FRBのパウエル議長発言で主要3指数下落の余波
2022年4月22日(金)12:30
前日4/21の米国株
NYダウ 34,792.76ドル ▼368.03ドル -1.04%
ナスダック 13,174.652 ▼278.413 -2.06%
S&P500 4,393.66 ▼65.79 -1.47%
米国10年債利回り 2.909% △0.071%
NY原油 103.58ドル
前日の米国株 主要3指数そろって大幅安で反落
午前中は好決算銘柄が買われ、主要3指数は堅調に推移しましたが、
午後、FRBのパウエル議長が、5月のFOMCで通常の倍の0.5%の利上げを
検討すると発言。
長期金利が上昇し、高PERのハイテク株、グロース株に売りが広がり
全面安の展開になりました。
NYダウは午前中330ドル超上昇する場面がありましたが、下げに転じ
436ドル安まで売り込まれる場面がありました。
金融引き締めが強まることへの警戒感が再び相場の重しになりました。
4月22日(金)東京マーケット
日経平均株価
寄付 27197.80(9:00)▼355.26
前場高値 27205.83(9:00)▼347.23
前場安値 26904.38(9:50)▼648.68
前引 27033.33(11:30)▼519.73 -1.89%
前日の米国株 FRBのパウエル議長発言を受けて長期金利が上昇し
朝高後、後場マイナス圏に転落し、引けにかけて下げ幅を拡大し
主要3指数そろって大幅安で反落
日経平均先物も米国時間朝高後、下げに転じ急速に下げ幅を拡大
寄付きは先物にサヤ寄せして、大幅反落して始まりました。
日経平均は安寄り後もジリジリと下げ幅を拡大し
先物主導で、648円値下がりする場面がありました。
前場安値 26904.38(9:50)▼648.68
売り一巡後は前引けにかけてやや下げ渋りましたが、週末要因もあり
上値は重く、今晩の米国株を見極めたいとする流れから
買いは限定的でした。
前引 27033.33(11:30)▼519.73 -1.89%
5月の米国FOMCで、0.5%金利引き上げは織り込み済みと見られていましたが
昨日のFRBパウエル議長のタカ派発言により、長期金利が上昇し
堅調に推移していた主要3指数は下げに転じ引けにかけて下げ幅を拡大しました。
ハイテク株比率の高いナスダック指数は、2.03%の大幅安となりました。
これにより、昨日まで買戻しが断続的に入り、上昇していた日経平均は
本日前場27,000円の攻防になりました。
外部要因に大きく連動する日本市場 決算発表やゴールデンウイークを控え
4月の新年度売りから入った(利益確定売り)国内機関投資家は
目先買いは見込めず、ゴールデンウイークと決算発表通過後に
どの時点で買い越しに転じるか注目です。
4月に入り長期運用の海外投資家が、買い越しに転じたため
実需買いに期待する向きがありましたが、このことも5月相場で買い越しが
続くかどうか? 注目点です。
長期運用の海外投資家が買い越しに転じると2か月程度この流れが続く傾向があり
5月相場の動向は、外部要因と実需買い次第となります。
実需買いが伴わないと先物主導で乱高下するため、来週も米国長期金利と
ナスダック指数次第で、27,000円を維持できるかどうかが焦点です。
日米ともに決算プレー本格化
決算発表を迎え、個別銘柄物色の明暗が分かれ2極化する時期です。
ゴールデンウイークを控え、決算内容を精査してから安値圏の
個別銘柄を選別します。
昨年以降、短期筋のAIが日本市場に占める影響度が一段と高まっています。
長期にわたり下降トレンドに入ることはあっても、上昇期間は限定的になっています。
直近の上昇においては、短期筋の買戻しによる上昇で、長期運用の海外投資家の
実需買いによる本格的な上昇は見られません。
(直近の上昇の場面では、実需買い観測がありますが定かではありません)
4/12(火)安値26304.08円からの戻り
4/21(木)高値27580.64円 買戻し主導はここまでとなりました。
米国時間4/21午後、FRBのパウエル議長発言を受けて長期金利が上昇し
引けにかけて下げ幅を拡大し主要3指数そろって大幅安で反落
これにより日経平均先物が大幅反落しました。
日本特有のゴールデンウイークを目前に控え
