日経平均PER12.26倍
11月15日(木)20:50
大引け
日経平均株価
21670.35(9:00)
21818.73(10:11)
21613.53(9:05)
21803.62(15:00)
前日比▼42.86 -0.20%
TOPIX
1631.13(9:00)
1639.49(14:59)
1627.92(9:04)
1638.97(15:00)
前日比▼2.29 -0.14%
値上がり銘柄数 756
値下がり銘柄数 1292
新高値銘柄数 9
新安値銘柄数 95
騰落レシオ25D 82.2
日経平均25D乖離率 -1.16
TOPIX25D乖離率 -1.06
日経平均株価は小幅反落
前日の米国株安を背景に売り優勢で始まりました
寄付 21670.35(9:00)▼176.13
寄付き時点では主力株の値がついておらず
寄り付き始めると日経平均は下げ幅を拡大
安値 21613.53(9:05)▼232.95
売り一巡後は、先物買いが断続的に入り
切り返しに転じ、21,800円台に乗せる場面がありました
高値 21818.73(10:11)▼27.75
下げ幅を急速に縮小して前引けを迎えました
前引 21791.87(11:30)▼54.61
後場寄り付き直後に先物主導で再び下値模索になりましたが
大引けにかけて下げ渋る展開になり、21,800円台に乗せて
引けました
大引 21803.62(15:00)▼42.86
日経平均株価は小幅反落して引けました
前日の米国株安を嫌気した売りが先行し、寄り付き直後に1%超の
下落になりました。
前日の米国市場でアップル株の下げが続き、iPhoneの販売が
鈍化するとの警戒が高まっており、東京市場ではアップルに
部品を供給するTDKや太陽誘電といった関連株が売りに押されました。
米長期金利の低下や規制緩和への期待後退に伴う米金融株安が嫌気され
銀行や保険などに売りが出たことも相場全体を下押ししました。
世界景気の先行き不透明感がくすぶるなか、円高ドル安が進み
輸出関連株を中心に売りが出て相場の重しになりました。
日経平均は寄り付き直後に下げ幅を230円超まで拡大しましたが
さらに売り込む動きは限定的でした。
本日は中国上海株、香港株上昇を横目に先物買いが断続的に入り
下値は限定的、下げ幅を縮小して前引けを迎えました。
午前のTOPIXは、前日比0.19%安で取引を終えたため
日銀ETFが追い思惑が後退し、海外短期筋の売り先行で
後場の取引が始まり、下げ幅を広げる場面がありましたが
中国上海株、香港株が堅調に推移したため、さらに
売り込むことが難しくなった短期筋の買戻しが入り
先物主導で大引けにかけて下げ渋る展開になりました。
日経平均株価は、10/2に27年ぶりの高値形成後
10/25(木)10/26(金)10/29(月)10/30(火)で
ひとまず底を付けました。
その後、11/8にかけて、戻りを試すも海外短期筋の買戻しの進捗状況は
限定的で連日の荒れた相場が続いています。
直近にかけて「くじら幕相場」という陽線と陰線が交互に入る
相場展開が続いています。
メインプレーヤーの海外短期筋が、先物主導で活発に売買を行うため
連日ボラティリティーが高い荒れた相場が続いています。
米国中間選挙も終わり、日米の決算発表も大方終わりましたが
米中の貿易戦争懸念、トランプリスクが根底をくすぶっています。
短期筋の買戻し期待があるものの、先行きが不透明で買い主体は
日銀のアンダーの買い支えのみのため、短期筋の買戻しの進捗状況は
未だに限定的で、このような「くじら幕相場」を形成しています。
本来、「くじら幕相場」で相場の気迷いが生じた後は、上か下に
離れるものです。
資料
海外投資家の先物主導の記録的な日本売り
10月最終週(10月29日~11月2日)分まで
年初から11/2までの海外投資家の累計売り越し額は約11兆円
現物株が4兆2990億円売り越し
先物が6兆6977億円売り越し
記録的な海外投資家の売り越しでしたが、この大半が先物売りで
10/2日経平均株価高値24448.074円(27年ぶりの高値回復)直後の
10月第2週~10月第5週の4週間だけで、外国人は先物を3兆8821億円
売り越してきました。
日経平均EPS PER 空売り比率
11/15 1778.44円 12.26倍 45.1% PER12.5倍割れEPS史上最高水準
11/14 1774.69円 12.31倍 45.4% PER12.5倍割れEPS史上最高水準
11/13 1170.33円 12.32倍 46.8% PER12.5倍割れEPS史上最高水準
