先物主導の荒れた相場展開
2月20日(木)19:45
大引け
日経平均株価
23666.58(9:00)
23806.56(9:57)
23426.42(12:56)
23479.15(15:00)
前日比△78.45 +0.34%
TOPIX
1686.25(9:00)
1692.55(9:06)
1672.38(13:01)
1674.48(15:00)
前日比△2.62 +0.16%
値上がり銘柄数 744
値下がり銘柄数 1298
新高値銘柄数 24
新安値銘柄数 58
騰落レシオ25D 74.0
日経平均25D乖離率 -0.42
TOPIX25D乖離率 -1.93
前日の米国株は、3指数そろって上昇。
ネスダック指数、S&P500指数は、最高値を更新
NYダウ 29348.03ドル △115.84 ドル
ナスダック 9817.18 △84.44
S&P500 3,386.15 △15.86
19日付のウォールストリートジャーナル紙が、中国政府が
新型肺炎の影響を受ける企業に供給網の安定や資金繰りなどで
支援すると報じました。
地方政府も企業支援に乗り出しており、中国景気の
急激な落ち込みが避けられるとの観測が広がりました。
中国での感染者数の増加ペースもやや鈍化しており
感染拡大に歯止めがかかるとの期待が高まりました。
中国事業への懸念から前日に下げたアップルが反発し
中国売上高が大きい半導体関連も軒並み買われました。
NYダウは、午後に176ドル高まで上げ幅を広げる場面が
ありました。
1月のFOMC議事要旨で、参加者が米景気への楽観を
強めていることが分かり、政策金利は当面据え置かれる見通しで
株式市場に資金が流入しやすい地合いが続くと受け止められました。
東京マーケット
外国為替市場で円相場が1ドル111円台まで円安ドル高進行。
中国政府が積極的な景気支援策を打ち出し、中国景気の
落ち込みが抑制されるとの期待が広がり、電気、自動車など
輸出株に買いが先行。
日経平均株価は、大幅高で始まりました。
寄付 23666.58(9:00)△265.88
株価指数先物買い(買戻し)が断続的に入り
405円超上昇する場面がありました。
高値 23806.56(9:57)△405.86
買い一巡後(買戻し)は、利益確定売りに押され
上げ幅を縮小して前引けを迎えました。
前引 23607.77(11:30)△207.07
横浜港で検疫を受けていたダイヤモンドプリンセス号の乗客の
日本人2人が死亡したと報道があり、後場寄り付きは
急速に上げ幅を縮小して始まりました。
前場405円超上昇した日経平均は、上げ幅を25円まで縮小しました。
安値 23426.42(12:56)△25.72
売り一巡後は、23450円~23500円水準の狭いレンジでの
もみ合いになりました。
1日の上下幅 380.14円
後場上下幅 101.70
日経平均株価は続伸して引けました。
大引 23479.15(15:00)△78.45 +0.34
2020年相場は、年初の米国とイランの緊張で始まり
日々のヘッドラインニュースに海外短期筋のAIを駆使した
プログラム取引が、先物主導で日本市場を乱高下させています。
2/3安値22775.92円から2/6高値23995.37円までの戻り
2/18安値23133.80円から本日2/20高値23806.56までの戻り
この経れるな戻りは、いずれも一部の海外短期筋が売り持ちにしていた
株価指数先物を損失覚悟で、断続的に買い戻したためです。
日経平均とTOPIX
TOPIXの日足チャートを見るとその足形が非常に悪く
日本株の先行き不透明感を表しています。
日経平均の本日の日足は、25日移動平均の攻防になっていますが
TOPIXの日足は、7連続陰線で25日移動平均マイナス乖離が
広がっており、2/3安値1656.33を下回るのではないかといった
見方もできます。
全体相場の値動きを表すTOPIXが、日経平均に比べて
売り込まれているということは、相場全体が売り込まれていると
いうことですが、これが海外から見た日本の現状ではないでしょうか。
2/20NT倍率 14.02倍 史上最高水準
GDP減速ショック
内閣府が17日寄り付き前に発表した2019年10~12月期国内総生産
(GDP)速報値は、年率換算では6.3%減。(市場予想3.9%減)
消費増税前の駆け込み需要の反動減や大型台風による消費の
伸び悩みが響きました。
決算発表も出そろい、3月期決算企業の収益の悪化が想定以上に悪く
2019年10~12月期GDP速報値 年率換算6.3%減 市場予想3.9%減
これは直近の新型コロナウイルスとは全く関係なく、1-3月期は
非常に悪い内容になることは必至となり、場合によっては続く4-6月期も
不透明要因を引きずることになるかもしれません。
好景気で中国と離れた米国株は連日の最高値更新となり