期間中の外部要因で不測の事態が生じる可能性があります。
決算プレーも重なるこの時期は、「休むも相場」と考えます。
底値買いの保有株は中長期で臨みます。
4月相場のリスク要因は、引き続き予測不能
1,米国の金融政策と長期金利の動向
米国長期金利上昇=ハイテク株比率の高いナスダック指数下落
2,プーチン大統領の決断によっては、生物化学兵器、小型核兵器の投入の可能性
ロシアの第2次世界大戦の対独戦勝記念日である5月9日
プーチン大統領が、ウクライナ東部制圧をアピールする必要に迫られ
強硬策に出る可能性 ゴールデンウイーク中に生物化学兵器などを使用した場合
株価急落の可能性は否定できません。
3,中国がロシアに支援を行えば、米国中心に対中国制裁が発動
4,ゼロコロナ政策中国の感染拡大による景気減速懸念
国内企業の工場生産停止の影響
グローバルニッチ企業
4114日本触媒 決算発表5/12 4/22記
紙おむつの原料である高吸水性樹脂で世界トップ、アクリル酸世界3位
リチウムイオン電池電解質、化粧品材料にも進出
売上 営業益 経常益 純益 EPS 単位百万円(EPS円単位)
21.3 273,163 -15,921 -12,926 -10,899 -273.3 90
22.3予 365,000 27,000 31,000 21,500 539.2 180
23.3予 375,000 30,000 32,000 22,000 551.7 -
シルチェスターインターナショナルインベスターズ(英国系)
4/12 1.04%買い増し 12.48% - 13.52% 4/12終値5130円
2/25 1.03%買い増し 11.45% - 12.48% 2/25終値5440円
2021年7月以降のレンジ
レンジ下限 4/18安値5060円 3/9安値4985円
21年 11/30安値5070円 7/9安値5080円
レンジ上限 2/7高値6100円
21年 11/1高値6160円 9/14高値6290円
2/3発表の第3四半期進捗率 高進捗率
売上 73.92% 営業利益 88.47% 経常益 88.75% 純益 89.93%
英国系ファンドの長期にわたる買い増しの思惑、好業績予想
5000円に近付いた場面で買い、 6000円に近付いた場面で売り
EPS539円 BPS8293円
毎期増収増益 4/21記
3475グッドコムアセット 4/21終値1078円 3/15安値942円底値確認
東京23区内で投資用ワンルームマンションを開発、販売、管理
関東圏の公務員や看護師向けを中心にした自社販売が基盤
台湾、中国に現地法人を持ち、海外投資家向けにも販売
売上 営業益 経常益 純益 EPS 配当 単位百万円(EPS 配当円単位)
連20.10 26,323 2,829 2,644 1,826 124.5 34
連21.10 34,216 3,437 3,164 1,962 135.0 43
連22.10予 42,200 3,800 3,420 2,340 163.1 53
連23.10予 54,800 4,500 4,100 2,800 195.1
配当性向 32.5% 予想配当利回り 4.9%
2020年大相場となり、10/20高値2380円まで上昇 最高値形成後本格調整局面
3/15安値942円底値形成
直近は戻りが鈍く、1000円台の小動き、底練りとなっています。
2022年想定レンジ942円~1400円
配当利回りが高く、底値水準で買えば、キャピタルゲインとインカムゲインが狙えます。
巨額の不動産投資ではなく、わずかな資金でも不動産投資感覚で投資ができる銘柄です。
昔の繊維株 4/19記
3101東洋紡 4/21終値1067円 4/18安値1016円
紡績業で発祥 産業自体が賃金の安いアジアに移転
構造改革を実施 現在はフィルム、機能樹脂が主力事業
2017年10月株式併合 10→1 100円が1000円に
売上 営業益 経常益 純益 EPS 配当 単位百万円(EPS 配当円単位)
連21.3 337,406 26,657 20,706 4,202 47.3 40
連22.3予 370,000 29,000 24,000 10,500 117.9 40
連23.3予 380,000 31,000 26,000 14,500 162.8 40