11/12 1771.67円 12.57倍 44.7% EPS史上最高水準
11/9 1771.52円 12.56倍 45.3% EPS史上最高水準
11/8 1780.44円 12.63倍 43.0% EPS史上最高水準
11/7 1772.54円 12.46倍 45.4% EPS史上最高水準
日経平均PERの推移
2018年 1/23H15.81倍 5/18H13.96倍 10/2H13.95倍
2018年 3/23L12.22倍 10/29L12.33倍 11/15L12.26倍
通常のレンジ 13倍~16倍
今年の海外投資家11兆円売り越しの異常時
3/23L12.22倍~10/2H13.95倍
歴史的にさかのぼると
2012年6/4L11.32倍 9/6L11.79倍(異常値)
その後2013年5/10H24.29倍(異常値)
日経平均EPS1170円として算出
(今年最低値3/23L12.22倍)
(歴史的異常値2012年6/4L11.32倍 9/6L11.79倍)
日経平均節目21,500円 ÷1770=12.15
日経平均節目21,000円 ÷1770=11.86
くじら幕相場終了後は、下方向へ向けてさらに売り崩すのは
かなりリスクがあることは確かです。
積み上がった先物売りは歴史的でさらに売り続けるにも
難しいと考えます。
米中貿易戦争の落ち着きは、トランプ大統領次第ですが
これは何とも予想がつきません。
コメントのご返事
お世話になっております。
12月19日にソフトバンクの上場がありますが
ファンドが資金調達のため換金売りが出て下げると思いますが
ご意見をお聞かせください。
コメントありがとうございます。
本日の本文でもご説明しましたが、現在の株価水準は
異常値まで下落しており、先物売りも異常値まで積み上がっています。
そして貸し株を使っての空売り等、空売り比率も
10/23 50.8% 10/30 50.0% 以降も高水準が続いています。
これらは、今後買戻し需要になるため、米中貿易戦争、トランプリスクが
あるものの最悪期を織り込んでいます。
この異常な相場自体どこかで解消されなくてはならないのですが
トランプ大統領の動向は、日本電産永守会長のおっしゃる通り
決算発表時記者の質問に対し 「先行きの予想ができるわけがない」
メインプレーヤーの海外短期筋は、どこかで買い戻すということを前提に
タイミングを待つ場面です。
そのタイミングがさらに先に延びた場合は、ソフトバンク上場のための
換金売りは大きな需給リスクになります。
現時点では、このくらいしか申し上げられませんので
このことにつきましては、今後のブログに記載いたします。
チエルについて
いつもお世話になっております。
3933チエルを1140円買いで保有しておりますが
中間決算で大幅減額となったため急落しております。
ロスカットしようかと思っておりますが、如何でしょうか。
先生のご見解をお聞かせいただきたくよろしくお願いいたします。
コメントありがとうございます。
この銘柄は、私も底値買いをした銘柄です。
学校教育向けICT事業が柱
3933チエル 8/27寄付き1021円買い 9/14寄付き1104円買い増し
9/18 1133円買い増し
買いコスト1086円 買い規模小
11/15終値826円 直近LH11/15安値801円(底割れ)9/21高値1296円
学校教育向けのICT事業を展開
小中学校や高校、大学、専門学校向けに
授業講義支援システムやデジタル教材を提供
売上 営業益 経常益 純益 EPS 単位百万円 EPSのみ円
連18.3 2,005 201 253 183 47.9
連19.3予 2,200 220 270 190 49.0(会社四季報秋号予想)
連20.3予 2,400 240 290 200 51.6(会社四季報秋号予想)
第1四半期赤字のため底割れ下値模索となり8/16安値945円(大底)
この大底を確認して、8/27寄付き1021円買い 9/14寄付き1104円買い増し
9/18 1133円買い増し 行いました。
四半期決算の変動があるため会社四季報、会社情報等見たうえで
買ったのですが、今期通期を赤字予想に修正しました。
売上 営業益 経常益 純益 単位百万円
連19.3予 2,200 220 270 190 (四季報秋号予想)
連19.3予 2,200 220 265 190 (会社予想値9/14)
連19.3予 1,869 1 0 -33 (会社予想値11/12 減額修正)
詳細は、同社のIRをご覧ください。
平成31年3月期第2四半期累計期間の業績予想と実績の差異、特別損失の計上
