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2023-12

アップルショックと円高

1月4日(金)15:05

大発会
日経平均株価

19655.13(9:00)

19692.58(9:00)

19241.37(9:56)

19561.96(15:00)

前日比▼452.81 -2.26%


2019年大発会、日経平均株価は大幅反落

前日の米国株大幅反落、急速に進んだドル安円高を背景に
輸出関連銘柄中心に売り優勢の展開

寄付 19655.13(9:00)▼359.64

高値 19692.58(9:00)▼322.19

寄付き時点では気配値のまま値がついていない銘柄が多く
寄り付き直後から急速に下げ幅を拡大、先物売りが断続的に出ました

安値 19241.37(9:56)▼773.40

売り一巡後はやや下げ渋るも、今晩の米国雇用統計発表を受けて
米国株がどのように織り込むか、安値引けで引けたアップル株の
動向を見定めたいとする流れから戻りは鈍く前引けを迎えました

前引 19407.40(11:30)▼607.37

中国上海株、アジア株が総じてプラス圏に推移していることや
日銀ETF買い観測もあり、昼休み時間帯に海外短期筋の株価指数先物買戻しが
入り、後場は下げ幅を縮小して始まりました

後場寄付 19502.70(12:30)▼512.07 

後場は狭いレンジでの推移となり取引を終えました

大引 19561.96(15:00)▼452.81

日経平均株価は大幅反落して引けました


3日の米株式市場でNYダウは、3営業日ぶりに大幅に反落。
ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は6営業日ぶりに
大幅に反落。
主要3指数そろって大幅反落しました。
NYダウ 22686.22ドル▼660.02ドル -2.8%
ナスダック 6463.50▼202.43 -3.0%
2日、アップルが中国販売の低迷などを理由に2018年10~12月期の
売上高予想の下方修正を発表。
中国など世界の景気減速への懸念が深まり、海外事業の比率が高い企業や
景気敏感株を中心に売りが広がりました。
アナリストによる投資判断や目標株価の引き下げも相次ぎ
アップルは10%安と急落し、1銘柄でダウ平均を106ドル強押し下げました。
世界的著名な投資家ウォーレン・バフェット氏のバークシャーハサウェイは
アップル株を5.3%保有。

米サプライマネジメント協会(ISM)が3日に発表した
昨年12月の製造業景況感指数は、11月から5.2ポイント低い54.1ポイント
市場予想以上に悪化し、米景気の減速も意識されました。
投資家がリスク回避姿勢を強め、安全資産とされる米債券が買われ
長期金利は一時2.54%と昨年1月以来の低水準になりました。

外国為替市場で円相場は、3日に1ドル104円台まで円高が進行。
市場参加者が少ない中、アルゴリズム取引主導で急速に円高が進み
一時104円台まで円高に振れる場面がありました。

大発会前場寄り付きの日経平均株価は急落して始まりました。
寄り後、18年12/28大納会に比べて770円超安い19200円台半ばまで
下げ幅を広げる場面がありました。

米アップルの下方修正、外国為替市場で急速に円高ドル安が
進んでいることも輸出関連株の重荷となりました。
アップルに部品を供給するTDKなど電子部品株が大幅安となりました。
中国関連の安川電や日立建機も売り優勢の展開。

外国為替市場で円相場は3日に1ドル104円台まで円高が進行
その後、円相場は1ドル107円台後半で推移。
日銀の18年12月の全国企業短期経済観測調査(短観)によれば
大企業製造業の2018年度の想定為替レートは109円41銭となっており
輸出企業への業績下押し圧力が意識されました。


今晩発表の米国雇用統計内容を受けての米国株の動向
昨日10%安になったアップル株の動向
急速に進んだドル安円高の行方
この流れを受けて、1/7(月)の日本株が、先物にサヤ寄せして始まります。

本日、台湾株は下落したものの、中国上海株、香港株上昇が
後場の株価下支えになりましたが、引き続き為替の円高には注意が必要です。

2018年の大発会は、23506.33円△741.39円+3.26% ロケットスタートで始まり
その後2月以降米国発の暴落に巻き込まれましたが、2019年の大発会は真逆の
大幅反落スタートになりました。
2月以降も、昨年の真逆の上昇に転じることを願うばかりですが
米国株、ドル円相場、トランプ大統領の動向、そしてメインプレーヤーの
海外短期筋の積み上がっている先物売りの買戻し次第になります。

