アップルショックと円高
1月4日(金)15:05
大発会
日経平均株価
19655.13(9:00)
19692.58(9:00)
19241.37(9:56)
19561.96(15:00)
前日比▼452.81 -2.26%
2019年大発会、日経平均株価は大幅反落
前日の米国株大幅反落、急速に進んだドル安円高を背景に
輸出関連銘柄中心に売り優勢の展開
寄付 19655.13(9:00)▼359.64
高値 19692.58(9:00)▼322.19
寄付き時点では気配値のまま値がついていない銘柄が多く
寄り付き直後から急速に下げ幅を拡大、先物売りが断続的に出ました
安値 19241.37(9:56)▼773.40
売り一巡後はやや下げ渋るも、今晩の米国雇用統計発表を受けて
米国株がどのように織り込むか、安値引けで引けたアップル株の
動向を見定めたいとする流れから戻りは鈍く前引けを迎えました
前引 19407.40(11:30)▼607.37
中国上海株、アジア株が総じてプラス圏に推移していることや
日銀ETF買い観測もあり、昼休み時間帯に海外短期筋の株価指数先物買戻しが
入り、後場は下げ幅を縮小して始まりました
後場寄付 19502.70(12:30)▼512.07
後場は狭いレンジでの推移となり取引を終えました
大引 19561.96(15:00)▼452.81
日経平均株価は大幅反落して引けました
3日の米株式市場でNYダウは、3営業日ぶりに大幅に反落。
ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は6営業日ぶりに
大幅に反落。
主要3指数そろって大幅反落しました。
NYダウ 22686.22ドル▼660.02ドル -2.8%
ナスダック 6463.50▼202.43 -3.0%
2日、アップルが中国販売の低迷などを理由に2018年10~12月期の
売上高予想の下方修正を発表。
中国など世界の景気減速への懸念が深まり、海外事業の比率が高い企業や
景気敏感株を中心に売りが広がりました。
アナリストによる投資判断や目標株価の引き下げも相次ぎ
アップルは10%安と急落し、1銘柄でダウ平均を106ドル強押し下げました。
世界的著名な投資家ウォーレン・バフェット氏のバークシャーハサウェイは
アップル株を5.3%保有。
米サプライマネジメント協会(ISM)が3日に発表した
昨年12月の製造業景況感指数は、11月から5.2ポイント低い54.1ポイント
市場予想以上に悪化し、米景気の減速も意識されました。
投資家がリスク回避姿勢を強め、安全資産とされる米債券が買われ
長期金利は一時2.54%と昨年1月以来の低水準になりました。
外国為替市場で円相場は、3日に1ドル104円台まで円高が進行。
市場参加者が少ない中、アルゴリズム取引主導で急速に円高が進み
一時104円台まで円高に振れる場面がありました。
大発会前場寄り付きの日経平均株価は急落して始まりました。
寄り後、18年12/28大納会に比べて770円超安い19200円台半ばまで
下げ幅を広げる場面がありました。
米アップルの下方修正、外国為替市場で急速に円高ドル安が
進んでいることも輸出関連株の重荷となりました。
アップルに部品を供給するTDKなど電子部品株が大幅安となりました。
中国関連の安川電や日立建機も売り優勢の展開。
外国為替市場で円相場は3日に1ドル104円台まで円高が進行
その後、円相場は1ドル107円台後半で推移。
日銀の18年12月の全国企業短期経済観測調査(短観)によれば
大企業製造業の2018年度の想定為替レートは109円41銭となっており
輸出企業への業績下押し圧力が意識されました。
今晩発表の米国雇用統計内容を受けての米国株の動向
昨日10%安になったアップル株の動向
急速に進んだドル安円高の行方
この流れを受けて、1/7(月)の日本株が、先物にサヤ寄せして始まります。
本日、台湾株は下落したものの、中国上海株、香港株上昇が
後場の株価下支えになりましたが、引き続き為替の円高には注意が必要です。