2022年高低 1/14高値1367円 4/18安値1016円
2021年高低 3/23高値1575円 12/2安値1170円
2020年高低 9/25高値1687円 3/23安値903円(コロナショック)
2019年高低 11/8高値1684円 6/3安値1142円
2018年高低 3/14高値2249円 12/25安値1386円(トランプ大統領 クリスマス暴落)
2017年高低 11/2高値2246円 1/16安値158円(株式併合修正株価1580円)
2016年高低 7/12高値211円(2110円) 2/12安値140円(1400円)
2015年高低 6/24高値216円(2160円) 1/22安値155円(1550円)
2023年3月期予想は、増収増益で「最高益予想」になっています。
株価水準の推移は、上記記載いたしましたが大底圏です。
株式投資に100%はありませんが、倒産リスクの低い銘柄の
「大底買い」をコツコツと積み重ねるのが、短期筋と共存して生き抜く方法と考えます。
初心者の個人投資家が、短期筋のAIに競うような株価位置で売買をしても
勝てるものではありません。
このような株価位置がどん底圏にあり、配当性向33.9% 配当利回り3.91%
個人投資家に人気の株主優待こそありませんが、大底で買って上がるまで中長期保有し
配当権利確定の時期に、キャピタルゲインorインカムゲイン どちらを優先するか?
このようなのんびりした投資方法もありかな と思いました。
「日々の株価を見なくてもよい、定期預金感覚の投資」としてご紹介させていただきました。
◎初心者の個人投資家がやってはいけないこと
1,分不相応の全額投資と1銘柄の集中投資
(余裕資金の範囲内の投資を心掛ける)
2,危ない銘柄、金融資産の低い銘柄
継続前提に疑義注記 38銘柄 避けるべき銘柄 四季報参照
継続前提に重要事象 126銘柄 避けるべき銘柄 四季報参照
利益剰余金が低水準、マイナスの銘柄は買ってはいけない。
3,株価位置が中途半端な水準の銘柄と業績低迷で下げ続ける銘柄
2021年1月~直近のチャートを見て、株価位置を確認する。
コロナショック時安値2020年3/19の株価位置に接近している銘柄は
逆に注意しなくてはいけません。
一例として
7453良品計画
2020年3/19安値969円
その後の高値2021年3/18安値2829円
直近安値4/13安値1186円
足元の業績悪化を懸念した売りが断続的に出て株価を押し下げています。
4日発表、3月月次データは、国内の既存店売上高が10.0%減
4カ月連続でマイナス。
国内販売価格値下げによる利益率低下や中国経済減速懸念も
相場の重しになっています。
4/14(木)17:00 22年8月期予想を下方修正
4/15安値1172円 底打ち感は見られず
7049識学
21年11/15高値2451円高値形成後、調整局面入り
3/9安値961円底値形成 4/14高値1350円まで戻るも
4/15 1029円売り気配
4/18安値912円
短期筋主導の日本市場では、株価位置が中途半端な水準の買いや
業績低迷で下げ続ける銘柄の値ぼれ買いは、非常に苦労します。
4,需給の悪い銘柄は要注意
信用期日6か月 高値形成後下降トレンド入りした銘柄は、信用買い残が増加し
需給が悪化している銘柄が多く、先の高値から6か月後に安値を付ける銘柄が
多いので、6カ月経過前から需給をチャックすることが重要です。
信用売り残、信用買い残、信用倍率
売り残が少なく、買い残が非常に多い銘柄は信用倍率が高く
今後信用買い期日前に手仕舞い売りが出るため、需給が悪くなります。
加えて、短期筋が貸株を使って空売りを仕掛けてくると
相場は想定以上の値下がりになる可能性が高まります。
5,市場性の低い銘柄は手出し無用
株価は超割安で、好財務内容でしっかり利益を上げているのに
日々の商いが非常に薄商いの銘柄は、過去数年の高値安値の上下幅(上下率)を
必ずチェックすること。
いくら内容の良い銘柄でも、株価が動かなければキャピタルゲインは得られません。
一例として
7485岡谷鋼機
江戸時代初期1669年に名古屋鉄砲町で金物商「笹屋」として創業
中部財界の名門企業 鉄鋼、機械商社
2023年予想EPS 2130円 連結予想PER 5.1倍 BPS 27,777円 PBR 0.3倍
