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2023-06

買戻しによる上昇

2022年1月28日(金)13:30

前日1/27(木)の米国株
NYダウ 34,160.78ドル ▼7.31ドル -0.02%
ナスダック 13,352.783 ▼189.336 -1.39%
S&P500 4,326.51 ▼23.42 -1.53% 
米国10年債利回り 1.802% ▼0.066%  
NY原油 86.86ドル △0.25ドル

前日の米国株 主要3指数は揃って値上がりしました。
NYダウは小幅に3日続落、ハイテク株比率の高いナスダック指数
S&P500指数は1%を超える値下がりになりました。
NYダウは午前中600ドル超上昇しましたが、買い一巡後は
急速に伸び悩み、マイナス圏に転落して引けました。
米国の金融引き締めのペースの先行きが読めず、不安定な
相場展開が続きました。
恐怖指数VIXは前日から低下したものの、30.4と高止まりしています。
26日に一時1.88%まで上昇した長期金利が、昨日27日には
1.78%まで低下するなど債券市場の変動も大きくなっています。
米国の今後の金融政策不透明感やロシアによるウクライナ軍事侵攻の
地政学リスクは、2月にかけても続く見込みのため米国株の不安定な値動きは
短期筋主導の日本株にとって、2月相場もボラティリティーの高い状態となりそうです。


1月28日(金)東京マーケット
日経平均株価は大幅高で反発して始まりました。
昨日にかけて日経平均は短期筋の先物主導だけではなく、国内機関投資家の
ヘッジ目的の先物売りや、長期保有目的の投資家の持ち高調整売り
個人投資家のロスカットにより、26044.52円まで値下がりしました。
ここから一気に26,000円以下まで売り込むのは難しいと判断したかのように
日経平均は高寄り後、売り方の買戻しが断続的に入り前引けにかけて
上げ幅を広げました。
前場高値 26731.02(11:07)△560.72
前引 26720.06(11:30)△549.76

本日の日経平均大幅反発は、言うまでもなく短期筋中心に売り方の
買戻しによる上昇です。
昨日の空売り比率は52.9%となり、東証1部の商いの半分以上が
空売りで異常値まで売り込まれました。
短期筋のAIに対して、「人知」でヘッジ売り目的で先物を売った
国内機関投資家は本日の上昇で、週末要因による買戻しを行ったかどうか
分かりませんが、「人知」では短期筋のアルゴリズム高速商いには
対応しきれない状況と思います。
短期筋が日本市場の商いの過半数を占めているため、今後も難しい対応に迫られます。

月末1/31(月)月初2/1(火)の乱高下に注意 
月末月初は、リバランスによる株価波瀾の可能性があり
そのすきを突いた短期筋の動向によっては、株価が荒れる場面があることに要注意。

個人投資家は、4週連続買い越し
日経平均が短期筋主導とはいえ、短期間で26044.52円まで急落することは
誰も予想できませんでした。
このことも、持ちきれなくなった投資家が、昨日のロスカットにつながり
下げが加速した原因の一つです。

2021年11月末以降の日経平均のレンジ下限
レンジ下限
1/11安値28089.49円 12/20安値27893.18円 
12/3安値27588.61円(オミクロンショック安)
2022年1月相場オミクロンショック安を下回る。
1/14安値27889.21円 空売り比率50.5%
1/19安値27958.17円 底割れ 空売り比率48.6%
1/20安値27217.59円 底割れ 空売り比率46.2% 
1/21安値27129.61円 底割れ 空売り比率47.7%
1/25安値26890.94円 底割れ 空売り比率49.6%(27,000円の攻防)
1/26安値26858.68円 底割れ 空売り比率46.5% 
1/27安値26044.52円 底割れ 空売り比率52.9%(26,000円の攻防)

様々な売り材料
米国の金融政策に対する不透明感
ウクライナ情勢 ロシアによる軍事行動への警戒
欧米の景気減速懸念
中国の景気減速
世界的なインフレ
新型コロナオミクロン株による景気減速

地政学リスク
北京冬季五輪開催期間 2/4(金)~2/20(日)
ロシアは中国との関係を考え、この期間の軍事侵攻は避けるのではないか?
2/21(月)以降、ウクライナ地政学リスク再燃?