政局、景気低迷不安のあるドイツ株も最高値を更新。
そして震源地である中国上海株は、政府の政策発動から
コロナウイルスによる急落分の大きな窓を埋める上昇局面です。
為替は、1ドル110円前半水準が、大きな壁でしたが、これがあっさり
1ドル=111円台後半の円安ドル高になりました。
14:30時点 1ドル=111.78円水準の円安
日本の輸出企業にとって円安は、増額修正要因ですが
新型コロナウイルスの影響によって、一部のサプライチェーンが断絶し
いわゆる日本売りの円安は、悪い円安です。
中国に次ぐコロナウイルス感染者数の日本は、大型台風の影響は去っても
消費増税後の低迷は、新型コロナウイルスの影響で、ダブルパンチに
なりそうです。
2019年10~12月期GDP年率換算6.3%減
(消費増税、大型台風の影響)
新型コロナウイルスの影響
2020年1~3月期 ほぼ確実に悪化
2月、3月 (4月以降は不明)
一部のサプライチェーンの断絶
インバウンド需要低迷
日本各地のイベントの中止
飲食店居酒屋などの自粛
繁華街のショッピング自粛
国内外の旅行自粛
明日以降も、海外短期筋のプログラム取引主導の荒れた相場展開が
予想されます。
チャートの勉強にお使いください。
月1急騰銘柄
4512わかもと製薬
非常に面白いチャートです。
2/20高値298円 2/5安値250円
1/23高値297円 1/8安値259円
12/13高値297円 12/12安値257円
このことを考えると、3月の高値290円水準
260円以下を待ち伏せするとどうなるか?
6553ソウルドアウト
2/10高値2200円
窓を開けての急落
2/12安値1750円(長い下ヒゲを引く陰線)
その後6連続陰線で2/19安値1681円
本日2/20出来高急増株価上昇
この銘柄は買い候補ではありませんが
東証1部全銘柄、本日出来高急増株価上昇ランキング1位
2018年5/25高値5850円からの壊れた相場がどこまで戻る力があるか
見るだけです。
75日移動平均の攻防です。
3681ブイキューブ
1/7高値743円 1/31高値718円 その後の安値2/14安値4+95円
ダブルトップ形成で終了とみていましたが、2/17以降4日間
思惑含みの足どりが続いています。
終わったかと見えた相場が、出来高を伴って切り返すこの動き
買いませんが、明日以降注目です。
4531有機合成化学
昨日は病院に行くため、後場は相場を見ず
帰宅後チャートをチェックすると
東証1部全銘柄、本日出来高急増株価上昇ランキング1位だったため
本日見ていましたが、418円△80円 S高
明日高値を付けて、長い上ヒゲを引く可能性大。
明日以降、ババ抜きになりそうです。
株の勉強をどのようにしたらよいのでしょうか?
最近このようなことを質問されましたが
1にも2にもチャートを見て、場数を踏むことに尽きるともいます。
今のような便利な時代とは違い、昔高校生時代1974年より1976年当時
自分で方眼紙にローソク足を引いていました。
今では様々なチャートが容易に見られ、ヤフーファイナンスなどで
膨大な情報が得られます。
まずは週末の時間を作り、チャートをご覧ください。
様々な銘柄に株価習性があることに気づくと思います。
次回更新は、2/21(金)15:05 頃更新します。
ブログ更新時間は、以下の通りです。
(火)(木)20:00~21:00
(月)(金)15:05
(水)正午過ぎ
(土)(日)(祝日)市場休場日は休み
◎個人投資家の特権
①迷った時、分からない時は様子を見ること、休むことができます。
②頻繁に売買する必要がないため、相場が年初来安値圏まで
日柄、値幅調整の進んだ銘柄の中から内容の良い銘柄を買って
気長に上昇を待つのも個人投資家ならではの最大の特権です。
海外短期筋、国内外機関投資家がプログラム売買を行っても
個人投資家は、「良品安価」年に1度~2度の大バーゲン価格で買えば
人工知能の売買にも勝ち残るばかりではなく、
人工知能の資金を奪い取ることも可能と考えます。
一般の投資家は買ったとたんに不安になることが多いのです。
中途半端な水準での売買、目いっぱいの投資をすることで
資金的余裕、精神的余裕がなくなります。
資金的余裕、精神的余裕が株式投資の生命線です。
個人投資家の1人として「株式投資勝利の法則」を通じて
1人でも多くの読者の皆様が、より良い成果を
上げられますことをお祈り申し上げます。
記事には万全を期していますが、正確性、確実性を保証するものではありません。
当サイトのご利用により生じた損失につきましては一切その責を負いません。
投資のリスクはすべて自己責任で行ってください。
なぜならば、利益はすべてあなた自身のものだからです。
投資に100%は存在しません。
投資資金は、無理のない範囲で行うことが最重要です。
大引け
日経平均株価