予想配当 240円
財務内容、収益性、超優良企業ですが、出来高が非常に少なく
市場性が低く株価はほとんど動きません。
5年に一度くらい物色され大相場になりますが、いつ動くか分かりません。
6,明らかに業績低迷期に入っている銘柄の値ぼれ買いは厳禁
一例として
2782セリア
100円ショップ2位
100円ショップはデフレの象徴で、世界的なインフレ、原材料価格上昇は
業績低迷の不透明材料として株価は本格調整局面。
2021年9/10高値4370円から本格調整局面
3/8安値2574円で底打ち感が出たものの、底割れし下値模索の展開。
底打ち後切り返しに転じる場面があっても、本格上昇になるのは
原材料価格上昇が落ち着いてからと考えます。
7453良品計画
無印良品の企画開発製造から流通販売まで一貫で手がける製造小売業
2021年9/14高値2615円から本格調整局面
4/13安値1169円 底打ち感は出たものの、本格上昇になるのは
原材料価格上昇が落ち着いてからと考えます。


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次回の更新は、4/25(月)大引け前に更新いたします。
◎2022年相場は、米国利上げ金融引き締め、ウクライナ侵攻
中国ロックダウンによる経済下振れ懸念 波瀾に注意
2022年高低 1/5高値29388.16円 3/9安値24681.74円 上下幅4706.42円
(この間の日柄41営業日)
2021年高低 9/14高値30795.78円 8/20安値26954.81円 上下幅3840.97円
2020年高低 12/29高値27602.52円 3/19安値16358.19円 上下幅11244.33円
2019年高低 12/17高値24091.12円 1/4安値19241.37円 上下幅4849.75円
2018年高低 10/2高値24448.07円 12/26安値18948.58円 上下幅5499.49円
2017年高低 11/9高値23382.15円 4/17安値18224.68円 上下幅5157.47円
2021年相場は、短期筋主導で短期的には上下波動ともに、荒れた相場になりましたが
大暴落はなく、日経平均上下幅はわずかに3840.97円にとどまっています。
通常日経平均の年間の上下幅は、5000円前後です。
2020年のコロナショック暴落は、100年に1度といわれる異常な事態で
上下幅11244.33円 記録的な大暴落でした。
トランプ政権下2018年のクリスマスの暴落時、12/26安値18948.58円
この株価水準の時でも上下幅5499.49円ありました。
ロシアによるウクライナへの軍事行動、米国の金融政策に対する不透明感
今後も4月にかけて波乱要因です。
4月相場のリスク要因は、引き続き予測不能
1,米国の金融政策と長期金利の動向
米国長期金利上昇=ハイテク株比率の高いナスダック指数下落
2,プーチン大統領の決断によっては、生物化学兵器、小型核兵器の投入の可能性
3,中国がロシアに支援を行えば、米国中心に対中国制裁が発動
4,ゼロコロナ政策中国の感染拡大による景気減速懸念
国内企業の工場生産停止の影響
現時点で、日経平均株価の上下幅を予想しても仕方ありませんが
年間の上下幅6,000円として考えると
日経平均 32,000円~26,000円
日経平均 31,000円~25,000円
日経平均 30,000円~24,000円
年間の上下幅5,000円として考えると
日経平均 32,000円~27,000円
日経平均 31,000円~26,000円
日経平均 30,000円~25,000円
上記のようなレンジになります。
1/5大発会高値29388.16円‐5000円=24388.16円
3/9安値24681.74円 底入れ
2022年高低 1/5高値29388.16円 3/9安値24681.74円 上下幅4706.42円
(この間の日柄41営業日)
日経平均戻り高値 3/25高値28338.81円
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「株式投資日記」を日々公開しています。
記事には万全を期していますが
正確性、確実性を保証するものではありません。
