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2023-12

米国株はFOMC結果をどのように織り込むか

3月20日(水)15:05

大引け
日経平均株価
寄付 21548.65(9:00)▼18.20
高値 21614.17(14:53)△47.32
安値 21499.16(10:35)▼67.69
大引 21608.92(15:00)△42.07 +0.20%

日経平均株価は小幅反発

前日のNYダウは、5営業日ぶりに反落
FOMCで米連邦準備理事会(FRB)の利上げ停止姿勢が
より明確になるとの期待から午前中は買いが先行し
NYダウは、195ドル上昇する場面がありました。
米中貿易交渉で、中国が譲歩案を取り下げる可能性があると伝わり
相場の重荷になりNYダウは5日ぶりに反落しました。
米国連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表を
20日に控え、しだいに様子見ムードが広がりました。

日経平均株価は小幅続落して始まりました
米中の通商協議が難航しているとの見方が広がり
交渉進展を楽観視するムードがやや後退。
明日の日本市場は休場で、休場明けの3/22(金)に
FOMC結果発表を受けて、始まるため積極的な売買は
手控えられました。

3月末の日程
3/22(金)米国FOMCを受けて日本株スタート

3月末~4月月初
中小型株信用期日売り

26日 権利付き最終日
配当優待権利取りの動きはここまで

27日 実質新年度入り
受け渡し日4/1(月)

28日 ドレッシング買い観測
期末の株価水準を引き上げたい機関投資家の買いがどこまで入るか

4月消費増税閣議決定の見通し
2019年10月の消費造成の6カ月前に当たる4月安倍総理の
消費増税是非の最終判断の予定です。

昨日の日経CNBCの番組で紹介されましたが
過去の消費増税閣議決定直後は、株価の上値が抑えられました。
逆に消費増税直後株価は上昇しています。
今回もその通りになるかどうかは分かりませんが
12/26安値18948.58円からの上昇期間(上昇の日柄)を考えても
4月のどこかでいったん上げ一服、米国株次第では調整になる
可能性も考えられます。

昨年から続いている海外投資家による日本株現物売りは
未だに続いており、現在の先物主導の上昇は長期間続くとは
考えにくく、12/26安値18948.59円から続いている上昇局面(戻り相場)は
4月頃変化日を迎える可能性が高いと考えます。
4/27より日本市場は10連休のため、事前に買いポジションの整理が必要。
買いポジションの整理と売りポジションの買戻しの綱引きに

年々深刻的になっている人手不足は、昨年からより深刻的になり
小売、飲食、物流だけではなく昨年後半からは、成長が続いていた
ドラックストアも減額修正にさらされています。
昨日は身近な例として、回転寿司の勝ち負けについてご紹介いたしましたが
8227しまむらも1年以上前から、駐車場の車の台数の急減に変化を感じていました。
自宅の近くに、しまむらの店舗が3店舗あるため、平日、週末の駐車場の
埋まり具合を見続けていますが、日増しに減少が際立っています。
しまむらは、最近減額修正を行いましたが、2020年2月期の収益見通しも
このままでは難しいのではないかと考えています。
3/12高値10220円が目先高値になるかもしれません。
現在のしまむらの客離れがこのまま続くと2011年の株価水準の
7000円くらいまで下がるかもしれません。
昔の元の株価に戻ることを「お里帰り」と言いますが
人手不足と人件費高騰、働く世代の人口減少等、時代の大変革期で
多くの企業の株価レンジが、切り下がっています。

外食人気企業で成長性、競争力の高い企業も営業益減に苦戦しています。
2753あみやき亭、3091ブロンコビリーは、以前に比べても店舗はにぎわっていますが
人手不足と人件費高騰、原材料高を背景に営業利益が減少し始めています。
利益が上がらなくなったら値上げを行うのが通常ですが、バブル崩壊後
長期にわたるデフレ経済下では、正当な値上げでも顧客の信任を得ること自体
難しいのが現状です。
その代表例が、3193鳥貴族の値上げ後の低迷です。
直近では初の赤字転落がニュースになりました。
鳥貴族の株価は、2017年12/25高値3965円高値形成後、直近にかけても
下値模索中です。
2753あみやき亭、3091ブロンコビリーは、底打ち後株価は戻りを試す
場面に入ったものの、戻りが鈍くなっています。
株価がピーク時から4割、5割下がっても、株価の戻りが悪いのが
今の日本株の大半です。

2019年の中心テーマは、5Gと言われていますが、直近の買い一巡後は
上げ一服から調整局面入りになっています。
どんな有望なテーマ株でも高値圏や中途半端な水準で買うと
今の低迷相場では非常に苦労します。

腕に覚えのある投資家は別ですが、一般の個人投資家は
年に1,2度の株価急落、暴落の局面で買うことが最も安全で
有効な策ではないでしょうか。
順張りの早い回転売買ではなく、「急がば回れ」が
一般の個人投資家のとるべき道と改めて痛感しました。


