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2023-12

日経平均と寄与度上位銘柄のみ上昇

12月17日(月)15:05

大引け

日経平均株価

21391.73(9:00)

21563.27(9:31)

21363.67(9:20)

21506.88(15:00)

前日比△132.05 +0.62%


日経平均株価は反発

先週末の米国株は3指数そろって大幅安
日本市場は先週末の大幅反落の自律反発を狙った
海外短期筋の買戻しが優勢となり小幅反発して始まりました

寄付 21391.73(9:00)△16.90

安値 21363.67(9:20)▼11.16

寄り付き直後にマイナス圏に沈む場面がありましたが
薄商いの中、断続的に先物買いが入り急速に上げ幅を拡大
180円超上昇し、21,500円を挟んだ水準でのもみ合いになり
前引けを迎えました

高値 21563.27(9:31)△188.44

前引 21536.85(11:30)△162.02

後場は膠着感が強まり21,500円台前半の
狭いレンジでのもみ合いになりました

大引 21506.88(15:00)△132.05

日経平均株価は反発して引けました


週末14日の米国株は、3指数そろって大幅反落しました。
中国や欧州の景気減速を示す経済指標を受け世界経済の不透明感が
改めて広がりました。
NYダウは、5月上旬以来、ほぼ7カ月ぶりの安値水準になりました。
この流れを受けて先週末の、日経平均先物 21220円▼80円
週明け12/17(月)日本株は売り優勢で始まるものと考えていましたが
買戻しが優勢になりました。
日経平均先物 21220円▼80円 
ドル円相場 113.35円~113.42円 
NYダウ 24100.51ドル▼496.87ドル 
ナスダック 6910.66▼159.66 
S&P 2599.95▼50.59 

週明けの日本市場は薄商いの中、株価指数先物の売り方による
買い戻しが相場上昇をけん引し、ソフトバンクなど株価指数への
寄与度が高い銘柄の上昇が目立ちました。
年初来安値圏にあった電子部品株などに値ごろ感による買いが
入ったことも株式相場全体の地合いを改善させました。
先週末の米国株大幅安の下落の背景となった中国景気指標の悪化は
週末のの東京市場で織り込まれた形になり、寄付きから
海外短期筋の買戻しが優勢になり、米株安を嫌気した売りは
限定的になりました。

先週は史上最大規模のIPO12/19に9434ソフトバンクの
超大型上場で2.5兆円の資金が、吸い上げられましたが
今月はIPOが多く、個人投資家が保有株をロスカットして
様々なIPO銘柄を買う動きから、個人投資家好みの中小型株
新興銘柄は、本日売り込まれました。

9434ソフトバンクの大型IPOで、個人投資家の現預金だけではなく
かなりの額の保有株を売って乗り換えられるため、直近の需給が
混乱しました。
それに加えて、海外短期筋の売り仕掛け的な先物売りで
相場は混迷しました。
9434ソフトバンク上場後もTOPIX組み入れなど、ファンドのリバランスで
需給が不安定になることが予想され、今回のソフトバンクIPOはおそらく
成功とは言えない結果になる可能性が高く、個人投資家の懐事情に
マイナスになりそうです。

本日の日経平均の以外高を見る限りでは、売り一方の海外短期筋も
PER12倍割れからのさらなる売り崩しも難しくなってきたようです。
12/14PER11.97倍
12/11PER11.86倍
12/10PER11.94倍
日経平均の上昇に対し、全体相場を表すTOPIXは上昇率は低く
日経平均の指数と一握りの寄与度上位銘柄だけ上昇し
新安値銘柄数が多く、IPOの後遺症が気がかりです。

2018年1月~直近までの日経平均PERレンジ
1/23H 15.81倍
12/11L 11.86倍
アベノミクス相場のレンジ
13倍~16.5倍

4587ペプチドリーム 本日寄付きで利食いました。
8/15 3774円 10/26 3695円買増し 3705円買い増し
買いコスト3725円  11/14 4410円一部利食い


次回更新は、12/18(火)20:00~21:00 頃更新いたします。

2019年3月期以降、業績の下振れ懸念があれば
12倍割れ水準も底割れになる可能性大となります。

買っては投げて、買っては投げて を繰り返しては生き残れません。
2019年相場は、新時代の変革期において、大底値をいかに判定するか
海外投資家の影響を受けにくい成長株の底値買いが、最も重要な
研究項目になります。

