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2023-12

地政学リスク

2022年8月2日(火)19:00

前日8/1(月)の米国株
NYダウ 32,798.40ドル ▼46.73ドル -0.14%
ナスダック 12,368.976 21.712 -0.17%
S&P500 4,118.63 ▼11.66 -0.28%
米国10年債利回り 2.571% ▼0.079%
NY原油 93.43ドル
欧州市場
ドイツDAX 13,479.63 ▼4.42 -0.03%
イギリスFTSETM100 7,413.42 ▼10.01 -0.13%
フランスCAC40 6,436.86 ▼11.64 -0.18%

前日の米国株 主要3指数は揃って4営業日ぶりに小幅反落
米国株は6月中旬に底値を形成後直近にかけて重要イベント通過もあり
7月相場は大きく戻りを試す展開となりました。
直近にかけての上昇がやや過熱しているためか、この日は利益確定売りが
上値を押さえました。
ペロシ下院議長が、2日に台湾を訪問する見通しと複数の米国メディアが報じました。
訪問に反対する中国と緊張が高まるリスクがあるため、積極的な買いを
見送る動きになりました。
ISM7月米国製造業景況感指数は52.8
市場予想52.1を上回り、米国景気の底堅さを意識し相場の下支えになりました。
欧州主要国株も小幅に値下がりしました。


8月2日(火)東京マーケット
日経平均株価
 前場
寄付 27812.48(9:00)▼180.87
高値 27830.58(9:03)▼162.77
安値 27530.60(11:21)▼462.75
前引 27549.41(11:30)▼443.94 -1.59%
TOPIX前引 1924.55▼35.56 -1.81%
プライム市場1838銘柄 
値上がり160銘柄 値下がり1654銘柄 変わらず34銘柄

 後場
寄付 27557.92(12:30)▼435.43
高値 27637.33(14:15)▼356.02
安値 27551.97(13:03)▼441.38
大引 27594.73(15:00)▼398.62 -1.42%

TOPIX
1947.68(9:00)
1948.22(9:00)
1923.52(11:03)
1925.49(15:00)
前日比▼34.62 -1.77%

値上がり銘柄数 190 
値下がり銘柄数 1620
新高値銘柄数 48
新安値銘柄数 14

騰落レシオ25D 119.1 ▼13.0
日経平均25日移動平均乖離率 +2.12%
TOPIX25日移動平均乖離率 +0.86%

ペロシ下院議長が、2日に台湾を訪問との報道を背景に
米中関係の緊張が高まるとの警戒が広がり円相場が上昇し
1ドル=130円台まで円高ドル安が進みました。
日経平均は短期筋の先物売りが断続的に出て下げ幅を広げ
27,500円台まで押し下げられました。
日経平均は後場も上値が重く、27,600円を挟んでの一進一退となり
▼1.42%の大幅反落して引けました。

昨日の米国株もこの報道を受けて、利益確定売りが上値を押さえましたが
米国株も欧州主要国も小幅な下げで引けました。

今晩以降の中国の対米報道に注目が集まります。
日経平均、TOPIXともに7/20(水)200日移動平均を超え
昨日まで9営業日終値ベースで、200日移動平均を維持しましたが
本日の大幅反落により、下落率の大きいTOPIXは
200日移動平均を割り込みました。
8/2(火)時点 25Dは25日移動平均
日経平均 25D 27022.80円 75D 26908.32円 200D 27563.54円
TOPIX 25D 1909.06 75D 1896.01 200D 1933.15

地政学リスク
今後の米中対立の高まりが、どこまで市場の悪材料になるか見定める場面です。


日本市場の売買の過半数以上のシェアを海外短期筋に奪われています。
短期筋のAIによる売買は、日本株のほとんどに介入しているといわれています。
日本は世界一の景気敏感国であり、外部要因の悪材料に大きく反応し
特に米国株に連動します。
昔は米国株が風邪をひくと日本株は肺炎を起こすとまで言われましたが
そのくらい米国株と連動性が高いのは今も変わりません。
1,米国株が値下がりするとそれ以上に大きく下がる。
2,米国株が上昇するとそれに連動するが、上げ幅は米国株には見劣りする。
3,日本市場のメインプレーヤーは短期筋であり、相場は常に乱高下しやすく
 新興国並みの値動きとなる場合が多い。
4,短期筋の先物主導で大きく売り込まれ、それに対し今では買い主体がほぼ無いため
 短期筋の売り仕掛けで、想定を大きく上回る値下がりになることも年中行事
5,日本株のほとんどに介入しているAIによる売買は、「貸株を使った空売り」を
 頻繁に行い、時には売り込まれる理由がない銘柄の底値圏からの大規模な空売りが
 相場の急落となりその安値は歴史的な安値になる場合に注意しなければならない。
 (コロナショック時安値更新 上場来安値更新など)

個人投資家が株式投資で生き残るための方法
(一部の腕に覚えのある投資家は別ですが)
1,高値付近や中途半端な株価水準での買いは厳禁
2,株価の株価位置を毎週末確認する
3,株価が安くても信用残などの需給面も考え日柄調整の完了も見定める。

グローバルニッチ銘柄、3年後5年後も成長が見込める銘柄の安値圏を監視銘柄とし
底値買いのタイミングを計る。

年初来安値であっても、そこから短期筋の空売り攻撃に合うこともあるため
安値圏ではなく、底割れし続けている下がりすぎの異常値銘柄を買う。

いわゆる「雑株」とされる市場性のない銘柄や成長余力や将来性のない銘柄は
投資対象から除外する。
(好内容の銘柄、買う理由のある銘柄の底値買い 資金の分散と時間軸の分散でリスクを抑える)

