2017-06

月初めは軟調の習性

6月30日(木)20:15

大引け

日経平均株価

15752.71(9:00)

15781.69(9:07)

15575.92(15:00)

15575.92(15:00)

前日比△9.09 +0.06%

TOPIX

1262.42(9:00)

1264.40(9:06)

1245.82(15:00)

1245.82(15:00)

前日比▼1.87 -0.15%


値上がり銘柄数 861


値下がり銘柄数 968


新高値銘柄数 49


新安値銘柄数 8


騰落レシオ25D 94.0


日経平均25D乖離率 -3.77


TOPIX25D乖離率 -4.02


日経平均株価は小幅高で4日続伸

前日の欧米株高を背景に買い先行で始まりました

寄付 15752.71(9:00)△185.88

高値 15781.69(9:07)△214.86

本日で4連騰になるため上値では売りが出やすく
買い一巡後は上げ幅を縮小しました
大引けにかけて月末特有のドレッシング買いに
売りを浴びせる動きが見られ前日終値付近まで
下押しました

安値 15575.92(15:00)△9.09

日経平均株価は小幅高で4日続伸
TOPIXは4日ぶりに小反落して引けました

大引 15575.92(15:00)△9.09


イギリス市場(FTSE100指数)は、ブリグジット(Brexit)前の
水準を回復しました。
欧米主要株価は順調に戻る反面、日本市場の戻りは控えめになっています。
日本では、国内機関投資家も個人投資家も海外短期筋の動きを見ながらの
投資になっているため、海外短期筋が相場をけん引してこない限り
主力株、インデックスの大幅な上昇は望めません。
イギリスショックでイギリス経済は低迷が予想され、EU主要国も
GDPが押し下げられると連日報道されていますが、その影響を
もろに受ける国の株価が勢いよく戻り、世界一売られた日本市場は
限定的な戻りにとどまっています。

メインプレーヤーの海外短期筋は、円高=日本株売り 円安日本株買いの
基本的スタンスを取っており、現在の円の高止まり、円の独歩高では
日本株を大きく買い上がる根拠はありません。
今月の米国FOMCでは利上げは望めず、次の利上げの時期も読みづらい状況です。
円の先高観が今後も続くため、世界の投資資金は日本株は買えないという
方向性になっています。
張本人のイギリスが、ショック安前の水準に全値回復、それに対し日本市場の弱さは
際立っており情けなく感じます。

6/30 月末のドレッシング買い
明日からは7月相場に入ります。
欧米主要国株価と為替水準次第ですが、日本市場は
6/27以降の4連騰で戻りのある程度の部分は到達感が出ています。
本日は朝方ドレッシング買いが入ることを前提にもう少し上昇するかと
考えていましたが、一部の外国人投資家がドレッシング買いに対し
売り玉を出してきたようです。
比較的安全に戻り高値で売れるチャンスだからです。

今年の相場は歴史に残る波乱相場になっています。
その大きな特徴は、月の前半安、月中~月末堅調ということです。
産油国政府系ファンドの大きな売りは一巡しましたが
現在も売り越しが続いています。
1バーレル26ドル水準の大底から50ドル水準まで戻りましたが
産油国はこの水準では自国の経済が正常に回りません。
資源の無い日本は今まで赤字国債に頼り、歳入よりも歳出の方が極めて高い
放漫財政により世界一の借金大国になりました。
産油国は今まで世界中に投資していたオイルマネーを引き揚げ国の
歳入減に充てていますが、世界的巨大市場の日本の優良企業に対しても
産油国ファンドの売りが続いています。
月末堅調で翌月前半が軟調の背景はここにあります。
月末に残高を確定し、その時点で翌月どのくらい売るかを算段し
月前半に株式を売却しているようです。
産油国によっても国力が異なるため一概に1バーレル何ドルであれば
株式を売却しなくて済むとは言えませんが、少なくても50ドル水準では
すべての産油国経済は赤字になります。
原油価格が50ドル水準では、今後もこの現象は続きますので
月後半堅調で翌月前半は軟調になる日本市場の特性を
頭の片隅にとどめておくことは大切です。

