に限っては、欧州リスクが本格化するため何とも言えません。
海外投資家は、今の日本市場よりも新興国に魅力を感じています。
欧州の政治日程
4/23(日)フランス大統領選挙 1回目(イベントリスク)
5/7(日)フランス大統領選挙 2回目(イベントリスク)
さらに、欧州の銀行システムは1兆ユーロの不良債権を抱えています。
ギリシャ債務とイタリア、ポルトガル金融機関不良債務問題
9月ドイツ総選挙(欧州政治リスクに要注意)
私は現金ポジションを高め、新規買いは暫く凍結しました。
人間は不思議なもので、19,000円台半ばの株価水準の高値もみ合いが続いていると
不安を感じなくなります。
逆に1年前の海外短期筋による異常な売りたたきの時は誰もが不安になり
長い間の低迷のさなか、各マスコミは日経平均株価はさらに下がると
騒ぎ立てていました。
その時は多くの投資家が、もう日本株は上がらないのではないか?
と総悲観の底練りが続いた時です。
2017年相場は好調に推移していますが、おそらく荒れ相場になるのではないか?
と考えております。
今買って目先上昇したとしても上げシロは限られています。
逆にもしもの時、下げシロは、上げシロの3倍くらいあります。
ざっくり表現するならば
上がった場合に上げシロは、1000円
下がった場合に下げシロは、3000円
ここから3000円下がると断言するのではありませんが
株価水準が中途半端な位置であるということをお考えください。
以上が今の私の投資方針です。
ご自身でご決断下さい。
次回の更新は3/22(水)15:30ごろ更新予定です。
今年1月以降の円高水準と日経平均株価
3/21ドル円 112円台半ば 3/21日経平均安値19337.22円
2/27ドル円 111.92円 2/27日経平均安値18995.55円
2/7ドル円 111.59円 2/7日経平均安値18805.32円
1/24ドル円 112.53円 1/24日経平均安値18783.16円
日経平均株価の高値の節目とドル円相場
日経平均20,000円トライの条件
115円台後半~116円台、117円台まで円安が進むか?
3/13高値19656.48円 114.92円 昨年来高値更新
3/2高値 19668.01円 114円台前半
2/13高値19519.44円 ドル円H 114.17円
1/27高値19486.68円 ドル円H 115.30円
1/5高値19615.40円 ドル円H 118.18円(1/4)H 117.43円(1/5)
12/21高値19592.90円 ドル円H 118.06円
3/14(火)日経平均株価19609.50円 PER16.24倍 EPS1207.48円
EPS1207.48円×17倍=20527
17倍まで買われた場合 日経平均株価20527円
EPS1207.48円×13.5倍=16300
13.5倍まで売り込まれた場合 日経平均株価16300円
日経平均PERで考える2017年相場の天底
天井 20527円
底値 16300円
今後さらに120円水準の円安になれば、EPSが上昇し
天底のレンジが切り上がりますが、4月以降の欧州リスク、米国の対日圧力を考慮し
3/14の水準で試算しました。
昨年末12/15を境に大型株は調整局面
中小型株、新興銘柄に投資資金が循環し大きく上昇しました。
東証2部株価指数 日経ジャスダック平均株価 東証マザーズ指数
高値圏に位置しており、要注意
日経平均株価 BOX相場 昨年末12/15以降横ばい
TOPIX BOX相場 昨年末12/15以降横ばい
高所恐怖症に見えてきたチャート
301東証2部株価指数 まだ崩れてはいないが高値警戒
3/17史上最高値更新 3/15、3/17長めの陰線でやや警戒感
3月陽線で終われば 2016年7月~ 9カ月連続月足陽線
801日経ジャスダック平均株価 要警戒
3/10バブル期以降最高値3075.22形成後 3/13長い陰線を埋めることが出来ず
3/15再び長い陰線 3/16安値3007.81 その後切り返しも上値を取りに行く
勢いはありません。
3/21上昇しましたが、早い時期に高値更新できないと天井形成の可能性が高まります。
149東証マザーズ指数 3/13天井形成の可能性大
3/13(年初来高値)1097.78 形成後3連続陰線
3/15の大陰線、3/16の切り返しは力不足、3/17の陰線は1030.35まで下落
3/21上昇しましたが、早い時期に高値更新できないと
3/13高値1097.78 が1番天井形成になる可能性が高まりました。
当サイト「株式投資勝利の法則」は、サイト管理人の「株式投資日記」を日々公開しています。
記事には万全を期していますが、正確性、確実性を保証するものではありません。
当サイトのご利用により生じた損失につきましては一切その責を負いません。
投資のリスクはすべて自己責任で行ってください。
なぜならば、利益はすべてあなた自身のものだからです。
投資に100%は存在しません。
投資資金は、無理のない範囲で行うことが最重要です。
個人投資家の1人として「株式投資勝利の法則」を通じて1人でも多くの読者の皆様が
より良い成果を上げられますことをお祈り申し上げます。
「株式投資勝利の法則」
大引け
日経平均株価
19416.55(9:00)
19485.14(10:46)
19337.22(9:23)
19455.88(15:00)
