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2023-12

円高による戻りの鈍い日本株

2月13日(火)20:15

大引け

日経平均株価

21633.34(9:00)

21679.20(11:26)

21211.53(14:55)

21244.68(15:00)

前日比▼137.94 -0.65%

TOPIX

1751.23(9:00)

1751.23(9:00)

1713.96(14:58)

1716.78(15:00)

前日比▼15.19 -0.88%


値上がり銘柄数 629

値下がり銘柄数 1366

新高値銘柄数 29

新安値銘柄数 67

騰落レシオ25D 76.4

日経平均25D乖離率 -8.51

TOPIX25D乖離率 -7.27 


連休明けの日経平均株価は続落

先週末、昨晩の米国株上昇、昨日の欧州、中国株上昇の
流れを受けて買い戻しが入り、買い優勢で始まりました

寄付 21633.34(9:00)△250.72

高寄り後は伸び悩む場面がありましたが
前引けにかけて上げ幅を切り上げて前場の取引を終了

高値 21679.20(11:26)△296.58

前引 21668.05(11:35)△285.43

後場寄り後は、時間外の米国株先物、ドル円相場に連動し
ドル売り円買い、日経平均売りの先物主導の動きで
マイナス圏に転落、その後も大引けにかけて
ジリジリと下げ幅を拡大

安値 21211.53(14:55)▼171.09

日経平均株価は続落して引けました

大引 21244.68(15:00)▼137.94


日本市場2/9(金)大引け後の2/9、2/12NYダウの
上昇幅が700ドルを超え米株式相場の先安観が後退。
週明け日本市場休場中の2/12の欧州、中国株が上昇したことで
投資家心理が好転、日本株にも買い安心感が広がりました。
売り方の買戻しと前週末に日経平均が大幅安となった反動からの
押し目買いも入りました。
政府が4月に任期満了する日銀の黒田東彦総裁を続投させる方針も
緩和縮小の思惑の後退につながり日本株の買い安心感を高めました。

後場寄り後にこの流れが一変しました。
後場寄り付きの東京株式市場で日経平均株価は上値の重い展開
前週末比150円程度高い2万1500円台前半で推移し、持ち高調整売りや
戻り待ちの売りが出た模様。

前場上昇したため、後場の日銀ETF買いが入らないことを見越した売り
時間外の米国S&P500先物の弱含み、ドル円相場の円高進行と連動して
先物売りが断続的に出て、後場中ごろにはマイナス圏に転落しました。

14時時点では1ドル=108.34円~108.37円 前週末17時時点に比べ
80銭以上円高ドル安に振れました。
前日の海外市場で付けた高値108.44円を上回ったことが大引けにかけて
売り方優勢の展開になりました。

前週に株式相場が乱高下した影響で損失を被った短期志向の投資家が
売買を手控えている影響もあり、積極的に持ち高を増やそうとする
投資家が減っているため、少額の売買で値が動きやすくなっています。

円買いドル売り=日本株売り
時間外取引で米長期金利が低下=円買いドル売り
17時時点は1ドル=107.67円~107.70円
16時45分ごろには107.68円と2017年9月上旬以来5カ月ぶりの円高ドル安水準
現時点(17:35)日経平均先物 20950.00円▼220.00円

昨日の欧米株高、本日のアジア株堅調に対し、日本株は潜在的な売り圧力が
高まったままで、本日は5カ月ぶりのドル安円高になっていることが
さらに売り方の売りを誘っています。

空売り比率13営業日連続40%超 異常値
2/13 45.9% 2/9 46.1% 2/8 45.8% 3営業日連続異常値
2/13、2/9 2営業日連続PER13.0倍 