そのことを考えると明日からの7月相場は産油国政府系ファンドの
売りが優勢になる可能性が高く、メインプレーヤーの海外短期筋が買い向かえば
上昇し、メインプレーヤーが売り越せばオイルマネーの売りでした方向に
振れることになるでしょう。
6/24安値14864.01円で底が入っていますので、7月前半の下値は限定的になる見込みです。

本日で2016年前半相場が終わり、明日からは年後半相場になります。
年初の歴史に残る暴落、そして直近のブリグジット(Brexit)イギリスショック
半年間に2度の暴落に見舞われました。
明日からの後半相場も不確定要因が多く、簡単に上昇するとは考えにくく
主要証券会社の年内の想定レンジは大きく下方修正になりました。
野村証券 年内想定株価 15,250円~17,250円

アベノミクス相場は、円安政策で株高を誘導してきました。
GPIFを始めとする公的資金は、年金財政の運用ではなく
株価買い支えに投入され、その結果海外短期筋の餌食になってしまいました。
今後は大きな買い主体がないまま、為替と世界情勢を横目に、今まで以上に
海外短期筋に振り回されやすい相場となるでしょう。
海外短期筋が買えば上がり、売ってくれば下がり
大規模に売り仕掛けしてくれば暴落になります。
半年で2回の暴落に見舞われたため、次の暴落までは時間がありそうです。

日経平均株価短期的レンジ
下値 15,000円割れ水準はかなり頑強な下値になっています。
戻りメド①15,500円前後(6/29到達)
戻りメド②16,000円水準(ここから上は海外短期筋次第です)

7月は為替の動向と米国、中国が日本株に大きく影響すると考えます。
現実的に考えますと日経平均株価の居心地の良い水準は
15500円前後
15,400円~15,800円くらいと考えます。

アベノミクス相場は円安株高で15年8月に事実上終わりました。
現在の為替水準では、円高=株安の流れは仕方ありません。
そのため目先は、15800円以上を買うとなかなか儲からないということになりそうです。
16年4-6月期は減額修正の可能性が高く、いったんその数字を見てからでないと
上値を買う人はいないでしょう。

7月相場も難しい相場展開となりそうです。
中途半端な水準を買わないことです。



次回は、7/1(金)16:00頃更新いたします。

日本株株価見通し6/29日経新聞より抜粋
野村証券 
従来予想年内 17,500円~20,000円
直近修正年内 15,250円~17,250円
みずほ証券
従来予想年内 15,000円~19,000円
直近修正年内 14,000円~19,000円
大和証券
直近修正当面 14,500円~16,500円
シティーグループ証券
直近修正当面 14,000円~16,500円

日経平均株価短期的レンジ
下値 15,000円割れ水準
戻りメド①15,500円前後
戻りメド②16,000円水準
短期的には、日経平均株価16,000円を超えて大きく上がる可能性は
極めて低く、中途半端な水準での買いは控えた方が良いと思います。
本格買いの時期はまだ先になりそうです。
6/22(水)打診買いで種玉を仕込みました。

これからの重要イベントと不安要因
①欧米株の一段安のリスク
②中国経済不安の再燃
③米国経済の頭打ち(欧州経済の頭打ち)
④7月の米国FOMCと日銀政策会合の行方
⑤ギリシャなどの金融不安の再燃
⑥参議院選挙の与党の選挙結果
⑦7/29GPIFで巨大損出発覚による地合い悪化のリスク
⑧税収減により財政出動は限定的に

市場の期待
①日銀追加緩和
②秋の財政出動の規模10兆円超(税収減の為限界説も)