当サイトのご利用により生じた損失につきましては
一切その責を負いません。
投資のリスクはすべて自己責任で行ってください。
なぜならば、利益はすべてあなた自身のものだからです。
投資に100%は存在しません。
前日4/21の米国株
NYダウ 34,792.76ドル ▼368.03ドル -1.04%
ナスダック 13,174.652 ▼278.413 -2.06%
S&P500 4,393.66 ▼65.79 -1.47%
米国10年債利回り 2.909% △0.071%
NY原油 103.58ドル
前日の米国株 主要3指数そろって大幅安で反落
午前中は好決算銘柄が買われ、主要3指数は堅調に推移しましたが、
午後、FRBのパウエル議長が、5月のFOMCで通常の倍の0.5%の利上げを
検討すると発言。
長期金利が上昇し、高PERのハイテク株、グロース株に売りが広がり
全面安の展開になりました。
NYダウは午前中330ドル超上昇する場面がありましたが、下げに転じ
436ドル安まで売り込まれる場面がありました。
金融引き締めが強まることへの警戒感が再び相場の重しになりました。
4月22日(金)東京マーケット
日経平均株価
寄付 27197.80(9:00)▼355.26
前場高値 27205.83(9:00)▼347.23
前場安値 26904.38(9:50)▼648.68
前引 27033.33(11:30)▼519.73 -1.89%
前日の米国株 FRBのパウエル議長発言を受けて長期金利が上昇し
朝高後、後場マイナス圏に転落し、引けにかけて下げ幅を拡大し
主要3指数そろって大幅安で反落
日経平均先物も米国時間朝高後、下げに転じ急速に下げ幅を拡大
寄付きは先物にサヤ寄せして、大幅反落して始まりました。
日経平均は安寄り後もジリジリと下げ幅を拡大し
先物主導で、648円値下がりする場面がありました。
前場安値 26904.38(9:50)▼648.68
売り一巡後は前引けにかけてやや下げ渋りましたが、週末要因もあり
上値は重く、今晩の米国株を見極めたいとする流れから
買いは限定的でした。
前引 27033.33(11:30)▼519.73 -1.89%
5月の米国FOMCで、0.5%金利引き上げは織り込み済みと見られていましたが
昨日のFRBパウエル議長のタカ派発言により、長期金利が上昇し
堅調に推移していた主要3指数は下げに転じ引けにかけて下げ幅を拡大しました。
ハイテク株比率の高いナスダック指数は、2.03%の大幅安となりました。
これにより、昨日まで買戻しが断続的に入り、上昇していた日経平均は
本日前場27,000円の攻防になりました。
外部要因に大きく連動する日本市場 決算発表やゴールデンウイークを控え
4月の新年度売りから入った(利益確定売り)国内機関投資家は
目先買いは見込めず、ゴールデンウイークと決算発表通過後に
どの時点で買い越しに転じるか注目です。
4月に入り長期運用の海外投資家が、買い越しに転じたため
実需買いに期待する向きがありましたが、このことも5月相場で買い越しが
続くかどうか? 注目点です。
長期運用の海外投資家が買い越しに転じると2か月程度この流れが続く傾向があり
5月相場の動向は、外部要因と実需買い次第となります。
実需買いが伴わないと先物主導で乱高下するため、来週も米国長期金利と
ナスダック指数次第で、27,000円を維持できるかどうかが焦点です。
日米ともに決算プレー本格化
決算発表を迎え、個別銘柄物色の明暗が分かれ2極化する時期です。
ゴールデンウイークを控え、決算内容を精査してから安値圏の
個別銘柄を選別します。
昨年以降、短期筋のAIが日本市場に占める影響度が一段と高まっています。
長期にわたり下降トレンドに入ることはあっても、上昇期間は限定的になっています。
直近の上昇においては、短期筋の買戻しによる上昇で、長期運用の海外投資家の
実需買いによる本格的な上昇は見られません。
(直近の上昇の場面では、実需買い観測がありますが定かではありません)
4/12(火)安値26304.08円からの戻り
4/21(木)高値27580.64円 買戻し主導はここまでとなりました。
米国時間4/21午後、FRBのパウエル議長発言を受けて長期金利が上昇し
引けにかけて下げ幅を拡大し主要3指数そろって大幅安で反落