2018年の大発会は、23506.33円△741.39円+3.26% ロケットスタートで始まり
その後2月以降米国発の暴落に巻き込まれましたが、2019年の大発会は真逆の
大幅反落スタートになりました。
2月以降も、昨年の真逆の上昇に転じることを願うばかりですが
米国株、ドル円相場、トランプ大統領の動向、そしてメインプレーヤーの
海外短期筋の積み上がっている先物売りの買戻し次第になります。
3/1期日の米中協議は、水面下で決裂回避に向けて動き出しています。
世界各国が景気対策
来年大統領選挙を控えているトランプ政権は、景気対策として
史上最大規模のインフラ投資を行います。
地方統一選挙、参議院選挙、消費増税を控えた日本は
2019年は景気対策に重点を置きます。
米中貿易戦争、ハイテク戦争で最も影響を受ける中国は、大規模な
景気対策へ動き出しています。
次回更新は、1/7(月)15:05頃の予定です。
EPS
12/28EPS 1783.85円
12/27EPS 1781.51円
12/26EPS 1789.54円
12/25EPS 1788.58円
BPS
12/28BPS19244.97円 PBR1.04倍
12/27BPS19305.40円 PBR1.04倍
12/26BPS19327.06円 PBR1.00倍
12/25BPS19349.23円 PBR0.99倍<1倍割れの異常値>
EPS1780円として算出
日経平均17500円÷EPS1780=PER9.83倍
日経平均18000円÷EPS1780=PER10.11倍
日経平均22500円÷EPS1780=PER12.64倍
日経平均23000円÷EPS1780=PER12.92倍
BPS19300円として算出
日経平均17500円÷BPS19300=PBR0.907倍
日経平均18000円÷BPS19300=PBR0.933倍
日経平均22500円÷BPS19300=PBR1.166倍
日経平均23000円÷BPS19300=PBR1.192倍
以上のことから2019年日経平均予想株価レンジ
17,500円~22,500円の場合
PER9.83倍~12.64倍
PBR0.907倍~1.166倍
18,000円~23,000円
PER10.11倍~12.92倍
PBR0.933倍~1.192倍
このくらいのレンジが考えられます。
2019年は、世界的に景気減速になるとの見通しですので
上記レンジ上限に近付いたところは新規買いは封印し
利益確定売りを優先させ、レンジ下限になったら今年のような
売りが売りを呼ぶ異常値を待ってから買いを入れるくらいの
イメージで投資することが、個人投資家が勝ち残るための策と考えます。
AI,アルゴリズムを駆使した高速プログラム取引と
同じ土俵で戦っても勝ち目はありませんので
自分なりの投資手法にさらに磨きをかけていかなければ
この世界で生き残ることが難しくなったことを感じ取った2018年でした。
2019年注目点
◎米中貿易戦争、米中ハイテク戦争
◎ドル円相場の行方(1/3 瞬間的に104円台)
◎欧州政治不透明
イギリス、ドイツ、フランス各首脳の政治生命
イタリアの財政問題
◎トランプ大統領の予測不能の言動と暴走
◎米国利上げ打ち止め
◎安倍総理の選挙対策と消費増税対策効果
政府主導の「くじらGPIF」の日本株買い期待
2月末米中通商協議
3月末ブレグジット イギリスのEU残留か離脱か
4月の地方統一選挙
5月天皇退位と新天皇即位 GW10連休 空売りに要注意
6月G20
7月の参議院選挙
10月の消費増税
株式投資で最も大切なことは、資金的余裕と精神的余裕です。
信用取引の目いっぱいの買いは墓穴を掘ることになりかねません。
初心者の方がトレンドに乗ってとんとん拍子に勝つと
しだいに分相応の枠を超えてしまいます。
資金的余裕と精神的余裕を常に頭の片隅にとどめて
欲を抑えて、腹八分目のつもりで投資に臨んでください。
どんな時も株式投資において100%はありません。
自信過剰になった時こそ、墓穴を掘ることになるものです。
当サイト「株式投資勝利の法則」は、サイト管理人の
「株式投資日記」を日々公開しています。
記事には万全を期していますが
