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2023-12

米国のインフレ懸念と金利上昇への警戒感

22年1月11日(火)19:00

2022年1/7(金)主要国市場 
日経平均先物 28,410円 ▼40円
NYダウ 36,231.66ドル ▼4.81ドル
ナスダック 14,935.902 ▼144.963 
S&P500 4,677.03 ▼19.02
10年債利回り 1.766% △0.044%  
NY原油 78.94ドル ▼0.52ドル
上海総合指数 
欧州市場 
ドイツDAX 15,947.74 ▼104.29 
イギリスFTSETM100 7,485.28 △34.91
フランスCAC40 7,219.48 ▼30.18

先週末の米国株 NYダウは小幅に3日続落
ハイテク株比率が高いナスダック指数は4日続落。
朝方発表、2021年12月米国雇用統計
景気動向を映す非農業部門の雇用者数は、前月比19万9000人増加
市場予想42万2000人増加を大幅に下回りました。
失業率は3.9% 市場予想4.1%を下回り、平均時給の伸びは
市場予想を上回りました。
FRBが金融政策の正常化を積極的に進めるとの見方を後押しする内容で
米国長期金利は一時1.80%まで上昇し、2020年1月以来の水準に上昇
したため、高PERのハイテク株やグロース株の重しになりました。
米国経済の回復が続くとの期待から、景気敏感株を中心に買いが入り
NYダウは、プラス圏で推移しましたが、引けにかけて小幅に
マイナス圏に転落しました。

1月7日(金)
日経平均株価終値 28478.56円 ▼9.31円 -0.03%
TOPIX終値 1995.68 ▼1.33 -0.07%
日経平均先物 28,410円 ▼40円

1/5(水)米国時間午後、FOMC議事要旨(昨年12月開催分)公表
その内容は、保有資産の圧縮を前回の緩和縮小時よりも速いペースで
実施するのが望ましいとの見方があったことが伝わりました。
ほぼ全ての参加者が、最初の利上げ後のある時点でバランスシートの縮小を
始めるのが適切だと指摘したことも明らかになりました。
市場では金融引き締めに積極的なタカ派寄りと受け止められました。
これを機に、米国10年債利回りは上昇し、週末1/7(金)一時1.80%まで上昇
低金利継続を前提に買われていた高PERのハイテク株やグロース株が
売り込まれました。(ナスダック指数急落)
この米国株下落を背景に、短期筋の日本株売り圧力がのしかかり
1/6(木)日経平均株価は、28487.87円 ▼844.29円 -2.88%
1/7(金)安値28293.70円まで売り込まれる場面がありました。
2022年1/4(火)大発会は久々の大幅高で始まり、1/5高値29388.16円まで
買われましたが、わずか2日で1/7(金)安値29293.70円まで急落しました。

1月10日(月)日本市場休場

前日1/10(月)の米国株
NYダウ 36,068.87ドル ▼162.79ドル
ナスダック 14,942.828 △6.926
S&P500 4,670.29 ▼6.74 
米国10年債利回り 1.764%  
NY原油  78.83ドル
前日の米国株 NYダウは4日続落
ナスダック指数は、5営業日ぶりに小幅反発。
FRBが金融引き締めを前倒しするとの市場観測が広がり
朝方から全面安の展開になり主要3指数は大幅安となりました。
NYダウの下げ幅は、午前中には一時600ドル近くの値下がりになりました。
ハイテク株比率が高いナスダック指数は、午前中の急落の場面では
一時2.7%値下がりする場面がありました。
市場ではFRBが金融引き締めを急ぐとの観測が広がっており
ゴールドマン・サックスが、FRBの今年の利上げ回数予想を
従来の3回から4回に引き上げ、資産圧縮の開始時期も12月から7月に早めました。
米国長期金利は一時、1.8%まで上昇する場面がありました。
その後長期金利が1.7%台に落ち着くと高PERのハイテク株やグロース株が
買い戻され、ナスダック指数は引けにかけて小幅ながらプラス圏に浮上し
相場全体も急速に下げ幅を縮小して引けました。

