需給悪化が続くマザーズ指数
22年1月7日(金)13:20
前日1/6(木)の米国株
NYダウ 36,236.47ドル ▼170.64ドル
ナスダック 15,080.865 ▼19.309
S&P500 4,696.05 ▼4.53
米国10年債利回り 1.722% △0.018%
NY原油 80.0ドル
前日の米国株主要3指数は揃って続落
前日の大幅安に比べ下げは限定的になりました。
前日に続き、FRBが金融政策の正常化を急ぐことへの
警戒感から、売りが優勢となりました。
米国長期金利上昇懸念や金融引き締めで株式市場に流入する資金が
先細りするとの不透明感が相場の重しになっています。
医療保険株が売られ、ユナイテッドヘルスは4%下落し
1銘柄でNYダウを130ドル押し下げました。
同業のヒューマナが今年の高齢者向け公的医療保険の加入者数見通しを
大幅に引き下げ、連想売りが出てNYダウ下げ幅の大半が
ユナイテッドヘルスのマイナス寄与による下げでした。
米国長期金利が一時1.75%まで上昇し、高PERのハイテク株や
グロース株の値下がりが目立ちました。
前日大きく値下がりしたナスダック指数は、一時プラス圏での推移が続きましたが
引けにかけて、小幅に下げに転じ3日続落となりました。
東京マーケット 前場
日経平均株価は、前日844円の大幅安の自律反発狙いもあり
買い先行で始まりました。
寄り後、325円上昇する場面がありましたが
前場高値 28813.09(9:20)△325.22
買いは続かず、じりじりと上げ幅を縮小しマイナス圏に転落。
前引けにかけて下値を探る展開になりました。
前場安値 28293.70円(11:09)▼194.17
前引 28395.24円(11:30)▼92.63 -0.33%
マザーズ指数前場 安値862.44 ▼19.51
大発会1/4寄付き995.66 から4連続陰線となりました。
今週の週足の大陰線は、20年3/13の大陰線に次ぐ、大規模な値下がりになりました。
2021年11/17高値1189.00 1/7前場安値862.44 ▼19.51
326.56の値下がりとなりました。
この値下がりの背景には、いうまでもなく12月のIPOラッシュがその背景にあります。
多くの個人投資家が、IPOに備えて保有株の換金売りを行い、これが需給悪化を招き
そして、IPOにつぎ込んだ資金はその大半が惨憺たる結果となりました。
多くの個人投資家が換金売りと期待して買ったIPO銘柄の値下がりで
ダブルパンチを食らいました。
本日迄の連続陰線で、押し目を信用で買った投資家は、追証発生となり
信用評価損は30%を大きく超えています。
買っては投げ、買っては投げ、の繰り返しで、「底なし沼状態」に陥っています。
見ているだけの銘柄ですが、2014年IPO
3692FFRIセキュリティー
株価は修正株価
2014年10月安値998円 2015年7/23高値18500円
セキュリティー関連が注目され大相場になった個人投資家の人気銘柄です。
その後コロナショック安で20年3/13安値1405円でいったん底を打ち
10/21高値3225円まで戻りましたが、直近の下落は強烈でまさに投げが投げを呼ぶ状態で
1/7 11:19 1132円
コロナ後高値20年10/21高値3225円から下がりっぱなしで、未だに底が確認できません。
このように多くの銘柄が、底練りではなく、連日の底割れで「底なし沼地獄」に
陥っていますが、これは完全に買い手不在の需給悪化が続いているということです。
マザーズ指数がどこで下げ止まるか? 下げ止まった後どこまで戻る力があるか?