正確性、確実性を保証するものではありません。
大発会
日経平均株価
19655.13(9:00)
19692.58(9:00)
19241.37(9:56)
19561.96(15:00)
前日比▼452.81 -2.26%
2019年大発会、日経平均株価は大幅反落
前日の米国株大幅反落、急速に進んだドル安円高を背景に
輸出関連銘柄中心に売り優勢の展開
寄付 19655.13(9:00)▼359.64
高値 19692.58(9:00)▼322.19
寄付き時点では気配値のまま値がついていない銘柄が多く
寄り付き直後から急速に下げ幅を拡大、先物売りが断続的に出ました
安値 19241.37(9:56)▼773.40
売り一巡後はやや下げ渋るも、今晩の米国雇用統計発表を受けて
米国株がどのように織り込むか、安値引けで引けたアップル株の
動向を見定めたいとする流れから戻りは鈍く前引けを迎えました
前引 19407.40(11:30)▼607.37
中国上海株、アジア株が総じてプラス圏に推移していることや
日銀ETF買い観測もあり、昼休み時間帯に海外短期筋の株価指数先物買戻しが
入り、後場は下げ幅を縮小して始まりました
後場寄付 19502.70(12:30)▼512.07
後場は狭いレンジでの推移となり取引を終えました
大引 19561.96(15:00)▼452.81
日経平均株価は大幅反落して引けました
3日の米株式市場でNYダウは、3営業日ぶりに大幅に反落。
ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は6営業日ぶりに
大幅に反落。
主要3指数そろって大幅反落しました。
NYダウ 22686.22ドル▼660.02ドル -2.8%
ナスダック 6463.50▼202.43 -3.0%
2日、アップルが中国販売の低迷などを理由に2018年10~12月期の
売上高予想の下方修正を発表。
中国など世界の景気減速への懸念が深まり、海外事業の比率が高い企業や
景気敏感株を中心に売りが広がりました。
アナリストによる投資判断や目標株価の引き下げも相次ぎ
アップルは10%安と急落し、1銘柄でダウ平均を106ドル強押し下げました。
世界的著名な投資家ウォーレン・バフェット氏のバークシャーハサウェイは
アップル株を5.3%保有。
米サプライマネジメント協会(ISM)が3日に発表した
昨年12月の製造業景況感指数は、11月から5.2ポイント低い54.1ポイント
市場予想以上に悪化し、米景気の減速も意識されました。
投資家がリスク回避姿勢を強め、安全資産とされる米債券が買われ
長期金利は一時2.54%と昨年1月以来の低水準になりました。
外国為替市場で円相場は、3日に1ドル104円台まで円高が進行。
市場参加者が少ない中、アルゴリズム取引主導で急速に円高が進み
一時104円台まで円高に振れる場面がありました。
大発会前場寄り付きの日経平均株価は急落して始まりました。
寄り後、18年12/28大納会に比べて770円超安い19200円台半ばまで
下げ幅を広げる場面がありました。
米アップルの下方修正、外国為替市場で急速に円高ドル安が
進んでいることも輸出関連株の重荷となりました。
アップルに部品を供給するTDKなど電子部品株が大幅安となりました。
中国関連の安川電や日立建機も売り優勢の展開。
外国為替市場で円相場は3日に1ドル104円台まで円高が進行
その後、円相場は1ドル107円台後半で推移。
日銀の18年12月の全国企業短期経済観測調査(短観)によれば
大企業製造業の2018年度の想定為替レートは109円41銭となっており
輸出企業への業績下押し圧力が意識されました。
今晩発表の米国雇用統計内容を受けての米国株の動向
昨日10%安になったアップル株の動向
急速に進んだドル安円高の行方
この流れを受けて、1/7(月)の日本株が、先物にサヤ寄せして始まります。
本日、台湾株は下落したものの、中国上海株、香港株上昇が
後場の株価下支えになりましたが、引き続き為替の円高には注意が必要です。
