決算発表内容と月末米国FOMC待ち
7月22日(月)15:05
大引け
日経平均株価
21394.75(9:00)
21445.03(10:39)
21317.85(9:08)
21416.79(15:00)
前日比▼50.20 -0.23%
日経平均株価は反落
先週末の米国株が、大幅な利下げ観測の後退を受け下落
イラン中東情勢、香港デモなど地政学リスの高まりを背景に
売り優勢で始まりました
寄付 21394.75(9:00)▼82.24
安寄り直後に、149円安まで下値を探る展開になりました
安値 21317.85(9:08)▼149.14
売り一巡後は、直近進んでいた円高ドル安が
108円水準まで円高一服となったため
さらに売り崩す動きは限定的になりました
(海外短期筋の株価指数先物の買い戻し)
高値 21445.03(10:39)▼21.96
上値を買い上げる動きも限定的で、弱含みの値動きが続きました
前引 21407.31(11:30)▼59.68
後場は売り買いともに閑散となり、前引けを挟んだ水準での
もみ合いになりました
日経平均株価は反落して引けました
大引 21416.79(15:00)▼50.20 -0.23%
通年8月のお盆休み(夏休み)、高校野球の時期は、相場は閑散期になり
「夏枯れ相場」と言いますが、今年の場合は7月から超閑散相場が続き
梅雨の最中、早い夏枯れ相場になっています。
先週末のインデックスの乱高下は、海外短期筋の先物主導による
ボラティリティーの高まりでしたが、一度ボラティリティーが高まり
日経VIが上昇しだすと、荒れ相場につながることが多く
7月末、8月、9月にかけての不透明要因から、先物主導の
荒れた相場展開には注意が必要です。
様々な不透明要因の台頭
イギリス ボリスジョンソン氏 首相に就任濃厚
トランプ大統領以上に何を言い出すかわからない人物
これも大きなリスクになる可能性があります。
イラン中東リスク
イランが英タンカーを拿捕(だほ)
トランプ大統領とイラン政府の今後の動向で、大きなリスク要因に
なる可能性があります。
香港では大規模デモが再び激化するなど地政学リスクの高まり
7/30、7/31米国FOMC 米国金利引き下げ後の米国株の動向
織り込み後の反動安リスク
0.5%の利下げを織り込んだ米国株は、3指数そろって史上最高値を更新し
高値圏に位置しています。
予防的利下げで、0.5%の利下げが必要かどうか、様々な観測が出ていますが
0.25%の利下げにとどまった場合は、失望売りの可能性があります。
8月日米貿易交渉
トランプ大統領は、5月に貿易交渉は参議院選挙まで待つと表明すると同時に
大きな数字を期待していると発言。
大統領自身の20年の再選に向けて、日本に対し大きな譲歩を迫ってくる見通し。
為替条項も否定できず、円高ドル安圧力が高まる可能性。
円高=輸出関連売り=景気悪化懸念
米国の財政問題秋口以降再燃(8月、9月くらいから要注意)
莫大な米国債発行の行方は世界経済の大きなリスクになります。
秋口にに向けて、米国財政が枯渇するリスクが出てきます。
米国政府の債務上限は22兆ドルです。
このことは22兆ドルを超えての米国国債発行ができないということになります。
現時点では、FRBがやりくりしていますが、8月、9月にその上限の限界が来ます。
試算では、米国政府は年間1兆ドルの国債を発行しなければ
利払いが困難になり、最悪の場合は米国債の格下げになる恐れが生じます。
デフォルト(債務不履行)はないにしても、混乱に乗じた短期筋の先物売りが
相場を混乱させる可能性があります。
この問題は今後の大きな火種になりそうです。
仮に債務上限法案が無事通過したとしても、年間1兆ドルの米国債を
だれが買うのかという問題が出てきます。
最大の米国国債保有の中国は直近米国国債を売っています。
保有残高2位の日本とほぼ拮抗しつつあります。
米中貿易戦争のさなか、中国が米国国債を大量に引き受けることは考えにくく
非常に厄介な問題です。
(最新報道)
ムニューシン米財務長官は12日、ペロシ下院議長宛ての書簡で
米政府の資金が予想より早く枯渇する可能性があると警告し
8月の議会休会入り前に債務上限を引き上げるよう要請した。
ムニューシン氏は書簡で、米国は9月初めにも債務不履行に
陥る可能性があると指摘。
最新の予測を踏まえると、議会再開前の9月初めに資金が
底をつくシナリオがあると述べた。
トランプ大統領のドル安円高圧力と米国利下げによる円高リスク
トランプ大統領は、ドル安を強く望んでおり、貿易赤字国に対し
自国通貨高は、容認できない姿勢。
7月末の米国FOMCでの利下げはほぼ確実で、その後も利下げ圧力が高く
日米金利差縮小による円高ドル安リスクが高まる可能性大。
自動車、機械、電機などの輸出関連中核銘柄に下振れリスク。
10月の消費増税
様々な対策は用意されているものの、国内消費の落ち込みによる
景気減速に不透明感が残ります。
次回更新は、7/23(火)20:00~21:00 頃の予定です。
海外短期筋と同じ土俵で戦わないこと
現時点の株価水準は、売り、買いともに中途半端な位置であり
売買は控えるべきと考えます。
投資で最も大切なことは、資金的余裕と精神的余裕です。
信用取引の目いっぱいの買いは墓穴を掘ることになりかねません。
資金的余裕と精神的余裕を常に頭の片隅にとどめて
欲を抑えて、腹八分目のつもりで投資に臨んでください。
どんな時も株式投資において100%はありません。
大引け
日経平均株価