3/1期日の米中協議は、水面下で決裂回避に向けて動き出しています。

世界各国が景気対策
来年大統領選挙を控えているトランプ政権は、景気対策として
史上最大規模のインフラ投資を行います。
地方統一選挙、参議院選挙、消費増税を控えた日本は
2019年は景気対策に重点を置きます。
米中貿易戦争、ハイテク戦争で最も影響を受ける中国は、大規模な
景気対策へ動き出しています。


次回更新は、1/7(月)15:05頃の予定です。

EPS
12/28EPS 1783.85円
12/27EPS 1781.51円 
12/26EPS 1789.54円 
12/25EPS 1788.58円
BPS 
12/28BPS19244.97円 PBR1.04倍 
12/27BPS19305.40円 PBR1.04倍
12/26BPS19327.06円 PBR1.00倍 
12/25BPS19349.23円 PBR0.99倍<1倍割れの異常値> 

EPS1780円として算出
日経平均17500円÷EPS1780=PER9.83倍
日経平均18000円÷EPS1780=PER10.11倍
日経平均22500円÷EPS1780=PER12.64倍
日経平均23000円÷EPS1780=PER12.92倍

BPS19300円として算出
日経平均17500円÷BPS19300=PBR0.907倍
日経平均18000円÷BPS19300=PBR0.933倍
日経平均22500円÷BPS19300=PBR1.166倍
日経平均23000円÷BPS19300=PBR1.192倍

以上のことから2019年日経平均予想株価レンジ

17,500円~22,500円の場合
PER9.83倍~12.64倍
PBR0.907倍~1.166倍

18,000円~23,000円
PER10.11倍~12.92倍
PBR0.933倍~1.192倍

このくらいのレンジが考えられます。
2019年は、世界的に景気減速になるとの見通しですので
上記レンジ上限に近付いたところは新規買いは封印し
利益確定売りを優先させ、レンジ下限になったら今年のような
売りが売りを呼ぶ異常値を待ってから買いを入れるくらいの
イメージで投資することが、個人投資家が勝ち残るための策と考えます。
AI,アルゴリズムを駆使した高速プログラム取引と
同じ土俵で戦っても勝ち目はありませんので
自分なりの投資手法にさらに磨きをかけていかなければ
この世界で生き残ることが難しくなったことを感じ取った2018年でした。


2019年注目点

◎米中貿易戦争、米中ハイテク戦争

◎ドル円相場の行方(1/3 瞬間的に104円台)

◎欧州政治不透明 
イギリス、ドイツ、フランス各首脳の政治生命
イタリアの財政問題

◎トランプ大統領の予測不能の言動と暴走

◎米国利上げ打ち止め

◎安倍総理の選挙対策と消費増税対策効果
 政府主導の「くじらGPIF」の日本株買い期待


2月末米中通商協議

3月末ブレグジット イギリスのEU残留か離脱か

4月の地方統一選挙

5月天皇退位と新天皇即位 GW10連休 空売りに要注意

6月G20

7月の参議院選挙

10月の消費増税

株式投資で最も大切なことは、資金的余裕と精神的余裕です。
信用取引の目いっぱいの買いは墓穴を掘ることになりかねません。
初心者の方がトレンドに乗ってとんとん拍子に勝つと
しだいに分相応の枠を超えてしまいます。
資金的余裕と精神的余裕を常に頭の片隅にとどめて
欲を抑えて、腹八分目のつもりで投資に臨んでください。
どんな時も株式投資において100%はありません。
自信過剰になった時こそ、墓穴を掘ることになるものです。

当サイト「株式投資勝利の法則」は、サイト管理人の
「株式投資日記」を日々公開しています。
記事には万全を期していますが
正確性、確実性を保証するものではありません。

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Author:k124816
株式投資を始めて半世紀近くになります。
様々な暴落やショック安を何とか乗り越えて生き残ることができました。
激動の新時代の投資2022年、2023年相場は、かつて経験したことのないAI主導の
新しい時代になりました。
株式投資で儲けるということは、市場を占有する短期筋のAIに
勝たなければなりません。
今まで以上に売られすぎの超一流株の底値圏での買いに
投資資金を分散投資して、生き残りを図ります。
日々変化する相場の中から、売られすぎの銘柄を中心に掲載しますのでご参考になさってください。

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