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2023-12

週末の急落の影響が懸念される日本市場

2022年12月4日(日)11:55

週末の日本市場と海外市場

12/1(木)の米国株
NYダウ 34,395.01 ▼194.76 -0.56%
ナスダック 11,482.449 △14.453 +0.12%
S&P500 4,076.57 ▼3.54 -0.08%
米国10年債利回り 3.509% ▼0.096%
NY原油 81.40ドル
ドル円 135.24-135.26

12/1(木)の米国株は高安まちまち
NYダウは、前日11/30の大幅高の反動から3営業日ぶりに反落
2日発表、11月米国雇用統計を控えて利益確定や持ち高調整の売りが
優勢になりました。
長期金利が3.5%水準まで下がり、前日大幅高になった
ハイテク株比率の高いナスダック指数は小幅ながら続伸しました。
1日午前、サプライマネジメント協会(ISM)発表した
11月米国製造業景況感指数の悪化(49.0に低下)も相場の重しとなりました。
好不況の節目である50を下回りました。

12月2日(金)東京マーケット
日経平均株価
 前場
寄付 27983.18(9:00)▼332.90
高値 27983.18(9:00)▼332.90
安値 27662.12(10:58)▼563.96
前引 27679.84(11:30)▼546.24
後場
寄付 27711.37(12:30)▼514.71
高値 27777.90(15:00)▼448.18
安値 27698.61(13:14)▼527.47
大引 27777.90(15:00)▼448.18 -1.59%

TOPIX
1969.34(9:00)
1969.34(9:00)
1945.48(11:06)
1953.98(15:00)
前日比▼32.48 -1.64%

値上がり銘柄数 167
値下がり銘柄数 1637 全面安
新高値銘柄数 9 新高値銘柄数急減
新安値銘柄数 24

騰落レシオ25D 101.5
日経平均25日移動平均乖離率 -0.24% 陰転
TOPIX25日移動平均乖離率 -0.37% 陰転

 前場
米国の景気悪化懸念から米国長期金利は低下しており
為替市場で円相場が1ドル135円台前半まで円高ドル安が進行し
輸出関連株中心に売りが広がり、日経平均は大幅反落で始まりました。
寄付 27983.18(9:00)▼332.90
高値 27983.18(9:00)▼332.90
日経平均は安寄り後も短期筋の先物売りに押され下げ幅を拡大し
27,700円を割り込み▼563.96円値下がりしました。
安値 27662.12(10:58)▼563.96
前引 27679.84(11:30)▼546.24
後場
寄付 27711.37(12:30)▼514.71
後場の取引も安値水準での一進一退となりました。
安値 27698.61(13:14)▼527.47
後場は日銀ETF買いの思惑もあり、売り一巡後は
さらに売り崩す動きは見られず、大引けにかけては買戻しが入り
下げ幅をやや縮小して引けました。
高値 27777.90(15:00)▼448.18
週末12/2(金)日経平均は大幅安で反落して引けました。
大引 27777.90(15:00)▼448.18 -1.59%

10月に151円台まで過度な円安が進みましたが、直近では米国長期金利低下から
急速に円高が進みました。
自動車関連など輸出関連株売りが一気に進みました。
12/2(金)前引け時点、TOPIX下落率が2%を超えたため
午後日銀ETF買いの思惑から、前場安値を下回ることはなく、大引けにかけて
短期筋の買戻しが入り後場の高値で引けました。
11月米国雇用統計発表を控え、株価指数先物を売っていた短期筋の一部が
手仕舞いの買い戻しを入れた模様。
業種別TOPIXは、33業種すべてが値下がりし、医薬品や不動産業の下げが
目立ちました。
欧州系長期投資家がディフェンシブ株の一角に売りを出していた模様。
英国経由欧州系=オイルマネーが多く含まれます。

週末12/2(金)の主要国株 
日経平均先物 27,700円▼60円 先週末28,360円△30円
NYダウ 34,429.88ドル△34.87ドル+0.10% 先週末 34,347.03△152.97
ナスダック 11,461.497▼20.952 -0.18% 先週末11,226.356▼58.962
S&P500 4,071.70▼4.87 -0.11% 先週末4,026.12▼1.14-0.02%
10年債利回り 3.493%▼0.016% 先週末 3.686%▼0.012%
NY原油 80.34ドル▼0.88ドル 先週末76.55ドル▼1.39ドル
ドル円 134.24円-134.26円 先週末139.05円-139.07円
上海総合指数 3,156.1442▼9.3269-0.29% 先週末3,101.6932△12.3836
欧州市場 
ドイツDAX 14,529.39△39.09+0.26% 先週末14,541.38△1.82
イギリスFTSETM100 7,556.23▼2.26-0.02% 先週末7,486.67△20.07
フランスCAC 6,742.25▼11.72-0.17% 先週末40 6,712.48△5.16