21394.75(9:00)
21445.03(10:39)
21317.85(9:08)
21416.79(15:00)
前日比▼50.20 -0.23%
日経平均株価は反落
先週末の米国株が、大幅な利下げ観測の後退を受け下落
イラン中東情勢、香港デモなど地政学リスの高まりを背景に
売り優勢で始まりました
寄付 21394.75(9:00)▼82.24
安寄り直後に、149円安まで下値を探る展開になりました
安値 21317.85(9:08)▼149.14
売り一巡後は、直近進んでいた円高ドル安が
108円水準まで円高一服となったため
さらに売り崩す動きは限定的になりました
(海外短期筋の株価指数先物の買い戻し)
高値 21445.03(10:39)▼21.96
上値を買い上げる動きも限定的で、弱含みの値動きが続きました
前引 21407.31(11:30)▼59.68
後場は売り買いともに閑散となり、前引けを挟んだ水準での
もみ合いになりました
日経平均株価は反落して引けました
大引 21416.79(15:00)▼50.20 -0.23%
通年8月のお盆休み(夏休み)、高校野球の時期は、相場は閑散期になり
「夏枯れ相場」と言いますが、今年の場合は7月から超閑散相場が続き
梅雨の最中、早い夏枯れ相場になっています。
先週末のインデックスの乱高下は、海外短期筋の先物主導による
ボラティリティーの高まりでしたが、一度ボラティリティーが高まり
日経VIが上昇しだすと、荒れ相場につながることが多く
7月末、8月、9月にかけての不透明要因から、先物主導の
荒れた相場展開には注意が必要です。
様々な不透明要因の台頭
イギリス ボリスジョンソン氏 首相に就任濃厚
トランプ大統領以上に何を言い出すかわからない人物
これも大きなリスクになる可能性があります。
イラン中東リスク
イランが英タンカーを拿捕(だほ)
トランプ大統領とイラン政府の今後の動向で、大きなリスク要因に
なる可能性があります。
香港では大規模デモが再び激化するなど地政学リスクの高まり
7/30、7/31米国FOMC 米国金利引き下げ後の米国株の動向
織り込み後の反動安リスク
0.5%の利下げを織り込んだ米国株は、3指数そろって史上最高値を更新し
高値圏に位置しています。
予防的利下げで、0.5%の利下げが必要かどうか、様々な観測が出ていますが
0.25%の利下げにとどまった場合は、失望売りの可能性があります。
8月日米貿易交渉
トランプ大統領は、5月に貿易交渉は参議院選挙まで待つと表明すると同時に
大きな数字を期待していると発言。
大統領自身の20年の再選に向けて、日本に対し大きな譲歩を迫ってくる見通し。
為替条項も否定できず、円高ドル安圧力が高まる可能性。
円高=輸出関連売り=景気悪化懸念
米国の財政問題秋口以降再燃(8月、9月くらいから要注意)
莫大な米国債発行の行方は世界経済の大きなリスクになります。
秋口にに向けて、米国財政が枯渇するリスクが出てきます。
米国政府の債務上限は22兆ドルです。
このことは22兆ドルを超えての米国国債発行ができないということになります。
現時点では、FRBがやりくりしていますが、8月、9月にその上限の限界が来ます。
試算では、米国政府は年間1兆ドルの国債を発行しなければ
利払いが困難になり、最悪の場合は米国債の格下げになる恐れが生じます。
デフォルト(債務不履行)はないにしても、混乱に乗じた短期筋の先物売りが
相場を混乱させる可能性があります。
この問題は今後の大きな火種になりそうです。
仮に債務上限法案が無事通過したとしても、年間1兆ドルの米国債を
だれが買うのかという問題が出てきます。
最大の米国国債保有の中国は直近米国国債を売っています。
保有残高2位の日本とほぼ拮抗しつつあります。
米中貿易戦争のさなか、中国が米国国債を大量に引き受けることは考えにくく
非常に厄介な問題です。
(最新報道)
ムニューシン米財務長官は12日、ペロシ下院議長宛ての書簡で
米政府の資金が予想より早く枯渇する可能性があると警告し
8月の議会休会入り前に債務上限を引き上げるよう要請した。
ムニューシン氏は書簡で、米国は9月初めにも債務不履行に
陥る可能性があると指摘。
最新の予測を踏まえると、議会再開前の9月初めに資金が
底をつくシナリオがあると述べた。
トランプ大統領のドル安円高圧力と米国利下げによる円高リスク
トランプ大統領は、ドル安を強く望んでおり、貿易赤字国に対し
自国通貨高は、容認できない姿勢。
7月末の米国FOMCでの利下げはほぼ確実で、その後も利下げ圧力が高く
日米金利差縮小による円高ドル安リスクが高まる可能性大。
自動車、機械、電機などの輸出関連中核銘柄に下振れリスク。
10月の消費増税
様々な対策は用意されているものの、国内消費の落ち込みによる
景気減速に不透明感が残ります。
次回更新は、7/23(火)20:00~21:00 頃の予定です。
海外短期筋と同じ土俵で戦わないこと
現時点の株価水準は、売り、買いともに中途半端な位置であり
売買は控えるべきと考えます。
投資で最も大切なことは、資金的余裕と精神的余裕です。
信用取引の目いっぱいの買いは墓穴を掘ることになりかねません。
資金的余裕と精神的余裕を常に頭の片隅にとどめて
欲を抑えて、腹八分目のつもりで投資に臨んでください。
どんな時も株式投資において100%はありません。
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