通期業績予想の修正及び中期経営計画に関するお知らせ
前置きが長くなりましたが、私の場合は買いコスト1086円
本日の安値801円で下げ止まり感が出たため、このまま保有します。
この水準でしばらく底練りとなり、落ち着いたところで
どこまで戻る力があるか見定めて判断します。
多くの投資家が、1200円~1500円水準で保有しているため
全体相場が落ち着けば、戻りがあると考えます。
同業のすららネットとダブルで稼がせていただくつもりでしたが
株式投資に100%はないの言葉通りになりました。
3998すららネット
10/17寄付き5570円買い 10/26 4780円買い増し
買いコスト 5175円
風向きが怪しくなったため7280円で利食いました。
11/12 7900円売り
11/14 7280円売り
有名小型株ファンドが、足しげく会社訪問を行い
綿密な調査を行って買った直後の決算発表で大幅下落になることも
日常茶飯事の日本市場です。
それなりの底値水準で買った買い玉であれば、減額修正で底割れした場合でも
時を見定めて冷静に判断すれば、致命傷にはならず道は開けると思います。
1銘柄に集中投資はせず、分散投資の底値買いを行い
それが裏目に出た場合は、冷静に見定めて決断を下します。
本日時点ではこのくらいしかお答えできませんが
今後手仕舞ったときはブログに記載いたします。
11/15安値801円が底値になるかどうかが
今後見るべき点です。
当初の予定は以下の通りでしたが、株式投資に100%はありません。
今後もリスクをとって、底値買いに徹します。
毎年2,000円を超える高値を形成する株価習性あり
2018年2/27高値2285円
2017年3/31高値2220円
2016年6/14高値2920円(上場来最高値)
10月の暴落は、10/30安値1004円で底打ちしました。
年に1度は、2000円まで急騰する株価習性と
テーマ性あり気長に2000円相場を待ちます。
11月中旬決算発表は気にせず中長期保有。
2019年売り目標 2,000円
以上当初の予定
コメントについては本日現在の株価見通しです。
今後の市場環境、業績の推移で株価判断は
大きく変わることがありますのでご注意ください。
内容はすべて本日現在の投資判断です。
今後もメインプレーヤー海外短期筋の先物主導の影響を
受けることになりますが、大規模な先物売りが
どのタイミングで買戻し転じるか。
今月末の米中首脳会談結果を海外短期筋がどのように判断するか
それまでは以下のレンジを想定します。
日経平均株価の目先の想定レンジ11月
1、悪材料が限定的の場合
21,500円~22,500円
2、悪材料が出た場合
21,000円~22,000円
新規の買いは凍結し、異常な先物売りの買戻しを待つだけではなく
腹6分目で一部利食い若干の買いポジションの整理を行います。
慌てて売ることはしませんが、利益の確定も徐々に行います。
小学校の時に父から最初に教わったのは、
「利食い千人力」
次回更新は、11/16(金)15:05 頃更新いたします。
海外短期筋のAI,アルゴリズムによる株価変動は今後も続きます。
海外投資家の先物主導の記録的な日本売り
10月最終週(10月29日~11月2日)分まで
年初から11/2までの海外投資家の累計売り越し額は約11兆円
現物株が4兆2990億円売り越し
先物が6兆6977億円売り越し
記録的な海外投資家の売り越しでしたが、この大半が先物売りで
10/2日経平均株価高値24448.074円(27年ぶりの高値回復)直後の
10月第2週~10月第5週の4週間だけで、外国人は先物を3兆8821億円
売り越してきました。
その異常ともいえる日本株の売りたたきで
日経平均10/26安値20971.93円
TOPIX10/26安値1581.56
まで急落
日経平均株価は、10/2に27年ぶりの高値形成後
10/25(木)10/26(金)10/29(月)10/30(火)で
ひとまず底を付けました。
その後、11/8にかけて、戻りを試すも海外短期筋の買戻しの進捗状況は
限定的で連日の荒れた相場が続いています。
異常値が長く続くことはありません。
海外短期筋も「異常値まで売りたたいた売り疲れ」が出てくると
正常値に向かって買い戻さなくてはなりません。
日経平均EPS PER 空売り比率
11/15 1778.44円 12.26倍 45.1% PER12.5倍割れEPS史上最高水準
11/14 1774.69円 12.31倍 45.4% PER12.5倍割れEPS史上最高水準