今後も日本株の買戻し主導の戻りに期待しますが
これもトランプ発言、米国株、中国上海株、ドル円相場の動向と
海外短期筋のAI次第です。

海外短期筋のAI,アルゴリズムによる株価変動は今後も続きます。

海外投資家の先物主導の記録的な日本売り
10月最終週(10月29日~11月2日)分まで
年初から11/2までの海外投資家の累計売り越し額は約11兆円
現物株が4兆2990億円売り越し
先物が6兆6977億円売り越し

記録的な海外投資家の売り越しでしたが、この大半が先物売りで
10/2日経平均株価高値24448.074円(27年ぶりの高値回復)直後の
10月第2週~10月第5週の4週間だけで、外国人は先物を3兆8821億円
売り越してきました。
その異常ともいえる日本株の売りたたきで
日経平均10/26安値20971.93円
TOPIX10/26安値1581.56
まで急落

日経平均株価は、10/2に27年ぶりの高値形成後
10/25(木)10/26(金)10/29(月)10/30(火)で
ひとまず底を付けました。
その後、11/8にかけて、戻りを試すも海外短期筋の買戻しの進捗状況は
限定的で連日の荒れた相場が続いています。

異常値が長く続くことはありません。
海外短期筋も「異常値まで売りたたいた売り疲れ」が出てくると
正常値に向かって買い戻さなくてはなりません。

日経平均PERの推移
2018年 1/23H15.81倍 5/18H13.96倍 10/2H13.95倍
2018年 3/23L12.22倍 10/29L12.33倍 11/15L12.26倍
通常のレンジ 13倍~16倍
今年の海外投資家11兆円売り越しの異常時
3/23L12.22倍~10/2H13.95倍

日経平均EPS PER 空売り比率
日経平均EPS史上最高 11/30 1790.95円 12/13 1794.09円更新
空売り比率史上最高 10/23 50.8%
日経平均PER2018年最低 12/11 11.81倍(ザラバベース)
12/11 11.86倍(終値ベース)

日経平均EPS PER 空売り比率
12/14 1785.70円 11.97倍 47.0% PER12倍割れ水準EPS史上最高水準
12/13 1794.09円 12.16倍 42.6% EPS史上最高更新
12/12 1788.31円 12.08倍 43.6% 
12/11 1783.14円 11.86倍 48.5% PER2018年最低更新空売り比率異常値
12/10 1777.18円 11.94倍 45.9% PER2018年最低更新

12/7 1784.25円 12.15倍 45.2% PER2018年最低水準EPS史上最高水準 
12/6 1778.46円 12.09倍 47.2% PER2018年最低更新
12/5 1784.96円 12.28倍 46.5%
12/4  1785.74円 12.34倍 46.0% PER12.5倍割れ空売り比率急増 
12/3  1785.98円 12.64倍 40.7%  

11/30 1790.95円 12.48倍 39.1% EPS史上最高更新空売り比率40%割れ
11/29 1789.60円 12.44倍 42.0% PER12.5倍割れEPS史上最高水準
11/28 1789.91円 12.39倍 40.3% EPS史上最高更新 空売り比率急低下
11/27 1780.41円 12.33倍 45.1% PER12.5倍割れEPS史上最高水準
11/26 1783.48円 12.23倍 45.6% PER12.5倍割れEPS史上最高更新

11/22 1772.85円 12.21倍 44.6% PER12.5倍割れEPS史上最高水準
11/21 1773.09円 12.13倍 45.2% PER最低更新EPS史上最高水準
11/20 1767.66円 12.21倍 46.7% PER12.5倍割れEPS史上最高水準
11/19 1779.87円 12.26倍 45.0% PER12.5倍割れEPS史上最高水準

11/16 1775.62円 12.21倍 46.1% PER最低更新EPS史上最高水準
11/15 1778.44円 12.26倍 45.1% PER12.5倍割れEPS史上最高水準
11/14 1774.69円 12.31倍 45.4% PER12.5倍割れEPS史上最高水準
11/13 1170.33円 12.32倍 46.8% PER12.5倍割れEPS史上最高水準
11/12 1771.67円 12.57倍 44.7% EPS史上最高水準

11/9  1771.52円 12.56倍 45.3% EPS史上最高水準 
11/8  1780.44円 12.63倍 43.0% EPS史上最高水準 
11/7  1772.54円 12.46倍 45.4% EPS史上最高水準
11/6  1757.76円 12.60倍 45.2%
11/5  1744.94円 12.55倍 46.3%