これにより日経平均先物が大幅反落しました。
日本特有のゴールデンウイークを目前に控え
期間中の外部要因で不測の事態が生じる可能性があります。
決算プレーも重なるこの時期は、「休むも相場」と考えます。
底値買いの保有株は中長期で臨みます。
4月相場のリスク要因は、引き続き予測不能
1,米国の金融政策と長期金利の動向
米国長期金利上昇=ハイテク株比率の高いナスダック指数下落
2,プーチン大統領の決断によっては、生物化学兵器、小型核兵器の投入の可能性
ロシアの第2次世界大戦の対独戦勝記念日である5月9日
プーチン大統領が、ウクライナ東部制圧をアピールする必要に迫られ
強硬策に出る可能性 ゴールデンウイーク中に生物化学兵器などを使用した場合
株価急落の可能性は否定できません。
3,中国がロシアに支援を行えば、米国中心に対中国制裁が発動
4,ゼロコロナ政策中国の感染拡大による景気減速懸念
国内企業の工場生産停止の影響
グローバルニッチ企業
4114日本触媒 決算発表5/12 4/22記
紙おむつの原料である高吸水性樹脂で世界トップ、アクリル酸世界3位
リチウムイオン電池電解質、化粧品材料にも進出
売上 営業益 経常益 純益 EPS 単位百万円(EPS円単位)
21.3 273,163 -15,921 -12,926 -10,899 -273.3 90
22.3予 365,000 27,000 31,000 21,500 539.2 180
23.3予 375,000 30,000 32,000 22,000 551.7 -
シルチェスターインターナショナルインベスターズ(英国系)
4/12 1.04%買い増し 12.48% - 13.52% 4/12終値5130円
2/25 1.03%買い増し 11.45% - 12.48% 2/25終値5440円
2021年7月以降のレンジ
レンジ下限 4/18安値5060円 3/9安値4985円
21年 11/30安値5070円 7/9安値5080円
レンジ上限 2/7高値6100円
21年 11/1高値6160円 9/14高値6290円
2/3発表の第3四半期進捗率 高進捗率
売上 73.92% 営業利益 88.47% 経常益 88.75% 純益 89.93%
英国系ファンドの長期にわたる買い増しの思惑、好業績予想
5000円に近付いた場面で買い、 6000円に近付いた場面で売り
EPS539円 BPS8293円
毎期増収増益 4/21記
3475グッドコムアセット 4/21終値1078円 3/15安値942円底値確認
東京23区内で投資用ワンルームマンションを開発、販売、管理
関東圏の公務員や看護師向けを中心にした自社販売が基盤
台湾、中国に現地法人を持ち、海外投資家向けにも販売
売上 営業益 経常益 純益 EPS 配当 単位百万円(EPS 配当円単位)
連20.10 26,323 2,829 2,644 1,826 124.5 34
連21.10 34,216 3,437 3,164 1,962 135.0 43
連22.10予 42,200 3,800 3,420 2,340 163.1 53
連23.10予 54,800 4,500 4,100 2,800 195.1
配当性向 32.5% 予想配当利回り 4.9%
2020年大相場となり、10/20高値2380円まで上昇 最高値形成後本格調整局面
3/15安値942円底値形成
直近は戻りが鈍く、1000円台の小動き、底練りとなっています。
2022年想定レンジ942円~1400円
配当利回りが高く、底値水準で買えば、キャピタルゲインとインカムゲインが狙えます。
巨額の不動産投資ではなく、わずかな資金でも不動産投資感覚で投資ができる銘柄です。
昔の繊維株 4/19記
3101東洋紡 4/21終値1067円 4/18安値1016円
紡績業で発祥 産業自体が賃金の安いアジアに移転
構造改革を実施 現在はフィルム、機能樹脂が主力事業
2017年10月株式併合 10→1 100円が1000円に
売上 営業益 経常益 純益 EPS 配当 単位百万円(EPS 配当円単位)
連21.3 337,406 26,657 20,706 4,202 47.3 40
連22.3予 370,000 29,000 24,000 10,500 117.9 40