11/13 1170.33円 12.32倍 46.8% PER12.5倍割れEPS史上最高水準
11/12 1771.67円 12.57倍 44.7% EPS史上最高水準
11/9 1771.52円 12.56倍 45.3% EPS史上最高水準
11/8 1780.44円 12.63倍 43.0% EPS史上最高水準
11/7 1772.54円 12.46倍 45.4% EPS史上最高水準
11/6 1757.76円 12.60倍 45.2%
11/5 1744.94円 12.55倍 46.3%
11/2 1748.72円 12.72倍 43.2%
11/1 1730.86円 12.53倍 44.6%
10/31 1739.72円 12.60倍 45.0%
10/30 1719.33円 12.48倍 50.0% PER12.5倍割れ空売り比率異常値
10/29 1715.31円 12.33倍 48.0% PER12.5倍割れ空売り比率異常値
10/26 1712.58円 12.37倍 48.4% PER12.5倍割れ空売り比率異常値
10/25 1719.38円 12.37倍 47.7% PER12.5倍割れ空売り比率異常値
10/24 1735.36円 12.73倍 44.9% PER13倍割れ
10/23 1730.41円 12.72倍 50.8% PER13倍割れ空売り比率異常値
10/22 1734.27円 13.04倍 47.6% 空売り比率異常値
10/19 1730.57円 13.02倍 48.0% 空売り比率異常値
10/18 1728.31円 13.11倍 45.6%
10/17 1735.65円 13.16倍 43.1%
10/16 1735.89円 12.99倍 45.0% PER13倍割れ
10/15 1734.52円 12.84倍 48.2% PER13倍割れ空売り比率異常値
10/12 1739.05円 13.05倍 44.4%
10/11 1727.13円 13.08倍 45.2%
10/10 1734.76円 13.55倍 43.7%
10/9 1734.62円 13.53倍 44.0%
10/5 1732.24円 13.73倍 44.7%
10/4 1739.89円 13.78倍 42.7%
10/3 1748.44円 13.79倍 44.4%
10/2 1739.83円 13.95倍 44.5%
10/1 1740.54円 13.93倍 41.5%
9/28 1737.76円 13.88倍 39.2%
9/27 1733.19円 13.73倍 42.0%
9/26 1735.29円 13.85倍 39.2%
9/25 1723.56円 13.89倍 41.1%
9/21 1732.22円 13.78倍 35.2%
9/20 1734.43円 13.65倍 39.8%
個人投資家の生き残り策とは
海外短期筋の影響を最小限まで受けにくくするためには
売られすぎの異常値で、コツコツ拾う以外ないように思えます。
高く買い、より高く売る(順張り)のは、現在の日本市場では
リスクが増すばかりです。
底値圏を買っても底割れすることが多々あるため
中途半端な水準の買いは、避けるべきです。
現在の日本市場は、
個人の信用の追証による投げと小型株ファンドの解約による売り
日経平均PER12.5倍割れ、空売り比率50%超の異常値
このくらいの異常な下げの後の「海外短期筋の売り疲れ」を
買うくらいで丁度良いと言える異常な世界主要市場です。
このことを教訓として、時代に合った投資手法に改善改良し
生き残りを図ります。
安易な優待目的の投資や、自身の資産を超えた無理な信用取引は
現在の海外短期筋主導の日本市場では、非常に危険です。
2019年相場もこの傾向は変わらないでしょう。
時代に合った勝ちパターンを身につけなければ
生き残ることは難しいといえます。
海外短期筋のAI VS 個人投資家 の新たな新時代です。
株式投資で最も大切なことは、資金的余裕と精神的余裕です。
信用取引の目いっぱいの買いは墓穴を掘ることになりかねません。
初心者の方がトレンドに乗ってとんとん拍子に勝つと
しだいに分相応の枠を超えてしまいます。
資金的余裕と精神的余裕を常に頭の片隅にとどめて
欲を抑えて、腹八分目のつもりで投資に臨んでください。
どんな時も株式投資において100%はありません。
自信過剰になった時こそ、墓穴を掘ることになるものです。
当サイト「株式投資勝利の法則」は、サイト管理人の
「株式投資日記」を日々公開しています。
記事には万全を期していますが
正確性、確実性を保証するものではありません。
大引け
日経平均株価