23666.58(9:00)
23806.56(9:57)
23426.42(12:56)
23479.15(15:00)
前日比△78.45 +0.34%
TOPIX
1686.25(9:00)
1692.55(9:06)
1672.38(13:01)
1674.48(15:00)
前日比△2.62 +0.16%
値上がり銘柄数 744
値下がり銘柄数 1298
新高値銘柄数 24
新安値銘柄数 58
騰落レシオ25D 74.0
日経平均25D乖離率 -0.42
TOPIX25D乖離率 -1.93
前日の米国株は、3指数そろって上昇。
ネスダック指数、S&P500指数は、最高値を更新
NYダウ 29348.03ドル △115.84 ドル
ナスダック 9817.18 △84.44
S&P500 3,386.15 △15.86
19日付のウォールストリートジャーナル紙が、中国政府が
新型肺炎の影響を受ける企業に供給網の安定や資金繰りなどで
支援すると報じました。
地方政府も企業支援に乗り出しており、中国景気の
急激な落ち込みが避けられるとの観測が広がりました。
中国での感染者数の増加ペースもやや鈍化しており
感染拡大に歯止めがかかるとの期待が高まりました。
中国事業への懸念から前日に下げたアップルが反発し
中国売上高が大きい半導体関連も軒並み買われました。
NYダウは、午後に176ドル高まで上げ幅を広げる場面が
ありました。
1月のFOMC議事要旨で、参加者が米景気への楽観を
強めていることが分かり、政策金利は当面据え置かれる見通しで
株式市場に資金が流入しやすい地合いが続くと受け止められました。
東京マーケット
外国為替市場で円相場が1ドル111円台まで円安ドル高進行。
中国政府が積極的な景気支援策を打ち出し、中国景気の
落ち込みが抑制されるとの期待が広がり、電気、自動車など
輸出株に買いが先行。
日経平均株価は、大幅高で始まりました。
寄付 23666.58(9:00)△265.88
株価指数先物買い(買戻し)が断続的に入り
405円超上昇する場面がありました。
高値 23806.56(9:57)△405.86
買い一巡後(買戻し)は、利益確定売りに押され
上げ幅を縮小して前引けを迎えました。
前引 23607.77(11:30)△207.07
横浜港で検疫を受けていたダイヤモンドプリンセス号の乗客の
日本人2人が死亡したと報道があり、後場寄り付きは
急速に上げ幅を縮小して始まりました。
前場405円超上昇した日経平均は、上げ幅を25円まで縮小しました。
安値 23426.42(12:56)△25.72
売り一巡後は、23450円~23500円水準の狭いレンジでの
もみ合いになりました。
1日の上下幅 380.14円
後場上下幅 101.70
日経平均株価は続伸して引けました。
大引 23479.15(15:00)△78.45 +0.34
2020年相場は、年初の米国とイランの緊張で始まり
日々のヘッドラインニュースに海外短期筋のAIを駆使した
プログラム取引が、先物主導で日本市場を乱高下させています。
2/3安値22775.92円から2/6高値23995.37円までの戻り
2/18安値23133.80円から本日2/20高値23806.56までの戻り
この経れるな戻りは、いずれも一部の海外短期筋が売り持ちにしていた
株価指数先物を損失覚悟で、断続的に買い戻したためです。
日経平均とTOPIX
TOPIXの日足チャートを見るとその足形が非常に悪く
日本株の先行き不透明感を表しています。
日経平均の本日の日足は、25日移動平均の攻防になっていますが
TOPIXの日足は、7連続陰線で25日移動平均マイナス乖離が
広がっており、2/3安値1656.33を下回るのではないかといった
見方もできます。
全体相場の値動きを表すTOPIXが、日経平均に比べて
売り込まれているということは、相場全体が売り込まれていると
いうことですが、これが海外から見た日本の現状ではないでしょうか。
2/20NT倍率 14.02倍 史上最高水準
GDP減速ショック
内閣府が17日寄り付き前に発表した2019年10~12月期国内総生産
(GDP)速報値は、年率換算では6.3%減。(市場予想3.9%減)
消費増税前の駆け込み需要の反動減や大型台風による消費の
伸び悩みが響きました。
決算発表も出そろい、3月期決算企業の収益の悪化が想定以上に悪く
2019年10~12月期GDP速報値 年率換算6.3%減 市場予想3.9%減
これは直近の新型コロナウイルスとは全く関係なく、1-3月期は
非常に悪い内容になることは必至となり、場合によっては続く4-6月期も
不透明要因を引きずることになるかもしれません。
好景気で中国と離れた米国株は連日の最高値更新となり
政局、景気低迷不安のあるドイツ株も最高値を更新。