◎銘柄研究

最高益更新予想 ボックス相場銘柄
6723ルネサスエレクトロニクス 7/28決算発表通過
直近安値7/7安値1177円 直近高値7/28高値1413円
(底値圏銘柄ではありません) 
日立、三菱電、NECの半導体が統合 車載マイコン世界首位級
売上 営業益 経常益 純益 EPS 単位百万円(EPS円単位)
21.12   994,418 183,601 152,463 127,261  69.0
22.12予 1,480,000 420,000 390,000 295,000 151.4
今期、来期最高益予想
直近高値6/2高値1561円 直近安値3/8安値1145円
レンジ下限1150円~1250円 
レンジ上限1500円~1550円売り
6/29主要な半導体銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数
(SOX)は2%超下落。
6/30発表、5月鉱工業生産指数(季節調整済み)速報値は前月比▼7.2%低下
民間予想の中央値▼0.3%低下)を大幅に下回りました。
電機、自動車の下げが大きく当社株が売られました。
6/30終値1233円 安値引け
その後の安値7/7安値1177円
直近高値7/28高値1413円
短気 レンジ下限 1180円水準
短気 レンジ上限 1400円水準

3355クリヤマHD 8/8決算発表 四季報強気予想
(底値圏銘柄ではありません)  
ゴム・合成樹脂製の産業用ホース、建設用資材
スポーツ施設資材の製造販売施工を手掛ける
会社四季報夏号のサプライズ銘柄です。
2022年のボトムピーク
1/4高値1213円 3/8安値815円
6月以降のレンジ 7/13安値850円 6/8高値988円
2022年後半の想定レンジ815円~1200円

6191エアトリ(底値圏銘柄ではありません)  
航空券予約サイトエアトリ運営
アフターコロナ関連銘柄
2022年高低 2/17高値3625円 7/15安値2167円
買い手不在の中、短期筋の貸株を使った空売りにより
7/15安値2167円まで下落し、目先底打ち感。
8/1高値2588円まで戻りましたが、直近にかけても短期筋の空売りが
続いています。

上記銘柄は、大底銘柄ではありませんが今後も業績見通しの良い銘柄です。
チャートの勉強になると思い記載いたしました。


◎過去掲載の銘柄研究

6023ダイハツディーゼル 7/12終値440円 7/12記
主力の船舶用ディーゼルエンジン発電用補機関は世界大手の一角
21年9/27高値746円からの値幅日柄調整局面は、9カ月半になりました。
7/6安値433円 もう少し下値があるかもしれませんが
売り一巡後の戻りメド1 580円
BPS1354円 連結予想PER6.4倍 配当利回り3.41%
8/2追記
8/1高値550円 8/2全体相場急落の影響を受けて陰線を引きましたが
まだ相場は生きている模様。

6632JVCケンウッド 7/20記
以前のレンジは、200円~250円でしたが、昨年12月以降の株価下落により
直近のレンジはさらに切り下がりました。
20231年12月以降のレンジ
上限 5/6高値202円 3/28高値188円 2/4高値196円・17高値193円
下限 4/12安値163円 3/9安値158円 12/20安値164円 
170円台の株価はやや中途半端な水準です。
今後レンジ下限に迫る場面があれば突っ込み買いの待ち伏せとなります。
22年3月期減収減益予想ですが、予想EPS24.5円 7円配当利回り4.05%
日本の昔の名門企業も200円に満たない超低位銘柄になりました。
8/2追記
8/2高値198円まで買われましたが、全体相場急落の影響で
上ヒゲを引いて終わりました。
相場はまだ生きている模様。

7944ローランド 決算発表8/8
欧米で高シェアの電子ドラム、ピアノなど電子楽器専業企業
14年にMBOで非上場化、20年再上場
稼ぐ力のある企業で、2022年12月期予想318.9円
2021年6/15再上場後の最高値6560円
1/11安値3665円で底が入るもその後はレンジ内での値動き
レンジ上限 6/1高値4875円 4/6高値4665円 
レンジ下限 7/15安値3865円 3/9安値3650円 1/11安値3665円
8/2追記
7/15安値3865円が直近安値で短期的な底値水準と考えます。
4600円水準がレンジ上限と考えます。

様々な議論はありますが、チャートを見る目は重要と思います。
チャートで株価位置を見て、業績の推移をチェックすることは
投資においての必須項目です。




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次回更新は8/3(水)大引け前に更新予定です。
ブログ更新時刻
(月)(水)(金)大引け前に更新
(火)(木)20:00前に更新
(日)(祝)休み 相場急変時は臨時に更新

8月以降も米国株の動向に影響を受ける相場が続きそうです。

相場が高いところや中途半端な水準では、一切の買いは控え
ひたすらに相場が下がるのを待つのが「短期筋のAI対策」と考えます。

今の日本市場は、海外短期筋を中心とした売買が売買代金の過半数を超えています。
相場が上昇する時は、短期筋の買戻しが主導し、想定以上の上昇となり
これ以上上がらないと判断したら、短期筋は先物主導でとことん売り込んできます。
今後も短期筋主導の株価乱高下は続くものと思われます。

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プロフィール

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Author:k124816
株式投資を始めて半世紀近くになります。
様々な暴落やショック安を何とか乗り越えて生き残ることができました。
激動の新時代の投資2022年、2023年相場は、かつて経験したことのないAI主導の
新しい時代になりました。
株式投資で儲けるということは、市場を占有する短期筋のAIに
勝たなければなりません。
今まで以上に売られすぎの超一流株の底値圏での買いに
投資資金を分散投資して、生き残りを図ります。
日々変化する相場の中から、売られすぎの銘柄を中心に掲載しますのでご参考になさってください。

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