米国の金融政策に対する不透明感、ウクライナ情勢 ロシアによる軍事行動への警戒
資源国のロシアと米国欧州諸国が、本格的に対立すると欧州への天然ガスのパイプラインが
止まるため、一段と資源価格上昇が進み、インフレが加速する懸念があります。
今後も2月にかけて、相場の重しになりそうです。

短期筋のAIによる売買が、日本市場を支配している現状では
「人知」による予測は全く意味がなくなりました。
昨日1/27、日経平均25日移動平均乖離率は、-7.40%まで下振れし
26,000円の攻防となりました。
本日1/28は、買戻しにより上昇しましたが、これはいつものパターンで
買い戻し一巡後上値が重いと判断すると再び売り仕掛けしてくるため
今後も要注意です。

日経平均株価の年間の上下幅5,000円として考えると
日経平均 32,000円~27,000円
日経平均 31,000円~26,000円
日経平均 30,000円~25,000円

1/5大発会高値29388.16円‐5000円=24388.16円

2月にかけて、米国株と短期筋のAIの動向によっては
もう一段下振れする可能性は否定できません。
2022年相場は様々なリスクを抱えているため、中途半端な水準では
「手出し無用」です。
異常値まで売り込まれた優良銘柄が多々出てきましたが
2/14決算発表一巡までは様子見する予定です。

2020年の出世銘柄 連日の底割れ
3962チェンジ 
地方自治体・企業のDXを支援 ふるさと納税が稼ぎ頭
2020年大相場となり、9/28高値6390円まで上昇し天井形成
その後調整が長引き直近の全体相場急落の影響を受け
16か月下落が続いています。
1/27安値1318円 上場後最大の下げ 1/28安値1303円
個人投資家に絶大な人気のあった銘柄の多くが異常値まで値下がりしています。
未だ底値確認できず

17か月下降が続く個人投資家のかつての人気銘柄
3694オプティム 
デバイス画面の共有や遠隔設定、情報端末を管理するモバイルデバイス管理
サービスを提供するIT企業
1年前までは、個人投資家に人気の成長期待銘柄。
2020年8/14高値3840円 最高値
2021年2/15高値3680円 戻り高値形成後本格調整となり、上場後最大の下げとなる。
直近安値1/27安値919円 1/28安値900円
開発費や人件費の膨張が想定超で営業利益頭打ち
対して、売り上げの増加は続いています。
個人投資家に絶大な人気のあった銘柄の多くが異常値まで値下がりしています。
未だ底値確認できず

注:上記銘柄の異常値まで下がった底値を買うというものではありません。
  チャートの勉強にお使いください。
  好業績、好内容にもかかわらず、異常値まで下がている銘柄を
  探して買うということです。


大底圏と判断して買った銘柄

9325ファイズ 目先のハードル決算発表2/10
12/21 平均約定520円買い
1/27終値512円 
1/28(金)後場寄り時点東証1部値上がりランキング2位
出来高急増株価上昇 前場高値581円(11:18)△69円
12/21以降の高低 12/29高値596円 12/28安値508円  
EC向け庫内作業代行のほか拠点間輸送、宅配。アマゾンが最大顧客
売上 営業益 経常益 純益 EPS 単位百万円(EPS円単位)
連21.3  12,951 595 584 376 35.1
連22.3予 16,000 650 640 400 37.3
連23.3予 20,000 900 890 540 50.4
後半挽回 柱の庫内作業代行は前半の大型案件の立ち上げ費用重い。
最大顧客アマゾン関連の取扱量拡大、後半挽回。
23年3月期は前期稼働拠点が寄与し堅調。
千葉県流山でEC向け大型案件が稼働、配送デポ運営も需要旺盛。
今期はこの先行投資によるスタッフ採用費や教育費などのコストが
大幅に増加したため営業利益2億400万円下振れ
2023年3月期挽回し、最高益更新予想。
大阪で宅配の自社拠点を確保。
コロナショック時安値20年2/5安値423円
その後高値4/16高値1340円 8/7高値1357円
2月の全体相場と 決算発表2/10 を見て再判断します。
売り目標1 800円
売り目標2 1200円

