年内最後のFOMC無事通過で売り方の買戻し
12月16日(木)19:35
前日12/15(水)の米国株
NYダウ 35,927.43ドル △383.25ドル
ナスダック 15,565.583 △327.943
S&P500 4,709.85 △75.76
米国10年債利回り 1.456% △0.011%
NY原油 71.55ドル△0.68ドル
前日の米国株主要3指数は揃って大幅高で反発
FOMC結果発表を控えて、積極的な買いが手控えられ、朝方は
売り先行で始まりました。
11月の米国小売売上高が前月比0.3%増加
市場予想0.8%増加を下回ったのを嫌気した売りが出ました。
午後2時にFRBがFOMC結果を発表すると、相場は上昇に転じました。
FRBは、15日のFOMCでテーパリング(量的緩和の縮小)加速を決め
来年の利上げ回数を従来の1回から3回に増やすとの予想を示しました。
市場では事前予想内と受け止められ、FOMCを通過した安心感から
買いが優勢となりました。
会合後の記者会見でパウエル議長は、利上げ時期について明言を避け
来年の利上げは米国経済の回復ペース次第と慎重姿勢を見せ
イベント無事通過の買い安心感につながりました。
長期金利は上昇したたものの、1.456%水準で小幅な上昇となり
ハイテク株など高PER銘柄に買いが広がりました。
日経平均株価
寄付 28868.37(9:00)△408.65
高値 29070.08(14:53)△610.36
安値 28782.19(10:54)△322.47
大引 29066.32(15:00)△606.60円 +2.13%
値上がり銘柄数 1676
値下がり銘柄数 421
新高値銘柄数 34
新安値銘柄数 23
騰落レシオ25D 85.8
日経平均25D乖離率 +0.69
TOPIX25D乖離率 +0.82
前日の米国株は、年内最後のFOMCを無難に通過し
長期金利上昇が抑制され、主要3指数そろって大幅高で反発しました。
米国株高の流れを受けて、寄付きから短期筋のショートカバー
(売り方の買い戻し)がまとまって入り、景気敏感株中心に買いが広がりました。
前場買い一巡後、伸び悩む場面がありましたが
安値 28782.19(10:54)△322.47
後場再び買戻しが断続的に入り、大引けにかけて売り方の買戻しが入り
高値圏で引けました。
本日の上昇の中心は、短期筋の買戻しでした。
2021年相場は短期筋の先物主導で売り崩され、売りが一巡すると
買戻しによる上昇でこの繰り返しでした。
短期筋が先物で売り崩すとトレンドに追随するファンドの売りが波及し
国内機関投資家もリスクヘッジの先物売り物を出すため、常に不安定な
一方通行相場となる傾向が一段と高まりました。
2021年高低 9/14高値30795.78円 8/20安値26954.81円 上下幅3840.97円
日経平均株価の上下幅は、3840.97円ですが、常に先物主導でいつ急落するか
いつ買戻しにより上昇するか、先の読めない日本市場でした。
来年2022も、短期筋のAI主導の相場になることは間違いなさそうです。
市場シェア 60%~70%海外投資家
その大半が、短期筋のAI主導の売買です。
成長株
4384ラクスル
ネットで印刷を低価格で小口から仲介するラクスルを運営
売上 営業益 経常益 純益 EPS 単位百万円(EPS円単位)
単22.7予 39,400 250 210 120 4.2
単23.7予 41,000 400 300 200 6.9
単22.7予 39,400 250 ‥ ‥ -(12/9会社予想)
2018年5月IPOの成長株
直近11/18高値7310円最高値更新
12/15安値5050円まで調整し、レンジ下限に到達。
ここで下げ止まったとみて、買いを入れるかどうか?