21670.35(9:00)
21818.73(10:11)
21613.53(9:05)
21803.62(15:00)
前日比▼42.86 -0.20%
TOPIX
1631.13(9:00)
1639.49(14:59)
1627.92(9:04)
1638.97(15:00)
前日比▼2.29 -0.14%
値上がり銘柄数 756
値下がり銘柄数 1292
新高値銘柄数 9
新安値銘柄数 95
騰落レシオ25D 82.2
日経平均25D乖離率 -1.16
TOPIX25D乖離率 -1.06
日経平均株価は小幅反落
前日の米国株安を背景に売り優勢で始まりました
寄付 21670.35(9:00)▼176.13
寄付き時点では主力株の値がついておらず
寄り付き始めると日経平均は下げ幅を拡大
安値 21613.53(9:05)▼232.95
売り一巡後は、先物買いが断続的に入り
切り返しに転じ、21,800円台に乗せる場面がありました
高値 21818.73(10:11)▼27.75
下げ幅を急速に縮小して前引けを迎えました
前引 21791.87(11:30)▼54.61
後場寄り付き直後に先物主導で再び下値模索になりましたが
大引けにかけて下げ渋る展開になり、21,800円台に乗せて
引けました
大引 21803.62(15:00)▼42.86
日経平均株価は小幅反落して引けました
前日の米国株安を嫌気した売りが先行し、寄り付き直後に1%超の
下落になりました。
前日の米国市場でアップル株の下げが続き、iPhoneの販売が
鈍化するとの警戒が高まっており、東京市場ではアップルに
部品を供給するTDKや太陽誘電といった関連株が売りに押されました。
米長期金利の低下や規制緩和への期待後退に伴う米金融株安が嫌気され
銀行や保険などに売りが出たことも相場全体を下押ししました。
世界景気の先行き不透明感がくすぶるなか、円高ドル安が進み
輸出関連株を中心に売りが出て相場の重しになりました。
日経平均は寄り付き直後に下げ幅を230円超まで拡大しましたが
さらに売り込む動きは限定的でした。
本日は中国上海株、香港株上昇を横目に先物買いが断続的に入り
下値は限定的、下げ幅を縮小して前引けを迎えました。
午前のTOPIXは、前日比0.19%安で取引を終えたため
日銀ETFが追い思惑が後退し、海外短期筋の売り先行で
後場の取引が始まり、下げ幅を広げる場面がありましたが
中国上海株、香港株が堅調に推移したため、さらに
売り込むことが難しくなった短期筋の買戻しが入り
先物主導で大引けにかけて下げ渋る展開になりました。
日経平均株価は、10/2に27年ぶりの高値形成後
10/25(木)10/26(金)10/29(月)10/30(火)で
ひとまず底を付けました。
その後、11/8にかけて、戻りを試すも海外短期筋の買戻しの進捗状況は
限定的で連日の荒れた相場が続いています。
直近にかけて「くじら幕相場」という陽線と陰線が交互に入る
相場展開が続いています。
メインプレーヤーの海外短期筋が、先物主導で活発に売買を行うため
連日ボラティリティーが高い荒れた相場が続いています。
米国中間選挙も終わり、日米の決算発表も大方終わりましたが
米中の貿易戦争懸念、トランプリスクが根底をくすぶっています。
短期筋の買戻し期待があるものの、先行きが不透明で買い主体は
日銀のアンダーの買い支えのみのため、短期筋の買戻しの進捗状況は
未だに限定的で、このような「くじら幕相場」を形成しています。
本来、「くじら幕相場」で相場の気迷いが生じた後は、上か下に
離れるものです。
資料
海外投資家の先物主導の記録的な日本売り
10月最終週(10月29日~11月2日)分まで
年初から11/2までの海外投資家の累計売り越し額は約11兆円
現物株が4兆2990億円売り越し
先物が6兆6977億円売り越し
記録的な海外投資家の売り越しでしたが、この大半が先物売りで
10/2日経平均株価高値24448.074円(27年ぶりの高値回復)直後の
10月第2週~10月第5週の4週間だけで、外国人は先物を3兆8821億円
売り越してきました。
日経平均EPS PER 空売り比率
11/15 1778.44円 12.26倍 45.1% PER12.5倍割れEPS史上最高水準
11/14 1774.69円 12.31倍 45.4% PER12.5倍割れEPS史上最高水準
11/13 1170.33円 12.32倍 46.8% PER12.5倍割れEPS史上最高水準
11/12 1771.67円 12.57倍 44.7% EPS史上最高水準