FRBが市場の想定以上に金融引き締めに前向きなタカ派に傾いているとの
観測が広がり、市場では2022年の利上げが、3回から4回になるとの予想が
出始めています。
FRBが早期に保有資産を縮小する量的引き締めに踏み切るとの観測から
米国株への資金流入減少と米国長期金利上昇への警戒感が高まり
保有株の持ち高見直しに動いています。
当面、米国株はインフレと金利上昇への警戒感が相場の波乱要因になりそうです。

1月11日(火)
日経平均株価
寄付 28380.90(9:00)▼97.66
高値 28473.47(9:12)▼5.09
安値 28089.49(10:58)▼389.07
大引 28222.48(15:00)▼256.08 -0.90%

TOPIX
1993.61(9:00)
1996.05(9:02)
1972.13(10:54)
1986.82(15:00)
前日比▼8.86 -0.44%

値上がり銘柄数 960
値下がり銘柄数 1157

新高値銘柄数 17
新安値銘柄数 106

騰落レシオ25D 107.1

日経平均25D乖離率 -1.38% 
TOPIX25D乖離率 -0.02%

前日の米国株 FRBが金融引き締めを前倒しするとの
市場観測が広がり、午前は主要3指数そろって全面安となりました。
引けにかけて市場は落ち着いたものの、連休明けの日経平均株価は
続落で始まりました。
米国長期金利の先高観が高まり、東京市場でもグロース株へ売りが
広がり、指数を押し下げました。
日経平均は前場、389円値下がりする場面がありました。
安値 28089.49(10:58)▼389.07
日本国内で新型コロナ新規感染者数が急増しており
感染の急拡大で外出自粛により、個人消費を下押しするとの懸念が
相場の重しになりました。
本日は時価総額上位銘柄(大型株、中型株)で値下がりが目立ち
海外投資家だけではなく、国内機関投資家の持ち高解消売り観測も耳にしました。

米国市場がインフレ懸念長期化と金利上昇への警戒感がくすぶっている限り
日本市場単独で上昇することはできず、今後も米国株、米国長期金利の動向に
短期筋の先物主導で振り回される相場展開が続きそうです。

マザーズ指数 1/7安値862.44 底打ち感がなく、本日1/11(火)664.37(9:08)
終値は小幅に反発したものの、安値圏での推移となりました。

昨年来安値更新
3141ウエルシアHD 1/7決算発表を嫌気しての売り
イオン子会社 ドラッグチェーン最大手の一角
1/7 22年2月期第3四半期(2021年3月~11月)連結業績を発表
営業利益 298億1500万円(前年同期比9.6%減)
純利益 202億0800万円(前年同期比6.8%減)
通期計画は据え置きしたものの、化粧品部門が苦戦し
食品部門もコロナ特需の反動減で、伸び悩みました。
窓を開けて売り気配で始まり、3230円まで売り込まれる場面がありました。

昨年来安値更新
7453良品計画 1/7決算発表を嫌気しての売り
1/7 2022年8月期第1四半期(2021年9月~11月)決算
営業利益 111億4700万円(前年同期比15.3%減)
純利益 78億4300万円(前年同期比36.0%減)
国内で雑貨など約200品目を値下げしたことや衣料品の売り上げ不調で
営業利益が伸び悩みました。
通期計画は据え置き
窓を開けて売り気配で始まり、1596円まで売り込まれる場面がありました。

会社四季報新春号では、両銘柄ともに増益見通しでしたが
3141ウエルシアHD 22年2月期第3四半期(2021年3月~11月)
7453良品計画 2022年8月期第1四半期(2021年9月~11月)
ともに減益を嫌気しての売りを浴びて安値を更新しました。
通期計画は据え置き

全体相場の地合いが悪い中、買い手不在で売り物を浴びると
想定以上の値下がりになります。
来月にかけて、3月期決算企業の決算発表が始まります。

多くの銘柄が売り込まれていますが、どのタイミングで突っ込みを買うか
難しいところです。
そろそろ買い水準に近付いている銘柄がありますが
今晩の米国株、米国長期金利を明日の朝確かめてから考えます。