週末12/2(金)米国株は高安まちまち
朝方は売りが先行し、NYダウは350ドル超値下がりしました。
11月米国雇用統計は、非農業部門の雇用者数が前月比26万3000人増加
伸びは市場予想20万人増加を上回りました。
長期金利が上昇したものの、その後3.4%台後半まで低下したため
NYダウは切り返しに転じプラス圏に浮上しました。
ハイテク株比率の高いナスダック指数、S&P500指数は反落したものの
下げ率は小幅に留まりました。

週末12/2(金)は、久々に短期筋の先物主導で、大きく値下がりしました。
それに加えて、欧州系の投資家の実需売りが出たとのことです。
日経平均、TOPIXともに11/24高値を付けた後、相場の潮目が変化してきましたが
特に、全体相場の値動きを表すTOPIXの下げが気になるところです。
短期筋の先物売り、長期運用の海外投資家の実需売りが出て週末大きく売られました。
以下の日足チャートの連動性をご覧ください。
11月末にかけて外国人買いが入っていた時価総額上位企業、メガバンク2行、商社株です。
日経平均 直近高値11/24高値28502.29円
TOPIX 直近高値11/24高値2023.39

7203トヨタ自動車 直近高値11/28高値2070円 
6758ソニーG 直近高値11/25高値11705円
8306三菱UFJFG 直近高値11/28高値767.7円
8316三井住友FG  直近高値11/28高値4816円
8001伊藤忠商事 直近高値11/24高値4414円 
8058三菱商事 直近高値11/24高値4723円 
8031三井物産 直近高値11/28高値4059円 
 
日本市場のメインプレーヤーは海外投資家で、その比率は65%~70%を占めていますが
長期保有の海外投資家の実需買いは続かず大半が短期筋の先物買いです。
短期筋の買いは、外部要因に連動し、上値が重いと判断すると一気に
「ドテン売り越し」に転じます。
日本株の過半数の売買シェアを短期筋のAIによる売買が占有しているため
先物売りに転じ、相場が崩れだすとトレンドに追随して売りが広がり相場は崩れます。
日々のブログでご説明していますが、下げに転じると様子を見ているうちに
大きく崩れ、身動きが取れなくなるのが今の日本株相場です。

11月月末の上昇局面では、すべての悪材料がなくなったかのように
様々な悪材料に株価は反応しなくなっていますが、様々な悪材料は
全く解消されておらず、短期筋の買い上がりで一時的に反応しなくなっただけです。
全体相場の値動きを表すTOPIXの12月月初の値下がりと時価総額上位企業
メガバンク2行、商社株の外国人投資家の実需売りが気がかりです。

12月2日(金)
日経平均終値 27777.90円 ▼448.18円 -1.59%
日経平均先物 27,700円 ▼60円 

全体相場の値動きを表すTOPIX上昇波動の日柄と値幅
10/3安値1815.30~11/24高値2023.39 日柄35営業日 値幅208.09
6/20安値1808.77~8/17高値2006.99 日柄40営業日 値幅198.22

日経平均の日柄と値幅
10/3安値25621.96円~11/24高値28502.29円 日柄35営業日 値幅2880.33円
6/20安値25520.23円~8/17高値29222.77円 日柄40営業日 値幅3702.54円

10/3に始まったリバウンド相場は、11/24戻り高値迄順調に上昇し続けましたが
12/2(金)短期筋の先物主導で大きく売り崩されました。
日経平均の上昇よりもTOPIXの上昇の方が大きく8/17高値を超えた分
11/25(金)~12/2(金)の下げが大きくなりました。
11/24高値28502.29円 8/17高値29222.77円
11/24高値2023.39 8/17高値2006.99 
日足チャートでご確認ください。

TOPIXの上昇=全体相場(個別株物色)の底上げ
多くの上昇銘柄は、11/24,11/25,11/28に戻り高値を付けています。
11/24(木)新高値銘柄数164銘柄 新安値銘柄数0
11/25(金)新高値銘柄数154銘柄 新安値銘柄数0
11/28(月)新高値銘柄数122銘柄 新安値銘柄数0
週末12/2(金)は全面安になり、相場の潮目の変化が急速に現れました。
12/2(金)新高値銘柄数9」銘柄 新安値銘柄数24銘柄

12/5(月)以降は、米国株、米国長期金利、ドル円相場に短期筋のAIが
どのように連動するか?

そして、年内相場の重要イベント
12/13(火)米国11月のCPI発表
12月13日(火)、14日(水)米国FOMC 
利上げ率+0.75%ではなく+0.5%を市場は織り込んでいます。
12/14(水)の米国株相場を12/15(木)の日本市場が連動します。



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次回の更新は、12/5(月)13時までに更新いたします。

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k124816

Author:k124816
株式投資を始めて半世紀近くになります。
様々な暴落やショック安を何とか乗り越えて生き残ることができました。
激動の新時代の投資2022年、2023年相場は、かつて経験したことのないAI主導の
新しい時代になりました。
株式投資で儲けるということは、市場を占有する短期筋のAIに
勝たなければなりません。
今まで以上に売られすぎの超一流株の底値圏での買いに
投資資金を分散投資して、生き残りを図ります。
日々変化する相場の中から、売られすぎの銘柄を中心に掲載しますのでご参考になさってください。

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