11/9 1771.52円 12.56倍 45.3% EPS史上最高水準
11/8 1780.44円 12.63倍 43.0% EPS史上最高水準
11/7 1772.54円 12.46倍 45.4% EPS史上最高水準
日経平均PERの推移
2018年 1/23H15.81倍 5/18H13.96倍 10/2H13.95倍
2018年 3/23L12.22倍 10/29L12.33倍 11/15L12.26倍
通常のレンジ 13倍~16倍
今年の海外投資家11兆円売り越しの異常時
3/23L12.22倍~10/2H13.95倍
歴史的にさかのぼると
2012年6/4L11.32倍 9/6L11.79倍(異常値)
その後2013年5/10H24.29倍(異常値)
日経平均EPS1170円として算出
(今年最低値3/23L12.22倍)
(歴史的異常値2012年6/4L11.32倍 9/6L11.79倍)
日経平均節目21,500円 ÷1770=12.15
日経平均節目21,000円 ÷1770=11.86
くじら幕相場終了後は、下方向へ向けてさらに売り崩すのは
かなりリスクがあることは確かです。
積み上がった先物売りは歴史的でさらに売り続けるにも
難しいと考えます。
米中貿易戦争の落ち着きは、トランプ大統領次第ですが
これは何とも予想がつきません。
コメントのご返事
お世話になっております。
12月19日にソフトバンクの上場がありますが
ファンドが資金調達のため換金売りが出て下げると思いますが
ご意見をお聞かせください。
コメントありがとうございます。
本日の本文でもご説明しましたが、現在の株価水準は
異常値まで下落しており、先物売りも異常値まで積み上がっています。
そして貸し株を使っての空売り等、空売り比率も
10/23 50.8% 10/30 50.0% 以降も高水準が続いています。
これらは、今後買戻し需要になるため、米中貿易戦争、トランプリスクが
あるものの最悪期を織り込んでいます。
この異常な相場自体どこかで解消されなくてはならないのですが
トランプ大統領の動向は、日本電産永守会長のおっしゃる通り
決算発表時記者の質問に対し 「先行きの予想ができるわけがない」
メインプレーヤーの海外短期筋は、どこかで買い戻すということを前提に
タイミングを待つ場面です。
そのタイミングがさらに先に延びた場合は、ソフトバンク上場のための
換金売りは大きな需給リスクになります。
現時点では、このくらいしか申し上げられませんので
このことにつきましては、今後のブログに記載いたします。
チエルについて
いつもお世話になっております。
3933チエルを1140円買いで保有しておりますが
中間決算で大幅減額となったため急落しております。
ロスカットしようかと思っておりますが、如何でしょうか。
先生のご見解をお聞かせいただきたくよろしくお願いいたします。
コメントありがとうございます。
この銘柄は、私も底値買いをした銘柄です。
学校教育向けICT事業が柱
3933チエル 8/27寄付き1021円買い 9/14寄付き1104円買い増し
9/18 1133円買い増し
買いコスト1086円 買い規模小
11/15終値826円 直近LH11/15安値801円(底割れ)9/21高値1296円
学校教育向けのICT事業を展開
小中学校や高校、大学、専門学校向けに
授業講義支援システムやデジタル教材を提供
売上 営業益 経常益 純益 EPS 単位百万円 EPSのみ円
連18.3 2,005 201 253 183 47.9
連19.3予 2,200 220 270 190 49.0(会社四季報秋号予想)
連20.3予 2,400 240 290 200 51.6(会社四季報秋号予想)
第1四半期赤字のため底割れ下値模索となり8/16安値945円(大底)
この大底を確認して、8/27寄付き1021円買い 9/14寄付き1104円買い増し
9/18 1133円買い増し 行いました。
四半期決算の変動があるため会社四季報、会社情報等見たうえで
買ったのですが、今期通期を赤字予想に修正しました。
売上 営業益 経常益 純益 単位百万円
連19.3予 2,200 220 270 190 (四季報秋号予想)
連19.3予 2,200 220 265 190 (会社予想値9/14)
連19.3予 1,869 1 0 -33 (会社予想値11/12 減額修正)
詳細は、同社のIRをご覧ください。
平成31年3月期第2四半期累計期間の業績予想と実績の差異、特別損失の計上
通期業績予想の修正及び中期経営計画に関するお知らせ
