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2023-12

先物主導の荒れ相場で生き残るには

3月26日(火)20:30

大引け

日経平均株価
21174.34(9:00)
21460.99(14:37)
21174.34(9:00)
21428.39(15:00)
前日比△451.28 +2.15%

TOPIX
1592.59(9:00)
1618.40(14:37)
1591.79(9:00)
1617.94(15:00)
前日比△40.53 +2.57%

値上がり銘柄数 2001
値下がり銘柄数 116

新高値銘柄数 26
新安値銘柄数 7

騰落レシオ25D 102.0

日経平均25D乖離率 -0.10
TOPIX25D乖離率 +0.66

日経平均株価は大幅反発
前日の米国株は高安まちまちの展開
本日は期末配当の権利付き最終売買日にあたり
配当の権利取りや再投資に絡んだ買いを見込んだ
先回り買いが株価指数先物に入り全面高で始まりました
寄付 21174.34(9:00)△197.23
安値 21174.34(9:00)△197.23

前日今年最大の下げ幅になったため
海外短期筋の買戻しが断続的に入り日経平均株価は
前引けにかけてじりじりと上げ幅を拡大しました
前引 21362.60(11:30)△385.49

後場も海外短期筋の先物買いが断続的に入り
480円超上昇する場面がありました
高値 21460.99(14:37)△483.88
大引 21428.39(15:00)△451.28 +2.15%

日経平均株価は大幅反発し2/12(△531円)以来の上げ幅になりました


前日の米国株は高安まちまちで、中国上海株は売り優勢の
展開になりましたが、本日配当権利付き最終日の大引けにかけて
株価指数連動で運用する機関投資家から受け取る配当金を
再投資するため、先物にまとまった買いが入るとの観測があり
先回りした一部の海外短期筋が、朝方から先物に断続的な買いを入れ
指数を押し上げました。
昨日は、今年最大の下げ幅になったため、本日の急騰場面で
買戻しが入り相場を押し上げたことも上げ幅拡大になりました。

本日大引けにかけての再投資の金額は6000億~7000億円にのぼるとの
試算もあり、海外短期筋の空中戦が、活発になりました。
前日の米株式相場の下げが一服し、外国為替市場で円相場が
1ドル110円前半までやや円安に振れたこともプラスに働きました。

3/25(月)日経平均株価 20977.11円▼650.23円 -3.01%
3/26(火)日経平均株価 21428.39円△451.28円 +2.15%
昨日の下げは異常な下げでしたが、本日の上昇も海外短期筋の先物買いで
予想外の上昇になりました。

世界経済の先行き不透明感は根強く、本日の買いは投機目的が
中心といった見方がありました。

上海総合指数 節目の3000を下回り、3/14日以来約2週ぶりの安値
上海総合指数 2997.09▼45.93
目先の利益を確定する目的の売りが優勢になり、海外投資資金の流出懸念や
米中貿易協議の先行き不透明感も投資家心理の重荷となり、幅広い銘柄が
売られました。

昨日、本日、先物主導で大きく動きましたが、今晩の米国株、為替(円相場)
明日の中国上海株の動向で、権利落ちをどこまで埋めることができるか
権利落ちを埋め切れずに下落するか、先物主導の動きが続きそうです。


◎日経平均EPSの低下

日経平均EPS史上最高 12/13 1794.09円更新
空売り比率史上最高 10/23 50.8%
日経平均PER2018年最低 12/25 10.71倍
日経平均PBR 12/25 0.99倍(1倍割れの異常値)

日経平均EPS PER 空売り比率
日経平均BPS PBR

3/26   1707.44円 12.55倍 42.8%
    BPS18796.83円 PBR1.14倍

3/25   1711.02円 12.26倍 45.0%
    BPS18898.30円 PBR1.11倍

3/22   1719.28円 12.58倍 41.1%
    BPS18971.35円 PBR1.14倍

日経平均EPS史上最高 12/13 1794.09円更新
直近では、3/26 EPS1707.44円まで低下してきました。
4月のGW10連休を挟んで3月期決算企業の19/3期決算発表が本格化します。
19/3期決算が出そろい、各企業の20/3期に向けての予想値も出てきます。
米中貿易摩擦、イギリスのEU離脱先延ばし、為替の不透明感もあり
世界景気減速懸念が根強く、各企業は慎重な見通しを出してくることに
なりそうです。
EPSは18年12/13に1794.09円(史上最高)まで伸び続けましたが
現在は1700円の攻防になっています。
某証券会社によると5月中旬にはEPSが1600円に
接近するのではないかという試算も出始めてきました。
10連休リスクもさることながら、EPSが10連休後に1600円になるということは
その時点の海外要因にもよりますが、企業業績収益悪化を背景に海外短期筋が
先物主導で売ってくることも十分予想できます。