連23.3予 380,000 31,000 26,000 14,500 162.8 40
2022年高低 1/14高値1367円 4/18安値1016円
2021年高低 3/23高値1575円 12/2安値1170円
2020年高低 9/25高値1687円 3/23安値903円(コロナショック)
2019年高低 11/8高値1684円 6/3安値1142円
2018年高低 3/14高値2249円 12/25安値1386円(トランプ大統領 クリスマス暴落)
2017年高低 11/2高値2246円 1/16安値158円(株式併合修正株価1580円)
2016年高低 7/12高値211円(2110円) 2/12安値140円(1400円)
2015年高低 6/24高値216円(2160円) 1/22安値155円(1550円)
2023年3月期予想は、増収増益で「最高益予想」になっています。
株価水準の推移は、上記記載いたしましたが大底圏です。
株式投資に100%はありませんが、倒産リスクの低い銘柄の
「大底買い」をコツコツと積み重ねるのが、短期筋と共存して生き抜く方法と考えます。
初心者の個人投資家が、短期筋のAIに競うような株価位置で売買をしても
勝てるものではありません。
このような株価位置がどん底圏にあり、配当性向33.9% 配当利回り3.91%
個人投資家に人気の株主優待こそありませんが、大底で買って上がるまで中長期保有し
配当権利確定の時期に、キャピタルゲインorインカムゲイン どちらを優先するか?
このようなのんびりした投資方法もありかな と思いました。
「日々の株価を見なくてもよい、定期預金感覚の投資」としてご紹介させていただきました。
◎初心者の個人投資家がやってはいけないこと
1,分不相応の全額投資と1銘柄の集中投資
(余裕資金の範囲内の投資を心掛ける)
2,危ない銘柄、金融資産の低い銘柄
継続前提に疑義注記 38銘柄 避けるべき銘柄 四季報参照
継続前提に重要事象 126銘柄 避けるべき銘柄 四季報参照
利益剰余金が低水準、マイナスの銘柄は買ってはいけない。
3,株価位置が中途半端な水準の銘柄と業績低迷で下げ続ける銘柄
2021年1月~直近のチャートを見て、株価位置を確認する。
コロナショック時安値2020年3/19の株価位置に接近している銘柄は
逆に注意しなくてはいけません。
一例として
7453良品計画
2020年3/19安値969円
その後の高値2021年3/18安値2829円
直近安値4/13安値1186円
足元の業績悪化を懸念した売りが断続的に出て株価を押し下げています。
4日発表、3月月次データは、国内の既存店売上高が10.0%減
4カ月連続でマイナス。
国内販売価格値下げによる利益率低下や中国経済減速懸念も
相場の重しになっています。
4/14(木)17:00 22年8月期予想を下方修正
4/15安値1172円 底打ち感は見られず
7049識学
21年11/15高値2451円高値形成後、調整局面入り
3/9安値961円底値形成 4/14高値1350円まで戻るも
4/15 1029円売り気配
4/18安値912円
短期筋主導の日本市場では、株価位置が中途半端な水準の買いや
業績低迷で下げ続ける銘柄の値ぼれ買いは、非常に苦労します。
4,需給の悪い銘柄は要注意
信用期日6か月 高値形成後下降トレンド入りした銘柄は、信用買い残が増加し
需給が悪化している銘柄が多く、先の高値から6か月後に安値を付ける銘柄が
多いので、6カ月経過前から需給をチャックすることが重要です。
信用売り残、信用買い残、信用倍率
売り残が少なく、買い残が非常に多い銘柄は信用倍率が高く
今後信用買い期日前に手仕舞い売りが出るため、需給が悪くなります。
加えて、短期筋が貸株を使って空売りを仕掛けてくると
相場は想定以上の値下がりになる可能性が高まります。
5,市場性の低い銘柄は手出し無用
株価は超割安で、好財務内容でしっかり利益を上げているのに
日々の商いが非常に薄商いの銘柄は、過去数年の高値安値の上下幅(上下率)を
必ずチェックすること。
いくら内容の良い銘柄でも、株価が動かなければキャピタルゲインは得られません。
一例として
7485岡谷鋼機
江戸時代初期1669年に名古屋鉄砲町で金物商「笹屋」として創業