前置きが長くなりましたが、私の場合は買いコスト1086円
本日の安値801円で下げ止まり感が出たため、このまま保有します。
この水準でしばらく底練りとなり、落ち着いたところで
どこまで戻る力があるか見定めて判断します。
多くの投資家が、1200円~1500円水準で保有しているため
全体相場が落ち着けば、戻りがあると考えます。
同業のすららネットとダブルで稼がせていただくつもりでしたが
株式投資に100%はないの言葉通りになりました。
3998すららネット
10/17寄付き5570円買い 10/26 4780円買い増し
買いコスト 5175円
風向きが怪しくなったため7280円で利食いました。
11/12 7900円売り
11/14 7280円売り
有名小型株ファンドが、足しげく会社訪問を行い
綿密な調査を行って買った直後の決算発表で大幅下落になることも
日常茶飯事の日本市場です。
それなりの底値水準で買った買い玉であれば、減額修正で底割れした場合でも
時を見定めて冷静に判断すれば、致命傷にはならず道は開けると思います。
1銘柄に集中投資はせず、分散投資の底値買いを行い
それが裏目に出た場合は、冷静に見定めて決断を下します。
本日時点ではこのくらいしかお答えできませんが
今後手仕舞ったときはブログに記載いたします。
11/15安値801円が底値になるかどうかが
今後見るべき点です。
当初の予定は以下の通りでしたが、株式投資に100%はありません。
今後もリスクをとって、底値買いに徹します。
毎年2,000円を超える高値を形成する株価習性あり
2018年2/27高値2285円
2017年3/31高値2220円
2016年6/14高値2920円(上場来最高値)
10月の暴落は、10/30安値1004円で底打ちしました。
年に1度は、2000円まで急騰する株価習性と
テーマ性あり気長に2000円相場を待ちます。
11月中旬決算発表は気にせず中長期保有。
2019年売り目標 2,000円
以上当初の予定
コメントについては本日現在の株価見通しです。
今後の市場環境、業績の推移で株価判断は
大きく変わることがありますのでご注意ください。
内容はすべて本日現在の投資判断です。
今後もメインプレーヤー海外短期筋の先物主導の影響を
受けることになりますが、大規模な先物売りが
どのタイミングで買戻し転じるか。
今月末の米中首脳会談結果を海外短期筋がどのように判断するか
それまでは以下のレンジを想定します。
日経平均株価の目先の想定レンジ11月
1、悪材料が限定的の場合
21,500円~22,500円
2、悪材料が出た場合
21,000円~22,000円
新規の買いは凍結し、異常な先物売りの買戻しを待つだけではなく
腹6分目で一部利食い若干の買いポジションの整理を行います。
慌てて売ることはしませんが、利益の確定も徐々に行います。
小学校の時に父から最初に教わったのは、
「利食い千人力」
次回更新は、11/16(金)15:05 頃更新いたします。
海外短期筋のAI,アルゴリズムによる株価変動は今後も続きます。
海外投資家の先物主導の記録的な日本売り
10月最終週(10月29日~11月2日)分まで
年初から11/2までの海外投資家の累計売り越し額は約11兆円
現物株が4兆2990億円売り越し
先物が6兆6977億円売り越し
記録的な海外投資家の売り越しでしたが、この大半が先物売りで
10/2日経平均株価高値24448.074円(27年ぶりの高値回復)直後の
10月第2週~10月第5週の4週間だけで、外国人は先物を3兆8821億円
売り越してきました。
その異常ともいえる日本株の売りたたきで
日経平均10/26安値20971.93円
TOPIX10/26安値1581.56
まで急落
日経平均株価は、10/2に27年ぶりの高値形成後
10/25(木)10/26(金)10/29(月)10/30(火)で
ひとまず底を付けました。
その後、11/8にかけて、戻りを試すも海外短期筋の買戻しの進捗状況は
限定的で連日の荒れた相場が続いています。
異常値が長く続くことはありません。
海外短期筋も「異常値まで売りたたいた売り疲れ」が出てくると
正常値に向かって買い戻さなくてはなりません。
日経平均EPS PER 空売り比率
11/15 1778.44円 12.26倍 45.1% PER12.5倍割れEPS史上最高水準
11/14 1774.69円 12.31倍 45.4% PER12.5倍割れEPS史上最高水準
11/13 1170.33円 12.32倍 46.8% PER12.5倍割れEPS史上最高水準