東証1部上場企業のEU向け売上比率は4.5%程度です。
電機、精密、機械関連企業は、10%超と算出されているため
イギリスのEU離脱の影響が落ち着くまでは
電機、精密、機械関連企業の売り圧力が大きいため
値ぼれ買いは危険です。
欧米の銀行株が暴落しています。
日本のメガバンクは健全ですが、機関投資家のリバランスにより
今後も証券、銀行、保険セクターは注意が必要です。
売られすぎの戻りはあるでしょうが、上値余地は極めて低くなります。

米国の対日ドル安政策、日本の対ドル為替介入の制限
米国利上げ確率の低下、等様々な円高要因があるため
当面円安にはなりにくく、輸出関連銘柄はもうしばらく
弱含みとなりそうです。
買ってはいけない業種として、電機、精密、機械があげられます。

7月のイベント
7/8米国雇用統計 前回が急速に悪化したため今回の指標は重要
7/10参議院選挙 自民が苦戦すると日本株売り要因
        (海外投資家は政局に敏感です)
公的資金の株価買い支えは選挙までかもしれません
7/15 中国4-6期GDP発表
7/18~7/21 米国共和党代議員大会(オハイオ州クリープランド)
7/24 クリントンキャッシュ米国で上映(クリントン叩き)
7/25~7/28 米国民主党代議員大会(ペンシルバニア州フィラデルフィア)
7月から大統領選挙が本格的に始まります。
トランプ氏優勢となれば日本にとっても株式市場にとっても逆風となります。
7/26~7/27 米国FOMC
7/28~7/29日銀金融政策決定会合(展望レポート中間評価)

7月 米国4-6月期決算発表 減額修正予想(米国株リスク要因)
7月 ギリシャ債務の行方
7/29 GPIF2015年度実績発表
  通常7月上旬発表ですが、参議院選挙前は避け7/29になりました。
  現時点での大手証券の試算では、5兆円を超えるマイナスになる見込み。
  この規模はリーマン以来のマイナスになるため、国内で議論が予想され
  7/10参議院選挙苦戦となれば、GPIF運用損出をはやし立てて
  海外短期筋の売り要因になる可能性あり
7/29 米国4-6期GDP発表
7/29 ユーロ圏GDP発表

証券3社の今年度企業業績見通し(6/9)
野村、大和 下方修正
想定レンジが108円~110円の為、直近の円高が続くと再減額修正必必至

野村 16年度経常増益率2.9%増益予想 (前回予想7.2%)
ドル円相場108円前提
17年度経常増益率11.4%増益予想

大和 16年度経常増益率2.6%増益予想 (前回予想4.1%)
ドル円相場110円前提
17年度経常増益率8.6%増益予想

日興 16年度経常増益率6.0%増益予想 (前回予想5.9%)
ドル円相場110円前提
17年度経常増益率9.7%増益予想


2016年IMF世界経済見通し(4/12改定)
世界の成長率3.2%に減速
イギリスEU離脱後は再減額修正

世界全体2016年3.2%▼0.2% 2017年3.5%▼0.1%
日本2016年0.5%▼0.5% 2017年ー0.1%▼0.4% 

米国2016年2.4%▼0.2% 2017年2.5%▼0.1%
ユーロ圏2016年1.5%▼0.2% 2017年1.6%▼0.1%
中国2016年6.5%△0.2% 2017年6.2%△0.2%
インド2016年7.5%±0 2017年7.5%±0
ロシア2016年ー1.8%▼0.8% 2017年0.8%▼0.2%
ブラジル2016年ー3.8%▼0.3% 2017年0.0%±0

日本2016年成長率アジア向け輸出減、個人消費停滞で0.5%予想
2017年は消費増税で個人消費低迷でー0.1% マイナス成長予測
世界経済は減速中、高止まりしている米国株の下落リスク
中国経済下振れリスクを頭の片隅にとどめておくべきでしょう。