次回更新は、3/22(金)15:05 頃の予定です。

日経平均株価BPS19,000円 PBR1倍水準が底値として
2019年相場の想定底値19,000円
上下幅4,000円の場合の想定レンジ
19,000円~23,000円
下値の売られすぎの幅を持たせて
18,500円(BPS1倍割れ)~22,500円

上下幅5,000円の場合の想定レンジ
19,000円~24,000円
下値の売られすぎの幅を持たせて
18,500円(BPS1倍割れ)~23,500円

4月の地方統一選挙
5月天皇退位と新天皇即位 4/27以降GW10連休 空売りに要注意
6月G20
7月の参議院選挙
10月の消費増税

今後の問題点
1、3月下旬の個人信用期日売り
昨年9月位中旬から日経平均は上昇し、10/2高値24448.07円で27年ぶりの
高値を更新しました。
その後の急落、暴落で信用取引の投げが出尽くしたように考えがちですが
多くの個人投資家は、追加証拠金を積み上げて、絶対期日の6カ月を
迎えようとしていることは事実です。
3/4に22,000円トライの場面があり、辛抱している個人投資家は
3月末にかけて、6カ月の期日を迎えることになり決断を迫られることになります。
それらの期日売りは3/18以降月末まで続きます。
9月中旬~10月初めに買われた中小型株需給悪化に注意

2、4/27から日本市場は10連休
日本市場休場中、先物売り、円高リスク、休場前後の空売りに注意が必要です。
海外短期筋が、休場中日経平均先物売り、円買いドル売りを
仕掛けてくることを用心しなければなりません。

3、日本企業4-6期決算発表 7月下旬~8月上旬リスク要因
19/3期は、3月をもって通過し、これからは20/3期
中国景気減速、それに伴い日本企業業績減額リスク
20年3月期 第1四半期(4-6期)にさらに減速し、それが底になるかどうか。
日本企業の4-6期の決算発表は、7月下旬~8月上旬です。

日経平均EPS PER 空売り比率
日経平均EPS史上最高 18年12/13 1794.09円更新
空売り比率史上最高 18年10/23 50.8%
日経平均PER2018年最低 12/25 10.71倍
日経平均PBR2018 12/25 0.99倍(1倍割れの異常値)

日経平均EPS PER 空売り比率
日経平均BPS PBR

3/19   1717.11円 12.56倍 41.9%
    BPS18918.29円 PBR1.14倍

3/18   1717.14円 12.57倍 41.4%
    BPS18933.77円 PBR1.14倍

3/15   1716.07円 12.50倍 42.3%
    BPS18983.05円 PBR1.13倍

3/14   1716.70円 12.40倍 43.9%
    BPS19006.27円 PBR1.12倍

3/13   1715.57円 12.41倍 45.1%
    BPS19009.14円 PBR1.12倍

3/12   1718.92円 12.51倍 40.3%
    BPS19029.81円 PBR1.13倍

3/11   1711.92円 12.34倍 45.7%
    BPS18861.69円 PBR1.12倍

3/8   1714.97円 12.26倍 50.3%(空売り比率異常値)
    BPS18941.95円 PBR1.11倍

3/7   1723.37円 12.45倍 47.0%
    BPS18987.62円 PBR1.13倍

3/6   1752.99円 12.32倍 44.1%
    BPS18944.57円 PBR1.14倍

3/5   1756.37円 12.37倍 41.4%
    BPS19058.14円 PBR1.14倍

3/4   1754.18円 12.44倍 39.9%
    BPS18975.69円 PBR1.15倍

3/1   1747.79円 12.36倍 40.7%
    BPS18949.73円 PBR1.14倍


株式投資で最も大切なことは、資金的余裕と精神的余裕です。
信用取引の目いっぱいの買いは墓穴を掘ることになりかねません。
初心者の方がトレンドに乗ってとんとん拍子に勝つと
しだいに分相応の枠を超えてしまいます。
資金的余裕と精神的余裕を常に頭の片隅にとどめて
欲を抑えて、腹八分目のつもりで投資に臨んでください。
どんな時も株式投資において100%はありません。
自信過剰になった時こそ、墓穴を掘ることになるものです。

当サイト「株式投資勝利の法則」は、サイト管理人の
「株式投資日記」を日々公開しています。
記事には万全を期していますが
正確性、確実性を保証するものではありません。

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株式投資を始めて半世紀近くになります。
様々な暴落やショック安を何とか乗り越えて生き残ることができました。
激動の新時代の投資2022年、2023年相場は、かつて経験したことのないAI主導の
新しい時代になりました。
株式投資で儲けるということは、市場を占有する短期筋のAIに
勝たなければなりません。
今まで以上に売られすぎの超一流株の底値圏での買いに
投資資金を分散投資して、生き残りを図ります。
日々変化する相場の中から、売られすぎの銘柄を中心に掲載しますのでご参考になさってください。

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