11/12 1771.67円 12.57倍 44.7% EPS史上最高水準
11/9 1771.52円 12.56倍 45.3% EPS史上最高水準
11/8 1780.44円 12.63倍 43.0% EPS史上最高水準
11/7 1772.54円 12.46倍 45.4% EPS史上最高水準
11/6 1757.76円 12.60倍 45.2%
11/5 1744.94円 12.55倍 46.3%
11/2 1748.72円 12.72倍 43.2%
11/1 1730.86円 12.53倍 44.6%
10/31 1739.72円 12.60倍 45.0%
10/30 1719.33円 12.48倍 50.0% PER12.5倍割れ空売り比率異常値
10/29 1715.31円 12.33倍 48.0% PER12.5倍割れ空売り比率異常値
10/26 1712.58円 12.37倍 48.4% PER12.5倍割れ空売り比率異常値
10/25 1719.38円 12.37倍 47.7% PER12.5倍割れ空売り比率異常値
10/24 1735.36円 12.73倍 44.9% PER13倍割れ
10/23 1730.41円 12.72倍 50.8% PER13倍割れ空売り比率異常値
10/22 1734.27円 13.04倍 47.6% 空売り比率異常値
10/19 1730.57円 13.02倍 48.0% 空売り比率異常値
10/18 1728.31円 13.11倍 45.6%
10/17 1735.65円 13.16倍 43.1%
10/16 1735.89円 12.99倍 45.0% PER13倍割れ
10/15 1734.52円 12.84倍 48.2% PER13倍割れ空売り比率異常値
10/12 1739.05円 13.05倍 44.4%
10/11 1727.13円 13.08倍 45.2%
10/10 1734.76円 13.55倍 43.7%
10/9 1734.62円 13.53倍 44.0%
10/5 1732.24円 13.73倍 44.7%
10/4 1739.89円 13.78倍 42.7%
10/3 1748.44円 13.79倍 44.4%
10/2 1739.83円 13.95倍 44.5%
10/1 1740.54円 13.93倍 41.5%
9/28 1737.76円 13.88倍 39.2%
9/27 1733.19円 13.73倍 42.0%
9/26 1735.29円 13.85倍 39.2%
9/25 1723.56円 13.89倍 41.1%
9/21 1732.22円 13.78倍 35.2%
9/20 1734.43円 13.65倍 39.8%
個人投資家の生き残り策とは
海外短期筋の影響を最小限まで受けにくくするためには
売られすぎの異常値で、コツコツ拾う以外ないように思えます。
高く買い、より高く売る(順張り)のは、現在の日本市場では
リスクが増すばかりです。
底値圏を買っても底割れすることが多々あるため
中途半端な水準の買いは、避けるべきです。
現在の日本市場は、
個人の信用の追証による投げと小型株ファンドの解約による売り
日経平均PER12.5倍割れ、空売り比率50%超の異常値
このくらいの異常な下げの後の「海外短期筋の売り疲れ」を
買うくらいで丁度良いと言える異常な世界主要市場です。
このことを教訓として、時代に合った投資手法に改善改良し
生き残りを図ります。
安易な優待目的の投資や、自身の資産を超えた無理な信用取引は
現在の海外短期筋主導の日本市場では、非常に危険です。
2019年相場もこの傾向は変わらないでしょう。
時代に合った勝ちパターンを身につけなければ
生き残ることは難しいといえます。
海外短期筋のAI VS 個人投資家 の新たな新時代です。
株式投資で最も大切なことは、資金的余裕と精神的余裕です。
信用取引の目いっぱいの買いは墓穴を掘ることになりかねません。
初心者の方がトレンドに乗ってとんとん拍子に勝つと
しだいに分相応の枠を超えてしまいます。
資金的余裕と精神的余裕を常に頭の片隅にとどめて
欲を抑えて、腹八分目のつもりで投資に臨んでください。
どんな時も株式投資において100%はありません。
自信過剰になった時こそ、墓穴を掘ることになるものです。
当サイト「株式投資勝利の法則」は、サイト管理人の
「株式投資日記」を日々公開しています。
記事には万全を期していますが
正確性、確実性を保証するものではありません。
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