12/9の会社予想を見ると売り上げの伸び悩みが見られます。
これが一時的なことかどうかは今後の業績を見なければ分かりませんが
高成長株の成長鈍化が見え始めたときの「買いは見送り」です。
万年バリュー株
1332日本水産 12/22記
水産大手 冷食など食品比重大 国内・南米で養殖 傘下に日水製薬
売上 営業益 経常益 純益 EPS 単位百万円(EPS円単位)
連21.3 656,491 18,079 22,750 14,452 46.5
連22.3予 673,000 24,500 28,000 17,000 54.6
連23.3予 690,000 26,500 30,000 18,000 57.8
9/27高値666円 10/14高値689円 11/8高値683円
三尊天井形成後反落、12/14矢っすね521円で下げ止まるかどうかは
今晩のFOMCを受けての明日の日本株の動向を見なければ分かりませんが
値ごろ感が出てきました。
全体相場が大崩れしないことを前提に
短期的な下値メド 500円~521円を想定

明日の更新は、12/17(金)大引け前に更新予定です。
◎2022年相場は、米国利上げにより、波瀾に注意
2021年高低 9/14高値30795.78円 8/20安値26954.81円 上下幅3840.97円
2020年高低 12/29高値27602.52円 3/19安値16358.19円 上下幅11244.33円
2019年高低 12/17高値24091.12円 1/4安値19241.37円 上下幅4849.75円
2018年高低 10/2高値24448.07円 12/26安値18948.58円 上下幅5499.49円
2017年高低 11/9高値23382.15円 4/17安値18224.68円 上下幅5157.47円
2021年相場は、短期筋主導で短期的には上下波動ともに、荒れた相場になりましたが
大暴落はなく、現時点での日経平均上下幅はわずかに3840.97円にとどまっています。
通常日経平均の年間の上下幅は、5000円前後です。
昨年のコロナショック暴落は、100年に1度といわれる異常な事態でしたが
トランプ政権下2018年のクリスマスの暴落時、12/26安値18948.58円
この株価水準の時でも上下幅5499.49円ありました。
2022年相場は、米国のテーパリング終了後の金利引き上げが意識される年です。
現時点で、日経平均株価の上下幅を予想しても仕方ありませんが
年間の上下幅6,000円として考えると
日経平均 32,000円~26,000円
日経平均 31,000円~25,000円
日経平均 30,000円~24,000円
年間の上下幅5,000円として考えると
日経平均 32,000円~27,000円
日経平均 31,000円~26,000円
日経平均 30,000円~25,000円
上記のようなレンジになります。
◎個人投資家の堅実な銘柄選びのポイント
コロナによって多くの企業が収益悪化に苦しんでいます。
四季報秋号を見ると以下の項目が多くの銘柄に記載されています。
◎継続前提に重要事象 113銘柄
◎継続前提に疑義注記 32銘柄
一般の個人投資家は、これら銘柄への投資は、リスク管理の観点から
売買を控えるべきです。
お詫び
ブログ開設以来、いただきました様々なコメントへのご返事を
書き続けてきましたが、最近では両手の指に障害が生じ
ご返事もままならなくなりました。
加えて、大引け後に全市場銘柄の日足チャートのチェックを
2.3時間かけて毎日行っており、時間的な余裕もなくなってきました。
コメントのご返事ができない分、今後は研究している銘柄の一部をブログに
事前にご紹介させていただきます。
よろしくお願いいたします。
当サイト「株式投資勝利の法則」は、サイト管理人の
「株式投資日記」を日々公開しています。
記事には万全を期していますが
正確性、確実性を保証するものではありません。
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投資のリスクはすべて自己責任で行ってください。
なぜならば、利益はすべてあなた自身のものだからです。
投資に100%は存在しません。
前日12/15(水)の米国株
NYダウ 35,927.43ドル △383.25ドル
ナスダック 15,565.583 △327.943
S&P500 4,709.85 △75.76
米国10年債利回り 1.456% △0.011%
NY原油 71.55ドル△0.68ドル
前日の米国株主要3指数は揃って大幅高で反発
FOMC結果発表を控えて、積極的な買いが手控えられ、朝方は
売り先行で始まりました。
11月の米国小売売上高が前月比0.3%増加
市場予想0.8%増加を下回ったのを嫌気した売りが出ました。
午後2時にFRBがFOMC結果を発表すると、相場は上昇に転じました。
FRBは、15日のFOMCでテーパリング(量的緩和の縮小)加速を決め
来年の利上げ回数を従来の1回から3回に増やすとの予想を示しました。
市場では事前予想内と受け止められ、FOMCを通過した安心感から
買いが優勢となりました。
会合後の記者会見でパウエル議長は、利上げ時期について明言を避け
来年の利上げは米国経済の回復ペース次第と慎重姿勢を見せ
イベント無事通過の買い安心感につながりました。
長期金利は上昇したたものの、1.456%水準で小幅な上昇となり
ハイテク株など高PER銘柄に買いが広がりました。
日経平均株価
寄付 28868.37(9:00)△408.65
高値 29070.08(14:53)△610.36
安値 28782.19(10:54)△322.47
大引 29066.32(15:00)△606.60円 +2.13%
値上がり銘柄数 1676
値下がり銘柄数 421
新高値銘柄数 34
新安値銘柄数 23
騰落レシオ25D 85.8
日経平均25D乖離率 +0.69
TOPIX25D乖離率 +0.82
前日の米国株は、年内最後のFOMCを無難に通過し
長期金利上昇が抑制され、主要3指数そろって大幅高で反発しました。
米国株高の流れを受けて、寄付きから短期筋のショートカバー
(売り方の買い戻し)がまとまって入り、景気敏感株中心に買いが広がりました。
前場買い一巡後、伸び悩む場面がありましたが
安値 28782.19(10:54)△322.47
後場再び買戻しが断続的に入り、大引けにかけて売り方の買戻しが入り
高値圏で引けました。
本日の上昇の中心は、短期筋の買戻しでした。
2021年相場は短期筋の先物主導で売り崩され、売りが一巡すると
買戻しによる上昇でこの繰り返しでした。
短期筋が先物で売り崩すとトレンドに追随するファンドの売りが波及し
国内機関投資家もリスクヘッジの先物売り物を出すため、常に不安定な
一方通行相場となる傾向が一段と高まりました。
2021年高低 9/14高値30795.78円 8/20安値26954.81円 上下幅3840.97円
日経平均株価の上下幅は、3840.97円ですが、常に先物主導でいつ急落するか
いつ買戻しにより上昇するか、先の読めない日本市場でした。
来年2022も、短期筋のAI主導の相場になることは間違いなさそうです。
市場シェア 60%~70%海外投資家
その大半が、短期筋のAI主導の売買です。
成長株
4384ラクスル
ネットで印刷を低価格で小口から仲介するラクスルを運営
売上 営業益 経常益 純益 EPS 単位百万円(EPS円単位)
単22.7予 39,400 250 210 120 4.2
単23.7予 41,000 400 300 200 6.9
単22.7予 39,400 250 ‥ ‥ -(12/9会社予想)
2018年5月IPOの成長株
直近11/18高値7310円最高値更新
12/15安値5050円まで調整し、レンジ下限に到達。
ここで下げ止まったとみて、買いを入れるかどうか?