6183ベル24HD 1/12寄付き1209円買い
1/27終値1383円 1/2813時時点 1400円を挟んで小動き
トレンドは崩れていません。
直近12月以降の高低 1/21高値1460円 1/11安値1195円
コールセンター事業大手 伊藤忠が筆頭株主40.7%保有
売上 営業益 経常益 純益 EPS 単位百万円(EPS円単位)
21.2  135,735 11,799 11,305 7,252 98.6
22.2予 142,000 13,200 13,500 8,800 119.7
23.2予 148,000 13,500 13,900 9,100 123.8
22年1/12 第3四半期決算発表 以下は各進捗率 75%超えで高進捗率
売上77.13% 営業利益80.82% 経常益80.59% 1株利益83.55%
好業績の伊藤忠商事のグループ横断の協業メリットが進む。
ネット通販の増加でコールセンター業務の受託が増加し、人手不足を背景に
間接業務を請け負うBPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)
業務も好調。
2020年コロナショック時安値3/19安値852円
2018年トランプショック12/25安値1106円
22年1/12 15:00 第3四半期決算発表 1/12増配を発表54円配当
連日大引け間際にまとまった買いが入っています。
1/27 15:00 1383円 38,900株
浮動株比率3.5% 
中期売り目標 1600円
長期売り目標 1800円~2000円
短期筋のAI主導の日本市場臨機応変に売り場を模索します。

米国株の波乱は続いており、今後も日本株は短期筋主導で
波乱の相場が続く見込みです。
中途半端な水準での買いは避ける場面です。
決算hじゃっ票が本格化する場面で、決算発表一巡の
2/14くらいまでは様子見とします。
2月にかけて、「ピンチこそチャンス」の場面が来ることに備えます。
再点検し買い候補銘柄を絞り込みます。


新型コロナ変異種ウイルスがデルタ株からオミクロン株に置き換わり
感染拡大が世界的に広がっています。
ここまで感染が急拡大するとできる限りの自己防衛しかありません。
日々、手洗い、うがい、消毒等健康管理にご注意なさって下さい。






次回の更新は、1/31(月)大引け前 更新いたします。

◎2022年相場は、米国利上げにより、波瀾に注意
2021年高低 9/14高値30795.78円 8/20安値26954.81円 上下幅3840.97円
2020年高低 12/29高値27602.52円 3/19安値16358.19円 上下幅11244.33円
2019年高低 12/17高値24091.12円 1/4安値19241.37円 上下幅4849.75円
2018年高低 10/2高値24448.07円 12/26安値18948.58円 上下幅5499.49円
2017年高低 11/9高値23382.15円 4/17安値18224.68円 上下幅5157.47円

2021年相場は、短期筋主導で短期的には上下波動ともに、荒れた相場になりましたが
大暴落はなく、日経平均上下幅はわずかに3840.97円にとどまっています。
通常日経平均の年間の上下幅は、5000円前後です。
昨年のコロナショック暴落は、100年に1度といわれる異常な事態で
上下幅11244.33円 記録的な大暴落でした。
トランプ政権下2018年のクリスマスの暴落時、12/26安値18948.58円
この株価水準の時でも上下幅5499.49円ありました。

2022年の様々な売り材料
米国の金融政策に対する不透明感
ウクライナ情勢 ロシアによる軍事行動への警戒
欧米の景気減速懸念
中国の景気減速
世界的なインフレ
新型コロナオミクロン株による景気減速

地政学リスク
北京冬季五輪開催期間 2/4(金)~2/20(日)
ロシアは中国との関係を考え、この期間の軍事侵攻は避けるのではないか?
2/21(月)以降、ウクライナ地政学リスク再燃?

米国の金融政策に対する不透明感、ウクライナ情勢 ロシアによる軍事行動への警戒
今後も2月にかけて、相場の重しになりそうです。

現時点で、日経平均株価の上下幅を予想しても仕方ありませんが
年間の上下幅6,000円として考えると
日経平均 32,000円~26,000円
日経平均 31,000円~25,000円
日経平均 30,000円~24,000円
年間の上下幅5,000円として考えると
日経平均 32,000円~27,000円
日経平均 31,000円~26,000円
日経平均 30,000円~25,000円
上記のようなレンジになります。

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プロフィール

k124816

Author:k124816
1974年高校1年で株式投資を始める。
順調に儲かったが、大学時代に仕手株投資で、8ケタの損出。その後30歳代で10ケタ近くの損出。
その苦い経験から 
「株式投資勝利の法則」と「秘伝指数表」を使って勝ち続ける法則を実践。

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