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2023-12

コロナ前の株価水準回復

6月8日(月)12:00

日経平均株価
前場
寄付 23121.98(9:00)△258.25
高値 23163.46(9:14)△299.73
安値 23028.62(10:21)△164.89
前引 23075.73(11:30)△212.00 +0.91%

先週末の主要国株価
NYダウ 27110.98ドル△829.16ドル 
ナスダック 9814.08△198.26 
S&P500 2193.93△81.58 
10年債利回り 0.894% 
上海総合指数 2930.79△11.54  
欧州市場 
ドイツDAX 12847.68△412.12   
イギリスFTSETM100 6484.30△142.86 
フランスCAC40 5197.79△185.81 

前日の米国主要3指数は揃って大幅高、欧州主要国も大幅高
5日発表、5月の米国雇用統計が予想外に改善、米国景気が
回復に向かっているとの見方が強まり、景気敏感株を中心に
幅広い銘柄が買われました。
雇用統計内容は、景気動向を映す非農業部門雇用者数が
前月比250.9万人増、戦後最大の増加となり、800万人
減少を見込んでいた市場予想に反して急回復しました。
新型コロナウイルスの影響で失業者が増えたサービス業で
大幅に増加しました。
ハイテク株比率が高いナスダック指数は、一時9845.69まで上昇
2/19に付けた過去最高値9817.18を上回りました。
シカゴ日経平均先物は、米国株に連動し、23140円△415円
6月物高値は2万3305円、安値は2万2560円

直近の米国主導の主要国株高は、バブル化しています。
各国中央銀行が大量の資金供給を行い、このお金が金融市場に流入し
コロナ前の株価まで戻ったわけですが、週末の米国の雇用統計が
大幅に改善したといっても、失業率は4月14.7%から5月13.3%へと
改善したに過ぎず、コロナ前の経済に近付いたということではありません。
各国が経済再開を行い、産業が動き出したため、3月、4月の最悪期を
回復し始めたということです。
6月、7月にさらに改善するかどうかは、感染者拡大にならず
経済が伸びるということにつきますが、これもうまくいっても
コロナ前に完全回復とはいきません。
日本も飲食業や、スポーツジム、映画館、各種サービス業が
再開し始めていますが、大手飲食店、映画館、スポーツジムは
3密を防ぐために、客席を半分に減らしているため、満席になっても
50%ということになり、コロナ前の稼働率回復には年単位の時間がかかり
コロナ後の生活様式の変化で、元に戻るかどうかはわかりません。

株式市場は、コロナショックはなかったことになる上昇となりましたが
実態経済は主要各国、みな回復途上です。
各国中央銀行の莫大の金融支援は、一般の企業、国民よりも
金融市場に流れ出し、まさにバブル化しています。
様々な悪材料は、一切反応しない状況です。
主要国株価で最もバブル化しているのは、米国、日本、ドイツです。
この3国では、コロナ前の株価に戻っています。

日本市場では、週末6/12(金)メジャーSQで、これを境に
損失覚悟で買い戻している海外短期筋の買戻しが止まるかどうかです。
国内生保のヘッジ売りを行っっていた直近の先物買戻しは
かなりまとまった額になったようですがそろそ一巡感が出ています。

020年相場6月~12月 悪材料
1、中国による香港への統制強化を巡って米中が対立
2、白人警官による黒人暴行死事件に抗議する全米デモ
3、主要国経済再開、6月中旬~6月下旬に感染者拡大リスク
4、トランプ大統領の突然発動される対中国政策に注意
5、現在の株高は、4-6期に底打ち後、V字回復に転じるシナリオです
  7-9期景気回復が想定以上に落ち込むと株価は下落に転じます。
6、米国の研究機関の多くが秋以降冬場にかけてコロナウイルス
  第2波に要注意と警鐘を鳴らしています。
  ワクチン、特効薬開発には1年~2年はかかるといわれています。
  新型コロナウイルスとインフルエンザが同時に感染拡大するリスク
 