12/9の会社予想を見ると売り上げの伸び悩みが見られます。
これが一時的なことかどうかは今後の業績を見なければ分かりませんが
高成長株の成長鈍化が見え始めたときの「買いは見送り」です。
万年バリュー株
1332日本水産 12/22記
水産大手 冷食など食品比重大 国内・南米で養殖 傘下に日水製薬
売上 営業益 経常益 純益 EPS 単位百万円(EPS円単位)
連21.3 656,491 18,079 22,750 14,452 46.5
連22.3予 673,000 24,500 28,000 17,000 54.6
連23.3予 690,000 26,500 30,000 18,000 57.8
9/27高値666円 10/14高値689円 11/8高値683円
三尊天井形成後反落、12/14矢っすね521円で下げ止まるかどうかは
今晩のFOMCを受けての明日の日本株の動向を見なければ分かりませんが
値ごろ感が出てきました。
全体相場が大崩れしないことを前提に
短期的な下値メド 500円~521円を想定

明日の更新は、12/17(金)大引け前に更新予定です。
◎2022年相場は、米国利上げにより、波瀾に注意
2021年高低 9/14高値30795.78円 8/20安値26954.81円 上下幅3840.97円
2020年高低 12/29高値27602.52円 3/19安値16358.19円 上下幅11244.33円
2019年高低 12/17高値24091.12円 1/4安値19241.37円 上下幅4849.75円
2018年高低 10/2高値24448.07円 12/26安値18948.58円 上下幅5499.49円
2017年高低 11/9高値23382.15円 4/17安値18224.68円 上下幅5157.47円
2021年相場は、短期筋主導で短期的には上下波動ともに、荒れた相場になりましたが
大暴落はなく、現時点での日経平均上下幅はわずかに3840.97円にとどまっています。
通常日経平均の年間の上下幅は、5000円前後です。
昨年のコロナショック暴落は、100年に1度といわれる異常な事態でしたが
トランプ政権下2018年のクリスマスの暴落時、12/26安値18948.58円
この株価水準の時でも上下幅5499.49円ありました。
2022年相場は、米国のテーパリング終了後の金利引き上げが意識される年です。
現時点で、日経平均株価の上下幅を予想しても仕方ありませんが
年間の上下幅6,000円として考えると
日経平均 32,000円~26,000円
日経平均 31,000円~25,000円
日経平均 30,000円~24,000円
年間の上下幅5,000円として考えると
日経平均 32,000円~27,000円
日経平均 31,000円~26,000円
日経平均 30,000円~25,000円
上記のようなレンジになります。
◎個人投資家の堅実な銘柄選びのポイント
コロナによって多くの企業が収益悪化に苦しんでいます。
四季報秋号を見ると以下の項目が多くの銘柄に記載されています。
◎継続前提に重要事象 113銘柄
◎継続前提に疑義注記 32銘柄
一般の個人投資家は、これら銘柄への投資は、リスク管理の観点から
売買を控えるべきです。
お詫び
ブログ開設以来、いただきました様々なコメントへのご返事を
書き続けてきましたが、最近では両手の指に障害が生じ
ご返事もままならなくなりました。
加えて、大引け後に全市場銘柄の日足チャートのチェックを
2.3時間かけて毎日行っており、時間的な余裕もなくなってきました。
コメントのご返事ができない分、今後は研究している銘柄の一部をブログに
事前にご紹介させていただきます。
よろしくお願いいたします。
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なぜならば、利益はすべてあなた自身のものだからです。
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