為替水準と外部要因で海外短期筋がどのような策を取るかで大きく変わってきます。

2/12日経平均EPS1152.86円日経225PER12.97倍
2/19日経平均EPS1148.72円日経225PER13.90倍
2/24日経平均EPS1155.83円日経225PER13.77倍
2/26日経平均EPS1151.38円日経225PER14.06倍
2/29日経平均EPS1150.52円日経225PER13.93倍
3/2 日経平均EPS1154.14円日経225PER14.51倍
3/4 日経平均EPS1151.20円日経225PER14.78倍
3/7 日経平均EPS1155.93円日経225PER14.63倍
3/11日経平均EPS1159.40円日経225PER14.61倍
3/16日経平均EPS1173.08円日経225PER14.47倍
3/18日経平均EPS1169.57円日経225PER14.30倍 
3/25日経平均EPS1131.25円日経225PER15.03倍 
4/1 日経平均EPS1119.40円日経225PER14.44倍
4/5 日経平均EPS1118.98円日経225PER14.06倍
4/8 日経平均EPS1104.85円日経225PER14.32倍
4/13日経平均EPS1103.86円日経225PER14.84倍
4/15日経平均EPS1103.86円日経225PER14.84倍
4/19日経平均EPS1097.88円日経225PER15.37倍
4/22日経平均EPS1098.97円日経225PER15.99倍
4/27日経平均EPS1111.21円日経225PER15.56倍
4/28日経平均EPS1092.14円日経225PER15.26倍
5/6 日経平均EPS1091.24円日経225PER14.76倍
5/10日経平均EPS1098.49円日経225PER15.08倍
5/12日経平均EPS1140.94円日経225PER14.59倍
5/13日経平均EPS1191.88円日経225PER13.77倍
5/17日経平均EPS1195.46円日経225PER13.93倍 
5/20日経平均EPS1193.75円日経225PER14.02倍 
5/25日経平均EPS1190.15円日経225PER14.08倍
5/30日経平均EPS1192.73円日経225PER14.31倍
6/2 日経平均EPS1192.41円日経225PER13.89倍
6/8 日経平均EPS1195.38円日経225PER14.08倍
6/10日経平均EPS1198.65円日経225PER13.85倍
6/15日経平均EPS1198.76円日経225PER13.28倍
6/20日経平均EPS1198.60円日経225PER13.32倍
6/28日経平均EPS1198.99円日経225PER12.78倍日経平均PBR1.04倍 

6/28日経225PER13.32倍
15323.14÷12.78=1198.99
日経平均PERは日経新聞投資指標から抜粋

以前から6月~7月以降世界同時株安に注意と
お伝えしておりましたが、イギリスのEU離脱で大波乱になりました。
為替が急速に円高進行(円の独歩高)になったため
しばらく日経平均PERは一時的に機能しなくなり
当面は、日経平均PBRの方が株価判断の目安になります。
日経平均PBR1倍水準の目安として14600円台
これが目先のレンジ下限と想定されます。

2015年9月以降
日経225PER
レンジ上限 11/19 15.73倍  12/30 15.57倍 2016/4/22 15.99倍
レンジ下限 1/21 13.32倍 2/12 12.97倍

17/3期減収増益予想になりましたが、為替変動による下振れの場合
今後の2017/3期減益分を加味(為替次第 -8%として)
1198.99×0.92=1103.07

円高進行による減益の場合
中長期日経平均株価レンジ 日経225PER12.97倍~15.99倍
1103.07×15.99=17638.09
1103.07×12.97=14306.82

2016年後半(7月~12月)日経平均想定レンジ
レンジ上限値 17638.09円
レンジ下限値 14306.82円

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プロフィール

k124816

Author:k124816
1974年高校1年で株式投資を始める。
順調に儲かったが、大学時代に仕手株投資で、8ケタの損出。その後30歳代で10ケタ近くの損出。
その苦い経験から 
「株式投資勝利の法則」と「秘伝指数表」を使って勝ち続ける法則を実践。

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