前日比▼65.77 -0.34%
TOPIX
1560.62(9:00)
1565.92(14:36)
1555.96(9:23)
1563.42(15:00)
前日比▼2.43 -0.16%
値上がり銘柄数 991
値下がり銘柄数 862
新高値銘柄数 150
新安値銘柄数 2
騰落レシオ25D 110.3
日経平均25D乖離率 +0.32
TOPIX25D乖離率 +0.44
3連休明けの3/21(火)日経平均株価は続落
為替が1か月半ぶりに1ドル112円台半ばまで円高が進行
休み明けの日経平均株価は売り優勢で始まりました
寄付 19416.55(9:00)▼105.04
寄り後には一時180円超下落する場面がありましたが
安値 19337.22(9:23)▼184.37
売り一巡後は円高が一服したことで押し目を買う動きが優勢となり
急速に下げ幅を縮小
高値 19485.14(10:46)▼36.45
19,500円水準を買い上げる動きはなく19,400円台後半の
狭いレンジでの値動きになりました
大引 19455.88(15:00)▼65.77
日経平均株価は続落して引けました
NY原油先物価格が、米国シェールオイル生産拡大を背景に
再び下落傾向になっています。
2月末は1バレル54ドル水準でしたが、直近では50ドルを割り込み
48ドル前後まで値を下げています。
ここからさらに下落が続くと産油国の財政が再び逼迫懸念が出始めます。
先週のイベント前は米国10年債利回りが高止まりするかのように見えましたが
直近は2.5%を割り込み、日米金利差縮小で2月末以来、1か月半ぶりの
円高になりました。
そのため連休明けの日経平均株価は、売り優勢で始まり
寄り後安値 19337.22(9:23)▼184.37 まで下落する場面がありました。
今年1月以降の円高水準と日経平均株価
3/21ドル円 112円台半ば 3/21日経平均安値19337.22円
2/27ドル円 111.92円 2/27日経平均安値18995.55円
2/7ドル円 111.59円 2/7日経平均安値18805.32円
1/24ドル円 112.53円 1/24日経平均安値18783.16円
今年1月以降の円高水準時の日経平均株価と比べて
本日の112円台半ばの水準での日経平均安値は
安値 19337.22(9:23)▼184.37 で下げ止まり
円高に対する日本株の打たれ強さが、為替感応度の低下になっています。
直近の円相場の高止まりから、海外投資家の積極買いは見られず
海外短期筋の先物主導の値動きになっています。
主要企業の17/3期決算予想は、控えめな予想値になっているものが多く
現在の為替水準でも多くの増額修正がでそうです。
通常3月下旬ころから、決算期にかけて増額修正が出始めることを背景に
海外短期筋は、日本株売りを積極的に仕掛けづらい場面と考えます。
4月以降は様々なイベントリスクがあります。
4月、5月はフランス大統領選挙
5月からはトランプ政権の大幅減税と財政出動の行方
ここからは、イベントリスクと日本主要企業の増額修正の綱引きになりそうです。
(17/3期決算増額修正によりEPS上昇、日経平均PER低下)
もうしばらく、日経平均株価のこう着相場は続くことになりそうですが
上を目指すためには、一段の円安と主要企業の増額修正待ちになるでしょう。
コメントの御返事させていただきます。
いつも貴重な情報をいただき感謝いたしております。
7148FPGにつきましては、昨年、先生のご意見どおりにいたしましたところ
年末に利益を確保いたしました。
その後、株価は値上りしておりますが、この辺で、また買えないでしょうか。
先生のご意見を是非お聞かせください。お願いいたします。
コメントありがとうございます。
3/3高値1149円まで買われ、先週末まで高値圏でのもみ合いになっていましたが
本日出来高を伴っての急落で急速に地合いが悪化しました。
明日以降の株価を見なければわかりませんが、中途半端な水準での買いは
見送った方が良いと考えます。
全体相場においても、底堅さはあるものの4月、5月はフランス大統領選挙を
控えており、ここからは不透明な時期になります。
外国人東証1部 4週連続売り越し
個人現物東証1部 5週連続売り越し
外国人、個人の売り越しを、日銀ETF買いが吸収しているのが
現在の日本市場の実態です。
4月は過去10年間外国人投資家が買い越すアノマリーがあります。
今年に限っては、欧州リスクが本格化するため何とも言えません。
海外投資家は、今の日本市場よりも新興国に魅力を感じています。
欧州の政治日程
4/23(日)フランス大統領選挙 1回目(イベントリスク)
5/7(日)フランス大統領選挙 2回目(イベントリスク)
さらに、欧州の銀行システムは1兆ユーロの不良債権を抱えています。
ギリシャ債務とイタリア、ポルトガル金融機関不良債務問題
9月ドイツ総選挙(欧州政治リスクに要注意)
私は現金ポジションを高め、新規買いは暫く凍結しました。
人間は不思議なもので、19,000円台半ばの株価水準の高値もみ合いが続いていると
不安を感じなくなります。
逆に1年前の海外短期筋による異常な売りたたきの時は誰もが不安になり
長い間の低迷のさなか、各マスコミは日経平均株価はさらに下がると
騒ぎ立てていました。
その時は多くの投資家が、もう日本株は上がらないのではないか?