6月~12月は、いつ急落になってもおかしくありません。


東京マーケット 前場
米国雇用情勢の改善を背景に景気回復への期待から
先週末の欧米株が軒並み上昇。
その流れを受けて、買い優勢で始まりました。
寄付 23121.98(9:00)△258.25
寄付きから買戻しが断続的に入り、299円超上昇する場面がありました。
高値 23163.46(9:14)△299.73
買い一巡後は利益確定売りに押され、しだいに上値が重くなりました。
安値 23028.62(10:21)△164.89
前引けの日経平均は、23,000円台に乗せコロナ前の水準まで買われました。
前引 23075.73(11:30)△212.00 +0.91%

本日午後に病院で検査が入ったため、前引け時点での
更新とさせていただきました。

先週までに売れるものは売り、現金ポジションは高水準になりました。
本日8:50にひらめいた3銘柄、小ロットの売買を行いました。

1909日本ドライケミカル
6/8寄付き1654円買い 順張りの短期売買目的
5/28高値1800円まで買われ大陰線となり、その後も出来高が高水準で
見るだけにしていましたが、寄り付き直前8:50の板情報が
買い優勢だったため、割り切って短期売買目的で小ロットの買いを行いました。
当社も今期サプライズ決算期待
買値から8%下落した水準をロスカット

2735ワッツ
6/8寄付き850円買い 順張りの短期売買目的
セリアなどデフレ銘柄が好調で、当社も今期サプライズ決算期待が
あることはわかっていましたが、株価が高値圏にあったため
買うつもりはありませんでした。
寄り付き直前8:50の板情報が、かなりの買い優勢だったため
割り切って短期売買目的で小ロットの買いを行いました。
買値から8%下落した水準をロスカット

空売り
2593伊藤園
6/8寄付き6170円信用新規売り
6/4高値6540円形成後、6/5の大陰線
本日寄付き直前に日経CNBCを見ていたところ
大幅減益報道があったため、すぐに寄付き新規売り注文を出しました。
ロスカットルール8%

7686カクヤス
6/8 1320円コストで新規売り
下降トレンド入りになる可能性あり
ロスカットルール8%


トランプ大統領が黒人暴行死事件を機に、全米に広がる抗議デモに対し
連邦軍の動員を検討している問題では、4人の歴代大統領や元軍高官の
批判が相次いでいます。
新型コロナウイルス感染の初動対応の遅れや全米に拡大したデモ対応への
批判は、日々拡大しており、直近のトランプ大統領の11月再選の確率は
10ポイントほどバイデン元副大統領が上回っています。
このままですとトランプ大統領の再選は非常に難しくなり
6月、7月、8月にかけて、大統領は起死回生を狙った「対中国過激政策」を
発動してくるのではないかと危惧しています。

米国本土がデモとコロナ対策で混乱している中、中国は香港への統制を強め
香港国家安全法の施行を急ぎ、台湾統一の思惑も台頭しています。
中国が香港国家安全法の施行に動いた場合は、大統領選で苦戦している
トランプ氏は、過激な策を講じる可能性が高く、2019年、2018年の
トランプ大統領のちゃぶ台返しを思い出します。
6月、7月、8月、トランプリスクに注意しなければなりません。

「山高ければ谷深し」「谷深ければ山し」
「もうはまだなり」「まだはもうなり」
いつの時代も相場はこの繰り返しです。

次回は、6/9(火)20:00 頃更新します。

5/25(月)5/26(火)5/27(水)5/28(木)
6/1(月)6/2(火)6/3(水)6/4(木)6/8(月)
株価指数先物を売り持ちにしていた海外短期筋の
買戻し(踏み上げ)による上昇

