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2023-06

米国株に比べると日本株の下げは限定的

2022年8月31日(水)11:35

前日8/30(火)の米国株
NYダウ 31,790.87ドル ▼308.12ドル -0.95%
ナスダック 11,883.136 ▼134.533 -1.11%
S&P500 3,986.16 ▼44.45 -1.10%
米国10年債利回り 3.108% △0.006」%
NY原油 92.19ドル

前日の米国株 主要3指数は揃って3営業日続落
FRBによる金融引き締めが長期化し、景気が減速する懸念から
景気敏感株を中心に幅広い銘柄に売りが広がりました。
30日、ニューヨーク連銀総裁が金融引き締めについて
来年まで続けると述べ、インフレ抑制のための政策金利を
一段と引き上げ、高い金利が長期間続くとの警戒感が相場の重しになりました。
長期金利が一時3.15%まで上昇し2カ月ぶりの高水準を付けたことも
高PERのハイテク株グロース株売りにつながりました。
多くの機関投資家が運用指標とするS&P500指数は
4000の大台を割り込みました。


8月31日(水)東京マーケット
日経平均株価
 前場
寄付 27928.09(9:00)▼267.49
高値 28104.80(10:42)▼90.78
安値 27906.17(9:01)▼289.41
前引 28039.91(11:30)▼155.67 -0.55%
TOPIX前引 1958.41▼9.97 -0.51% 

前日の米国株は、主要3指数は揃って3営業日続落
昨日夕刻に日経平均先物は28340円まで買われたものの
米国株安に連動しマイナス圏に転落
寄付きは日経平均先物にサヤ寄せして反落して始まりました。
寄付 27928.09(9:00)▼267.49
安値 27906.17(9:01)▼289.41
日経平均は寄り付き直後に安値を付けるとその後下げ幅を縮小し
28,100円台に乗せましたが
高値 28104.80(10:42)▼90.78
前引 28039.91(11:30)▼155.67 -0.55%
再び28,000円を挟んだ水準での推移になりました。
先週末から米国株は大幅に値下がりしていますが
日本株の下げは限定的といえます。


2022年相場1月以降~直近まで
日経平均
高値圏 1/8高値29388.16円 8/17高値29222.77円 
底値3/9安値24681.74円 
TOPIX
高値圏 8/17高値2006.99 6/9高値1978 3/25高値1994.32 1/5高値2042.00
底値3/9安値1755.14

2022年相場日経平均 上下幅4706.42円
9月~12月相場の予測はしませんが、9月の米国株は乱高下する可能性が高そうです。
米国株が再び戻りを試す場面よりも下方向へ向かう可能性の方が高そうなので
それに連動する日経平均は、一段下値を試すとすれば
下値メド1 27,000円水準
下値メド2 26,000円水準 かなり頑強な下値メド
このあたりまで下振れしてもおかしくありません。
6月の米国株が急落したとき、日本株は底堅さを見せましたが
6/20安値25520.23円で下げ止まり、26,000円割れの日足ローソク足2本
5/12安値25688.11円の時もザラ場ベースで26,000円を割り込んだのは
日足ローソク足3本です。

9月以降の悪材料

ロシアから欧州に天然ガスを送るパイプラインが止まり
エネルギー価格が上昇し、インフレ警戒感がさらに高まる可能性。
欧州中央銀行(ECB)は、7月0.5%利上げに続き、9月に0.75%の利上げになると
欧米中央銀行の金融引き締めが強化され、世界的に景気悪化が避けられなくなると
警戒感が高まり、相場全体を押し下げる要因になります。

頻繁に起こる中国での電力制限への懸念
猛暑による電力需要の急増で中国の現地政府が計画停電を実施.
進出する日本企業、工場の稼働停止が広がっています。
中国経済の伸び悩みによる景気敏感国日本への影響を懸念。
中国の干ばつは深刻で、国内広域で被害が広がっています。
ゼロコロナ政策+中国経済減速+中国不動産バブル問題

FRBは9月から始まる量的引き締め(QT)加速
米国債などの保有を減らすペースをこれまでの2倍に引き上げる。
9月の利上げ幅が拡大すると相場押し下げ要因になります。
9月20~21日FOMCでは+0.5%or+0.75% 0.75%の利上げを織り込みに入るか?
11月1~2日FOMC+0.25% 8/26パウエル議長発言で不透明に
12月13~14日FOMC+0.25% 8/26パウエル議長発言で不透明に