直近の空売り比率と日経平均 PER EPS
2/13 45.9% 21244.68円 ▼137.94円 PER13.08倍 EPS1624.21円
2/9  46.1% 21382.62円 ▼508.24円 PER13.08倍 EPS1634.76円 
2/8  45.8% 21890.86円 △245.49円 PER13.50倍 EPS1621.55円 
2/7  41.0% 21645.37円 △35.13円  PER13.59倍 EPS1592.74円 
2/6  42.7% 21610.24円 ▼1071.84円 PER13.81倍 EPS1564.83円 
2/5  44.5% 22682.08円 ▼592.45円 PER14.77倍 EPS1567.52円 
2/2  43.4% 23274.53円 ▼211.58円 PER15.10倍 EPS1541.36円 
2/1  40.5% 23486.11円 △387.82円 PER15.22倍 EPS1543.11円  
1/31 42.5% 23098.29円 ▼193.68円 PER15.08倍 EPS1531.72円 
1/30 44.2% 23291.97円 ▼337.37円 PER15.30倍 EPS1522.35円 
1/29 40.2% 23629.34円 ▼ 2.54円 PER15.49倍 EPS1525.46円 
1/26 41.0% 23631.88円 ▼ 37.61円 PER15.52倍 EPS1522.67円  
1/25 41.3% 23669.49円 ▼271.29円 PER15.59倍 EPS1518.25円 
1/24 38.9% 23940.78円 ▼183.37円 PER15.72倍 EPS1522.95円 
1/23 34.4% 24124.15円 △307.82円 PER15.81倍 EPS1525.88円 
1/22 38.9% 23816.33円 △ 8.27円 PER15.65倍 EPS1522.25円 

日経平均PERのレンジ13.5倍~16.5倍
17.0倍 買われすぎ
16.5倍 高値圏
15.0倍 適正水準
13.5倍 底値圏
13.0倍 売られすぎ

2017年のPER推移
高値圏
1/27 16.60倍 3/13 16.27倍 4/26 16.11倍 11/7 15.34倍 
安値圏
5/18 14.00倍 6/16 14.12倍 8/24 13.67倍 9/8 13.69倍
2018年のPER推移
高値圏
1/10 15.73倍 1/23 15.81倍
安値圏
2/9、2/13 13.05倍

暴落の震源地である米国株は200日線に接近した瞬間が下ヒゲになり
切り返しに転じました。
日経平均は、5か月ぶりの円高を背景に「VIX指数後遺症」から抜け出せません。
圧倒的な力のあるメインプレーヤーが下値を買った米国と戻りの鈍い日本の
違いが鮮明になっています。
今晩の米国株とドル円相場によっては、明日は再び下値模索になる
可能性が出てきました。
日経平均PER13.05倍、空売り比率13営業日連続40%超
3営業日連続で空売り比率46%水準、これも異常値になっています。
このことは言い換えれば、どこかで買戻しが発生するということにもなります。

海外短期筋主導のもう一段安に身構える時です。
底値が近づいていますが、恐怖になり底を売らされることは世の常です。
複雑な運用のファンドが多いため、「VIX指数ショック」の潜在的な売り圧力が
見えません。
2/6に第1波が来ましたが、売り方優勢の現在、円買い日本株売りの第2波が
明日以降来るかもしれません。
これでひとまず峠を超えるものと思いますが、「VIX指数ショック」による
リバランスは、ショック後2週間、3週間、1カ月で行うファンドもあるそうです。

寒さがピークの極寒の日本列島と同じように、日本株も売り優勢の
ピークに入っています。

株式投資で最も大切な資金的余裕と精神的な余裕が
危機を乗り越える力になってくれます。


次回は 2/14(水)15:30 頃更新いたします。

米国発の暴落は、2/6安値21079.71円が長い下ヒゲになり
現時点での暫定1番底になっています。
この日の終値ベースでのPERは
2/6終値21610.24円 ▼1071.84円 PER13.81倍 EPS1564.83円 
2/6ザラバ安値21079.71円▼1602.37円ベースのPER13.16倍

2/6安値21079.71円 暫定1番底
明日以降、米国株と為替次第で底値模索になる可能性が出てきました。
節目 21,000円 ÷ EPS1624.21円 = PER12.93倍
20,900 ÷ EPS1624.21円 = PER12.87倍
20,800 ÷ EPS1624.21円 = PER12.81倍
20,700 ÷ EPS1624.21円 = PER12.74倍

危機的なショック安では、13倍を一瞬割り込むことがありました。
2016年 7/8 12.67倍 6/24 12.62倍 2/12 12.97倍

今回の暴落(VIX指数ショック)の短期的な需給不安はありますが
2018年3月期、2019年3月期、連続増収増益の史上最高益見通しは
一時的に108円を割り込む円高になったとしても不変です。
目先の円高も中長期的には、日米金利差拡大、ドルの本国回帰を背景に
円安方向に向かうものと考えます。