今後の注目点ですが、今言えることは、「低収益の銘柄の値ぼれ買い厳禁」
ということです。
多くの銘柄が叩き売られている中、内容の良い銘柄、今一時的に業績が悪いものの
V字回復が見込める銘柄、今後世の中になくてはならない銘柄(ニッチトップ企業)など
探せばかなりあります。
今すぐに大きく買いを入れるつもりはありませんが、2022年の大波乱相場の度々来るであろう
異常な安値水準で、何を買うか? 常に銘柄を絞り込み、買いのチャンスを待つ場面と考えます。
新型コロナ変異種ウイルスがデルタ株からオミクロン株に置き換わり
感染拡大が世界的に広がっています。
日々、手洗い、うがい、消毒等健康管理にご注意なさってください。

次回更新は、1月11日(火)20:00頃までに更新させていただきます。
◎2022年相場は、米国利上げにより、波瀾に注意
2021年高低 9/14高値30795.78円 8/20安値26954.81円 上下幅3840.97円
2020年高低 12/29高値27602.52円 3/19安値16358.19円 上下幅11244.33円
2019年高低 12/17高値24091.12円 1/4安値19241.37円 上下幅4849.75円
2018年高低 10/2高値24448.07円 12/26安値18948.58円 上下幅5499.49円
2017年高低 11/9高値23382.15円 4/17安値18224.68円 上下幅5157.47円
2021年相場は、短期筋主導で短期的には上下波動ともに、荒れた相場になりましたが
大暴落はなく、現時点での日経平均上下幅はわずかに3840.97円にとどまっています。
通常日経平均の年間の上下幅は、5000円前後です。
昨年のコロナショック暴落は、100年に1度といわれる異常な事態でしたが
トランプ政権下2018年のクリスマスの暴落時、12/26安値18948.58円
この株価水準の時でも上下幅5499.49円ありました。
2022年相場は、米国のテーパリング終了後の金利引き上げが意識される年です。
現時点で、日経平均株価の上下幅を予想しても仕方ありませんが
年間の上下幅6,000円として考えると
日経平均 32,000円~26,000円
日経平均 31,000円~25,000円
日経平均 30,000円~24,000円
年間の上下幅5,000円として考えると
日経平均 32,000円~27,000円
日経平均 31,000円~26,000円
日経平均 30,000円~25,000円
上記のようなレンジになります。
◎個人投資家の堅実な銘柄選びのポイント
コロナによって多くの企業が収益悪化に苦しんでいます。
四季報秋号を見ると以下の項目が多くの銘柄に記載されています。
◎継続前提に重要事象 113銘柄
◎継続前提に疑義注記 32銘柄
一般の個人投資家は、これら銘柄への投資は、リスク管理の観点から
売買を控えるべきです。
お詫び
ブログ開設以来、いただきました様々なコメントへのご返事を
書き続けてきましたが、最近では両手の指に障害が生じ
ご返事もままならなくなりました。
加えて、大引け後に全市場銘柄の日足チャートのチェックを
2.3時間かけて毎日行っており、時間的な余裕もなくなってきました。
コメントのご返事ができない分、今後は研究している銘柄の一部をブログに
事前にご紹介させていただきます。
よろしくお願いいたします。
当サイト「株式投資勝利の法則」は、サイト管理人の
「株式投資日記」を日々公開しています。
記事には万全を期していますが
正確性、確実性を保証するものではありません。
当サイトのご利用により生じた損失につきましては
一切その責を負いません。
投資のリスクはすべて自己責任で行ってください。
なぜならば、利益はすべてあなた自身のものだからです。
投資に100%は存在しません。
前日1/6(木)の米国株
NYダウ 36,236.47ドル ▼170.64ドル
ナスダック 15,080.865 ▼19.309
S&P500 4,696.05 ▼4.53
米国10年債利回り 1.722% △0.018%
NY原油 80.0ドル
前日の米国株主要3指数は揃って続落
前日の大幅安に比べ下げは限定的になりました。
前日に続き、FRBが金融政策の正常化を急ぐことへの
警戒感から、売りが優勢となりました。
米国長期金利上昇懸念や金融引き締めで株式市場に流入する資金が
先細りするとの不透明感が相場の重しになっています。
医療保険株が売られ、ユナイテッドヘルスは4%下落し
1銘柄でNYダウを130ドル押し下げました。
同業のヒューマナが今年の高齢者向け公的医療保険の加入者数見通しを
大幅に引き下げ、連想売りが出てNYダウ下げ幅の大半が
ユナイテッドヘルスのマイナス寄与による下げでした。
米国長期金利が一時1.75%まで上昇し、高PERのハイテク株や
グロース株の値下がりが目立ちました。
前日大きく値下がりしたナスダック指数は、一時プラス圏での推移が続きましたが
引けにかけて、小幅に下げに転じ3日続落となりました。
東京マーケット 前場
日経平均株価は、前日844円の大幅安の自律反発狙いもあり
買い先行で始まりました。
寄り後、325円上昇する場面がありましたが
前場高値 28813.09(9:20)△325.22
買いは続かず、じりじりと上げ幅を縮小しマイナス圏に転落。
前引けにかけて下値を探る展開になりました。
前場安値 28293.70円(11:09)▼194.17
前引 28395.24円(11:30)▼92.63 -0.33%
マザーズ指数前場 安値862.44 ▼19.51
大発会1/4寄付き995.66 から4連続陰線となりました。
今週の週足の大陰線は、20年3/13の大陰線に次ぐ、大規模な値下がりになりました。
2021年11/17高値1189.00 1/7前場安値862.44 ▼19.51
326.56の値下がりとなりました。
この値下がりの背景には、いうまでもなく12月のIPOラッシュがその背景にあります。
多くの個人投資家が、IPOに備えて保有株の換金売りを行い、これが需給悪化を招き
そして、IPOにつぎ込んだ資金はその大半が惨憺たる結果となりました。
多くの個人投資家が換金売りと期待して買ったIPO銘柄の値下がりで
ダブルパンチを食らいました。
本日迄の連続陰線で、押し目を信用で買った投資家は、追証発生となり
信用評価損は30%を大きく超えています。
買っては投げ、買っては投げ、の繰り返しで、「底なし沼状態」に陥っています。
見ているだけの銘柄ですが、2014年IPO
3692FFRIセキュリティー
株価は修正株価
2014年10月安値998円 2015年7/23高値18500円
セキュリティー関連が注目され大相場になった個人投資家の人気銘柄です。
その後コロナショック安で20年3/13安値1405円でいったん底を打ち
10/21高値3225円まで戻りましたが、直近の下落は強烈でまさに投げが投げを呼ぶ状態で
1/7 11:19 1132円
コロナ後高値20年10/21高値3225円から下がりっぱなしで、未だに底が確認できません。
このように多くの銘柄が、底練りではなく、連日の底割れで「底なし沼地獄」に
陥っていますが、これは完全に買い手不在の需給悪化が続いているということです。
マザーズ指数がどこで下げ止まるか? 下げ止まった後どこまで戻る力があるか?