企業業績減速を背景とした直近のPERは以下の通りです。
12/25L 10.71倍(これは暴落時の異常値です)
3/20H 12.58倍
参考値として11月、12月の最高水準は
12/3H 12.64倍 11/2H 12.72倍

5月中旬のEPSを1600円、1650円として算出
EPS1600円×12.64倍=20224
EPS1650円×12.64倍=20856

EPS1600円×11.5倍=18400
EPS1650円×11.5倍=18975

早いものであと1か月で日本市場10連休になります。
先物主導のボラティリティーの高い日本市場は、4月、5月相場
波瀾の場面が予想できます。
それまで中途半端な水準での買いは見送り、急落、暴落の
チャンスを待つことにします。
個人投資家が現在の日本市場で勝ち残るためには
急落、暴落の場面で連続増収増益でかつ、史上最高益見通し銘柄や
テーマ性のある人気成長銘柄の底値買いを行うこと以外ないと
昨年末のクリスマス暴落で多くを学びました。
ピンチをチャンスに変える銘柄を日々研究しています。

日柄的にも黄色信号が出ていました。
クリスマス暴落から、3月末で3か月
日経平均株価安値12/26安値18948.58円
12/26より本日3/26(火)まで、57営業日経過
4月中の調整局面に要注意。
米国株、中国上海株、ドル円相場、海外短期筋の動向で
その規模は変化します。

1、日米通商協議 4月以降円高に注意
4月から日米通商協議が始まります。
自動車、自動車部品に追加関税が課されるかどうか。
トランプ大統領、米政権が為替に言及する可能性があり、円高ドル安に要注意。
米国長期金利低下を背景に日本の長期金利との差が縮小し
円安になりにくい場面でもあります。

2、4/27から日本市場は10連休
日本市場休場中、先物売り、円高リスク、休場前後の空売りに注意が必要です。
海外短期筋が、休場中日経平均先物売り、円買いドル売りを
仕掛けてくることを用心しなければなりません。

3、日本企業19/3期決算発表 4月末~5月上旬リスク要因
4月末~5月上旬に19/3期決算発表がピークを迎えます。
18年10-12期は軒並み減額修正になりましたが、もうすでに終わりつつある
19/3期(1-3期)の落ち込み度合い、20/3期に向け年度上半期<4-9月)の
軒並み弱気予想が相次ぐと先物売り圧力が高まります。
加えて4/27からの10連休もあり、海外短期筋の動向に要注意の場面です。
5月中旬の日経平均EPS1600円~1650円という試算も出始めてきました(3/26)

4、日本企業4-6期決算発表 7月下旬~8月上旬リスク要因
19/3期は、3月をもって通過し、これからは20/3期
中国景気減速、それに伴い日本企業業績減額リスク
20年3月期 第1四半期(4-6期)にさらに減速し、それが底になるかどうか。
日本企業の4-6期の決算発表は、7月下旬~8月上旬です。



次回更新は、3/27(水)15:05 頃の予定です。

株式投資で最も大切なことは、資金的余裕と精神的余裕です。
信用取引の目いっぱいの買いは墓穴を掘ることになりかねません。
初心者の方がトレンドに乗ってとんとん拍子に勝つと
しだいに分相応の枠を超えてしまいます。
資金的余裕と精神的余裕を常に頭の片隅にとどめて
欲を抑えて、腹八分目のつもりで投資に臨んでください。
どんな時も株式投資において100%はありません。
自信過剰になった時こそ、墓穴を掘ることになるものです。

当サイト「株式投資勝利の法則」は、サイト管理人の
「株式投資日記」を日々公開しています。
記事には万全を期していますが
正確性、確実性を保証するものではありません。

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Author:k124816
株式投資を始めて半世紀近くになります。
様々な暴落やショック安を何とか乗り越えて生き残ることができました。
激動の新時代の投資2022年、2023年相場は、かつて経験したことのないAI主導の
新しい時代になりました。
株式投資で儲けるということは、市場を占有する短期筋のAIに
勝たなければなりません。
今まで以上に売られすぎの超一流株の底値圏での買いに
投資資金を分散投資して、生き残りを図ります。
日々変化する相場の中から、売られすぎの銘柄を中心に掲載しますのでご参考になさってください。

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