値幅調整が進んでいますが、これだけでは推し量れない要素が
今回の暴落(VIX指数ショック)に残っています。

米国VIX指数
アメリカの主要株価指数S&P500を対象とするオプション取引の
値動きを元に算出されています。
将来の投資家心理を示すパラメータとして別名「恐怖指数」と呼ばれています。
この指数が高いほど投資家が相場の先行きに不安を感じていると考えられます。
2月2日発表の米雇用統計を受け、VIX指数が上昇。
相場の予想変動率に応じて保有資産全体のリスクを調整するファンドが
相場変動率が高まったと判断し、売り注文を自動売買で膨らませたというのが
今回の暴落の引き金になりました。
VIX指数は6日の米国市場では、最高50.30から最低22.42の間で乱高下。
変動幅は過去最大規模になりました。
この指数の変動を投資判断の材料にするファンドからの潜在的な売り圧力の規模は
22兆円に達するとの試算も出ています。
(10兆円規模とする説、80兆円以上とする説あり)
今後1~2週の間に、関連した金融商品を通じた株売りが出てくるかが
不透明であり、米国株、日本株の先行き不透明感がくすぶっている原因です。
潜在的な売り圧力の規模22兆円として、その10%の金額(2兆円)が日本株に潜在的な
売り圧力になると2月第4週くらいまで不透明感がくすぶることになります。

昨日記載した2049VIXベアETN 96%の下落で強制償還は、この種の関連商品です。

☆☆☆以下は2/7の記事です☆☆☆
ハイリスク投資商品にご注意
以前初心者の方が、以下のETNの売買をなさり
ハイリスクであることをお知らせしたETNです。
早期償還条項のある投資商品には、十分注意する必要があります。
是非日足チャートをご覧ください。
これらのデリバティブ商品の混乱には要注意です。

2049VIXベアETN 96%の下落で強制償還
発行会社 ノムラ・ヨーロッパ・ファイナンス・エヌ・ブイ
S&P500 VIX短期先物インバース日次指数は、日々の騰落率を
S&P500 VIX短期先物指数の騰落率の-1倍として計算された指数で
2005年12月20日の指数値を100,000ポイントとして計算されています。
玄人向けの投資商品ですが、今回の米国株暴落で
1/11高値40150円 暴落直前2/2終値34900円
2/7 1144円で強制償還になりました。
米国株の長期上昇トレンドで順調に高値を切り上げていましたが
当該ETNは2018年2月6日に信託財産が参照する対象指数が前日終値の20%を
下回ったことから、早期償還条項の定めにより早期償還が決定しました。
最終売買日は2月16日(予定)
☆☆☆以上が2/7の記事です☆☆☆


VIX指数関連金融商品を通じた株売りが、峠を越さなければ
不透明感は払しょくできません。
コメントのご返事は、この不透明感が払しょくしてからと
させていただきます。
2月4週 2/23(金)くらいには落ち着くと考えます。

VIX指数関連金融商品を通じた株売りが峠を越さなければ
不透明感が残ります。
日本列島の異常気象による積雪の予想が困難なように
今回のVIX指数関連金融商品を通じた株売りの不透明感は
2月第4週くらいまでわかりません。

株式投資で最も大切なことは儲けることよりも損をしないことです。
需給改善すれば、好業績を背景に再び相場は好転してくるでしょう。
嵐が過ぎ去ってから買っても遅くはありません。


2018年相場は、始まったばかりです。
2018年相場のフェアバリュー(適正水準)は、15.0倍=24323.25円です。
寒さの峠が越える3月中には、穏やかな季節と穏やかな株価到来を
想定いたします。

株式投資で最も大切なことは、資金的余裕と精神的余裕(冷静な判断)です。
信用取引の目いっぱいの買いは墓穴を掘ることになりかねません。

大底を売らされる結果にならないようにご注意ください。
資金的余裕と精神的余裕(冷静な判断)は、常に頭の片隅に
とどめておいてください。

当サイト「株式投資勝利の法則」は、サイト管理人の
「株式投資日記」を日々公開しています。
記事には万全を期していますが
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株式投資を始めて半世紀近くになります。
様々な暴落やショック安を何とか乗り越えて生き残ることができました。
激動の新時代の投資2022年、2023年相場は、かつて経験したことのないAI主導の
新しい時代になりました。
株式投資で儲けるということは、市場を占有する短期筋のAIに
勝たなければなりません。
今まで以上に売られすぎの超一流株の底値圏での買いに
投資資金を分散投資して、生き残りを図ります。
日々変化する相場の中から、売られすぎの銘柄を中心に掲載しますのでご参考になさってください。

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