経済再開期待と実勢悪、感染再拡大との綱引きを今後の株価は
どのように織り込むか見定める場面です。
この株価水準で、大きく買いポジションをとるべからず。
個別銘柄の買いはあくまで小ロットとし、深入りするべからず。
6月は、次の下落局面を待つのが投資方針です。
6/12(金)メジャーSQ

昔から、買われすぎの高値圏で欲を出して買うと結果急落になり
長期塩漬けになり、次の急落暴落の局面では現金ポジションがなく
大底圏と分かっていても、買うことができなくなります。
一般の個人投資家は、海外短期筋と同じ土俵で戦うことはせず
高値圏では腹八分目として、現金ポジションを高めて
次のピンチの局面を待つことが肝要と考えます。

「山高ければ谷深し」「谷深ければ山し」
いつの時代も相場はこの繰り返しです。
現金ポジションさえあれば、ピンチの局面をチャンスに
変えることができます。
現金ポジションがなければ、ピンチの局面をチャンスに
変えることができないばかりか、致命的な損出を抱えることに
なりかねません。

相場の世界では、常に冷静に、常に欲を抑えなければ
この世界で長く生き続けることはできません。

あの時に買っておけばよかった、あの時に売っておけばよかった
相場の世界で、「れば たら」は、一切無用です。
なぜならば、人は人であり、相場で100%はありません。

チャートを改めてご覧ください。
年に1度、2度程度の急落、2年に1度の暴落
ピンチの局面は、その後急速海外短期筋主導で買われ
急落、暴落はなかったように記憶に薄れます。

2018年クリスマス大暴落18年12/26安値18948.58円
2020年コロナショック20年3/19安値16358.19円
これらの大暴落を忘れ、海外短期筋と同じ土俵で
高値圏を買い上がると結果、後悔することになる
可能性が高まります。

命の次に大切なお金は大切にしなければなりません。
お金は、大切にする人についてくるものです。
お金には働いてもらい、その結果の利益の額、大小にかかわらず感謝し
相場が高値圏の時には次の底値買いの時期までゆっくり休んでもらい
急落、暴落時にまた働いてもらう気持ちは大切だと思います。


◎個人投資家の特権
①迷った時、分からない時は様子を見ること、休むことができます。
②頻繁に売買する必要がないため、相場が年初来安値圏まで
日柄、値幅調整の進んだ銘柄の中から内容の良い銘柄を買って
気長に上昇を待つのも個人投資家ならではの最大の特権です。
海外短期筋、国内外機関投資家がプログラム売買を行っても
個人投資家は、「良品安価」年に1度~2度の大バーゲン価格で買えば
人工知能の売買にも勝ち残るばかりではなく、
人工知能の資金を奪い取ることも可能と考えます。

一般の投資家は買ったとたんに不安になることが多いのです。
中途半端な水準での売買、目いっぱいの投資をすることで
資金的余裕、精神的余裕がなくなります。
資金的余裕、精神的余裕が株式投資の生命線です。

個人投資家の1人として「株式投資勝利の法則」を通じて
1人でも多くの読者の皆様が、より良い成果を
上げられますことをお祈り申し上げます。

記事には万全を期していますが、正確性、確実性を保証するものではありません。
当サイトのご利用により生じた損失につきましては一切その責を負いません。
投資のリスクはすべて自己責任で行ってください。
なぜならば、利益はすべてあなた自身のものだからです。
投資に100%は存在しません。
投資資金は、無理のない範囲で行うことが最重要です。

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Author:k124816
株式投資を始めて半世紀近くになります。
様々な暴落やショック安を何とか乗り越えて生き残ることができました。
激動の新時代の投資2022年、2023年相場は、かつて経験したことのないAI主導の
新しい時代になりました。
株式投資で儲けるということは、市場を占有する短期筋のAIに
勝たなければなりません。
今まで以上に売られすぎの超一流株の底値圏での買いに
投資資金を分散投資して、生き残りを図ります。
日々変化する相場の中から、売られすぎの銘柄を中心に掲載しますのでご参考になさってください。

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