そして震源地である中国上海株は、政府の政策発動から
コロナウイルスによる急落分の大きな窓を埋める上昇局面です。
為替は、1ドル110円前半水準が、大きな壁でしたが、これがあっさり
1ドル=111円台後半の円安ドル高になりました。
14:30時点 1ドル=111.78円水準の円安
日本の輸出企業にとって円安は、増額修正要因ですが
新型コロナウイルスの影響によって、一部のサプライチェーンが断絶し
いわゆる日本売りの円安は、悪い円安です。
中国に次ぐコロナウイルス感染者数の日本は、大型台風の影響は去っても
消費増税後の低迷は、新型コロナウイルスの影響で、ダブルパンチに
なりそうです。
2019年10~12月期GDP年率換算6.3%減
(消費増税、大型台風の影響)
新型コロナウイルスの影響
2020年1~3月期 ほぼ確実に悪化
2月、3月 (4月以降は不明)
一部のサプライチェーンの断絶
インバウンド需要低迷
日本各地のイベントの中止
飲食店居酒屋などの自粛
繁華街のショッピング自粛
国内外の旅行自粛
明日以降も、海外短期筋のプログラム取引主導の荒れた相場展開が
予想されます。
チャートの勉強にお使いください。
月1急騰銘柄
4512わかもと製薬
非常に面白いチャートです。
2/20高値298円 2/5安値250円
1/23高値297円 1/8安値259円
12/13高値297円 12/12安値257円
このことを考えると、3月の高値290円水準
260円以下を待ち伏せするとどうなるか?
6553ソウルドアウト
2/10高値2200円
窓を開けての急落
2/12安値1750円(長い下ヒゲを引く陰線)
その後6連続陰線で2/19安値1681円
本日2/20出来高急増株価上昇
この銘柄は買い候補ではありませんが
東証1部全銘柄、本日出来高急増株価上昇ランキング1位
2018年5/25高値5850円からの壊れた相場がどこまで戻る力があるか
見るだけです。
75日移動平均の攻防です。
3681ブイキューブ
1/7高値743円 1/31高値718円 その後の安値2/14安値4+95円
ダブルトップ形成で終了とみていましたが、2/17以降4日間
思惑含みの足どりが続いています。
終わったかと見えた相場が、出来高を伴って切り返すこの動き
買いませんが、明日以降注目です。
4531有機合成化学
昨日は病院に行くため、後場は相場を見ず
帰宅後チャートをチェックすると
東証1部全銘柄、本日出来高急増株価上昇ランキング1位だったため
本日見ていましたが、418円△80円 S高
明日高値を付けて、長い上ヒゲを引く可能性大。
明日以降、ババ抜きになりそうです。
株の勉強をどのようにしたらよいのでしょうか?
最近このようなことを質問されましたが
1にも2にもチャートを見て、場数を踏むことに尽きるともいます。
今のような便利な時代とは違い、昔高校生時代1974年より1976年当時
自分で方眼紙にローソク足を引いていました。
今では様々なチャートが容易に見られ、ヤフーファイナンスなどで
膨大な情報が得られます。
まずは週末の時間を作り、チャートをご覧ください。
様々な銘柄に株価習性があることに気づくと思います。
次回更新は、2/21(金)15:05 頃更新します。
ブログ更新時間は、以下の通りです。
(火)(木)20:00~21:00
(月)(金)15:05
(水)正午過ぎ
(土)(日)(祝日)市場休場日は休み
◎個人投資家の特権
①迷った時、分からない時は様子を見ること、休むことができます。
②頻繁に売買する必要がないため、相場が年初来安値圏まで
日柄、値幅調整の進んだ銘柄の中から内容の良い銘柄を買って
気長に上昇を待つのも個人投資家ならではの最大の特権です。
海外短期筋、国内外機関投資家がプログラム売買を行っても
個人投資家は、「良品安価」年に1度~2度の大バーゲン価格で買えば
人工知能の売買にも勝ち残るばかりではなく、
人工知能の資金を奪い取ることも可能と考えます。
一般の投資家は買ったとたんに不安になることが多いのです。
中途半端な水準での売買、目いっぱいの投資をすることで
資金的余裕、精神的余裕がなくなります。
資金的余裕、精神的余裕が株式投資の生命線です。
個人投資家の1人として「株式投資勝利の法則」を通じて
1人でも多くの読者の皆様が、より良い成果を
上げられますことをお祈り申し上げます。
記事には万全を期していますが、正確性、確実性を保証するものではありません。
当サイトのご利用により生じた損失につきましては一切その責を負いません。
投資のリスクはすべて自己責任で行ってください。
なぜならば、利益はすべてあなた自身のものだからです。
投資に100%は存在しません。
投資資金は、無理のない範囲で行うことが最重要です。
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