今後の注目点ですが、今言えることは、「低収益の銘柄の値ぼれ買い厳禁」
ということです。
多くの銘柄が叩き売られている中、内容の良い銘柄、今一時的に業績が悪いものの
V字回復が見込める銘柄、今後世の中になくてはならない銘柄(ニッチトップ企業)など
探せばかなりあります。
今すぐに大きく買いを入れるつもりはありませんが、2022年の大波乱相場の度々来るであろう
異常な安値水準で、何を買うか? 常に銘柄を絞り込み、買いのチャンスを待つ場面と考えます。
新型コロナ変異種ウイルスがデルタ株からオミクロン株に置き換わり
感染拡大が世界的に広がっています。
日々、手洗い、うがい、消毒等健康管理にご注意なさってください。

次回更新は、1月11日(火)20:00頃までに更新させていただきます。
◎2022年相場は、米国利上げにより、波瀾に注意
2021年高低 9/14高値30795.78円 8/20安値26954.81円 上下幅3840.97円
2020年高低 12/29高値27602.52円 3/19安値16358.19円 上下幅11244.33円
2019年高低 12/17高値24091.12円 1/4安値19241.37円 上下幅4849.75円
2018年高低 10/2高値24448.07円 12/26安値18948.58円 上下幅5499.49円
2017年高低 11/9高値23382.15円 4/17安値18224.68円 上下幅5157.47円
2021年相場は、短期筋主導で短期的には上下波動ともに、荒れた相場になりましたが
大暴落はなく、現時点での日経平均上下幅はわずかに3840.97円にとどまっています。
通常日経平均の年間の上下幅は、5000円前後です。
昨年のコロナショック暴落は、100年に1度といわれる異常な事態でしたが
トランプ政権下2018年のクリスマスの暴落時、12/26安値18948.58円
この株価水準の時でも上下幅5499.49円ありました。
2022年相場は、米国のテーパリング終了後の金利引き上げが意識される年です。
現時点で、日経平均株価の上下幅を予想しても仕方ありませんが
年間の上下幅6,000円として考えると
日経平均 32,000円~26,000円
日経平均 31,000円~25,000円
日経平均 30,000円~24,000円
年間の上下幅5,000円として考えると
日経平均 32,000円~27,000円
日経平均 31,000円~26,000円
日経平均 30,000円~25,000円
上記のようなレンジになります。
◎個人投資家の堅実な銘柄選びのポイント
コロナによって多くの企業が収益悪化に苦しんでいます。
四季報秋号を見ると以下の項目が多くの銘柄に記載されています。
◎継続前提に重要事象 113銘柄
◎継続前提に疑義注記 32銘柄
一般の個人投資家は、これら銘柄への投資は、リスク管理の観点から
売買を控えるべきです。
お詫び
ブログ開設以来、いただきました様々なコメントへのご返事を
書き続けてきましたが、最近では両手の指に障害が生じ
ご返事もままならなくなりました。
加えて、大引け後に全市場銘柄の日足チャートのチェックを
2.3時間かけて毎日行っており、時間的な余裕もなくなってきました。
コメントのご返事ができない分、今後は研究している銘柄の一部をブログに
事前にご紹介させていただきます。
よろしくお願いいたします。
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記事には万全を期していますが
正確性、確実性を保証するものではありません。
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一切その責を負いません。
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なぜならば、利益はすべてあなた自身のものだからです。
投資に100%は存在しません。