2018年の大発会は、23506.33円△741.39円+3.26% ロケットスタートで始まり
その後2月以降米国発の暴落に巻き込まれましたが、2019年の大発会は真逆の
大幅反落スタートになりました。
2月以降も、昨年の真逆の上昇に転じることを願うばかりですが
米国株、ドル円相場、トランプ大統領の動向、そしてメインプレーヤーの
海外短期筋の積み上がっている先物売りの買戻し次第になります。
3/1期日の米中協議は、水面下で決裂回避に向けて動き出しています。
世界各国が景気対策
来年大統領選挙を控えているトランプ政権は、景気対策として
史上最大規模のインフラ投資を行います。
地方統一選挙、参議院選挙、消費増税を控えた日本は
2019年は景気対策に重点を置きます。
米中貿易戦争、ハイテク戦争で最も影響を受ける中国は、大規模な
景気対策へ動き出しています。
次回更新は、1/7(月)15:05頃の予定です。
EPS
12/28EPS 1783.85円
12/27EPS 1781.51円
12/26EPS 1789.54円
12/25EPS 1788.58円
BPS
12/28BPS19244.97円 PBR1.04倍
12/27BPS19305.40円 PBR1.04倍
12/26BPS19327.06円 PBR1.00倍
12/25BPS19349.23円 PBR0.99倍<1倍割れの異常値>
EPS1780円として算出
日経平均17500円÷EPS1780=PER9.83倍
日経平均18000円÷EPS1780=PER10.11倍
日経平均22500円÷EPS1780=PER12.64倍
日経平均23000円÷EPS1780=PER12.92倍
BPS19300円として算出
日経平均17500円÷BPS19300=PBR0.907倍
日経平均18000円÷BPS19300=PBR0.933倍
日経平均22500円÷BPS19300=PBR1.166倍
日経平均23000円÷BPS19300=PBR1.192倍
以上のことから2019年日経平均予想株価レンジ
17,500円~22,500円の場合
PER9.83倍~12.64倍
PBR0.907倍~1.166倍
18,000円~23,000円
PER10.11倍~12.92倍
PBR0.933倍~1.192倍
このくらいのレンジが考えられます。
2019年は、世界的に景気減速になるとの見通しですので
上記レンジ上限に近付いたところは新規買いは封印し
利益確定売りを優先させ、レンジ下限になったら今年のような
売りが売りを呼ぶ異常値を待ってから買いを入れるくらいの
イメージで投資することが、個人投資家が勝ち残るための策と考えます。
AI,アルゴリズムを駆使した高速プログラム取引と
同じ土俵で戦っても勝ち目はありませんので
自分なりの投資手法にさらに磨きをかけていかなければ
この世界で生き残ることが難しくなったことを感じ取った2018年でした。
2019年注目点
◎米中貿易戦争、米中ハイテク戦争
◎ドル円相場の行方(1/3 瞬間的に104円台)
◎欧州政治不透明
イギリス、ドイツ、フランス各首脳の政治生命
イタリアの財政問題
◎トランプ大統領の予測不能の言動と暴走
◎米国利上げ打ち止め
◎安倍総理の選挙対策と消費増税対策効果
政府主導の「くじらGPIF」の日本株買い期待
2月末米中通商協議
3月末ブレグジット イギリスのEU残留か離脱か
4月の地方統一選挙
5月天皇退位と新天皇即位 GW10連休 空売りに要注意
6月G20
7月の参議院選挙
10月の消費増税
株式投資で最も大切なことは、資金的余裕と精神的余裕です。
信用取引の目いっぱいの買いは墓穴を掘ることになりかねません。
初心者の方がトレンドに乗ってとんとん拍子に勝つと
しだいに分相応の枠を超えてしまいます。
資金的余裕と精神的余裕を常に頭の片隅にとどめて
欲を抑えて、腹八分目のつもりで投資に臨んでください。
どんな時も株式投資において100%はありません。
自信過剰になった時こそ、墓穴を掘ることになるものです。
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