新型コロナ変異種ウイルスがデルタ株からオミクロン株に置き換わり
感染拡大が世界的に広がっています。
日々、手洗い、うがい、消毒等健康管理にご注意なさってください。






次回更新は、1月12日(水)大引け前に更新させていただきます。

◎2022年相場は、米国利上げにより、波瀾に注意
2021年高低 9/14高値30795.78円 8/20安値26954.81円 上下幅3840.97円
2020年高低 12/29高値27602.52円 3/19安値16358.19円 上下幅11244.33円
2019年高低 12/17高値24091.12円 1/4安値19241.37円 上下幅4849.75円
2018年高低 10/2高値24448.07円 12/26安値18948.58円 上下幅5499.49円
2017年高低 11/9高値23382.15円 4/17安値18224.68円 上下幅5157.47円

2021年相場は、短期筋主導で短期的には上下波動ともに、荒れた相場になりましたが
大暴落はなく、日経平均上下幅はわずかに3840.97円にとどまっています。
通常日経平均の年間の上下幅は、5000円前後です。
昨年のコロナショック暴落は、100年に1度といわれる異常な事態で
上下幅11244.33円 記録的な大暴落でした。
トランプ政権下2018年のクリスマスの暴落時、12/26安値18948.58円
この株価水準の時でも上下幅5499.49円ありました。

2022年相場は、米国のテーパリング終了後の金利引き上げが意識される年です。
利上げの回数は、3回の予想でしたが
1/10、ゴールドマン・サックスが、FRBの今年の利上げ回数予想を
従来の3回から4回に引き上げ、資産圧縮の開始時期も12月から7月に早めました。

現時点で、日経平均株価の上下幅を予想しても仕方ありませんが
年間の上下幅6,000円として考えると
日経平均 32,000円~26,000円
日経平均 31,000円~25,000円
日経平均 30,000円~24,000円
年間の上下幅5,000円として考えると
日経平均 32,000円~27,000円
日経平均 31,000円~26,000円
日経平均 30,000円~25,000円
上記のようなレンジになります。

◎個人投資家の堅実な銘柄選びのポイント
コロナによって多くの企業が収益悪化に苦しんでいます。
四季報秋号を見ると以下の項目が多くの銘柄に記載されています。
◎継続前提に重要事象 113銘柄
◎継続前提に疑義注記 32銘柄
一般の個人投資家は、これら銘柄への投資は、リスク管理の観点から
売買を控えるべきです。

お詫び
ブログ開設以来、いただきました様々なコメントへのご返事を
書き続けてきましたが、最近では両手の指に障害が生じ
ご返事もままならなくなりました。
加えて、大引け後に全市場銘柄の日足チャートのチェックを
2.3時間かけて毎日行っており、時間的な余裕もなくなってきました。
コメントのご返事ができない分、今後は研究している銘柄の一部をブログに
事前にご紹介させていただきます。
よろしくお願いいたします。

当サイト「株式投資勝利の法則」は、サイト管理人の
「株式投資日記」を日々公開しています。
記事には万全を期していますが
正確性、確実性を保証するものではありません。
当サイトのご利用により生じた損失につきましては
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なぜならば、利益はすべてあなた自身のものだからです。
投資に100%は存在しません。

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Author:k124816
株式投資を始めて半世紀近くになります。
様々な暴落やショック安を何とか乗り越えて生き残ることができました。
激動の新時代の投資2022年、2023年相場は、かつて経験したことのないAI主導の
新しい時代になりました。
株式投資で儲けるということは、市場を占有する短期筋のAIに
勝たなければなりません。
今まで以上に売られすぎの超一流株の底値圏での買いに
投資資金を分散投資して、生き残りを図ります。
日々変化する相場の中から、売られすぎの銘柄を中心に掲載しますのでご参考になさってください。

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