アメリカでは11月8日の中間選挙
米国景気動向と大企業への課税強化
中国秋の共産党大会 10/16開幕
ここまでは経済対策が行われる見込み、それを過ぎると不動産バブルに警戒
中国の不動産バブル問題は、年末にかけての大木なリスク要因です。

日本にとって最も重要な貿易国 中国と米国の景気減速は避けられない見込みです。
その影響は9月以降景気敏感国日本も影響を受けることになります。

米国株の動向、米国長期金利の動向、様々な外侮要因を予想しても仕方ありませんが
日経平均の
下値メド1 27,000円水準
下値メド2 26,000円水準
これは覚悟して相場に臨まなければなりません。

短期筋のAIと同じ土俵で戦わず
相場が安くなるのを待ち下げ切った好内容銘柄の底値買い
直近高値を付けた銘柄で新値を更新できなくなった銘柄の空売り
(空売りにはロスカット値設定が必須条件です)
空売りをお勧めしているわけではありません。
チャートを見る目を向上させるためには、実際空売りを行わなくても
勉強だけはしておくことをお勧めします。
相場の高値圏から崩れるタイミングを見極めるうえで非常に参考になります。
底値買いのシュミレーション、空売りのシュミレーション
短期筋主導の今の日本市場で個人投資家が勝ち残るには、チャートを見る目が
最も重要と考えます。
日本市場で儲けるということは、市場売買シェア過半数を握る
短期筋のAIに勝たなければなりません。
株価が中途半端な水準で、頻繁に売買を繰り返してもかつてのようなチャンスは
少なくなりました。
短期筋の餌食にならない方法は、売られすぎの底値と買われすぎの高値を
チャートで判断することだと思います。

たくさんの銘柄を見るのではなく、自分に相性のあっている銘柄
興味のある企業の株価を毎週末チャックするなどチャートを多く見て
底値買いのシュミレーション、空売りのシュミレーション
ノートに記載し、後日の株価推移を見るだけでも格段の向上になります。

9月16日(金)会社四季報秋号発売

昨日大引け後様々なチャートを見ました。
8/29(月)日本市場は波乱になりましたが、8/30(火)時点で
プライム市場で3営業日以上続伸銘柄数 51銘柄
2163アルトナー 10営業日続伸
9279ギフト 6営業日続伸
3393スターティア 6営業日続伸
6営業日以上続伸銘柄は上記3銘柄でした。

9279ギフトは、かつての底値買い監視銘柄で2000円水準の底値買いを待ち伏せしたものの
ラーメンの麺に使う小麦価格高騰、豚肉なども高騰し、ガス代電気代値上がり
円安デメリットも考え買いを見送った銘柄です。
このような物価高、原材料価格高騰でも稼ぐ力のある企業は、株価が上がることを
改めて学びました。

逆に直近のナスダック指数下落の影響を受けて、戻り歩調だったグロース株が
安くなり始めたため、様々なグロース株も9月相場どこまで下がるか?
見始めました。

個人投資家に人気の「優待銘柄」も買うのでしたら「底値買い」しなければ
優待目的の意味がなくなります。
高値水準、中途半端な水準で買ったのでは、高い優待取りになり短期筋のAIの
餌食になりかねません。
相場が高値圏になった場合は、いったん利益を確定しインカムゲインではなく
キャピタルゲインを得ることもできます。
その際も底値買いのシュミレーション、空売りのシュミレーションを
行ってチャートを見る目を向上させる必要があります。

9月1日防災の日 備えあれば憂いなし
日常生活ではいつ起こるか分からない災害に備え
株式投資においては、いつ起こるか分からない短期筋の売り仕掛けに備えなければなりません。




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プロフィール

k124816

Author:k124816
1974年高校1年で株式投資を始める。
順調に儲かったが、大学時代に仕手株投資で、8ケタの損出。その後30歳代で10ケタ近くの損出。
その苦い経験から 
「株式投資勝利の法則」と「秘伝指数表」を使って勝ち続ける法則を実践。

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