と総悲観の底練りが続いた時です。
2017年相場は好調に推移していますが、おそらく荒れ相場になるのではないか?
と考えております。
今買って目先上昇したとしても上げシロは限られています。
逆にもしもの時、下げシロは、上げシロの3倍くらいあります。
ざっくり表現するならば
上がった場合に上げシロは、1000円
下がった場合に下げシロは、3000円
ここから3000円下がると断言するのではありませんが
株価水準が中途半端な位置であるということをお考えください。
以上が今の私の投資方針です。
ご自身でご決断下さい。
次回の更新は3/22(水)15:30ごろ更新予定です。
今年1月以降の円高水準と日経平均株価
3/21ドル円 112円台半ば 3/21日経平均安値19337.22円
2/27ドル円 111.92円 2/27日経平均安値18995.55円
2/7ドル円 111.59円 2/7日経平均安値18805.32円
1/24ドル円 112.53円 1/24日経平均安値18783.16円
日経平均株価の高値の節目とドル円相場
日経平均20,000円トライの条件
115円台後半~116円台、117円台まで円安が進むか?
3/13高値19656.48円 114.92円 昨年来高値更新
3/2高値 19668.01円 114円台前半
2/13高値19519.44円 ドル円H 114.17円
1/27高値19486.68円 ドル円H 115.30円
1/5高値19615.40円 ドル円H 118.18円(1/4)H 117.43円(1/5)
12/21高値19592.90円 ドル円H 118.06円
3/14(火)日経平均株価19609.50円 PER16.24倍 EPS1207.48円
EPS1207.48円×17倍=20527
17倍まで買われた場合 日経平均株価20527円
EPS1207.48円×13.5倍=16300
13.5倍まで売り込まれた場合 日経平均株価16300円
日経平均PERで考える2017年相場の天底
天井 20527円
底値 16300円
今後さらに120円水準の円安になれば、EPSが上昇し
天底のレンジが切り上がりますが、4月以降の欧州リスク、米国の対日圧力を考慮し
3/14の水準で試算しました。
昨年末12/15を境に大型株は調整局面
中小型株、新興銘柄に投資資金が循環し大きく上昇しました。
東証2部株価指数 日経ジャスダック平均株価 東証マザーズ指数
高値圏に位置しており、要注意
日経平均株価 BOX相場 昨年末12/15以降横ばい
TOPIX BOX相場 昨年末12/15以降横ばい
高所恐怖症に見えてきたチャート
301東証2部株価指数 まだ崩れてはいないが高値警戒
3/17史上最高値更新 3/15、3/17長めの陰線でやや警戒感
3月陽線で終われば 2016年7月~ 9カ月連続月足陽線
801日経ジャスダック平均株価 要警戒
3/10バブル期以降最高値3075.22形成後 3/13長い陰線を埋めることが出来ず
3/15再び長い陰線 3/16安値3007.81 その後切り返しも上値を取りに行く
勢いはありません。
3/21上昇しましたが、早い時期に高値更新できないと天井形成の可能性が高まります。
149東証マザーズ指数 3/13天井形成の可能性大
3/13(年初来高値)1097.78 形成後3連続陰線
3/15の大陰線、3/16の切り返しは力不足、3/17の陰線は1030.35まで下落
3/21上昇しましたが、早い時期に高値更新できないと
3/13高値1097.78 が1番天井形成になる可能性が高まりました。
当サイト「株式投資勝利の法則」は、サイト管理人の「株式投資日記」を日々公開しています。
記事には万全を期していますが、正確性、確実性を保証するものではありません。
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これからも、ご指導の程よろしくお願い申し上げます。