中部財界の名門企業 鉄鋼、機械商社
2023年予想EPS 2130円 連結予想PER 5.1倍 BPS 27,777円 PBR 0.3倍
予想配当 240円
財務内容、収益性、超優良企業ですが、出来高が非常に少なく
市場性が低く株価はほとんど動きません。
5年に一度くらい物色され大相場になりますが、いつ動くか分かりません。
6,明らかに業績低迷期に入っている銘柄の値ぼれ買いは厳禁
一例として
2782セリア
100円ショップ2位
100円ショップはデフレの象徴で、世界的なインフレ、原材料価格上昇は
業績低迷の不透明材料として株価は本格調整局面。
2021年9/10高値4370円から本格調整局面
3/8安値2574円で底打ち感が出たものの、底割れし下値模索の展開。
底打ち後切り返しに転じる場面があっても、本格上昇になるのは
原材料価格上昇が落ち着いてからと考えます。
7453良品計画
無印良品の企画開発製造から流通販売まで一貫で手がける製造小売業
2021年9/14高値2615円から本格調整局面
4/13安値1169円 底打ち感は出たものの、本格上昇になるのは
原材料価格上昇が落ち着いてからと考えます。


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次回の更新は、4/25(月)大引け前に更新いたします。
◎2022年相場は、米国利上げ金融引き締め、ウクライナ侵攻
中国ロックダウンによる経済下振れ懸念 波瀾に注意
2022年高低 1/5高値29388.16円 3/9安値24681.74円 上下幅4706.42円
(この間の日柄41営業日)
2021年高低 9/14高値30795.78円 8/20安値26954.81円 上下幅3840.97円
2020年高低 12/29高値27602.52円 3/19安値16358.19円 上下幅11244.33円
2019年高低 12/17高値24091.12円 1/4安値19241.37円 上下幅4849.75円
2018年高低 10/2高値24448.07円 12/26安値18948.58円 上下幅5499.49円
2017年高低 11/9高値23382.15円 4/17安値18224.68円 上下幅5157.47円
2021年相場は、短期筋主導で短期的には上下波動ともに、荒れた相場になりましたが
大暴落はなく、日経平均上下幅はわずかに3840.97円にとどまっています。
通常日経平均の年間の上下幅は、5000円前後です。
2020年のコロナショック暴落は、100年に1度といわれる異常な事態で
上下幅11244.33円 記録的な大暴落でした。
トランプ政権下2018年のクリスマスの暴落時、12/26安値18948.58円
この株価水準の時でも上下幅5499.49円ありました。
ロシアによるウクライナへの軍事行動、米国の金融政策に対する不透明感
今後も4月にかけて波乱要因です。
4月相場のリスク要因は、引き続き予測不能
1,米国の金融政策と長期金利の動向
米国長期金利上昇=ハイテク株比率の高いナスダック指数下落
2,プーチン大統領の決断によっては、生物化学兵器、小型核兵器の投入の可能性
3,中国がロシアに支援を行えば、米国中心に対中国制裁が発動
4,ゼロコロナ政策中国の感染拡大による景気減速懸念
国内企業の工場生産停止の影響
現時点で、日経平均株価の上下幅を予想しても仕方ありませんが
年間の上下幅6,000円として考えると
日経平均 32,000円~26,000円
日経平均 31,000円~25,000円
日経平均 30,000円~24,000円
年間の上下幅5,000円として考えると
日経平均 32,000円~27,000円
日経平均 31,000円~26,000円
日経平均 30,000円~25,000円
上記のようなレンジになります。
1/5大発会高値29388.16円‐5000円=24388.16円
3/9安値24681.74円 底入れ
2022年高低 1/5高値29388.16円 3/9安値24681.74円 上下幅4706.42円
(この間の日柄41営業日)
日経平均戻り高値 3/25高値28338.81円
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