11/2  1748.72円 12.72倍 43.2% 
11/1  1730.86円 12.53倍 44.6%
10/31 1739.72円 12.60倍 45.0%
10/30 1719.33円 12.48倍 50.0% PER12.5倍割れ空売り比率異常値
10/29 1715.31円 12.33倍 48.0% PER12.5倍割れ空売り比率異常値 

10/26 1712.58円 12.37倍 48.4% PER12.5倍割れ空売り比率異常値 
10/25 1719.38円 12.37倍 47.7% PER12.5倍割れ空売り比率異常値
10/24 1735.36円 12.73倍 44.9% PER13倍割れ
10/23 1730.41円 12.72倍 50.8% PER13倍割れ空売り比率異常値
10/22 1734.27円 13.04倍 47.6% 空売り比率異常値

10/19 1730.57円 13.02倍 48.0% 空売り比率異常値
10/18 1728.31円 13.11倍 45.6%
10/17 1735.65円 13.16倍 43.1%
10/16 1735.89円 12.99倍 45.0% PER13倍割れ
10/15 1734.52円 12.84倍 48.2% PER13倍割れ空売り比率異常値

10/12 1739.05円 13.05倍 44.4%
10/11 1727.13円 13.08倍 45.2%
10/10 1734.76円 13.55倍 43.7%
10/9 1734.62円 13.53倍 44.0%

10/5 1732.24円 13.73倍 44.7%
10/4 1739.89円 13.78倍 42.7%
10/3 1748.44円 13.79倍 44.4%
10/2 1739.83円 13.95倍 44.5%
10/1 1740.54円 13.93倍 41.5%

9/28 1737.76円 13.88倍 39.2%
9/27 1733.19円 13.73倍 42.0%
9/26 1735.29円 13.85倍 39.2%
9/25 1723.56円 13.89倍 41.1%

9/21 1732.22円 13.78倍 35.2%
9/20 1734.43円 13.65倍 39.8%

個人投資家の生き残り策とは

海外短期筋の影響を最小限まで受けにくくするためには
売られすぎの異常値で、コツコツ拾う以外ないように思えます。

高く買い、より高く売る(順張り)のは、現在の日本市場では
リスクが増すばかりです。
底値圏を買っても底割れすることが多々あるため
中途半端な水準の買いは、避けるべきです。

現在の日本市場は、
個人の信用の追証による投げと小型株ファンドの解約による売り
日経平均PER12.5倍割れ、空売り比率50%超の異常値
このくらいの異常な下げの後の「海外短期筋の売り疲れ」を
買うくらいで丁度良いと言える異常な世界主要市場です。
このことを教訓として、時代に合った投資手法に改善改良し
生き残りを図ります。(PER12倍を割り込む場面がありました)
日経平均EPS PER 空売り比率
12/11 1783.14円 11.86倍 48.5% PER2018年最低更新空売り比率異常値
12/10 1777.18円 11.94倍 45.9% PER2018年最低更新

安易な優待目的の投資や、自身の資産を超えた無理な信用取引は
現在の海外短期筋主導の日本市場では、非常に危険です。
2019年相場もこの傾向は変わらないでしょう。

時代に合った勝ちパターンを身につけなければ
生き残ることは難しいといえます。

海外短期筋のAI VS 個人投資家 の新たな新時代です。  


株式投資で最も大切なことは、資金的余裕と精神的余裕です。
信用取引の目いっぱいの買いは墓穴を掘ることになりかねません。
初心者の方がトレンドに乗ってとんとん拍子に勝つと
しだいに分相応の枠を超えてしまいます。
資金的余裕と精神的余裕を常に頭の片隅にとどめて
欲を抑えて、腹八分目のつもりで投資に臨んでください。
どんな時も株式投資において100%はありません。
自信過剰になった時こそ、墓穴を掘ることになるものです。

当サイト「株式投資勝利の法則」は、サイト管理人の
「株式投資日記」を日々公開しています。
記事には万全を期していますが
正確性、確実性を保証するものではありません。

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k124816

Author:k124816
株式投資を始めて半世紀近くになります。
様々な暴落やショック安を何とか乗り越えて生き残ることができました。
激動の新時代の投資2022年、2023年相場は、かつて経験したことのないAI主導の
新しい時代になりました。
株式投資で儲けるということは、市場を占有する短期筋のAIに
勝たなければなりません。
今まで以上に売られすぎの超一流株の底値圏での買いに
投資資金を分散投資して、生き残りを図ります。
日々変化する相場の中から、売られすぎの銘柄を中心に掲載しますのでご参考になさってください。

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